33.臨界の曲~更なる高みの為に~(98.
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『フブキちゃんに、…時枝くんっ!?(ズキッ)っ!(…サスサス)ど、どうして此処に?(‐ ドーン! ‐)〔佐鳥も居ますよー。って、聞こえないかコレ〕!!えっ、佐鳥くんもなのっ??!な、何で?だって今日の事、…言ってないよ私』
〔まぁ、佐鳥達が本部に居たのは偶然かな?嵐山さん達には内緒でとっきーと一緒に"秘密の特訓"していた訳で……って、えっ!!?な、何でオレの声聞こえちゃってる訳???えっ?能力で聴覚強化?…は、ないか?これだけ戦闘音が激しいから、ピンポイントでってのは、……流石に無理だよね、うん〕
「(スタン!)理由は恐らく此処までのナビゲートを陽菜さん若しくは市河が担当したからじゃないか?…何時もは専属オペレーターが担うが、今の佐鳥の発言を聞く限りでは綾辻は不在らしいからな(にしても、まさかコイツ等が?それに(チラリ)そろそろマズイな)……迅っ!?"ピース"はコレで揃ったか?!鶴ヶ峰の"トリオン体"がそろそろ限界だぞ?」
B級になったが黒服のままなフブキに何時ものトリオン体の時枝、更には狙撃音と通信で佐鳥の存在にも気がついた柚紀は驚きを隠せない。…一瞬痛みがぶり返したが直ぐに集中し直す。歌川は柚紀以上に驚いており、菊地原に関しては「銃撃音したから出水先輩じゃないのは分かったけど、斬撃音じゃ流石に君が一緒なのは見抜けないよ全く。ってかC級が来ても足手まといなんだけど?」と悪態を放ち、それに対して「あのテストで晴れてB級に昇格しているが、文句あっか??!」と睨み合うフブキを仲裁する形で風間が降りてくると、"柚紀の顔を見た"後に壁の向こう側に居る迅に訊ねる。……【限界を示す顔に皹が入る兆候】が柚紀に現れ始めたからだ。全員がそれに気づいた時
‐ ………スタン! ‐
「あ~、やっぱりコッチが先に合流したか。(俺の読みじゃ"太刀川隊が先"に合流する未来の方が高かったんだけどな~、……ま、コッチでも問題ないか)うん、彼等でも大丈夫。と言うより"安全性"はコッチが上だからね。で、柚紀ちゃんにはちょっと悪いけど【トリオン体を解除して欲しい】。……それにはベイルアウト機能付いてるけど、行き先には"君が信用信頼出来る相手が居ない"。そんな所に行くよりは生身でも風間さん達の側の方がまだマシ、でしょ?」
「えっ!?…確か彼女が使用するトリオン体には…〔その説明は後でします!?今はユズちゃんにそのトリオン体を脱がせるのが先です!!(カタカタカタ)駄目!やっぱり詳細設定を弄れないし、ベイルアウトするのも時間の問題!!だから待って時枝くんっ?!フウちゃんも佐鳥くんも、気になる事は後で纏めて説明するから!!?〕っ!?……市河さんがそう言うなら従うよ。とりあえず、鶴ヶ峰さんはソレ解除出来る?」
『……トリガー、オフ。(シュウゥゥ……パチ、パチ…グーパー、グーパー)……良かった、生身には影響は出てな(ガクン!)…へあっ?!!』
‐ ……ガシッ! ‐
‐ ……ガシッ! ‐
‐ スタン!テクテク………ポン、ナデナデ ‐
「……肉体的には大丈夫だけど、君を含めて皆【生身であろうとトリオン体であろうとトリオン蓄積量は変わらない】でも、生活に支障が出ない様に【トリオン体の方は使用可能範囲を余力を持って設定している】。…静樹さん曰く生身と大差なく違和感なく動かせて、尚且つ"義体"故に生身に影響を出さない為の工夫、らしいよ?(ナデナデ)でも、生身じゃ自力で制御が必要なんだけどさ、……柚紀ちゃんは"必要と"判断すれば絶対に無茶するでしょ?だから【生身での能力使用は極力控える様に】と言実さんが君に約束させたのはコレが理由」
「(…ムッ)……俺だってユズが危ないのに気づいたぞ、でもトリオン体の性能差で二人に負けた。後でつる姐に新調して貰わねぇとな~。使えるのも(ポン)弧月一振りだけだし」
「……野々村は強いし時枝や佐鳥が居たからまぁ、普通なら心配はそこまでしないけど、……今は亜種が発生しやすい傾向だ。準備や警戒不十分だと直ぐに窮地に陥るのを理解してくれ。………そう言えば、ナニかを言実さんから届けるように頼まれたみたいだけど、……何を持ってきたんだ?」
迅に言われるがまま換装を解除して、ちゃんと繋がっている腕を見つめてホッとした柚紀だったが、気が抜けたのと"トリオン量の低下により"睡魔はないにしろ、体に力が入らなくなりバランスを崩してしまう。それを性能差でフブキより先に菊地原と時枝が支え、迅がこうなった理由や前から言実に言い含められていた内容の重要性を説く。それ拗ねた表情で見ていたフブキに歌川が声を掛け、実力はあるにしてもB級の彼女がわざわざ現場に出てきた理由を指摘すれば、何処からかアルモノを取り出して柚紀に近づき"装着"させる。それは……
『これって、オペレーターの皆さんが仕事の時に装着しているインカム?《……どうせお前の事だ、役目を果たしていないのに撤退するのは嫌だとかぬかすと思ってな。生身になる事やトリオン残量を考慮して、……その三人をコレを持たせて派遣した訳だ》っ!!?(ジワリ)………ご免なさい、言実さん。貴女まで、ご足労お掛けさせてしまって』
《いや、今回はお前に比はない。……これ"も"とある認識や確認不足なエンジニアがやらかしたのがそもそもの発端だ。……私はコレでも"室長の次に偉い立場"故にな、…………部下の尻拭いをするのも私の役目。柚紀が責任を感じる必要はない。……さて、その辺は後ででも構わぬ事だが、……柚紀よ、今回の新種に対する対処も必要だが、ゲート出現率をお前が上げてしまったのも事実。……お前はどうしたい?何を望む??如何にしてこの場を、収めるつもりだ?》
インカムから流れてきた叔母の声に泣きそうになるが、相変わらず淡々と話すその内容は【迷惑には思っていない。だが、"役目を果たせ"】と言われて涙を拭い方法を算出する。……"考えはある。"だが、今の自分には…………そんな事を考えている所に、また通信が入る
〔……ねぇ、ユズちゃん。貴女は私に全てを曝け出す覚悟はあると言ったよね?じゃあさぁー、……"私の本質"を知っても幻滅しない?貴女の想像と掛け離れた存在だったとしても、……私と友達で、居てくれますか?〕
〔まぁ、佐鳥達が本部に居たのは偶然かな?嵐山さん達には内緒でとっきーと一緒に"秘密の特訓"していた訳で……って、えっ!!?な、何でオレの声聞こえちゃってる訳???えっ?能力で聴覚強化?…は、ないか?これだけ戦闘音が激しいから、ピンポイントでってのは、……流石に無理だよね、うん〕
「(スタン!)理由は恐らく此処までのナビゲートを陽菜さん若しくは市河が担当したからじゃないか?…何時もは専属オペレーターが担うが、今の佐鳥の発言を聞く限りでは綾辻は不在らしいからな(にしても、まさかコイツ等が?それに(チラリ)そろそろマズイな)……迅っ!?"ピース"はコレで揃ったか?!鶴ヶ峰の"トリオン体"がそろそろ限界だぞ?」
B級になったが黒服のままなフブキに何時ものトリオン体の時枝、更には狙撃音と通信で佐鳥の存在にも気がついた柚紀は驚きを隠せない。…一瞬痛みがぶり返したが直ぐに集中し直す。歌川は柚紀以上に驚いており、菊地原に関しては「銃撃音したから出水先輩じゃないのは分かったけど、斬撃音じゃ流石に君が一緒なのは見抜けないよ全く。ってかC級が来ても足手まといなんだけど?」と悪態を放ち、それに対して「あのテストで晴れてB級に昇格しているが、文句あっか??!」と睨み合うフブキを仲裁する形で風間が降りてくると、"柚紀の顔を見た"後に壁の向こう側に居る迅に訊ねる。……【限界を示す顔に皹が入る兆候】が柚紀に現れ始めたからだ。全員がそれに気づいた時
‐ ………スタン! ‐
「あ~、やっぱりコッチが先に合流したか。(俺の読みじゃ"太刀川隊が先"に合流する未来の方が高かったんだけどな~、……ま、コッチでも問題ないか)うん、彼等でも大丈夫。と言うより"安全性"はコッチが上だからね。で、柚紀ちゃんにはちょっと悪いけど【トリオン体を解除して欲しい】。……それにはベイルアウト機能付いてるけど、行き先には"君が信用信頼出来る相手が居ない"。そんな所に行くよりは生身でも風間さん達の側の方がまだマシ、でしょ?」
「えっ!?…確か彼女が使用するトリオン体には…〔その説明は後でします!?今はユズちゃんにそのトリオン体を脱がせるのが先です!!(カタカタカタ)駄目!やっぱり詳細設定を弄れないし、ベイルアウトするのも時間の問題!!だから待って時枝くんっ?!フウちゃんも佐鳥くんも、気になる事は後で纏めて説明するから!!?〕っ!?……市河さんがそう言うなら従うよ。とりあえず、鶴ヶ峰さんはソレ解除出来る?」
『……トリガー、オフ。(シュウゥゥ……パチ、パチ…グーパー、グーパー)……良かった、生身には影響は出てな(ガクン!)…へあっ?!!』
‐ ……ガシッ! ‐
‐ ……ガシッ! ‐
‐ スタン!テクテク………ポン、ナデナデ ‐
「……肉体的には大丈夫だけど、君を含めて皆【生身であろうとトリオン体であろうとトリオン蓄積量は変わらない】でも、生活に支障が出ない様に【トリオン体の方は使用可能範囲を余力を持って設定している】。…静樹さん曰く生身と大差なく違和感なく動かせて、尚且つ"義体"故に生身に影響を出さない為の工夫、らしいよ?(ナデナデ)でも、生身じゃ自力で制御が必要なんだけどさ、……柚紀ちゃんは"必要と"判断すれば絶対に無茶するでしょ?だから【生身での能力使用は極力控える様に】と言実さんが君に約束させたのはコレが理由」
「(…ムッ)……俺だってユズが危ないのに気づいたぞ、でもトリオン体の性能差で二人に負けた。後でつる姐に新調して貰わねぇとな~。使えるのも(ポン)弧月一振りだけだし」
「……野々村は強いし時枝や佐鳥が居たからまぁ、普通なら心配はそこまでしないけど、……今は亜種が発生しやすい傾向だ。準備や警戒不十分だと直ぐに窮地に陥るのを理解してくれ。………そう言えば、ナニかを言実さんから届けるように頼まれたみたいだけど、……何を持ってきたんだ?」
迅に言われるがまま換装を解除して、ちゃんと繋がっている腕を見つめてホッとした柚紀だったが、気が抜けたのと"トリオン量の低下により"睡魔はないにしろ、体に力が入らなくなりバランスを崩してしまう。それを性能差でフブキより先に菊地原と時枝が支え、迅がこうなった理由や前から言実に言い含められていた内容の重要性を説く。それ拗ねた表情で見ていたフブキに歌川が声を掛け、実力はあるにしてもB級の彼女がわざわざ現場に出てきた理由を指摘すれば、何処からかアルモノを取り出して柚紀に近づき"装着"させる。それは……
『これって、オペレーターの皆さんが仕事の時に装着しているインカム?《……どうせお前の事だ、役目を果たしていないのに撤退するのは嫌だとかぬかすと思ってな。生身になる事やトリオン残量を考慮して、……その三人をコレを持たせて派遣した訳だ》っ!!?(ジワリ)………ご免なさい、言実さん。貴女まで、ご足労お掛けさせてしまって』
《いや、今回はお前に比はない。……これ"も"とある認識や確認不足なエンジニアがやらかしたのがそもそもの発端だ。……私はコレでも"室長の次に偉い立場"故にな、…………部下の尻拭いをするのも私の役目。柚紀が責任を感じる必要はない。……さて、その辺は後ででも構わぬ事だが、……柚紀よ、今回の新種に対する対処も必要だが、ゲート出現率をお前が上げてしまったのも事実。……お前はどうしたい?何を望む??如何にしてこの場を、収めるつもりだ?》
インカムから流れてきた叔母の声に泣きそうになるが、相変わらず淡々と話すその内容は【迷惑には思っていない。だが、"役目を果たせ"】と言われて涙を拭い方法を算出する。……"考えはある。"だが、今の自分には…………そんな事を考えている所に、また通信が入る
〔……ねぇ、ユズちゃん。貴女は私に全てを曝け出す覚悟はあると言ったよね?じゃあさぁー、……"私の本質"を知っても幻滅しない?貴女の想像と掛け離れた存在だったとしても、……私と友達で、居てくれますか?〕