36.隠密の曲(101.
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そんな会話をしていると喫煙所から諏訪が出てきて二人とエンカウントする。そして言実の指示通り柚紀の身柄を預けるまでは良かったが「そう言えば、何故ラボに戻るのを躊躇う?あの人が居るだろう?」と気になっていた事を訊ねる風間。それに対して"一度生身に戻って今の姿を二人に見せる"柚紀。……理由を察した二人は「確かにコレなら仕方ない」やら「……陽菜さんはしつこいからな」とナニやら経験があるらしく複雑な表情を浮かべていたのであった。そして「確か宇佐美も例の勉強会に参加している。暇ならラウンジに寄ってみろ」と風間は言い残して一人訓練に戻っていったのであった。それを見送り(諏訪はいきなり消えて少し驚いていた)「あ~、……行くか?俺も先生役に呼ばれたんだが、"強敵"に苦戦してな。…お前が居れば何とかなるかもな」と些か意味不明な事を言われたが、小佐野や宇佐美が居るならと再び換装をして柚紀はついていく事に。……試しに(さっきは盗み聞きして御免なさい)と謝ってみるが、柚紀に合わせてこちらも換装した諏訪には聞こえていないらしく無反応なのを見て"思い込みの力ってスゴいな~"と自分の事ながら感心する柚紀であった
~ラウンジ~
十月に入りB級ランク戦が始り、一部のチームがラウンジで作戦会議をしたり、新人も入隊して一ヶ月も経過すれば共同施設も利用しやすくなり適度に賑わいを見せている空間の一角で【複数の女子が固まっている】のを目敏く見つける柚紀。……そこに居る人の殆どが顔見知りばかりで、嬉しそうに早足で近づく、その足音にいち早く気づいたのは
「ん?……あら、柚紀じゃない!こんな所にどうかしたの?先生のラボには飲み物や食べ物が"常にある状態になった"からわざわざ出てくる必要ないんじゃない?」
『くま先輩こんにちは!!えっと、……陽菜さんの"趣味の一端"に付き合っていたんですが、………訳あって逃げてきました。で、ほとほりが覚めるまでブラブラしてて、あの喫煙所がある休憩所で諏訪さんに会って……的な感じです。ハイ』
「あ~、成る程ね(ナデナデ)あたしもソレの餌食になった事あるから気持ち分かるわ。数点なら良いけど、あの人調子に乗ると永遠に着せ替え人形状態になるから疲れるのよね~。……玲や茜も陽菜さんサイトに付くから、先生が諌めないと終わらなかった記憶が。(ナデナデ、スッ)…ま、暇潰しになるかは分からないけど柚紀が良ければ好きなだけ居ても構わないわよ?……皆~、柚紀が遊びに来たわよ~」
数少ない女子戦闘員である熊谷がいち早く気づき、柚紀も一直線に向かったのであった。因みに隣に座っていた小佐野は勉強に苦戦していて気づくのが一歩遅く、柚紀を見た瞬間に「柚紀ちゃぁ~ん!!助けて~!分からない~!!?」と抱き着き、それを何とか受け止めつつ他に誰が居るかを見渡す。熊谷に小佐野、そして風間が言っていた通り"誰かに勉強を教えている"宇佐美の他に
「あら柚紀ちゃん、いらっしゃい!作戦室以外で会うのは初めてかしら?付き合いは長い筈なのにちょっと新鮮かも」
『あ、綾辻先輩だー!!(タタタタ)わぁ~、先輩の私服姿初めて見ました!!……夏休み終盤のご飯を皆で食べた時、先輩はいらっしゃらなかったし…………何か得した気分です!?あ、こんにちは宇佐美先輩、氷見先輩!後………えっと、……は、初めまして、でしょうか?(コテン)』
「うん、初めましてだよ。貴女が噂の"歌姫ちゃん"だよね?私は三上歌歩、皆と同じ同級生で本部所属のオペレーターです。(…スッ)あまり関わることはないかも知れないけど、良ければ仲良くしてくれると嬉しいです」
『は、はいっ!?その、私の知らない所でご迷惑をお掛けするかも知れませんが、……こ、こちらこそ宜しくお願い致します。(ギュッ)あ、本名は鶴ヶ峰柚紀と言います。(…スッ)…………えっと、三上先輩。……そこの机に突っ伏しているのって、仁礼先輩ですか?(コテン)』
勉強をするのにわざわざ換装する理由もないので、全員私服姿で勉学に勤しんでいた。(どんな服装かはご想像にお任せ致します)そして、所謂"進学校組"の綾辻に宇佐美と氷見、……初対面の黒髪で人付き合いが良さそうで優しそうな印象を柚紀が抱いた先輩・三上歌歩ともすんなり挨拶を済ませた所で、…………四人掛りで勉強を教えてもらっている様に見受けられるが、思考回路がショートして湯気でも出ていそうな程グッタリしている仁礼を見て不思議そうに首を傾げる柚紀。そして苦笑いした後に"今回のテストの成績が悪いと流石に怒られるみたい"と曖昧に綾辻が説明すると、突っ伏していた顔が動いて愚痴を溢し始める
「何でつる姐はアタシには厳しいのさ~!!あれか?A級のオペレーターは"成績優秀"じゃなきゃ駄目な決まりでもあるのか~?!なら戦闘員にも適応させるべきだよ!!?男尊女卑だ~!!差別だ~!!?(ジタバタジタバタ)」
「あ~、……そうなると陽介も勉強させなきゃ駄目になるけど、アイツ時々はきちんと良い点取ったりするからあんまり言実さんも口煩くないんだよね~。特に出水くんと絡んでいるせいもあるけど、………あ!今回の夏休みの宿題に関しては柚紀ちゃんに後押しされたって聞いたよ~!有り難うね~」
『い、いえいえそんな宇佐美先輩にお礼を言われる程の事じゃ!?あれはたまたま勉強の息抜きされている所に遭遇して自然と勉強の話に流れた感じでしたので。えっと、えっと~……………わ、私っ!仁礼先輩と組んでいる方知らないですが多分、……"期待しているから言実さんは先輩に求める目標を高くしている"んだと思いますよ?た、例えば"直感的と言いますか感覚で戦っていらっしゃる"とか、"作戦もチームワークも皆無に出来るほど俺様な隊長さん"とか、"戦術とか考えるのが苦手な人ばかり"とか!!ならサポート職であるオペレーターが実権を握った方が意外とスムーズに………な、ならない、でしょうか?』
(女子)「……………………」
言実に対しての愚痴を溢す仁礼の言い分を聞いて、一部は"言実が自分に対して厳しくする理由"を元に意見し、具体例は……ほぼ"当てずっぽ"であり"こんな人居ないだろう"的な意味合いで言ってみたが、宇佐美達の反応を見て(あ、もしかして…当たっちゃった?)と察して苦笑いを浮かべており、遠巻きに見ていた諏訪が「エスパー再来かよっ!?」と思わず突っ込みを入れてしまい、コレに対して「諏訪さ~ん、柚紀ちゃんはエスパーじゃなくてサイドエフェクト保有者だよ~」と垢抜けた感じに小佐野が突っ込みを入れ返したのであった
~ラウンジ~
十月に入りB級ランク戦が始り、一部のチームがラウンジで作戦会議をしたり、新人も入隊して一ヶ月も経過すれば共同施設も利用しやすくなり適度に賑わいを見せている空間の一角で【複数の女子が固まっている】のを目敏く見つける柚紀。……そこに居る人の殆どが顔見知りばかりで、嬉しそうに早足で近づく、その足音にいち早く気づいたのは
「ん?……あら、柚紀じゃない!こんな所にどうかしたの?先生のラボには飲み物や食べ物が"常にある状態になった"からわざわざ出てくる必要ないんじゃない?」
『くま先輩こんにちは!!えっと、……陽菜さんの"趣味の一端"に付き合っていたんですが、………訳あって逃げてきました。で、ほとほりが覚めるまでブラブラしてて、あの喫煙所がある休憩所で諏訪さんに会って……的な感じです。ハイ』
「あ~、成る程ね(ナデナデ)あたしもソレの餌食になった事あるから気持ち分かるわ。数点なら良いけど、あの人調子に乗ると永遠に着せ替え人形状態になるから疲れるのよね~。……玲や茜も陽菜さんサイトに付くから、先生が諌めないと終わらなかった記憶が。(ナデナデ、スッ)…ま、暇潰しになるかは分からないけど柚紀が良ければ好きなだけ居ても構わないわよ?……皆~、柚紀が遊びに来たわよ~」
数少ない女子戦闘員である熊谷がいち早く気づき、柚紀も一直線に向かったのであった。因みに隣に座っていた小佐野は勉強に苦戦していて気づくのが一歩遅く、柚紀を見た瞬間に「柚紀ちゃぁ~ん!!助けて~!分からない~!!?」と抱き着き、それを何とか受け止めつつ他に誰が居るかを見渡す。熊谷に小佐野、そして風間が言っていた通り"誰かに勉強を教えている"宇佐美の他に
「あら柚紀ちゃん、いらっしゃい!作戦室以外で会うのは初めてかしら?付き合いは長い筈なのにちょっと新鮮かも」
『あ、綾辻先輩だー!!(タタタタ)わぁ~、先輩の私服姿初めて見ました!!……夏休み終盤のご飯を皆で食べた時、先輩はいらっしゃらなかったし…………何か得した気分です!?あ、こんにちは宇佐美先輩、氷見先輩!後………えっと、……は、初めまして、でしょうか?(コテン)』
「うん、初めましてだよ。貴女が噂の"歌姫ちゃん"だよね?私は三上歌歩、皆と同じ同級生で本部所属のオペレーターです。(…スッ)あまり関わることはないかも知れないけど、良ければ仲良くしてくれると嬉しいです」
『は、はいっ!?その、私の知らない所でご迷惑をお掛けするかも知れませんが、……こ、こちらこそ宜しくお願い致します。(ギュッ)あ、本名は鶴ヶ峰柚紀と言います。(…スッ)…………えっと、三上先輩。……そこの机に突っ伏しているのって、仁礼先輩ですか?(コテン)』
勉強をするのにわざわざ換装する理由もないので、全員私服姿で勉学に勤しんでいた。(どんな服装かはご想像にお任せ致します)そして、所謂"進学校組"の綾辻に宇佐美と氷見、……初対面の黒髪で人付き合いが良さそうで優しそうな印象を柚紀が抱いた先輩・三上歌歩ともすんなり挨拶を済ませた所で、…………四人掛りで勉強を教えてもらっている様に見受けられるが、思考回路がショートして湯気でも出ていそうな程グッタリしている仁礼を見て不思議そうに首を傾げる柚紀。そして苦笑いした後に"今回のテストの成績が悪いと流石に怒られるみたい"と曖昧に綾辻が説明すると、突っ伏していた顔が動いて愚痴を溢し始める
「何でつる姐はアタシには厳しいのさ~!!あれか?A級のオペレーターは"成績優秀"じゃなきゃ駄目な決まりでもあるのか~?!なら戦闘員にも適応させるべきだよ!!?男尊女卑だ~!!差別だ~!!?(ジタバタジタバタ)」
「あ~、……そうなると陽介も勉強させなきゃ駄目になるけど、アイツ時々はきちんと良い点取ったりするからあんまり言実さんも口煩くないんだよね~。特に出水くんと絡んでいるせいもあるけど、………あ!今回の夏休みの宿題に関しては柚紀ちゃんに後押しされたって聞いたよ~!有り難うね~」
『い、いえいえそんな宇佐美先輩にお礼を言われる程の事じゃ!?あれはたまたま勉強の息抜きされている所に遭遇して自然と勉強の話に流れた感じでしたので。えっと、えっと~……………わ、私っ!仁礼先輩と組んでいる方知らないですが多分、……"期待しているから言実さんは先輩に求める目標を高くしている"んだと思いますよ?た、例えば"直感的と言いますか感覚で戦っていらっしゃる"とか、"作戦もチームワークも皆無に出来るほど俺様な隊長さん"とか、"戦術とか考えるのが苦手な人ばかり"とか!!ならサポート職であるオペレーターが実権を握った方が意外とスムーズに………な、ならない、でしょうか?』
(女子)「……………………」
言実に対しての愚痴を溢す仁礼の言い分を聞いて、一部は"言実が自分に対して厳しくする理由"を元に意見し、具体例は……ほぼ"当てずっぽ"であり"こんな人居ないだろう"的な意味合いで言ってみたが、宇佐美達の反応を見て(あ、もしかして…当たっちゃった?)と察して苦笑いを浮かべており、遠巻きに見ていた諏訪が「エスパー再来かよっ!?」と思わず突っ込みを入れてしまい、コレに対して「諏訪さ~ん、柚紀ちゃんはエスパーじゃなくてサイドエフェクト保有者だよ~」と垢抜けた感じに小佐野が突っ込みを入れ返したのであった