39.寒露の曲~甘い中には冷たさも潜む~(104.
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そんな事を空中ステージで話している嵐山達に「遊んでいないで仕事してください!!」や「……あ、きちんと"見せパン"穿いているのか。残念残念」と下から文句が飛んでくる。(因みに後者が太刀川の発言で、それを聞いたメンバー全員が彼目掛けて発砲・狙撃・砲撃をしており、悲鳴を上げながら回避している)
そんなセクハラ発言を聞いて顔を赤くさせている柚紀に「……コレ、動かせたりする?多分このままじゃ戦いづらいでしょ?」と嵐山に言われて、小さく頷くと意識を集中させ……"上にと"上昇させていく。速度はあまりないがいきなり動いた事により、体制を三人とも崩し、今比較的に木虎の側に居た時枝が彼女を支える姿を見て……"胸の奥底に痛み"を感じで表情が暗くなる柚紀
『(……"まただ"。さっきの風だって"視界に佐鳥くんと木虎ちゃんが一緒に映った"のを見て思わず……だった。何で、だろう?原因は、……木虎ちゃん??でも、嵐山さんの時は平気だったよ???)……どうして、なの?(ギュッ!)分からない、よ』
「……(ナデナデ)」
泣きそうで不安げながらも、"浮遊するイメージ"はかなり明細に出来ているらしく操作に影響は出していない柚紀。そんな少女の側に居る嵐山にも"心の声"が聞こえているのか、かなり複雑な表情を浮かべながら理解した。……【柚紀の悩みの種はナニかを。そしてその原因や理由を】
そしてステージ移動で生じる負荷に慣れた佐鳥が柚紀達の側に寄ってくると「……(サワッ)大丈夫?」と少女に訊ねる。これに対して『……(フワッ)平気だよ、嵐山さんが支えてくれているから』と些か検討違いな回答をされたが、柚紀が笑ったのでとりあえずこれで良いかと納得させる佐鳥であった。……それを見て嵐山は気持ちを切り換える為にこんな質問をする
「時に、君が此処に賢を招こうとした理由は……(スッ)あの遠方に居るバンダーに気づいたからだよね?だが、……かなりの距離があるけどスナイパーの射程で彼処まで届くか??」
『…………普通なら難しいですが、そこは私の出番な訳です!!……多分、あのバンダーが居る地域を担当する部隊には"スナイパーが居ない"。そのせいで対処されていない気がします。……バンダーにも"砲撃が強化された亜種"が居るのが確認された以上、放置は危険です。そんな訳で
‐ ピタッ ‐
(…トン)……狙い定めるのは宜しくね?私が出来るのは"射程延長だけ"だからさ』
「!!…(ニッ!)お安いご用だよ!!つまり佐鳥は標準を合わせて引き金を引けば良いだけでしょ?!(スチャッ!)楽勝だよ!!」
木虎を助ける際に、空中居る時に"視界の片隅"にバンダーの姿を視認していた嵐山は柚紀がステージ維持していた理由を察したのだった。この周辺の建物の高低差が激しく"グラスホッパーなし"では狙撃ポイントに行くのも一苦労なのだ。が、慣れていないグラスホッパーでそれを補助するのも不安だが"移動先"が分かってしまえば待ち伏せされる可能性もあるのを柚紀が危惧したからだ
そして見つけたバンダーはどう考えても射程外。だが敵を放置して良い理由はないのだ、だから"歌姫効果"で射程を伸ばせばと考えた柚紀は"佐鳥が無理せず狙える高さまでステージを動かして尚且つ、触れて臨時接続して"更に精度を上げる事にしたのだった。……少女に触れられて一瞬胸が高鳴る佐鳥だが、今は戦闘中と切り換えて遠方のバンダー、その弱点を見つめる事のみに集中する。そして柚紀も再び集中させるのであった
~ 伝えたいなあ さけびたいなあ
この世に(‐ ドーン!! ‐)一つだけの存在である私 ~
〔おー!?佐鳥くんの狙撃が見事にバンダーに命中~!!……したのは良いが、他のバンダーにも此方に気づいちゃったな~。………数は五体だ、……いけそうかい?歌姫ちゃんや〕
『五体っ!!(…ドクン、ドクン……ポン!)!?だ、大丈夫、です!(スーハー)……佐鳥くん!ツインご用を!!「(キイィン…スチャッ!?)OK!何時でもいけるよ!!」……嵐山さん!時枝くん!木虎ちゃん!!手伝って下さい!!……あちらの射程に入る前に、敵を潰します!?』
「「勿論!?/了解!!」」
「えっ!??ま、待ってくださいっ!!佐鳥先輩は分かりますが私達ガンナーの銃ではあの距離まで届きません!!?それに、……今度は四人同時に何て、……そんな奇跡、………起こせる筈なんて…」
"複数居た"内のバンダーを見事に撃沈させたが、やはり射角からこちらの居場所を割り出したのか残りが此方に体を向けてくる。……その数にトラウマを感じる柚紀を佐鳥は肩を叩いて【オレ達が居るから大丈夫】と笑いかければ直ぐに対処に移行する。"佐鳥のツインや自分の補助があればこの四人で敵を倒せる"そう考える柚紀と賛同する三人。が、……木虎は自信がないのだ。確かに柚紀の…歌姫の能力を借りれば可能かも知れないが自分のトリオンや経験が浅い事、何より……【当たるイメージ】が出来ないのだ。それに対してどう返答しようかと考えていると
〔!?五体のバンダー、砲撃体制に入りました!?〕
《狙いはお前達だが、……コレで狙いが定まりやすくなるであろう。のぅ、……歌姫よ》
『???……!!……(あっ!成る程!!なら……)…言実さん!バンダー各自の"砲撃予想射線"割り出しと、適したシールド展開位置情報……を貰ってもそこにピンポイントで張れる自信ないから"遠隔で五枚"そちらで設置して下さい!!《……シールドは分散すると強度が下がる、…見誤るなよ?》……私がそんなヘマする訳ないですよ?で、皆さんは【私が張ったシールドを撃って下さい!!】……説明は省きます!?ってかヤれば分かりますから!!?(ポン!‐ 臨時接続 ‐)((落ち着いて木虎ちゃん、大丈夫。…的が近くなり大きくなれば、貴女だって平気でしょ?普段通りに撃てば良いから、ね?))』
「!……(コクリ)(この人を、私は知っている。一応嵐山先輩から聞いたけど、……普段の声と歌っている時のが些か違うし、戦闘音で会話の声が掻き消されていたから確信は無かった。でもこんな状況でも他人を気遣う心遣い、間違えない。……この方は)」
綾辻から持たされた攻撃予告を聞いても言実は冷静さを失わず、意味深な物言いをする。その意図を察した柚紀は"自分が出来ない高度な技術"は言実に一任し、此方はトリオンと共にイメージを練り始める。そして嵐山隊にはシンプルで先程よりは簡単ながら"奇想天外"な指示を出す。……全員が理由や意図を掴めない中、"言実の策を柚紀が察した"と各自で解釈してとりあえず武器を構える。そして、未だに自信がない木虎を内部通話で励まし、……密かにトリオンまで分け与える柚紀。それで木虎は確信したのだ………この鮮やかな緑色の髪色をさせた歌姫と呼ばれる少女の正体を。それを確認する間もなく、……歌姫は歌う体制を整え、そして
そんなセクハラ発言を聞いて顔を赤くさせている柚紀に「……コレ、動かせたりする?多分このままじゃ戦いづらいでしょ?」と嵐山に言われて、小さく頷くと意識を集中させ……"上にと"上昇させていく。速度はあまりないがいきなり動いた事により、体制を三人とも崩し、今比較的に木虎の側に居た時枝が彼女を支える姿を見て……"胸の奥底に痛み"を感じで表情が暗くなる柚紀
『(……"まただ"。さっきの風だって"視界に佐鳥くんと木虎ちゃんが一緒に映った"のを見て思わず……だった。何で、だろう?原因は、……木虎ちゃん??でも、嵐山さんの時は平気だったよ???)……どうして、なの?(ギュッ!)分からない、よ』
「……(ナデナデ)」
泣きそうで不安げながらも、"浮遊するイメージ"はかなり明細に出来ているらしく操作に影響は出していない柚紀。そんな少女の側に居る嵐山にも"心の声"が聞こえているのか、かなり複雑な表情を浮かべながら理解した。……【柚紀の悩みの種はナニかを。そしてその原因や理由を】
そしてステージ移動で生じる負荷に慣れた佐鳥が柚紀達の側に寄ってくると「……(サワッ)大丈夫?」と少女に訊ねる。これに対して『……(フワッ)平気だよ、嵐山さんが支えてくれているから』と些か検討違いな回答をされたが、柚紀が笑ったのでとりあえずこれで良いかと納得させる佐鳥であった。……それを見て嵐山は気持ちを切り換える為にこんな質問をする
「時に、君が此処に賢を招こうとした理由は……(スッ)あの遠方に居るバンダーに気づいたからだよね?だが、……かなりの距離があるけどスナイパーの射程で彼処まで届くか??」
『…………普通なら難しいですが、そこは私の出番な訳です!!……多分、あのバンダーが居る地域を担当する部隊には"スナイパーが居ない"。そのせいで対処されていない気がします。……バンダーにも"砲撃が強化された亜種"が居るのが確認された以上、放置は危険です。そんな訳で
‐ ピタッ ‐
(…トン)……狙い定めるのは宜しくね?私が出来るのは"射程延長だけ"だからさ』
「!!…(ニッ!)お安いご用だよ!!つまり佐鳥は標準を合わせて引き金を引けば良いだけでしょ?!(スチャッ!)楽勝だよ!!」
木虎を助ける際に、空中居る時に"視界の片隅"にバンダーの姿を視認していた嵐山は柚紀がステージ維持していた理由を察したのだった。この周辺の建物の高低差が激しく"グラスホッパーなし"では狙撃ポイントに行くのも一苦労なのだ。が、慣れていないグラスホッパーでそれを補助するのも不安だが"移動先"が分かってしまえば待ち伏せされる可能性もあるのを柚紀が危惧したからだ
そして見つけたバンダーはどう考えても射程外。だが敵を放置して良い理由はないのだ、だから"歌姫効果"で射程を伸ばせばと考えた柚紀は"佐鳥が無理せず狙える高さまでステージを動かして尚且つ、触れて臨時接続して"更に精度を上げる事にしたのだった。……少女に触れられて一瞬胸が高鳴る佐鳥だが、今は戦闘中と切り換えて遠方のバンダー、その弱点を見つめる事のみに集中する。そして柚紀も再び集中させるのであった
~ 伝えたいなあ さけびたいなあ
この世に(‐ ドーン!! ‐)一つだけの存在である私 ~
〔おー!?佐鳥くんの狙撃が見事にバンダーに命中~!!……したのは良いが、他のバンダーにも此方に気づいちゃったな~。………数は五体だ、……いけそうかい?歌姫ちゃんや〕
『五体っ!!(…ドクン、ドクン……ポン!)!?だ、大丈夫、です!(スーハー)……佐鳥くん!ツインご用を!!「(キイィン…スチャッ!?)OK!何時でもいけるよ!!」……嵐山さん!時枝くん!木虎ちゃん!!手伝って下さい!!……あちらの射程に入る前に、敵を潰します!?』
「「勿論!?/了解!!」」
「えっ!??ま、待ってくださいっ!!佐鳥先輩は分かりますが私達ガンナーの銃ではあの距離まで届きません!!?それに、……今度は四人同時に何て、……そんな奇跡、………起こせる筈なんて…」
"複数居た"内のバンダーを見事に撃沈させたが、やはり射角からこちらの居場所を割り出したのか残りが此方に体を向けてくる。……その数にトラウマを感じる柚紀を佐鳥は肩を叩いて【オレ達が居るから大丈夫】と笑いかければ直ぐに対処に移行する。"佐鳥のツインや自分の補助があればこの四人で敵を倒せる"そう考える柚紀と賛同する三人。が、……木虎は自信がないのだ。確かに柚紀の…歌姫の能力を借りれば可能かも知れないが自分のトリオンや経験が浅い事、何より……【当たるイメージ】が出来ないのだ。それに対してどう返答しようかと考えていると
〔!?五体のバンダー、砲撃体制に入りました!?〕
《狙いはお前達だが、……コレで狙いが定まりやすくなるであろう。のぅ、……歌姫よ》
『???……!!……(あっ!成る程!!なら……)…言実さん!バンダー各自の"砲撃予想射線"割り出しと、適したシールド展開位置情報……を貰ってもそこにピンポイントで張れる自信ないから"遠隔で五枚"そちらで設置して下さい!!《……シールドは分散すると強度が下がる、…見誤るなよ?》……私がそんなヘマする訳ないですよ?で、皆さんは【私が張ったシールドを撃って下さい!!】……説明は省きます!?ってかヤれば分かりますから!!?(ポン!‐ 臨時接続 ‐)((落ち着いて木虎ちゃん、大丈夫。…的が近くなり大きくなれば、貴女だって平気でしょ?普段通りに撃てば良いから、ね?))』
「!……(コクリ)(この人を、私は知っている。一応嵐山先輩から聞いたけど、……普段の声と歌っている時のが些か違うし、戦闘音で会話の声が掻き消されていたから確信は無かった。でもこんな状況でも他人を気遣う心遣い、間違えない。……この方は)」
綾辻から持たされた攻撃予告を聞いても言実は冷静さを失わず、意味深な物言いをする。その意図を察した柚紀は"自分が出来ない高度な技術"は言実に一任し、此方はトリオンと共にイメージを練り始める。そして嵐山隊にはシンプルで先程よりは簡単ながら"奇想天外"な指示を出す。……全員が理由や意図を掴めない中、"言実の策を柚紀が察した"と各自で解釈してとりあえず武器を構える。そして、未だに自信がない木虎を内部通話で励まし、……密かにトリオンまで分け与える柚紀。それで木虎は確信したのだ………この鮮やかな緑色の髪色をさせた歌姫と呼ばれる少女の正体を。それを確認する間もなく、……歌姫は歌う体制を整え、そして