32.逆天の曲(97.
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‐ ……ピシッ…ドーン! ‐
『!?(ビクッ!ダンッ!!‐ パリーン ‐)え?えっ?足下からブレード攻撃っ?!?な、何で??!(……ポフン!)ふへっ?!??』
「……多分"新種の敵による遠隔攻撃"じゃないの?君が無意識に張った固定シールドは半円状ので通常に比べて"余白が多かった"からね。トリオン反応で君の居場所を見定めて、…って感じかな?土竜程大きな音でないにしろ、"妙な音"はしていたからね。(…スッ)今回の新種はまだ出てきていない以上、臨機応変に対応を常に出来るようにしててよ?数が多いと僕達でも直ぐに助けに行けるとは限らないしさ」
『っ!?分かってる、…分かってるよそんなのっ!!?でも、……何時も通り、やってるのに、今日は上手く行かないっ。身体が何時も以上に動くし、サイドエフェクトが上手く使えないっ。(…ジワッ)何でなのっ?言実さんは、…何も言ってない。カスタマイズしたら、必ず、言うもん!!私にとってもトリオン体は"命綱"!?勝手に設定を弄る訳ないっ!!なのに、……ナニが起きてるのか、私には、分からない、よ(駄目だ、落ち着け私。……感情を露にしたら、…またゲートが大量発生しちゃう。だから……)』
‐ ……ポタ、…ポタ、……ポタ、……ポタ ‐
風間が仕掛けたもぐら爪 に反射的に反応を示した柚紀は、回避する為に後方に跳ぶ。少女が動くのと同時にガラスの様に簡単に固定シールドが解かれ、恐らくシールドの存在や"攻撃を仕掛けた相手"に気づいていない柚紀を菊地原が捕獲。その体制のまま"一部は敵に擦り付け"つつ状況を説明し、解放した後に何時もの毒舌を繰り出す。…同意出来る内容だし何時もなら軽く聞き流せるのだが、……不安や葛藤を抱えていた柚紀にそんな余裕もなく思わず感情的になってしまうのだった。…トリオン体の違和感は感じていたが【あの言実がこんな事をしない。…命に関わるのだから】と思っているし信じているからだ。ならは何故……それが分からなく、更には菊地原に、風間達に"八つ当り"や"弱音を吐いて"しまい、頭の片隅に"ゲートが大量発生した理由"が横切り思わず泣くのを我慢しようとしたが、涙は止まらず覆った掌の隙間から落ちていく
……三人もそんな少女を見て対応に困っていた。確かに【ゲート大量発生の可能性】もあるし【新種の亜種が何時現れるか】も分からない。そして【女の子を泣かせるのも忍びない】……そんな事を思って対処に踏み出せないでいると、…"彼女"が動き出したのだ
〔……ユズちゃん、聴こえる?…シロだよ。あのね、そのトリオン体は何時も使っている"言実さんがカスタマイズしたトリオン体じゃない"。…それは"正隊員用のトリオン体をベースにして別の誰かが作成したモノ"。じゃなきゃ身体機能が良くなっていたり、使えない筈の"グラスホッパー"や"固定シールド"が使えてしまっている事。……逆に"サイドエフェクトの操作補助機能がないから"制御が難しくなっているのもそれが原因。……貴女のせいじゃないよ?〕
『(…ヒック)でも、シロちゃん。……私、言実さん以外に、トリガーホルダー、渡してない。(ヒック)それに、……手離した覚えも、ないよ?』
「……!…いや、今日あった筈だ!?……例のエンジニアにぶつかった際に君のポケットから落ちたのを拾ったのはあの人だ。…だが、そんな仕種……(いや、拾った時"あの人は俺達に背を向けていた"。……まさか、その時にすり替えた?)………思い返せば疑いは無くは無い、ですが確定はしていません。…どうしますか、風間さん」
シロから通信が入り、内容は風間達にも共有されている。それを聞いて少しだけ落ち着いてくる柚紀だが、ならば何時と当たり前な疑問を口にする。それを聞いて"そのトリガーホルダーを渡した"歌川が廊下での出来事を思い出して容疑者を上げるが、確証がないのであくまでも可能性として提示する。……それらを踏まえても"任務続行すべき"かを、隊長である風間に指示を仰ぐ。因みに菊地原は"未だに聴こえる音"に警戒中であり、風間はとりあえず落ち着かせる為に柚紀の頭を撫でていた
「(ナデナデ)……此処まで状況が複雑だと流石の俺でも判断に困るな。(ナデナデ)だが鶴ヶ峰、…お前は悪くない。それだけは確かだ。(ナデナデ)……何時かは俺達と同じトリガーホルダーを用いて、サイドエフェクトも使いこなす必要があるだろう。…だがお前の場合は本来なら"一度に複数の事を同時進行させる"べきじゃない。…そこまで器用じゃないだろう?それが重大で重要で命に関わるのなら尚更だ(ナデ、ポン)……あまり自分を過信するな((陽菜さん、言実さんに連絡を。…これは流石にエンジニア達に非があります、ですが戦闘員である俺達かでしゃばるのは良くない筈です))」
〔うぅ~!……お姉さん的には歌姫ちゃんを戦場から退避させたいけどさ~、…何の成果もなしにそれしたら上が煩いんだよね~。………"既に未登録なトリオン反応"は感知してるから、そろそろ敵襲があるかな?…それを対処したら戻ってきて大丈夫だからもうチョットだけ頑張ってくれ~~((…確実に怒りそうだけど、報せないでいるのはもっと怖いからな~。……仕方ないから言実を呼び出すよ。…それまで踏ん張ってよ風間隊長!あっ、風間お父さんの方が良いかな??))〕
「……了解しました(…………本当に盗聴されているみたいだな。だが、…"今回は何時"だ?もし、今日なら陽菜さんだって可能性に気づきそうだが……買い被りすぎか?)」
事の重大さに"保護者にお出まし願う"のを選択した風間であった。そして巽の口ぶりからして仕事部屋での話は本当だったと確信する(歌川と菊地原は周囲を警戒しているのと、柚紀も"お父さん発言"に無反応な点から"巽は自分のみ"に通信を繋げていると察する)
そして、新種の痕跡がないかを菊地原に訊ねようと"ほんの少しだけ"柚紀と距離を置いたその時
〔えっ!!いきなりトリオン反応!?これって…未登録?!!……警戒して下さいっ!!数は三!狙いは…………ユズちゃんです!〕
「風間さん!!ソイツから離れたら駄目です!!?今回の新種は"隠密系"…つまりは【カメレオンみたいに姿が見えない種類】です!!?そして今までレーダーに映らなかったのにそれが"今出た"と言うことはっ!?」
『!?(ビクッ!ダンッ!!‐ パリーン ‐)え?えっ?足下からブレード攻撃っ?!?な、何で??!(……ポフン!)ふへっ?!??』
「……多分"新種の敵による遠隔攻撃"じゃないの?君が無意識に張った固定シールドは半円状ので通常に比べて"余白が多かった"からね。トリオン反応で君の居場所を見定めて、…って感じかな?土竜程大きな音でないにしろ、"妙な音"はしていたからね。(…スッ)今回の新種はまだ出てきていない以上、臨機応変に対応を常に出来るようにしててよ?数が多いと僕達でも直ぐに助けに行けるとは限らないしさ」
『っ!?分かってる、…分かってるよそんなのっ!!?でも、……何時も通り、やってるのに、今日は上手く行かないっ。身体が何時も以上に動くし、サイドエフェクトが上手く使えないっ。(…ジワッ)何でなのっ?言実さんは、…何も言ってない。カスタマイズしたら、必ず、言うもん!!私にとってもトリオン体は"命綱"!?勝手に設定を弄る訳ないっ!!なのに、……ナニが起きてるのか、私には、分からない、よ(駄目だ、落ち着け私。……感情を露にしたら、…またゲートが大量発生しちゃう。だから……)』
‐ ……ポタ、…ポタ、……ポタ、……ポタ ‐
風間が仕掛けた
……三人もそんな少女を見て対応に困っていた。確かに【ゲート大量発生の可能性】もあるし【新種の亜種が何時現れるか】も分からない。そして【女の子を泣かせるのも忍びない】……そんな事を思って対処に踏み出せないでいると、…"彼女"が動き出したのだ
〔……ユズちゃん、聴こえる?…シロだよ。あのね、そのトリオン体は何時も使っている"言実さんがカスタマイズしたトリオン体じゃない"。…それは"正隊員用のトリオン体をベースにして別の誰かが作成したモノ"。じゃなきゃ身体機能が良くなっていたり、使えない筈の"グラスホッパー"や"固定シールド"が使えてしまっている事。……逆に"サイドエフェクトの操作補助機能がないから"制御が難しくなっているのもそれが原因。……貴女のせいじゃないよ?〕
『(…ヒック)でも、シロちゃん。……私、言実さん以外に、トリガーホルダー、渡してない。(ヒック)それに、……手離した覚えも、ないよ?』
「……!…いや、今日あった筈だ!?……例のエンジニアにぶつかった際に君のポケットから落ちたのを拾ったのはあの人だ。…だが、そんな仕種……(いや、拾った時"あの人は俺達に背を向けていた"。……まさか、その時にすり替えた?)………思い返せば疑いは無くは無い、ですが確定はしていません。…どうしますか、風間さん」
シロから通信が入り、内容は風間達にも共有されている。それを聞いて少しだけ落ち着いてくる柚紀だが、ならば何時と当たり前な疑問を口にする。それを聞いて"そのトリガーホルダーを渡した"歌川が廊下での出来事を思い出して容疑者を上げるが、確証がないのであくまでも可能性として提示する。……それらを踏まえても"任務続行すべき"かを、隊長である風間に指示を仰ぐ。因みに菊地原は"未だに聴こえる音"に警戒中であり、風間はとりあえず落ち着かせる為に柚紀の頭を撫でていた
「(ナデナデ)……此処まで状況が複雑だと流石の俺でも判断に困るな。(ナデナデ)だが鶴ヶ峰、…お前は悪くない。それだけは確かだ。(ナデナデ)……何時かは俺達と同じトリガーホルダーを用いて、サイドエフェクトも使いこなす必要があるだろう。…だがお前の場合は本来なら"一度に複数の事を同時進行させる"べきじゃない。…そこまで器用じゃないだろう?それが重大で重要で命に関わるのなら尚更だ(ナデ、ポン)……あまり自分を過信するな((陽菜さん、言実さんに連絡を。…これは流石にエンジニア達に非があります、ですが戦闘員である俺達かでしゃばるのは良くない筈です))」
〔うぅ~!……お姉さん的には歌姫ちゃんを戦場から退避させたいけどさ~、…何の成果もなしにそれしたら上が煩いんだよね~。………"既に未登録なトリオン反応"は感知してるから、そろそろ敵襲があるかな?…それを対処したら戻ってきて大丈夫だからもうチョットだけ頑張ってくれ~~((…確実に怒りそうだけど、報せないでいるのはもっと怖いからな~。……仕方ないから言実を呼び出すよ。…それまで踏ん張ってよ風間隊長!あっ、風間お父さんの方が良いかな??))〕
「……了解しました(…………本当に盗聴されているみたいだな。だが、…"今回は何時"だ?もし、今日なら陽菜さんだって可能性に気づきそうだが……買い被りすぎか?)」
事の重大さに"保護者にお出まし願う"のを選択した風間であった。そして巽の口ぶりからして仕事部屋での話は本当だったと確信する(歌川と菊地原は周囲を警戒しているのと、柚紀も"お父さん発言"に無反応な点から"巽は自分のみ"に通信を繋げていると察する)
そして、新種の痕跡がないかを菊地原に訊ねようと"ほんの少しだけ"柚紀と距離を置いたその時
〔えっ!!いきなりトリオン反応!?これって…未登録?!!……警戒して下さいっ!!数は三!狙いは…………ユズちゃんです!〕
「風間さん!!ソイツから離れたら駄目です!!?今回の新種は"隠密系"…つまりは【カメレオンみたいに姿が見えない種類】です!!?そして今までレーダーに映らなかったのにそれが"今出た"と言うことはっ!?」