32.逆天の曲(97.
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情報共有のお陰でどれが亜種か等を間違える事なくサクサク片付けていく二人。それを見て"やっぱりA級は凄いな~"と関心を抱く柚紀は相変わらず側に居てくれる菊地原に『金剛型も見分け、つくの?』と素朴な疑問を訊ねれば「動く時の音が他と明らかに違うよ」と話す傍ら、取りこぼしが出てきたのでそれを処理し始める。それを少しだけ離れた所から見守る柚紀だが、今は聴覚が通常な状態で………"アイツの音"を聞き逃してしまっていた
「(ザシュッ!)……げっ!?この音はっ………(クルッ)土竜が来るからそこから離れて!…鶴ヶ峰っ!!?」
『ふへっ?!?(‐ ゴゴゴゴ ‐)!!?(ダンッ!!)』
‐ ズドン!! ‐
"見えない敵でも無音ではない"ので、現場デビューからずっと聴覚強化をしていた柚紀。…丸っきり聞こえない訳ではないが、通常だと【聞こえたときはすぐ側に敵】な状態が多いので、常に無意識に自己暗示を施していたのだった。なので余裕がなく、いつも以上に跳躍する足に力が入ってしまい
‐ ………ピョオ~~~ン!? ‐
『ふ、ふぎゃあ~!!?えっ?えっ??えっ???ちょっ、私脚力強化してないよ~!!何でこんなに高く跳べちゃってるの??(ピタッ!)ふへっ?(……ピュウゥ~~)い、嫌あぁあ~!?落ちてるぅ~~!!?この浮遊感、私キライイィイィィ~~!!!』
‐ キイィーーン!!? ‐
「っっ!!?……あの馬鹿っ!!今は菊地原の聴覚情報を共有しているの、知っているだろうがっ!?(ザシュッ!)(たが、あの状態では何をしでかすか分かったもんじゃない!)……菊地原、アレをキャッチしろ!落下地点読まれて敵が集まり出したが気にするな。(‐ ヴォン ‐)…亜種数体を俺が一気に狩る、俺にターゲットが移っている間に安全圏まで下がれ!……歌川、やるぞ」
「「……了解、です(ヴォン)」」
サイドエフェクトだけでなくトリオン体の身体的な機能にもどうやら問題があるらしく、いつも以上に高く跳躍できてしまい未知の領域なのと"苦手な感覚"に襲われて半泣きな状態で絶叫しながら堕ちてくる柚紀。その大音量の声に三人とも表情を歪ませるが、いち早く復帰した風間が悪態を吐きながら指示を出す。……今まで歌川と亜種を"同体数"倒していたが、一気に数を変動させ自らを囮にしようと考えたのだった
そして落下地点に敵が居るのに気づいたが、奇襲の為に風間達がカメレオン発動させたのには気づいていない柚紀。だが"皆が居なくなった"のには気づき、……内心落ち込んでいた
『(風間さん、皆が居ない。敵、居るよ?……私だって、居るよ?ドウシテ…って)(ヒュウゥ~)それより今はこの現状打破が先か…あ~、もう!!…出でよ足場ー!!?(ブォン……ダンッ!!)…フヘァッ??!(バイーン!?)な、何でグラスホッパー!!に、ニャアァア~!!?』
‐ ピュウゥ~~!! ‐
「(シュン!)…はぁっ?!?何で妙な方向にいきなり飛ぶのさっ!?〔やっぱりそうだ!!コレ"正隊員用のトリオン体"だ!だからユズちゃんの身体機能が上がってるしグラスホッパーが出たんだ!!?〕!?何でそんな事になっているのさ?!って、それは後にして……(ザシュッ!)歌川!!そっちに飛んでった鶴ヶ峰を捕まえてよね!」
「(シュン!)何でお前じゃなくて俺が〔うってぃー!柚紀ちゃんの落下予想地点に土竜型が進行してる!!で、風間さんも交戦始めちゃったから…〕(チラリ)……消去法で俺と言うわけですね。了解しました!!(ダッ!)(足下から響くコレが土竜の移動音か、…菊地原は兎も角、鶴ヶ峰は何時もこんな音を聞きながら行動をしているのか?)」
独りぼっちで泣きそうになる柚紀だが、"一人だからこそ自分でどうにかしないと"と思考を切り換える。……【一時的に少し前に戻った】、そう思えば良いと解釈して。そして先程同様に"願望を"今度は口に出してみると、足場…グラスホッパーが足元に形成されそれを踏んだことで群がる敵のど真ん中に落下するのは防げたが、あらぬ方向に飛んでいってしまう
流石にこれは予想していなかった菊地原は驚きながら姿を現すと、敵が接近してきたので対処開始。その傍らで"土竜の音"が聞こえたのでまだ敵に見つかっていなく、一歩離れた距離に居た歌川に役目を押し付ける。最初はその意図に気づかなかった歌川だが、宇佐美の通信を聞いてやっと理解すれば落下地点を予測して動き出すのであった
「(ザシュッ!)……げっ!?この音はっ………(クルッ)土竜が来るからそこから離れて!…鶴ヶ峰っ!!?」
『ふへっ?!?(‐ ゴゴゴゴ ‐)!!?(ダンッ!!)』
‐ ズドン!! ‐
"見えない敵でも無音ではない"ので、現場デビューからずっと聴覚強化をしていた柚紀。…丸っきり聞こえない訳ではないが、通常だと【聞こえたときはすぐ側に敵】な状態が多いので、常に無意識に自己暗示を施していたのだった。なので余裕がなく、いつも以上に跳躍する足に力が入ってしまい
‐ ………ピョオ~~~ン!? ‐
『ふ、ふぎゃあ~!!?えっ?えっ??えっ???ちょっ、私脚力強化してないよ~!!何でこんなに高く跳べちゃってるの??(ピタッ!)ふへっ?(……ピュウゥ~~)い、嫌あぁあ~!?落ちてるぅ~~!!?この浮遊感、私キライイィイィィ~~!!!』
‐ キイィーーン!!? ‐
「っっ!!?……あの馬鹿っ!!今は菊地原の聴覚情報を共有しているの、知っているだろうがっ!?(ザシュッ!)(たが、あの状態では何をしでかすか分かったもんじゃない!)……菊地原、アレをキャッチしろ!落下地点読まれて敵が集まり出したが気にするな。(‐ ヴォン ‐)…亜種数体を俺が一気に狩る、俺にターゲットが移っている間に安全圏まで下がれ!……歌川、やるぞ」
「「……了解、です(ヴォン)」」
サイドエフェクトだけでなくトリオン体の身体的な機能にもどうやら問題があるらしく、いつも以上に高く跳躍できてしまい未知の領域なのと"苦手な感覚"に襲われて半泣きな状態で絶叫しながら堕ちてくる柚紀。その大音量の声に三人とも表情を歪ませるが、いち早く復帰した風間が悪態を吐きながら指示を出す。……今まで歌川と亜種を"同体数"倒していたが、一気に数を変動させ自らを囮にしようと考えたのだった
そして落下地点に敵が居るのに気づいたが、奇襲の為に風間達がカメレオン発動させたのには気づいていない柚紀。だが"皆が居なくなった"のには気づき、……内心落ち込んでいた
『(風間さん、皆が居ない。敵、居るよ?……私だって、居るよ?ドウシテ…って)(ヒュウゥ~)それより今はこの現状打破が先か…あ~、もう!!…出でよ足場ー!!?(ブォン……ダンッ!!)…フヘァッ??!(バイーン!?)な、何でグラスホッパー!!に、ニャアァア~!!?』
‐ ピュウゥ~~!! ‐
「(シュン!)…はぁっ?!?何で妙な方向にいきなり飛ぶのさっ!?〔やっぱりそうだ!!コレ"正隊員用のトリオン体"だ!だからユズちゃんの身体機能が上がってるしグラスホッパーが出たんだ!!?〕!?何でそんな事になっているのさ?!って、それは後にして……(ザシュッ!)歌川!!そっちに飛んでった鶴ヶ峰を捕まえてよね!」
「(シュン!)何でお前じゃなくて俺が〔うってぃー!柚紀ちゃんの落下予想地点に土竜型が進行してる!!で、風間さんも交戦始めちゃったから…〕(チラリ)……消去法で俺と言うわけですね。了解しました!!(ダッ!)(足下から響くコレが土竜の移動音か、…菊地原は兎も角、鶴ヶ峰は何時もこんな音を聞きながら行動をしているのか?)」
独りぼっちで泣きそうになる柚紀だが、"一人だからこそ自分でどうにかしないと"と思考を切り換える。……【一時的に少し前に戻った】、そう思えば良いと解釈して。そして先程同様に"願望を"今度は口に出してみると、足場…グラスホッパーが足元に形成されそれを踏んだことで群がる敵のど真ん中に落下するのは防げたが、あらぬ方向に飛んでいってしまう
流石にこれは予想していなかった菊地原は驚きながら姿を現すと、敵が接近してきたので対処開始。その傍らで"土竜の音"が聞こえたのでまだ敵に見つかっていなく、一歩離れた距離に居た歌川に役目を押し付ける。最初はその意図に気づかなかった歌川だが、宇佐美の通信を聞いてやっと理解すれば落下地点を予測して動き出すのであった