35.内心暴露の曲~少女の安寧を保つ為に~(100.
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そんな感じで説明を冬島がすると「……もうこんな時間か、泊まるなら親御さんに連絡しろよ?おっちゃんは隊室で時計の調節してっからナニかあれば言えよ、スイッチボックスで飛んできてやるから」と言って部屋を後にする。それから室内では携帯が使えないのに気づいて廊下に出て順番に【急な任務が入ったから今日は帰れない】と三人とも連絡を入れ、終わった辺りに宇佐美が「はい、差し入れ!色々入っているから仲良く食べてね。……柚紀ちゃんをお願いね」と食べ物や飲み物を置いて帰っていったのだった。そして"夜中や明け方にいきなり柚紀が目覚めた"事が以前の看病中にあったので、一人はモニターを監視の為に機械前の椅子に座り、残りが隣の部屋で休む形で見守る事になった。……空気が幾分か変なものになってしまい、佐鳥ですら大人しく過ごしているが、誰一人部屋を必要以上に出ることは無かったのだった
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
‐ ……ガチャッ、……キイィ…パタン。……コツ、コツ…カサリ ‐
「(ウトウト、ウトウト)…!?(あ、ヤバッ!!うたた寝してたっ!!ってか今、誰か入ってきた?もしとっきーや菊地原なら居眠りしているオレに声を掛けるか、……代わりにモニタリングするよ、ね?多分。他の知り合いなら同じ様な行動しそうだし、………まさかっ、…例のすり替え事件の犯人が柚紀ちゃんの様子を見に?!……………とりあえず寝たフリして、相手の出方を窺うか。…彼女が居る部屋には"オレ達ですら入れないし"、多分この人だってそうだよね)」
異常もなく、菊地原に配慮して静かに過ごしていた当番の佐鳥が椅子に座った体制でうたた寝をしていると、ドアの開く音で正気を取り戻す。が、誰が来たのか分からず下手に騒ぐ訳にもいかないのでそのまま様子見をする事に。そして足音は佐鳥に近づいてくると
「監視役がうたた寝は感心しないよ佐鳥、……ま、昨日とかもあまり寝てないから仕方ないか。(サワッ)過ぎたことをクヨクヨ考えるのはお前らしくないよ?柚紀ちゃんは君の明るさに助けられているんだからさ。……って寝ているのに言っても意味ないか?さて、(ポチ、ポチ)………室内の音声はこっちにはこれで聞こえないっと!…………これで邪魔はされないな。ではては(p!p!p!p!……‐ ロック解除されました ‐)……些か犯罪を犯そうとしてる感が否めないけど、今回を逃せば"彼女と二人っきりで話せる機会"を簡単に作れなくなるから、仕方ないか。いやはや実力派エリートは多忙で大変だな(シューン……シューン)」
「!!?(何で迅さんがっ?!言っている事や部屋のロック番号知っているだけじゃ入れないし色々気になるけど……"眠っている彼女に"何の用が?あ、予知で佐鳥が監視中に起きる姿でも視えたのかな?それに二人っきりで話したい事とか……気になるな~)……(パチリ、チラッ)……確か、アッチの音が聞こえるようにするには(ポチポチ)」
……訪問者の正体はなんと迅であった。そして"とある理由から寝不足だった"佐鳥が居眠りしているのを無理に起こさず、必要な操作をして柚紀が眠る室内に入っていってしまう。室内に入るには【ロック番号と指紋認証】が必要であり、自由に出入り出来るのは柚紀や言実・冬島を含めても数人しかいないのだ。……迅ならボーダー内でもだが二人の鶴ヶ峰からの信用信頼度は高いので確かに登録していても不思議ではないが。等を考えていた佐鳥だったが、迅が柚紀にナニをするのか……話すのかが気になり、此方に背を向けているのを確認して手早く"盗み聞き"の体制を整えるのであった。そして時々チラ見をしながらたぬき寝入りして様子を見る佐鳥は、"迅がなにも言わずに"少女の頭を撫でている姿を確認する。そして
《んっ、………ん~……(パチ、……パチ)………じ、……さっ……どぅ………し…》
〔話すのは意識がハッキリとしてからで良いよ、先ずは……(…スッ)今回は時間が遅くてお水になっちゃったけど、これ美味しいやつだから我慢してね。あ、ストローないけど飲めそう?ってコラ!(ガシッ!)無理して体を動かしたりしたら駄目だよ!?……俺が支えているからゆっくり、焦らずに、ね?〕
《ご、……ごめ、………な、……ぃ……んっ(ゴク、…ゴク)》
「(あらま、相変わらずの状態になっちゃった感じかな?ってかストローなしで迅さん、体が不自由な彼女にどうやって…………ま、ま、まさかっ!?)(パチリ!)……!………良かった、…"口移し"じゃなくて」
‐ ……カタン ‐
……意識を取り戻したが無理に話そうとする掠れた柚紀の声が聞こえてきたのだった。最初は普通通り話していた迅だったが、"動きが鈍くなっている体を無理に動かして柚紀が落ちそうになった"せいで焦りの声や抱き抱えた様な音がした、までは"想定内"だったがふと浮かんだ疑問に"嫌な予感"を感じた佐鳥は………見えた光景にホッとして、予想していた事を思わず口にしたのだった。因みに今の二人がどんな感じかと言うと、上半身を起こした柚紀を迅が片腕で支えながら水入りのペットボトルを傾けて飲ませている状態と言った………かなり密着しているのだが、"迅なら平気"と佐鳥は思っているので"嫉妬や焦り"は生じなかった
……あくまでも"彼は"である
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‐ ……ガチャッ、……キイィ…パタン。……コツ、コツ…カサリ ‐
「(ウトウト、ウトウト)…!?(あ、ヤバッ!!うたた寝してたっ!!ってか今、誰か入ってきた?もしとっきーや菊地原なら居眠りしているオレに声を掛けるか、……代わりにモニタリングするよ、ね?多分。他の知り合いなら同じ様な行動しそうだし、………まさかっ、…例のすり替え事件の犯人が柚紀ちゃんの様子を見に?!……………とりあえず寝たフリして、相手の出方を窺うか。…彼女が居る部屋には"オレ達ですら入れないし"、多分この人だってそうだよね)」
異常もなく、菊地原に配慮して静かに過ごしていた当番の佐鳥が椅子に座った体制でうたた寝をしていると、ドアの開く音で正気を取り戻す。が、誰が来たのか分からず下手に騒ぐ訳にもいかないのでそのまま様子見をする事に。そして足音は佐鳥に近づいてくると
「監視役がうたた寝は感心しないよ佐鳥、……ま、昨日とかもあまり寝てないから仕方ないか。(サワッ)過ぎたことをクヨクヨ考えるのはお前らしくないよ?柚紀ちゃんは君の明るさに助けられているんだからさ。……って寝ているのに言っても意味ないか?さて、(ポチ、ポチ)………室内の音声はこっちにはこれで聞こえないっと!…………これで邪魔はされないな。ではては(p!p!p!p!……‐ ロック解除されました ‐)……些か犯罪を犯そうとしてる感が否めないけど、今回を逃せば"彼女と二人っきりで話せる機会"を簡単に作れなくなるから、仕方ないか。いやはや実力派エリートは多忙で大変だな(シューン……シューン)」
「!!?(何で迅さんがっ?!言っている事や部屋のロック番号知っているだけじゃ入れないし色々気になるけど……"眠っている彼女に"何の用が?あ、予知で佐鳥が監視中に起きる姿でも視えたのかな?それに二人っきりで話したい事とか……気になるな~)……(パチリ、チラッ)……確か、アッチの音が聞こえるようにするには(ポチポチ)」
……訪問者の正体はなんと迅であった。そして"とある理由から寝不足だった"佐鳥が居眠りしているのを無理に起こさず、必要な操作をして柚紀が眠る室内に入っていってしまう。室内に入るには【ロック番号と指紋認証】が必要であり、自由に出入り出来るのは柚紀や言実・冬島を含めても数人しかいないのだ。……迅ならボーダー内でもだが二人の鶴ヶ峰からの信用信頼度は高いので確かに登録していても不思議ではないが。等を考えていた佐鳥だったが、迅が柚紀にナニをするのか……話すのかが気になり、此方に背を向けているのを確認して手早く"盗み聞き"の体制を整えるのであった。そして時々チラ見をしながらたぬき寝入りして様子を見る佐鳥は、"迅がなにも言わずに"少女の頭を撫でている姿を確認する。そして
《んっ、………ん~……(パチ、……パチ)………じ、……さっ……どぅ………し…》
〔話すのは意識がハッキリとしてからで良いよ、先ずは……(…スッ)今回は時間が遅くてお水になっちゃったけど、これ美味しいやつだから我慢してね。あ、ストローないけど飲めそう?ってコラ!(ガシッ!)無理して体を動かしたりしたら駄目だよ!?……俺が支えているからゆっくり、焦らずに、ね?〕
《ご、……ごめ、………な、……ぃ……んっ(ゴク、…ゴク)》
「(あらま、相変わらずの状態になっちゃった感じかな?ってかストローなしで迅さん、体が不自由な彼女にどうやって…………ま、ま、まさかっ!?)(パチリ!)……!………良かった、…"口移し"じゃなくて」
‐ ……カタン ‐
……意識を取り戻したが無理に話そうとする掠れた柚紀の声が聞こえてきたのだった。最初は普通通り話していた迅だったが、"動きが鈍くなっている体を無理に動かして柚紀が落ちそうになった"せいで焦りの声や抱き抱えた様な音がした、までは"想定内"だったがふと浮かんだ疑問に"嫌な予感"を感じた佐鳥は………見えた光景にホッとして、予想していた事を思わず口にしたのだった。因みに今の二人がどんな感じかと言うと、上半身を起こした柚紀を迅が片腕で支えながら水入りのペットボトルを傾けて飲ませている状態と言った………かなり密着しているのだが、"迅なら平気"と佐鳥は思っているので"嫉妬や焦り"は生じなかった
……あくまでも"彼は"である