28.満身創痍の曲~それでも生きる為に~(93.
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~風間隊室~
「あっ!!風間さん、やっと戻って来た……って、迅さんに………柚紀ちゃんっ?!!(ダッ!…ギュウッ!…ナデナデ)……お疲れ様、話は聞いてるよ?頑張ったね、偉い偉い(ナデナデナデ)」
『宇佐、美…先輩??それに、……歌川くんも。…(キョロ、キョロ)……菊地原くん、は???』
「……アイツなら今日は来てないよ?何か最近耳の調子が良すぎて"余計に聴こえちゃう"らしくてさ、…自宅で安静にしてる。ナニか用だったか?」
『……サイドエフェクト関連で少し、聞きたいことがあって。で、でも大した事じゃないので大丈夫だよ?!』
「聞きたいこと?……お前が【二宮の発言に"だけ"嘘が含まれていた】と発言した点に関する事か?」
「「えっ?!?!」」
「多分それじゃないかな?ってか風間さん、……何時からカメレオンで潜伏してたの?そもそも、風間隊は【明後日に急遽行う"歌姫の実践訓練参加"の為に今日は非番】の筈ですよね?明日は模擬戦に参加ですし……」
「………少し気になる案件があってな、冬島さんの所に顔出ししていた。あの人は相変わらず鶴ヶ峰の数値変動等がないかモニタリングされていたからな。で、……やはりマップから戻って来ても"トリオン数値に変動が見られた"から様子を見に行った訳だが?(……今の鶴ヶ峰に"市河も"モニタリングしていた事を言えば、影響を与えた事を感付く可能性がある。無闇に話すべきじゃないな。…本人からも口止めされているし)」
「えっと、私達は【言実さんの仕事が終えるまで柚紀ちゃんを預かるために待機していた】の。(ナデナデ)……開発部門の人達皆さんが悪い人じゃないって理解は出来ていても、…安心は出来ないでしょ?アソコの人達が"例の騒動"に関わりがある以上、言実さんが居ない時は"ほぼ"関わらない様にしてる(ナデナデ)…それに諏訪隊の出番の前に脱出出来たら、確実に大丈夫な預け先がない状態。……まぁ、こんな感じかな?(ナデナデ)にしても、嘘を見破るできくっちーにご用ねぇ~(ナデナデナデナデナデ)…もしかして、【聴覚強化】出来ちゃった感じかな?」
「あっ!?成る程、……前に"その片鱗"を見る機会があったし、サイドエフェクトのコントロールも日々努力している鶴ヶ峰なら、出来そうだね。"見本"が側に居るから尚更、かもな」
『(パッ!…ス、スス)……二人は、…疑わないの?風間さんも、ですが……私の能力は…』
「(ポフッ…ナデ)俺が二宮に対して言った言葉を覚えているなら、…"歌姫を用いらなくても"慣れさえすれば、お前は色んな物事に干渉が可能だ"自他ともに"な。………だが、まだまだ習練不足も否めないのも事実だ。(ナデナデ)迅も菊地原も能力とは"年単位"の付き合いだからな、……焦る必要はない。その分、きっちり制御をマスターすれば誰にも文句も言われなくなるし迷惑も掛けなくなる、…理解できている奴は皆そう認識している筈だ」
『……それなら、いいですけど。…あの、風間さん。…………………ごめん、なさい。もぅ、……げん、か、…ぃ…です。…………眠、い…(フラッ)』
「「「!!?」」」
「(パシッ!)っと!?……前降りなくいきなり落ちちゃうよな~君って。それも決まって前のめりに倒れるし。でも、"眠たくなる理由や倒れてくる方向"さえちゃんと理解できてれば、此方が対処出来るし問題ないか(シュウゥゥ……ポンポン)…おやすみ柚紀ちゃん、安心して休んで大丈夫だよ?あの人が来るまでは……俺が側に居るから、ね?」
『(……コクン)……すぅ、すぅすぅ…』
「……あらら、話には聞いてたけど本当に寝付きが良い子だねぇ~柚紀ちゃんは(プニプニ)…ほっぺも柔らか~い!……所で迅さん。わざわざトリオン体を解いた理由ってやっぱり…………」
「…彼女が睡眠を欲している理由は、"精神的な疲労"…つまりは"トリオン量が一定値を下回ったから"だ。トリオン量が正常値なら多少精神にダメージを負っても"トリオンが肩代わりする"仕組みになっている。……彼女が"あれだけ"の辛い過去を経験しているのに、…この人格を保てている理由がこのシステムがオートで起動している所謂"一種の自己防衛"だね。だから歌川、……君は今の彼女に触れちゃ駄目だ。ソレ…"トリオン体"だろ?」
「………俺的には【本当に今の鶴ヶ峰に触れてベイルアウトするか】見てみたいが、…あの人が"影響は未知数だ"と言っていたから、下手な事は避けるべきだな。所で迅、……【お前はどんな影響を受けている】?菊地原は【本部から離れている自宅に居ても鶴ヶ峰の不安がる声が聴こえた】と言っていたぞ?」
「………確定事項、じゃないですが…【俺は彼女の過去を"夢"と言う形で視てしまいました】。…内容はほぼ"トラウマになったであろう場面"ばかりで、それも"柚紀ちゃん視点"で、です。………あれは流石に、堪えますよ。……未来は幾らでも変えられるが、過去を変えるのは不可能だ。…それこそ神にでもならないと、ね。……柄にもなく願ってしまいましたよ【過去を変えれたらどんなに好いものか】と」
「(…ポン)……やはりお前も彼女と一緒に休め迅。…お前達の元に行く途中で木崎に会ったと話しただろ?その時にこんな事も言っていた。……【ほぼ初対面な自分が居るとあの少女が安心して休めない、そして恐らく迅も…】と心配してな、(…スッ、ナデナデ)それから俺にお前達の居場所を告げてランク戦ロビーに戻っていった。……側に居てやれ、目が覚めるまでお前がな」
「……そうしたいのは山々だけど、…"向こう"のフォローに俺行かないと……」
「……"フォロー相手が嵐山"なら、俺は止めない。だが、別の奴なら…"放置しろ"。この程度の苦難を越えれない奴を……俺は認めない。…"鶴ヶ峰の隣に立つ存在"としては、な。それと、"自ら口にした宣言を……約束は守れ"迅。……鶴ヶ峰を泣かせる事は俺が許さない」
「うわぁ~~。風間さん、それ最早"父親の心情"じゃないですか?でも、…(ダキッ)……そう、かも知れないです。あの人、…静樹さんが生きていれば、きっと同じ様な事言ったと俺も思います。……奥のベイルアウト用のマット借りますね?彼女、【寂しい時や不安な時、何かを抱き締めたりしがみつかないと安心して眠れない子】ですから(スタスタスタ……)」
「……ぁ、あの…風間さん。……さっき迅さんが口にした"静樹さん"って、……………まさか…」
「……鶴ヶ峰静樹氏は鶴ヶ峰の父親であり、言実さんの兄だ。職業は"表向き"は医師だが、…このボーダー創設メンバーの一人にしてスポンサーだった御仁。そして、現在の様に存在が公になる前の"旧時代"に……亡くなられている。…だから迅は一段と彼女を気に掛け、言実さんとは絶大な信頼関係を築いている。…二人とも"恩人の忘れ形見"的な存在だからな。もっと詳しく知りたければ自分達で調べる事だな、その名の資料は未だに健在だ。戦闘時の技術だけでなく、時には頭を使う……頭脳面でも鍛えておけ。………少し出てくる、留守を…二人を頼んだぞ(ウィーン……ウィーン)」
「「……………」」
「あっ!!風間さん、やっと戻って来た……って、迅さんに………柚紀ちゃんっ?!!(ダッ!…ギュウッ!…ナデナデ)……お疲れ様、話は聞いてるよ?頑張ったね、偉い偉い(ナデナデナデ)」
『宇佐、美…先輩??それに、……歌川くんも。…(キョロ、キョロ)……菊地原くん、は???』
「……アイツなら今日は来てないよ?何か最近耳の調子が良すぎて"余計に聴こえちゃう"らしくてさ、…自宅で安静にしてる。ナニか用だったか?」
『……サイドエフェクト関連で少し、聞きたいことがあって。で、でも大した事じゃないので大丈夫だよ?!』
「聞きたいこと?……お前が【二宮の発言に"だけ"嘘が含まれていた】と発言した点に関する事か?」
「「えっ?!?!」」
「多分それじゃないかな?ってか風間さん、……何時からカメレオンで潜伏してたの?そもそも、風間隊は【明後日に急遽行う"歌姫の実践訓練参加"の為に今日は非番】の筈ですよね?明日は模擬戦に参加ですし……」
「………少し気になる案件があってな、冬島さんの所に顔出ししていた。あの人は相変わらず鶴ヶ峰の数値変動等がないかモニタリングされていたからな。で、……やはりマップから戻って来ても"トリオン数値に変動が見られた"から様子を見に行った訳だが?(……今の鶴ヶ峰に"市河も"モニタリングしていた事を言えば、影響を与えた事を感付く可能性がある。無闇に話すべきじゃないな。…本人からも口止めされているし)」
「えっと、私達は【言実さんの仕事が終えるまで柚紀ちゃんを預かるために待機していた】の。(ナデナデ)……開発部門の人達皆さんが悪い人じゃないって理解は出来ていても、…安心は出来ないでしょ?アソコの人達が"例の騒動"に関わりがある以上、言実さんが居ない時は"ほぼ"関わらない様にしてる(ナデナデ)…それに諏訪隊の出番の前に脱出出来たら、確実に大丈夫な預け先がない状態。……まぁ、こんな感じかな?(ナデナデ)にしても、嘘を見破るできくっちーにご用ねぇ~(ナデナデナデナデナデ)…もしかして、【聴覚強化】出来ちゃった感じかな?」
「あっ!?成る程、……前に"その片鱗"を見る機会があったし、サイドエフェクトのコントロールも日々努力している鶴ヶ峰なら、出来そうだね。"見本"が側に居るから尚更、かもな」
『(パッ!…ス、スス)……二人は、…疑わないの?風間さんも、ですが……私の能力は…』
「(ポフッ…ナデ)俺が二宮に対して言った言葉を覚えているなら、…"歌姫を用いらなくても"慣れさえすれば、お前は色んな物事に干渉が可能だ"自他ともに"な。………だが、まだまだ習練不足も否めないのも事実だ。(ナデナデ)迅も菊地原も能力とは"年単位"の付き合いだからな、……焦る必要はない。その分、きっちり制御をマスターすれば誰にも文句も言われなくなるし迷惑も掛けなくなる、…理解できている奴は皆そう認識している筈だ」
『……それなら、いいですけど。…あの、風間さん。…………………ごめん、なさい。もぅ、……げん、か、…ぃ…です。…………眠、い…(フラッ)』
「「「!!?」」」
「(パシッ!)っと!?……前降りなくいきなり落ちちゃうよな~君って。それも決まって前のめりに倒れるし。でも、"眠たくなる理由や倒れてくる方向"さえちゃんと理解できてれば、此方が対処出来るし問題ないか(シュウゥゥ……ポンポン)…おやすみ柚紀ちゃん、安心して休んで大丈夫だよ?あの人が来るまでは……俺が側に居るから、ね?」
『(……コクン)……すぅ、すぅすぅ…』
「……あらら、話には聞いてたけど本当に寝付きが良い子だねぇ~柚紀ちゃんは(プニプニ)…ほっぺも柔らか~い!……所で迅さん。わざわざトリオン体を解いた理由ってやっぱり…………」
「…彼女が睡眠を欲している理由は、"精神的な疲労"…つまりは"トリオン量が一定値を下回ったから"だ。トリオン量が正常値なら多少精神にダメージを負っても"トリオンが肩代わりする"仕組みになっている。……彼女が"あれだけ"の辛い過去を経験しているのに、…この人格を保てている理由がこのシステムがオートで起動している所謂"一種の自己防衛"だね。だから歌川、……君は今の彼女に触れちゃ駄目だ。ソレ…"トリオン体"だろ?」
「………俺的には【本当に今の鶴ヶ峰に触れてベイルアウトするか】見てみたいが、…あの人が"影響は未知数だ"と言っていたから、下手な事は避けるべきだな。所で迅、……【お前はどんな影響を受けている】?菊地原は【本部から離れている自宅に居ても鶴ヶ峰の不安がる声が聴こえた】と言っていたぞ?」
「………確定事項、じゃないですが…【俺は彼女の過去を"夢"と言う形で視てしまいました】。…内容はほぼ"トラウマになったであろう場面"ばかりで、それも"柚紀ちゃん視点"で、です。………あれは流石に、堪えますよ。……未来は幾らでも変えられるが、過去を変えるのは不可能だ。…それこそ神にでもならないと、ね。……柄にもなく願ってしまいましたよ【過去を変えれたらどんなに好いものか】と」
「(…ポン)……やはりお前も彼女と一緒に休め迅。…お前達の元に行く途中で木崎に会ったと話しただろ?その時にこんな事も言っていた。……【ほぼ初対面な自分が居るとあの少女が安心して休めない、そして恐らく迅も…】と心配してな、(…スッ、ナデナデ)それから俺にお前達の居場所を告げてランク戦ロビーに戻っていった。……側に居てやれ、目が覚めるまでお前がな」
「……そうしたいのは山々だけど、…"向こう"のフォローに俺行かないと……」
「……"フォロー相手が嵐山"なら、俺は止めない。だが、別の奴なら…"放置しろ"。この程度の苦難を越えれない奴を……俺は認めない。…"鶴ヶ峰の隣に立つ存在"としては、な。それと、"自ら口にした宣言を……約束は守れ"迅。……鶴ヶ峰を泣かせる事は俺が許さない」
「うわぁ~~。風間さん、それ最早"父親の心情"じゃないですか?でも、…(ダキッ)……そう、かも知れないです。あの人、…静樹さんが生きていれば、きっと同じ様な事言ったと俺も思います。……奥のベイルアウト用のマット借りますね?彼女、【寂しい時や不安な時、何かを抱き締めたりしがみつかないと安心して眠れない子】ですから(スタスタスタ……)」
「……ぁ、あの…風間さん。……さっき迅さんが口にした"静樹さん"って、……………まさか…」
「……鶴ヶ峰静樹氏は鶴ヶ峰の父親であり、言実さんの兄だ。職業は"表向き"は医師だが、…このボーダー創設メンバーの一人にしてスポンサーだった御仁。そして、現在の様に存在が公になる前の"旧時代"に……亡くなられている。…だから迅は一段と彼女を気に掛け、言実さんとは絶大な信頼関係を築いている。…二人とも"恩人の忘れ形見"的な存在だからな。もっと詳しく知りたければ自分達で調べる事だな、その名の資料は未だに健在だ。戦闘時の技術だけでなく、時には頭を使う……頭脳面でも鍛えておけ。………少し出てくる、留守を…二人を頼んだぞ(ウィーン……ウィーン)」
「「……………」」