34.共有の曲~雨降って地固まる?~(99.
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~ 風間達が到着してから諏訪達が退室するまでの一コマ劇場(少しオマケで冬島さんが来た辺りまで) ~
「(キイィー)……鶴ヶ峰の容態はどんな感じだ?……………何故野々村がそんな所に座り込んでいる?それも生身で、……(スウゥ)誰か答えろ」
「(わぁ~、風間さん怒ってる?まぁ、"女子二人"がこんな状態じゃ、そうなるか)えっとですね、わ、私がちょっと無茶なお願いをしたんです。【言実さんを装って眠っている彼女を安心させて欲しい】と。グッタリしている理由は"トリオン酔い"です、……(ポチツ)今、あの部屋は不可視のトリオンが充満さている状態で、トリオン体は勿論生身でも異変を感じる程の濃度なので……」
「なら生身よりトリオン体の方が………あ、…今の鶴ヶ峰にはトリオン体での接触は厳禁だったな。言実さんの真似となると必然的に"頭を撫でる行為"がある訳だ、なら生身なのも頷けるが……(スッ)立てるか野々村?」
「……(パシンッ)手助けは不要だ、この位どうて事、ない。(スクッ、…チラッ、……チラリ)心配してくれて有り難うな歌川、……後佐鳥も」
「(ムッ)佐鳥はオマケ扱いですかっ?!「……お前なら相手が女子で俺と同じ状況に陥ってたら、誰にでも駆け寄るだろ?」……まぁ、否定は出来ないけどさ(‐ ……クラッ ‐)っ!!?風音ちゃんっ!!!」
‐ パシッ! ‐
「ったく!?何でこうもつる姐並みにアイツと親しい女はこぞって"無茶や我慢しやがる"んだかな~。……無理するな野々村、濃度がどんだけ濃いかは不明だが鶴ヶ峰のトリオン譲渡やらサイドエフェクト未経験者には相当キツい筈だぜ?アイツのトリオンは、……いやトリオン"も"特殊らしいからな」
「そう、なのか?……別に今更な感じもするが本当にユズって不思議な奴だよな~全く。で、具体的にどう特殊なんだよ?」
「さっきトリオンを投与するのを説明した時に、輸血を例に上げたでしょ?普通だと長時間"臨時接続による他者からのトリオンを使う行為"は後に何かしらの後遺症が生じるんだよ。でも、彼女のトリオンはそれに該当しない。……誰にでも譲渡しても後遺症が出ない、特殊な分類なんだ。血液にも型関係なく輸血が出来る"魔法の血"的なのがあるみたいだけど、…………彼女もソレかな?」
「………………聞いた話によると、それは無いな。逆に"特殊な型"らしくて無闇に輸血が不可能らしい。年齢的に献血経験はないだろうが、…………他人の流した血を見て貧血を起こす事例がある。血は出ていないとは言え今回は鶴ヶ峰自身が腕を切断している、………恐らく目覚めるのには些か時間が掛かるかもな。そんな訳だから、野々村そして…………市河は帰れ。間接的にしてもお前達の疲労の原因は鶴ヶ峰だ。万全な状態でない状況でコイツに会ったら、どうなる?」
「……俺達が"こうなると承知でやった"としても、ですか?風間さん」
「それでも、だ。二人だって鶴ヶ峰の性格は分かりつつあるだろ?……気持ちは分かるが今回は退け。精神的な負担はトリオン回復の阻害になる、これ以上学校を休ませるのは得策ではない」
「……分かりました、(スクッ)帰ろっかフウちゃん。(…クラリ、ストン!)っ!?あ~、立てないや。体は平気なんだけどな~(一度あれだけのキャパオーバー経験したせいかな?感覚が麻痺してて精神的に疲弊してるのか、分からなくなってるや)……どうしよう」
「……先程堤さんがやったみたいにバックワームに包まれば、……いや、流石に街中じゃ目立ちますね。と言うより市河さんを下手に抱っこした状態で帰ったら、家の人が吃驚しますよね?特に諏訪さんや堤さんは家族の方に会った事無さそうですし」
(全)「ん~~!」
‐ ガチャリ、キイィー ‐
「お!!まだ居たか!?間に合って良かったぜ!!」
「ふ、冬島さん?!えっと、……もう体は大丈夫何ですか?後、……その似合わない可愛らしい袋は一体」
「ま、トリオン使いすぎたが俺の場合は生身に戻れば問題ないってこった。……それは自覚してるから突っ込まないでくれ佐鳥。で、これはだな~(カザゴソ)……言実ちゃんが"サイドエフェクトによる悪影響や能力を抑制する為に作った代物"らしいぜ?先ずは市河ちゃんは、……コレとコレだな。ほい」
「(パサッ)わぁ~、えっとカーディガンかな?無地で色も在り来たりなグレーだけど、丈が膝下よりもっとある。……つまりはコレを着れば【他人の思考を読み取らなくなる】訳ですか?で、カチューシャも同様かな?」
「らしいぜ?ま、完全にではねぇからそこは我慢してくれ。だが【市河ちゃんから触れるのと、他人に触れられるのじゃ受信量や精密さは違うだろ?】更に【皮膚同士が直接触れるのと服の上から触れるのとじゃ更に違う】……そこから言実ちゃんは【他人に触れられる分に関しては脳に伝達するのを防げば何とかなる】と結論付けしたんだとさ。一応トリガーの分類で本体は胸元のエンブレムみたいなワッペンだ。服のデザインは変えられるが夏でも使えるようにしているから、防寒具としては期待するなよ?で、ヘアアクセに関しては【本当なら帽子が一番手っ取り早いがあまり市河ちゃんは身に付けていないし、室内で女子が身に付けても目立たないもの】、の終着点がソレだとさ。……これはあくまでもコントロールが出来るようになるまでの"補助アイテム"だ。頼りっぱなしにはするなよ?」
「はーい。……言ってみるものですね~、相談してから数週間でこんな素敵なのを用意してくれるなんて。フフフ、……嬉しいな~(ヘニャリ)」
(中学生男子)「(……初めてみるかも、彼女があんな風に笑う姿を)」
→
「(キイィー)……鶴ヶ峰の容態はどんな感じだ?……………何故野々村がそんな所に座り込んでいる?それも生身で、……(スウゥ)誰か答えろ」
「(わぁ~、風間さん怒ってる?まぁ、"女子二人"がこんな状態じゃ、そうなるか)えっとですね、わ、私がちょっと無茶なお願いをしたんです。【言実さんを装って眠っている彼女を安心させて欲しい】と。グッタリしている理由は"トリオン酔い"です、……(ポチツ)今、あの部屋は不可視のトリオンが充満さている状態で、トリオン体は勿論生身でも異変を感じる程の濃度なので……」
「なら生身よりトリオン体の方が………あ、…今の鶴ヶ峰にはトリオン体での接触は厳禁だったな。言実さんの真似となると必然的に"頭を撫でる行為"がある訳だ、なら生身なのも頷けるが……(スッ)立てるか野々村?」
「……(パシンッ)手助けは不要だ、この位どうて事、ない。(スクッ、…チラッ、……チラリ)心配してくれて有り難うな歌川、……後佐鳥も」
「(ムッ)佐鳥はオマケ扱いですかっ?!「……お前なら相手が女子で俺と同じ状況に陥ってたら、誰にでも駆け寄るだろ?」……まぁ、否定は出来ないけどさ(‐ ……クラッ ‐)っ!!?風音ちゃんっ!!!」
‐ パシッ! ‐
「ったく!?何でこうもつる姐並みにアイツと親しい女はこぞって"無茶や我慢しやがる"んだかな~。……無理するな野々村、濃度がどんだけ濃いかは不明だが鶴ヶ峰のトリオン譲渡やらサイドエフェクト未経験者には相当キツい筈だぜ?アイツのトリオンは、……いやトリオン"も"特殊らしいからな」
「そう、なのか?……別に今更な感じもするが本当にユズって不思議な奴だよな~全く。で、具体的にどう特殊なんだよ?」
「さっきトリオンを投与するのを説明した時に、輸血を例に上げたでしょ?普通だと長時間"臨時接続による他者からのトリオンを使う行為"は後に何かしらの後遺症が生じるんだよ。でも、彼女のトリオンはそれに該当しない。……誰にでも譲渡しても後遺症が出ない、特殊な分類なんだ。血液にも型関係なく輸血が出来る"魔法の血"的なのがあるみたいだけど、…………彼女もソレかな?」
「………………聞いた話によると、それは無いな。逆に"特殊な型"らしくて無闇に輸血が不可能らしい。年齢的に献血経験はないだろうが、…………他人の流した血を見て貧血を起こす事例がある。血は出ていないとは言え今回は鶴ヶ峰自身が腕を切断している、………恐らく目覚めるのには些か時間が掛かるかもな。そんな訳だから、野々村そして…………市河は帰れ。間接的にしてもお前達の疲労の原因は鶴ヶ峰だ。万全な状態でない状況でコイツに会ったら、どうなる?」
「……俺達が"こうなると承知でやった"としても、ですか?風間さん」
「それでも、だ。二人だって鶴ヶ峰の性格は分かりつつあるだろ?……気持ちは分かるが今回は退け。精神的な負担はトリオン回復の阻害になる、これ以上学校を休ませるのは得策ではない」
「……分かりました、(スクッ)帰ろっかフウちゃん。(…クラリ、ストン!)っ!?あ~、立てないや。体は平気なんだけどな~(一度あれだけのキャパオーバー経験したせいかな?感覚が麻痺してて精神的に疲弊してるのか、分からなくなってるや)……どうしよう」
「……先程堤さんがやったみたいにバックワームに包まれば、……いや、流石に街中じゃ目立ちますね。と言うより市河さんを下手に抱っこした状態で帰ったら、家の人が吃驚しますよね?特に諏訪さんや堤さんは家族の方に会った事無さそうですし」
(全)「ん~~!」
‐ ガチャリ、キイィー ‐
「お!!まだ居たか!?間に合って良かったぜ!!」
「ふ、冬島さん?!えっと、……もう体は大丈夫何ですか?後、……その似合わない可愛らしい袋は一体」
「ま、トリオン使いすぎたが俺の場合は生身に戻れば問題ないってこった。……それは自覚してるから突っ込まないでくれ佐鳥。で、これはだな~(カザゴソ)……言実ちゃんが"サイドエフェクトによる悪影響や能力を抑制する為に作った代物"らしいぜ?先ずは市河ちゃんは、……コレとコレだな。ほい」
「(パサッ)わぁ~、えっとカーディガンかな?無地で色も在り来たりなグレーだけど、丈が膝下よりもっとある。……つまりはコレを着れば【他人の思考を読み取らなくなる】訳ですか?で、カチューシャも同様かな?」
「らしいぜ?ま、完全にではねぇからそこは我慢してくれ。だが【市河ちゃんから触れるのと、他人に触れられるのじゃ受信量や精密さは違うだろ?】更に【皮膚同士が直接触れるのと服の上から触れるのとじゃ更に違う】……そこから言実ちゃんは【他人に触れられる分に関しては脳に伝達するのを防げば何とかなる】と結論付けしたんだとさ。一応トリガーの分類で本体は胸元のエンブレムみたいなワッペンだ。服のデザインは変えられるが夏でも使えるようにしているから、防寒具としては期待するなよ?で、ヘアアクセに関しては【本当なら帽子が一番手っ取り早いがあまり市河ちゃんは身に付けていないし、室内で女子が身に付けても目立たないもの】、の終着点がソレだとさ。……これはあくまでもコントロールが出来るようになるまでの"補助アイテム"だ。頼りっぱなしにはするなよ?」
「はーい。……言ってみるものですね~、相談してから数週間でこんな素敵なのを用意してくれるなんて。フフフ、……嬉しいな~(ヘニャリ)」
(中学生男子)「(……初めてみるかも、彼女があんな風に笑う姿を)」
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