38.白黒の曲 (103.
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‐ ガラガラガラ!! ‐
「……マジで土竜って、建物お構いなしで柚紀ちゃん一直線なんだな(‐ ドドーン! ‐)って、…狙撃音?!!(それも二発ほぼ同時で、助っ人に出てくるとしたら)……増援は嵐山隊な訳か」
「お~い、出水~。感心してないで柚紀を一途に狙う土竜を始末できないか?……流石に瓦礫を掻い潜って姫様救助は無理だぞ?俺は」
「(ハッ)……流石にこの瓦礫の量を掻い潜ってバイパーを敵にだけ当てる自信は、俺にもないですよ。姐さんならまぁ………出来そうですが(‐ ダン!!……フワッ ‐)……へっ??と、とっきー??!」
柚紀が居た建物はバンダーよりもう少し高さのあるもので、よじ登るなら兎も角床や天井を貫通させて突貫するとは正直出水は思っていなかった。と言うより【柚紀が居ないと土竜はほぼ出現しないから、実体験した事がないのだ】……他の亜種なら大体狙われた経験はあるのだが。そんな珍しい(?)のを見て呆然としている部下に"どうやって柚紀を助けるか"と話し掛ける太刀川。これに対してあの瓦礫の雨に突撃するのも攻撃を繰り出すのも躊躇している二人の頭上を"誰かが通過"したので反射的に見ると、時枝であるのに驚きを隠せない出水。名を呼ばれて二人を一瞥するが声を掛けたり立ち止まる事なく、そのまま一直線に瓦礫の中に入っていきそして……
‐ ………スタン! ‐
「………(スッ)怪我とか、ない?」
『えっと、う、うん。ブレード攻撃はシールドで防げたし、触手みたいなのは狙撃で撃ち抜いてくれたお陰で捕まる事なかったから。あ、もう一体も伸ばしてきてたけど、そっちは弱点撃ち抜かれたから平気!?で、それをしたのは……「お助けを~出水センパ~イ!!コレ何とかして下さい~!!」……うん、やっぱり佐鳥くんだった訳か』
「……待て待て待て!!理解が追い付かないからっ!?姐さんの"増援"が嵐山隊を指すのは分かるけど、……何でお前達二人が先に来ているんだよ!!?嵐山さんは?あの新人はっ??でもって、……何で柚紀ちゃんはそれを平然と受け入れているのさ???いきなり現れたら普通驚かない???!で、……(キイィン)………佐鳥は学習しろっ!!無闇に攻撃して亜種を引いたらヤバいのを、な!!?(‐ ババババババ ‐)」
柚紀をお姫様抱っこした状態で瓦礫の中から無事に生還してきた時枝が、着地すると直ぐに解放して念のため体に問題ないかを確認する。……些か状況把握に戸惑いつつも建物が崩壊して時枝に保護されるまでの状況を説明し【二発の狙撃】から佐鳥も居ると判断し、時枝はそれについてきた的な感じで解釈をしたのだった。そんな"傍目から見たら"冷静な二人に思わずツッコミを入れる出水は、文句を言いながらも佐鳥を追い掛ける敵をきっちり片付けるのであった
そして出水に礼を言うのもソコソコに、柚紀に一直線に向かって駆け寄れば勢いそのままに抱き着き「良かったぁ~!!無事だったんだね~!!!」と"心配をしていたが安心した"のを全身でアピールする佐鳥。これに対して奇声を上げ、周囲を見た後に顔を赤くさせて『さ、佐鳥くんっ!!は、恥ずかしいからは、離してくだしゃいっ!?』と抗議。それでも離さず更には太刀川に「お熱いね~」と茶々を入れられ……柚紀のうっすら目尻に涙が溜まってきたのを見て流石にヤバいと判断して三人掛りで佐鳥を引き離す事態に。そして泣きそうな柚紀を出水があやし、太刀川と時枝が言実をネタにお説教をしている最中に
‐ ……タン!スタン!! ‐
「もう佐鳥先輩っ!!勝手な行動は控えてください!?スナイパーお一人じゃ敵と戦うのが困難だって事貴方だって知ってますよね?……あまり時枝先輩や嵐山先輩を困らせないで欲しいですよ全く」
「まぁまぁ木虎。……太刀川さん達が一緒だからと言っても彼女が絶対に安全かとは断言できない。だから賢は先行してしまったし、それをフォローする為に充も追随した。それが役に立ったかは分からないけど、何はともあれ……コチラ嵐山。太刀川隊及び歌姫と合流しました。次は"彼女のサポート"で構いませんか?言実さん」
《あぁ。"自分でやった事の尻拭い"は自分でするべき故にな。が、……その子に攻撃手段を持たせるのを上層部が禁じておる。済まないが少し手を貸してくれ。大体は太刀川達が始末する、お前達は取り零しを叩け。後、佐鳥は"そのまま"で戦え。ツインスナイプ時は位置がバレる状況の中で戦うのなら……"通常のスナイパーの基礎"を準ずる必要もなかろう。………自分のスタイルでその子を守れ。……ヒナ、行けるか?》
〔ち、ちょい待て言実っ!?今日その予定無かったから"システム"立ち上げてないから~!!〕
木虎が到着早々に佐鳥に詰め寄り苦言を漏らし、嵐山はそれを諌める。そして周囲を警戒しながら言実に次の指示を仰げば、的確な指示が飛んでくる。そして"歌姫"を円滑に発動させる為に巽に協力を要求するが、何やら戸惑っている様子。……そんなやり取りを"何処か寂しさと罪悪感を抱く表情を浮かべながら"見聞きしていた柚紀に出水から「……大丈夫?」と心配げに訊ねられて思考を切り換える
『(……木虎ちゃんが"二人と話している"のを見ると、時々だけど相変な感覚に見舞われるのは何でだろう?って……今はそれ所じゃないね)……陽菜さん、"伴奏なし"でやりますので"性能強化システム"だけ何とか立ち上げてください!?……今歌いたい曲は最新のデータでなければ入っていないので!?………(スーハー)…始めます!!綾辻先輩、柚宇先輩宜しくお願いします!!?』
〔〔〔了解(だよ~/しました!/~、気楽に行こうか~)〕〕〕
出水にうっすらと笑みを浮かべて距離を取り、集中し始める柚紀。……心の声が聞こえてしまった出水は【少女があの新人に対して抱いている感情】を理解し、複雑な気持ちになるが此方も思考を切り替えて戦闘体制に。そして再びサイレンやアナウンス、……ゲートが視界に現れると五人も戦闘体制に入り、柚紀は
~ I'm a dreamer ひそむパワー ~
"ゲート抑制"の為に再びその歌声を響かせるのであった
「……マジで土竜って、建物お構いなしで柚紀ちゃん一直線なんだな(‐ ドドーン! ‐)って、…狙撃音?!!(それも二発ほぼ同時で、助っ人に出てくるとしたら)……増援は嵐山隊な訳か」
「お~い、出水~。感心してないで柚紀を一途に狙う土竜を始末できないか?……流石に瓦礫を掻い潜って姫様救助は無理だぞ?俺は」
「(ハッ)……流石にこの瓦礫の量を掻い潜ってバイパーを敵にだけ当てる自信は、俺にもないですよ。姐さんならまぁ………出来そうですが(‐ ダン!!……フワッ ‐)……へっ??と、とっきー??!」
柚紀が居た建物はバンダーよりもう少し高さのあるもので、よじ登るなら兎も角床や天井を貫通させて突貫するとは正直出水は思っていなかった。と言うより【柚紀が居ないと土竜はほぼ出現しないから、実体験した事がないのだ】……他の亜種なら大体狙われた経験はあるのだが。そんな珍しい(?)のを見て呆然としている部下に"どうやって柚紀を助けるか"と話し掛ける太刀川。これに対してあの瓦礫の雨に突撃するのも攻撃を繰り出すのも躊躇している二人の頭上を"誰かが通過"したので反射的に見ると、時枝であるのに驚きを隠せない出水。名を呼ばれて二人を一瞥するが声を掛けたり立ち止まる事なく、そのまま一直線に瓦礫の中に入っていきそして……
‐ ………スタン! ‐
「………(スッ)怪我とか、ない?」
『えっと、う、うん。ブレード攻撃はシールドで防げたし、触手みたいなのは狙撃で撃ち抜いてくれたお陰で捕まる事なかったから。あ、もう一体も伸ばしてきてたけど、そっちは弱点撃ち抜かれたから平気!?で、それをしたのは……「お助けを~出水センパ~イ!!コレ何とかして下さい~!!」……うん、やっぱり佐鳥くんだった訳か』
「……待て待て待て!!理解が追い付かないからっ!?姐さんの"増援"が嵐山隊を指すのは分かるけど、……何でお前達二人が先に来ているんだよ!!?嵐山さんは?あの新人はっ??でもって、……何で柚紀ちゃんはそれを平然と受け入れているのさ???いきなり現れたら普通驚かない???!で、……(キイィン)………佐鳥は学習しろっ!!無闇に攻撃して亜種を引いたらヤバいのを、な!!?(‐ ババババババ ‐)」
柚紀をお姫様抱っこした状態で瓦礫の中から無事に生還してきた時枝が、着地すると直ぐに解放して念のため体に問題ないかを確認する。……些か状況把握に戸惑いつつも建物が崩壊して時枝に保護されるまでの状況を説明し【二発の狙撃】から佐鳥も居ると判断し、時枝はそれについてきた的な感じで解釈をしたのだった。そんな"傍目から見たら"冷静な二人に思わずツッコミを入れる出水は、文句を言いながらも佐鳥を追い掛ける敵をきっちり片付けるのであった
そして出水に礼を言うのもソコソコに、柚紀に一直線に向かって駆け寄れば勢いそのままに抱き着き「良かったぁ~!!無事だったんだね~!!!」と"心配をしていたが安心した"のを全身でアピールする佐鳥。これに対して奇声を上げ、周囲を見た後に顔を赤くさせて『さ、佐鳥くんっ!!は、恥ずかしいからは、離してくだしゃいっ!?』と抗議。それでも離さず更には太刀川に「お熱いね~」と茶々を入れられ……柚紀のうっすら目尻に涙が溜まってきたのを見て流石にヤバいと判断して三人掛りで佐鳥を引き離す事態に。そして泣きそうな柚紀を出水があやし、太刀川と時枝が言実をネタにお説教をしている最中に
‐ ……タン!スタン!! ‐
「もう佐鳥先輩っ!!勝手な行動は控えてください!?スナイパーお一人じゃ敵と戦うのが困難だって事貴方だって知ってますよね?……あまり時枝先輩や嵐山先輩を困らせないで欲しいですよ全く」
「まぁまぁ木虎。……太刀川さん達が一緒だからと言っても彼女が絶対に安全かとは断言できない。だから賢は先行してしまったし、それをフォローする為に充も追随した。それが役に立ったかは分からないけど、何はともあれ……コチラ嵐山。太刀川隊及び歌姫と合流しました。次は"彼女のサポート"で構いませんか?言実さん」
《あぁ。"自分でやった事の尻拭い"は自分でするべき故にな。が、……その子に攻撃手段を持たせるのを上層部が禁じておる。済まないが少し手を貸してくれ。大体は太刀川達が始末する、お前達は取り零しを叩け。後、佐鳥は"そのまま"で戦え。ツインスナイプ時は位置がバレる状況の中で戦うのなら……"通常のスナイパーの基礎"を準ずる必要もなかろう。………自分のスタイルでその子を守れ。……ヒナ、行けるか?》
〔ち、ちょい待て言実っ!?今日その予定無かったから"システム"立ち上げてないから~!!〕
木虎が到着早々に佐鳥に詰め寄り苦言を漏らし、嵐山はそれを諌める。そして周囲を警戒しながら言実に次の指示を仰げば、的確な指示が飛んでくる。そして"歌姫"を円滑に発動させる為に巽に協力を要求するが、何やら戸惑っている様子。……そんなやり取りを"何処か寂しさと罪悪感を抱く表情を浮かべながら"見聞きしていた柚紀に出水から「……大丈夫?」と心配げに訊ねられて思考を切り換える
『(……木虎ちゃんが"二人と話している"のを見ると、時々だけど相変な感覚に見舞われるのは何でだろう?って……今はそれ所じゃないね)……陽菜さん、"伴奏なし"でやりますので"性能強化システム"だけ何とか立ち上げてください!?……今歌いたい曲は最新のデータでなければ入っていないので!?………(スーハー)…始めます!!綾辻先輩、柚宇先輩宜しくお願いします!!?』
〔〔〔了解(だよ~/しました!/~、気楽に行こうか~)〕〕〕
出水にうっすらと笑みを浮かべて距離を取り、集中し始める柚紀。……心の声が聞こえてしまった出水は【少女があの新人に対して抱いている感情】を理解し、複雑な気持ちになるが此方も思考を切り替えて戦闘体制に。そして再びサイレンやアナウンス、……ゲートが視界に現れると五人も戦闘体制に入り、柚紀は
~ I'm a dreamer ひそむパワー ~
"ゲート抑制"の為に再びその歌声を響かせるのであった