3.親交の曲~桜髪の少女編~(68.
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女子はバレーな一方で、男子はバスケでこちらは普通に試合をしていた。体育館は比較的広いので半分に別けて授業をしているのだ。そしてバスケの試合をしている生徒以外は、雑談やクラスメートを応援をしたり……女子達を見ている者も居た。そんな中、時枝と烏丸そして…何故か佐鳥が一緒に居る状態で固まって"とある方"を時折見ていた。……主に佐鳥で、その視線の先には勿論
「あーー!?何で柚紀ちゃんの顔みれないのさ~!!市河ちゃんの反応からしてぜっっっったいっ!無自覚天然褒めちぎり発言してるから!!あの時って、照れている表情で言っている事もあるけど……多分笑顔で言っている気がする。…あー!みーたーいー!!?」「全く佐鳥は、……今は騒がしいから多分誰かに聞かれていないだろうけど、…発言に気を付けなよ?変な誤解を受けるよ?」
「む~!!…良いんだよ別に!……オレ嘘言ってないもん、……柚紀ちゃんが可愛いのだって本当な事だし、ウチの男子だって皆気にしているよ?【隣クラスに転校して来た子は美人で、可愛い】って!!あ、因みに市河ちゃんも一部の男子には人気だったりするよ?見た目や性格的な理由で"守ってあげたい子"と思う奴も居るし、後……"あの"風音ちゃんの幼馴染みだからって言う奴も、…少なからず居るけど」
体育館内が色んな音が混じって騒然としている中、佐鳥が本音をただ漏れさせていた。時枝はそんな佐鳥に苦言を呈するが、こちらも柚紀を気にしているので時々横目で様子を窺いつつ、 佐鳥の発言を聞いて表情を曇らせる。……"自分でない他人目的や原因"での他人からの及ぼされる影響において時枝は良い思い出がないのだ、自分にしでも市河女子関連も…柚紀に関してもだ
そして相変わらすわ会話に入らず聞きに徹していた烏丸が、グループでのパス練習になった柚紀達を見てやっと口を開いた
「それにしても、……鶴ヶ峰は一体どんな性格をしているんだ?迅さんは彼女について【無自覚なトラブルメーカー】とも言っていたし、…大まかに聞いたトラブル内容を聞いて俺も納得はしたが、………学校での彼女は意外としっかり者の印象が強いな。…少し抜けている感じもするが」
「ん~、……学校の時は"ON状態"で、ボーダーに居る時は"OFF状態"つまりプライベートと言うか…素の状態かなってオレは思うよ?ね?とっきーもそう思うだろ??」
「…まぁね。……彼女は目立つのが嫌なんだよ、既に見た目が他の人と違うから目立つ要素を持っている。だからこれ以上目立たない様にと、"何事も秀で過ぎない様に"と心掛けている。今はあくまでも"練習"の区分だからあーやって"自分が中心"でも平気なんだと思う。所謂"縁の下の力持ち"的な性格なんだよ鶴ヶ峰さんはね」
「でもって素も"優しくて芯の強い子"だよ!あ、後は地味に"頑固な一面"もあるね!?……その性格のせいで、彼女は辛い経験を強いられた。でもそれらの思い出とか経験とか全部があって"今の"柚紀ちゃんが居る、…狭い視野や自分が持つ感覚だけじゃ……彼女を理解するのは無理だよ、とりまる」
佐鳥そして時枝の意見を聞きつつ烏丸は柚紀の観察をしていた。グループでのパス練習に入り数回やった後、……続かない事に気づき"やり方"を彼女は変えたのだ。オーバーハンドで続けれる様にと、自分が円陣の中心に立ち、距離が不足し勝ちなのでその中継役と、慣れずにパスミスをすれば具体的にアドバイスを出したり、時には自ら動いてフォローしたりしているのだ。それも"パスや負担が誰かに偏らない事"を気にして出来るだけ均等にパス回しをしているのだ。……あの市河女子相手にもだが、"自分にも来る"と自覚していればたまに失敗はするが二人一組での練習成果のお陰で、アンダーを使う事はほぼなく変な方向にボールが飛んでいったりはしていなく安定しているのだ。……他のグループよりミスが圧倒的に少なくパスが続いているのが何よりもの証拠だ。…それとは別に朝柚紀から"有益な情報"を個人的に教えて貰っている烏丸には個人的に好印象を抱いているのだ
そんな思考の底に居た烏丸だったが、いつの間にか自他クラスメート数人が自分達の側に来ており何かを佐鳥達に持ち掛けていた。話を聞いていなかったので内容までは理解していないが……二人の表情からして"厄介事"なのは明白だった。そんな中自分のクラスで運動能力が高い男子が烏丸に話し掛けてきた
「なぁ烏丸、お前も協力してくれよ!!お前もあの転校生とは仲が良いだろう?……あっちのクラスの野郎の野望を阻止する為にもさ!!?」
「……悪い、スーパーの特売品何を買うかを考えていて話を聞いていなかった。…時枝どうなっているんだ?」
「……次の試合に向こうが勝った暁には【昼休み時間、鶴ヶ峰さんと市河さんを自分達のクラスに招き入れたい】だってさ。確かに佐鳥や野々村が居るとは言え…………本人達が知らない所で勝手に賭けするのは、流石のおれも…気に入らない、かな?」
静かに怒りを露にしている時枝に対して、佐鳥も流石に猛反発していた。だが、多勢に無勢にして集まった面子が"元バスケ部員"やらスポーツ系の部活をしていた者ばかり。……本気で二人を狙っているのを烏丸は理解した
対して此方もスポーツが得意なメンバーばかりだが"生身"では其処まで体育系でない自分達が選ばれた理由が分からない。それに対しての答えを言ったのは意外な事に時枝でなく佐鳥だった
「だぁ~もう~、分かったよ!佐鳥も協力するよ!!但し、……此方が勝っても本人達が嫌がればこの約束は無効!後、二人だけだとそっちが色々不安だろうから"とりまるととっきー"の同伴を許可する事!!…後、風音ちゃんが怒ってもオレは一切手助けしない!!!これが条件!……これなら良いでしょ?(とっきーなら、分かりよね?オレの考えが)」
「…………ま、それなら悪くないんじゃない?元とは言え"バスケ部員"が多い分、そっちが有利になるけどね(例え"試合に負けても勝負に勝てば良い"…そう言う訳だよね佐鳥)……悪いけど協力してもらうよ、京介」
「(…珍しく時枝が"本気になっている"のか?俺は未だに鶴ヶ峰を理解できていないが…)……彼女には数学のアドバイスを貰った借りもあるし、…特売情報を貰った件もある。………俺で良ければ手を貸すよ」
そんな感じで、本人が知らない所で男達の勝負の火蓋が落とされそうとしていたのだった
「あーー!?何で柚紀ちゃんの顔みれないのさ~!!市河ちゃんの反応からしてぜっっっったいっ!無自覚天然褒めちぎり発言してるから!!あの時って、照れている表情で言っている事もあるけど……多分笑顔で言っている気がする。…あー!みーたーいー!!?」「全く佐鳥は、……今は騒がしいから多分誰かに聞かれていないだろうけど、…発言に気を付けなよ?変な誤解を受けるよ?」
「む~!!…良いんだよ別に!……オレ嘘言ってないもん、……柚紀ちゃんが可愛いのだって本当な事だし、ウチの男子だって皆気にしているよ?【隣クラスに転校して来た子は美人で、可愛い】って!!あ、因みに市河ちゃんも一部の男子には人気だったりするよ?見た目や性格的な理由で"守ってあげたい子"と思う奴も居るし、後……"あの"風音ちゃんの幼馴染みだからって言う奴も、…少なからず居るけど」
体育館内が色んな音が混じって騒然としている中、佐鳥が本音をただ漏れさせていた。時枝はそんな佐鳥に苦言を呈するが、こちらも柚紀を気にしているので時々横目で様子を窺いつつ、 佐鳥の発言を聞いて表情を曇らせる。……"自分でない他人目的や原因"での他人からの及ぼされる影響において時枝は良い思い出がないのだ、自分にしでも市河女子関連も…柚紀に関してもだ
そして相変わらすわ会話に入らず聞きに徹していた烏丸が、グループでのパス練習になった柚紀達を見てやっと口を開いた
「それにしても、……鶴ヶ峰は一体どんな性格をしているんだ?迅さんは彼女について【無自覚なトラブルメーカー】とも言っていたし、…大まかに聞いたトラブル内容を聞いて俺も納得はしたが、………学校での彼女は意外としっかり者の印象が強いな。…少し抜けている感じもするが」
「ん~、……学校の時は"ON状態"で、ボーダーに居る時は"OFF状態"つまりプライベートと言うか…素の状態かなってオレは思うよ?ね?とっきーもそう思うだろ??」
「…まぁね。……彼女は目立つのが嫌なんだよ、既に見た目が他の人と違うから目立つ要素を持っている。だからこれ以上目立たない様にと、"何事も秀で過ぎない様に"と心掛けている。今はあくまでも"練習"の区分だからあーやって"自分が中心"でも平気なんだと思う。所謂"縁の下の力持ち"的な性格なんだよ鶴ヶ峰さんはね」
「でもって素も"優しくて芯の強い子"だよ!あ、後は地味に"頑固な一面"もあるね!?……その性格のせいで、彼女は辛い経験を強いられた。でもそれらの思い出とか経験とか全部があって"今の"柚紀ちゃんが居る、…狭い視野や自分が持つ感覚だけじゃ……彼女を理解するのは無理だよ、とりまる」
佐鳥そして時枝の意見を聞きつつ烏丸は柚紀の観察をしていた。グループでのパス練習に入り数回やった後、……続かない事に気づき"やり方"を彼女は変えたのだ。オーバーハンドで続けれる様にと、自分が円陣の中心に立ち、距離が不足し勝ちなのでその中継役と、慣れずにパスミスをすれば具体的にアドバイスを出したり、時には自ら動いてフォローしたりしているのだ。それも"パスや負担が誰かに偏らない事"を気にして出来るだけ均等にパス回しをしているのだ。……あの市河女子相手にもだが、"自分にも来る"と自覚していればたまに失敗はするが二人一組での練習成果のお陰で、アンダーを使う事はほぼなく変な方向にボールが飛んでいったりはしていなく安定しているのだ。……他のグループよりミスが圧倒的に少なくパスが続いているのが何よりもの証拠だ。…それとは別に朝柚紀から"有益な情報"を個人的に教えて貰っている烏丸には個人的に好印象を抱いているのだ
そんな思考の底に居た烏丸だったが、いつの間にか自他クラスメート数人が自分達の側に来ており何かを佐鳥達に持ち掛けていた。話を聞いていなかったので内容までは理解していないが……二人の表情からして"厄介事"なのは明白だった。そんな中自分のクラスで運動能力が高い男子が烏丸に話し掛けてきた
「なぁ烏丸、お前も協力してくれよ!!お前もあの転校生とは仲が良いだろう?……あっちのクラスの野郎の野望を阻止する為にもさ!!?」
「……悪い、スーパーの特売品何を買うかを考えていて話を聞いていなかった。…時枝どうなっているんだ?」
「……次の試合に向こうが勝った暁には【昼休み時間、鶴ヶ峰さんと市河さんを自分達のクラスに招き入れたい】だってさ。確かに佐鳥や野々村が居るとは言え…………本人達が知らない所で勝手に賭けするのは、流石のおれも…気に入らない、かな?」
静かに怒りを露にしている時枝に対して、佐鳥も流石に猛反発していた。だが、多勢に無勢にして集まった面子が"元バスケ部員"やらスポーツ系の部活をしていた者ばかり。……本気で二人を狙っているのを烏丸は理解した
対して此方もスポーツが得意なメンバーばかりだが"生身"では其処まで体育系でない自分達が選ばれた理由が分からない。それに対しての答えを言ったのは意外な事に時枝でなく佐鳥だった
「だぁ~もう~、分かったよ!佐鳥も協力するよ!!但し、……此方が勝っても本人達が嫌がればこの約束は無効!後、二人だけだとそっちが色々不安だろうから"とりまるととっきー"の同伴を許可する事!!…後、風音ちゃんが怒ってもオレは一切手助けしない!!!これが条件!……これなら良いでしょ?(とっきーなら、分かりよね?オレの考えが)」
「…………ま、それなら悪くないんじゃない?元とは言え"バスケ部員"が多い分、そっちが有利になるけどね(例え"試合に負けても勝負に勝てば良い"…そう言う訳だよね佐鳥)……悪いけど協力してもらうよ、京介」
「(…珍しく時枝が"本気になっている"のか?俺は未だに鶴ヶ峰を理解できていないが…)……彼女には数学のアドバイスを貰った借りもあるし、…特売情報を貰った件もある。………俺で良ければ手を貸すよ」
そんな感じで、本人が知らない所で男達の勝負の火蓋が落とされそうとしていたのだった