36.隠密の曲(101.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……成る程、いや~つる姐に期待されているなら、やっぱり応えなきゃ駄目だよな~。カゲが何かとお世話になっているし、やっぱりアタシがしっかりしないとな!!?」
『………カゲ?(コテン)』
「(ナデナデ)ヒカリちゃんの所の隊長さんの渾名だよ~、影浦隊の影浦隊長!私達の一つ上で、ん~っと……結構当真さんや荒船先輩とも仲が良いから気になるなら聞いてみると良いよ~」
『な、成る程。……(ニコッ)アドバイス有り難う御座います宇佐美先輩!……あ、あのち、因みにですが、氷見先輩は……何処かの部隊に所属してますか?(モジモジ)』
年下で言実の姪である柚紀の言い分を聞いて意外とすんなり納得した仁礼の口から聞き慣れない言葉が出てきたので鸚鵡返ししないしながら首を傾げる。その仕種に思わず"母性"が刺激された宇佐美が頭を撫でながら答える。それに対して笑顔で返事を返した柚紀だったが、ふと氷見と目が合ってしまい"どうせなら"と話題の流れに乗って気になっていた事を訊ねるのだった。……初対面の時は、些か困惑していて"相手が所属を言っていたか"覚えていないのだ。なので"物忘れしやすい子"と思われたかもと恥ずかしげにする
これに対して数回瞬き後、軽く咳払いをしてから表情をあまり変える事なく可愛らしい後輩の質問に先輩として答える氷見である
「私もA級チームのオペレーターをしています。所属は……「あ!?ひゃみちゃん居た居た!!……ほら辻ちゃんもおいでよ~。勉強目的なら何とかあの空間に居れるでしょ~?ってあれ??」……丁度チームメイト二人が来ましたね。荒船先輩をご存じならこの人は知ってますか?」
『えっと、い、一応知ってます。……こんにちは犬飼先輩(ペコリ)……後ろに居る方は同じチームのひ…(ピタリ)』
(女子)「ん??/あっ!!?/……あらあら」
「(あ、あの子"辻が女の子だと勘違い"してたみたいね。後退りとかしてないけど"相手も同じ様な反応"だから対処に困っている感じ、よね多分。……とりあえずは)………(スッ、ナデナデ)大丈夫よ柚紀、見ての通り確かに辻は男だけど"今まで会った人と明らかに反応が違う"でしょ?付き合いが浅い犬飼先輩がアンタに対しての扱いが的確なのはコレが理由ね(ナデナデ)」
まさかのタイミングで犬飼がチームメイトでオペレーターの氷見と同学年の辻新之助を引き連れて(引っ張って)ラウンジにやって来たのだった。普通なら初対面の異性に対して引き気味な反応を示すのだが、……宇佐美や仁礼、更には諏訪を無視して小佐野まで辻にちょっかいをかけ始めて対処に困っているのを見て、何とも言えなくなる柚紀。そんな少女に同じポジションだけあってか一歩引いた位置に居る熊谷が側に来ると頭を撫でながら大雑把な説明をするのであった
そして女子達を掻き分けて犬飼が辻を引っ張りつつ二人に近づいて来たので、反射的に熊谷が一歩前に出て柚紀を庇う体制で男子を出迎える。特にそれを気にせず犬飼はいつも通り柚紀に話し掛ける
「やっほ~、元気そうだね姪っ子ちゃん!君が居るとは思わなかったけど、もしかして先生役に呼ばれた感じ?」
『(ヒョコッ)い、いえ。えっと……ラボにちょっと居づらくなって反射的に飛び出して来ちゃって、ブラブラしている時に先生役に呼ばれた諏訪さんに遭遇して、………です。トリオン体なのは、…"アレ"を着てくるのを忘れたからなのでスルーして下さい』
「成る程成る程~!ま、どっちであろうと君が君なのは変わらない。中身は同じだからね~。……ほら辻ちゃん、(クイクイ)後輩で初対面の子に会ったんだからちゃんと挨拶しないと!大丈夫、他の女の子とは違うから辻ちゃんだって直ぐに仲良くなれるよ(ニッ)」
熊谷の後ろから顔を出して話をする柚紀も、隣でしどろもどろしている辻が気になる様子である。向こうは「で、ですが先輩っ!……俺は、やっぱり、………そ、その」と落ち着きなく顔を赤らめており、自分と視線を合わせないようにしているが……チラチラこちらを気にしている辻を見て、熊谷の後ろから出てきてゆっくり辻に近づくと
『は、初めまして先輩っ!鶴ヶ峰柚紀と、い、言います!?ぃ、い、犬飼先輩にはい、一応、お世話になってましゅ(ペコリ)』
「………………辻、新之助…です。先輩って……君、俺と同学年じゃないの?」
「お~、自分から自己紹介できて凄いね姪っ子ちゃん!(ナデナデナデ)……うん、こんな大人っぽいけど辻ちゃんの一個下だよ。で、この子も異性が苦手だから変にベタベタしてこないから安心してよ!?寧ろ、苦手同士仲良くしたら?多分気楽に話せたりすると思うしさ」
『……その、苦手を克服したいのなら、き、協力しますよ?私で良ければ…ですが。えっと先輩、……先輩のチームって"四人チーム"ですか?オペレーター一人に戦闘員三人の』
「ん?……あ、ウチは例の実力テスト不参加だったからチーム構成姪っ子ちゃん知らないのか?ウチは五人チームだよ、後はスナイパーが一人の計四人!!………あの人の事はちゃんと覚えてる?」
『(ピクリ)……え、えっと…二宮さん、ですよね?先輩の所の隊長さんでシューターで、……多分大学生の。ち、ちゃんとお話はしたことありませんから向こうは覚えていらっしゃるかは、微妙ですが……』
様子見で氷見も近くに寄ってきて意外と二宮隊メンバーとスムーズに会話が出来ている柚紀を見てよく知る傍観メンバーはほっと安堵する。(仁礼は気持ちを切り替えて勉強をし始めそるを綾辻がサポート、諏訪は飲み物を買いにこの場から離れている)……穏やかな雰囲気が漂う空間に
‐ ……コツ、コツ、コツ ‐
「……そんな目立つ髪色をしていれば馬鹿でも忘れないと思うが?それにしても、………犬飼お前、何時この娘に会ったんだ?(スウゥ)随分と親しげだな」
(全)「!!!?」
『……ぁ、…に、……二宮、さんっ』
私服姿の二宮が偶然居合わせたのだった
『………カゲ?(コテン)』
「(ナデナデ)ヒカリちゃんの所の隊長さんの渾名だよ~、影浦隊の影浦隊長!私達の一つ上で、ん~っと……結構当真さんや荒船先輩とも仲が良いから気になるなら聞いてみると良いよ~」
『な、成る程。……(ニコッ)アドバイス有り難う御座います宇佐美先輩!……あ、あのち、因みにですが、氷見先輩は……何処かの部隊に所属してますか?(モジモジ)』
年下で言実の姪である柚紀の言い分を聞いて意外とすんなり納得した仁礼の口から聞き慣れない言葉が出てきたので鸚鵡返ししないしながら首を傾げる。その仕種に思わず"母性"が刺激された宇佐美が頭を撫でながら答える。それに対して笑顔で返事を返した柚紀だったが、ふと氷見と目が合ってしまい"どうせなら"と話題の流れに乗って気になっていた事を訊ねるのだった。……初対面の時は、些か困惑していて"相手が所属を言っていたか"覚えていないのだ。なので"物忘れしやすい子"と思われたかもと恥ずかしげにする
これに対して数回瞬き後、軽く咳払いをしてから表情をあまり変える事なく可愛らしい後輩の質問に先輩として答える氷見である
「私もA級チームのオペレーターをしています。所属は……「あ!?ひゃみちゃん居た居た!!……ほら辻ちゃんもおいでよ~。勉強目的なら何とかあの空間に居れるでしょ~?ってあれ??」……丁度チームメイト二人が来ましたね。荒船先輩をご存じならこの人は知ってますか?」
『えっと、い、一応知ってます。……こんにちは犬飼先輩(ペコリ)……後ろに居る方は同じチームのひ…(ピタリ)』
(女子)「ん??/あっ!!?/……あらあら」
「(あ、あの子"辻が女の子だと勘違い"してたみたいね。後退りとかしてないけど"相手も同じ様な反応"だから対処に困っている感じ、よね多分。……とりあえずは)………(スッ、ナデナデ)大丈夫よ柚紀、見ての通り確かに辻は男だけど"今まで会った人と明らかに反応が違う"でしょ?付き合いが浅い犬飼先輩がアンタに対しての扱いが的確なのはコレが理由ね(ナデナデ)」
まさかのタイミングで犬飼がチームメイトでオペレーターの氷見と同学年の辻新之助を引き連れて(引っ張って)ラウンジにやって来たのだった。普通なら初対面の異性に対して引き気味な反応を示すのだが、……宇佐美や仁礼、更には諏訪を無視して小佐野まで辻にちょっかいをかけ始めて対処に困っているのを見て、何とも言えなくなる柚紀。そんな少女に同じポジションだけあってか一歩引いた位置に居る熊谷が側に来ると頭を撫でながら大雑把な説明をするのであった
そして女子達を掻き分けて犬飼が辻を引っ張りつつ二人に近づいて来たので、反射的に熊谷が一歩前に出て柚紀を庇う体制で男子を出迎える。特にそれを気にせず犬飼はいつも通り柚紀に話し掛ける
「やっほ~、元気そうだね姪っ子ちゃん!君が居るとは思わなかったけど、もしかして先生役に呼ばれた感じ?」
『(ヒョコッ)い、いえ。えっと……ラボにちょっと居づらくなって反射的に飛び出して来ちゃって、ブラブラしている時に先生役に呼ばれた諏訪さんに遭遇して、………です。トリオン体なのは、…"アレ"を着てくるのを忘れたからなのでスルーして下さい』
「成る程成る程~!ま、どっちであろうと君が君なのは変わらない。中身は同じだからね~。……ほら辻ちゃん、(クイクイ)後輩で初対面の子に会ったんだからちゃんと挨拶しないと!大丈夫、他の女の子とは違うから辻ちゃんだって直ぐに仲良くなれるよ(ニッ)」
熊谷の後ろから顔を出して話をする柚紀も、隣でしどろもどろしている辻が気になる様子である。向こうは「で、ですが先輩っ!……俺は、やっぱり、………そ、その」と落ち着きなく顔を赤らめており、自分と視線を合わせないようにしているが……チラチラこちらを気にしている辻を見て、熊谷の後ろから出てきてゆっくり辻に近づくと
『は、初めまして先輩っ!鶴ヶ峰柚紀と、い、言います!?ぃ、い、犬飼先輩にはい、一応、お世話になってましゅ(ペコリ)』
「………………辻、新之助…です。先輩って……君、俺と同学年じゃないの?」
「お~、自分から自己紹介できて凄いね姪っ子ちゃん!(ナデナデナデ)……うん、こんな大人っぽいけど辻ちゃんの一個下だよ。で、この子も異性が苦手だから変にベタベタしてこないから安心してよ!?寧ろ、苦手同士仲良くしたら?多分気楽に話せたりすると思うしさ」
『……その、苦手を克服したいのなら、き、協力しますよ?私で良ければ…ですが。えっと先輩、……先輩のチームって"四人チーム"ですか?オペレーター一人に戦闘員三人の』
「ん?……あ、ウチは例の実力テスト不参加だったからチーム構成姪っ子ちゃん知らないのか?ウチは五人チームだよ、後はスナイパーが一人の計四人!!………あの人の事はちゃんと覚えてる?」
『(ピクリ)……え、えっと…二宮さん、ですよね?先輩の所の隊長さんでシューターで、……多分大学生の。ち、ちゃんとお話はしたことありませんから向こうは覚えていらっしゃるかは、微妙ですが……』
様子見で氷見も近くに寄ってきて意外と二宮隊メンバーとスムーズに会話が出来ている柚紀を見てよく知る傍観メンバーはほっと安堵する。(仁礼は気持ちを切り替えて勉強をし始めそるを綾辻がサポート、諏訪は飲み物を買いにこの場から離れている)……穏やかな雰囲気が漂う空間に
‐ ……コツ、コツ、コツ ‐
「……そんな目立つ髪色をしていれば馬鹿でも忘れないと思うが?それにしても、………犬飼お前、何時この娘に会ったんだ?(スウゥ)随分と親しげだな」
(全)「!!!?」
『……ぁ、…に、……二宮、さんっ』
私服姿の二宮が偶然居合わせたのだった