33.臨界の曲~更なる高みの為に~(98.
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『シロちゃん?……当たり前な事を聞かないでよ?人は存在する分だけ様々な人が居るんだよ?私の想像と違ったって貴女には変わらない、……嫌ったりなんかしないよ?でも、このタイミングでどうしてソレ聞くの?』
〔…………ユズちゃんさ、"まだ"風間さんへの誕生日プレゼント企画を達成してないでしょ?でも(カタカタン)トリオン残量からしても、歌姫使ったら確実にベッドでの生活に逆戻りだよ?でね、……【私と同調すれば足りないトリオン量を補えるし、歌姫だってもう少し難易度の高い事柄も可能】になる筈。…た、多分だけどね?〕
「「「「「ん??!/えっ!!?/……」」」」」」
「歌川だ。だが市河、……君はオペレーターだろ?鶴ヶ峰が歌姫でどれだけトリオン使用するかを俺は知らないが、"君のトリオン量"で助けになるのか?」
シロからの通信に意図が掴めず不思議そうにしている柚紀に、具体的な理由を説明する。それを全員が聞いて"まさかの提案や理由"等に驚く中、"二人に対する知識が一番少ない"歌川が気になる事を訊ねる。すると、シロに関する問いだったので幼馴染みが回答する
「シロを舐めるなよ歌川、……アイツがオペレーターをやってる理由は"野郎からのちょっかいが"嫌なだけで、よくあるトリオン量が少ないとか隊員同士と戦えないからからじゃねぇ。確か保有量は俺と変わらねぇし、理由が明白なら多分ランク戦だってこなせるさ。ま、今じゃパソコンヲタク化してるし、能力を十分に生かせるから職業を継続させてるって感じだがな(ガシガシ)…………ユズ、後で構わねぇからきっちり説明してもらうぞ?"歌姫"やら"能力について"をな。で、俺はナニをすれば良いんだ?」
「……何もするな、と言って黙っているお前じゃないな。なら、…………無理をしない程度に敵を片付けろ。大概は俺達が処理するが、四方から敵が寄ってくるからやはり取りこぼしは生じる。そして狙いは"大体"鶴ヶ峰だ、時枝や佐鳥と協力してサイドエフェクト使用中のコイツを護れ。……それが無理なら早々に撤退しろ、邪魔になるだけだ」
「………………ダチを置いて先に戻るなんて選択肢は俺には無いんでね、……その指示に従うさ風間隊長様。ってかサイドエフェクトと歌姫って同じ事柄を指す言葉だよな?なんでまた呼び名が複数あるんだよ?」
防衛任務初参加となるフブキの役目を、年長者である風間が指示をすればすんなり納得する。が、柚紀の能力について詳しく知らないので疑問を抱いている内容を名付け親である佐鳥が手短に説明する。…因みにフブキもインカム着用しているので、シロ等からの声が聞こえているのだった。そして【歌姫を用いて"ナニをするか"】を具体的に想像する為に、二人に離して欲しい旨を、お礼をきちんと述べてから話す柚紀に従い少し距離を置いた菊地原と時枝。「……土竜には注意しろよ」と迅が助言をして壁の向こう側に消えたのを怪訝そうな表情で見送る時枝と、"発言理由"を察している菊地原は気になる事を"内部通信"で訊ねる。相手は
((ってか市河、いきなりそんな大掛かりな事出来るの?……トリオン体で更に歌姫使用なら鶴ヶ峰は"複数の事を同時進行可能"なのは分かるけど、今は生身だしトリオン量が少ない。…少し意味合いは違うけど"ゴリ押し戦法"は使えないよ?こうなると……君の負担は相当な事にならない?あの言実さんだって生身にも影響が出たんだよ?))
〔あっ、えっと…………あ、アレは初めてだったのもだけど、【一曲全部に能力補正を施したから】で、今回は【気分が盛り上がるサビ部分にしか能力補正は入れない】よ?さ、流石に通しでは無理、かな?……ゲート出現率抑制も施す必要があるけど、コッチはユズちゃんじゃないと無理だからね。で、補正対象は風間隊"のみ"で、サビ部分のみの恩恵は………………ユズちゃん、どうするか決めた?〕
『ふえっ?!?あ、ご、ゴメン!ちゃんと聞いてなかった。えっと、……(コリコリ)"視力強化"とも考えたんだけど、私"隠密型"をちゃんと姿を捕らえてないし、見えたとしても多分うっすらになりそうだし。こう、……シロちゃんが助けてくれるなら【普段無理な事も出来そう】とは思うけど、具体案が浮かばなくて……』
こんな感じで準備に戸惑っていると、新たなゲートが発生し敵の対処に各自乗り出す。が、動いたのは風間と歌川"のみ"で時枝と佐鳥は撃つのを躊躇っている感じを受け理由を訊ねる。……それを聞いて菊地原に"とある事"を訊ねて返答内容を聞いて、シロと最終打ち合わせを行う
『えっと、……じゃあシロちゃんには【カメレオン使用しながらスコーピオンも可能】なイメージを担当して欲しいな。三人は取りこぼしをって、……菊地原くんはアッチに行かないの?』
「…………(プイ)土竜対策、だけど悪い?……多分だけど巽さんは別の部隊のサポートしてそうだし、市河は君のサポートに精一杯。僕なら音で二人の位置含めて色々分かるし、妨害があっても宇佐美先輩のナビもある。……なんか迅さんが妙に土竜を警戒しているみたいだからね。念のため」
〔そ、その方が良いと私も思うよ?……本来は別隊のオペレーターさんと隊員の通信は繋がないのが定石。…………戦法が違うと要求されるサポート内容も異なるからね。えっと、……は、始めます!!皆さんよ、宜しくお願いします!!?〕
些か緊張気味なシロに各自から励ましの言葉を貰い、落ち着いたのを見計らい柚紀も呼吸を整えて瞳を閉じて意識を集中させる。……言実が不在での任務だったので"気休め"として服の下に隠すように身に付けていた、"あの翠の石"に手を宛ながら、‐ 同調及びトリオン臨時接続開始 ‐のアナウンスを聞いて息を吸い込み、……歌い出す
~飛翔 いたら 戻らないと言って
目指したのは 蒼い 蒼い あの空 ~
〔…………ユズちゃんさ、"まだ"風間さんへの誕生日プレゼント企画を達成してないでしょ?でも(カタカタン)トリオン残量からしても、歌姫使ったら確実にベッドでの生活に逆戻りだよ?でね、……【私と同調すれば足りないトリオン量を補えるし、歌姫だってもう少し難易度の高い事柄も可能】になる筈。…た、多分だけどね?〕
「「「「「ん??!/えっ!!?/……」」」」」」
「歌川だ。だが市河、……君はオペレーターだろ?鶴ヶ峰が歌姫でどれだけトリオン使用するかを俺は知らないが、"君のトリオン量"で助けになるのか?」
シロからの通信に意図が掴めず不思議そうにしている柚紀に、具体的な理由を説明する。それを全員が聞いて"まさかの提案や理由"等に驚く中、"二人に対する知識が一番少ない"歌川が気になる事を訊ねる。すると、シロに関する問いだったので幼馴染みが回答する
「シロを舐めるなよ歌川、……アイツがオペレーターをやってる理由は"野郎からのちょっかいが"嫌なだけで、よくあるトリオン量が少ないとか隊員同士と戦えないからからじゃねぇ。確か保有量は俺と変わらねぇし、理由が明白なら多分ランク戦だってこなせるさ。ま、今じゃパソコンヲタク化してるし、能力を十分に生かせるから職業を継続させてるって感じだがな(ガシガシ)…………ユズ、後で構わねぇからきっちり説明してもらうぞ?"歌姫"やら"能力について"をな。で、俺はナニをすれば良いんだ?」
「……何もするな、と言って黙っているお前じゃないな。なら、…………無理をしない程度に敵を片付けろ。大概は俺達が処理するが、四方から敵が寄ってくるからやはり取りこぼしは生じる。そして狙いは"大体"鶴ヶ峰だ、時枝や佐鳥と協力してサイドエフェクト使用中のコイツを護れ。……それが無理なら早々に撤退しろ、邪魔になるだけだ」
「………………ダチを置いて先に戻るなんて選択肢は俺には無いんでね、……その指示に従うさ風間隊長様。ってかサイドエフェクトと歌姫って同じ事柄を指す言葉だよな?なんでまた呼び名が複数あるんだよ?」
防衛任務初参加となるフブキの役目を、年長者である風間が指示をすればすんなり納得する。が、柚紀の能力について詳しく知らないので疑問を抱いている内容を名付け親である佐鳥が手短に説明する。…因みにフブキもインカム着用しているので、シロ等からの声が聞こえているのだった。そして【歌姫を用いて"ナニをするか"】を具体的に想像する為に、二人に離して欲しい旨を、お礼をきちんと述べてから話す柚紀に従い少し距離を置いた菊地原と時枝。「……土竜には注意しろよ」と迅が助言をして壁の向こう側に消えたのを怪訝そうな表情で見送る時枝と、"発言理由"を察している菊地原は気になる事を"内部通信"で訊ねる。相手は
((ってか市河、いきなりそんな大掛かりな事出来るの?……トリオン体で更に歌姫使用なら鶴ヶ峰は"複数の事を同時進行可能"なのは分かるけど、今は生身だしトリオン量が少ない。…少し意味合いは違うけど"ゴリ押し戦法"は使えないよ?こうなると……君の負担は相当な事にならない?あの言実さんだって生身にも影響が出たんだよ?))
〔あっ、えっと…………あ、アレは初めてだったのもだけど、【一曲全部に能力補正を施したから】で、今回は【気分が盛り上がるサビ部分にしか能力補正は入れない】よ?さ、流石に通しでは無理、かな?……ゲート出現率抑制も施す必要があるけど、コッチはユズちゃんじゃないと無理だからね。で、補正対象は風間隊"のみ"で、サビ部分のみの恩恵は………………ユズちゃん、どうするか決めた?〕
『ふえっ?!?あ、ご、ゴメン!ちゃんと聞いてなかった。えっと、……(コリコリ)"視力強化"とも考えたんだけど、私"隠密型"をちゃんと姿を捕らえてないし、見えたとしても多分うっすらになりそうだし。こう、……シロちゃんが助けてくれるなら【普段無理な事も出来そう】とは思うけど、具体案が浮かばなくて……』
こんな感じで準備に戸惑っていると、新たなゲートが発生し敵の対処に各自乗り出す。が、動いたのは風間と歌川"のみ"で時枝と佐鳥は撃つのを躊躇っている感じを受け理由を訊ねる。……それを聞いて菊地原に"とある事"を訊ねて返答内容を聞いて、シロと最終打ち合わせを行う
『えっと、……じゃあシロちゃんには【カメレオン使用しながらスコーピオンも可能】なイメージを担当して欲しいな。三人は取りこぼしをって、……菊地原くんはアッチに行かないの?』
「…………(プイ)土竜対策、だけど悪い?……多分だけど巽さんは別の部隊のサポートしてそうだし、市河は君のサポートに精一杯。僕なら音で二人の位置含めて色々分かるし、妨害があっても宇佐美先輩のナビもある。……なんか迅さんが妙に土竜を警戒しているみたいだからね。念のため」
〔そ、その方が良いと私も思うよ?……本来は別隊のオペレーターさんと隊員の通信は繋がないのが定石。…………戦法が違うと要求されるサポート内容も異なるからね。えっと、……は、始めます!!皆さんよ、宜しくお願いします!!?〕
些か緊張気味なシロに各自から励ましの言葉を貰い、落ち着いたのを見計らい柚紀も呼吸を整えて瞳を閉じて意識を集中させる。……言実が不在での任務だったので"気休め"として服の下に隠すように身に付けていた、"あの翠の石"に手を宛ながら、‐ 同調及びトリオン臨時接続開始 ‐のアナウンスを聞いて息を吸い込み、……歌い出す
~
目指したのは 蒼い 蒼い あの空 ~