3.親交の曲~桜髪の少女編~(68.
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次の登校日、始業式とほぼ同じ時間にマンションを出た柚紀は佐鳥と……烏丸の送迎付きので登校となった。体調面は問題ないのだが例のボーダー内での件により、保護者が"念のため"頼んだのであった
『……朝からごめんね二人とも、…私は大丈夫だって言ったんだけど【既に決めたことだ】って言われちゃって。でも、佐鳥くんは兎も角……何で烏丸くん?あ、別に嫌じゃないよ?!ただ、…普通なら時枝くんだよな~っと』
「あ、それはね、……とっきー今日は日直当番なんだよね~。だから学校に早く行って仕事しないといけないって訳!!なのは分かるけど、…何でとりまるに代理を頼んだのかな?ナニか聞いてる??」
「……迅さんから【朝起きれそうなら…】的な感じで連絡が来たんだよ。その後に時枝本人に訊ねたら頼まれた。……【佐鳥一人じゃ不安】とか言ってな。…一応ボーダー内でのトラブルも聞いたが……見た目によらず意外と鶴ヶ峰はじゃじゃ馬娘なんだな」
『じ、じゃじゃ馬娘か~。……(クスッ)そうかも知れない、…そんな事を言ったのは烏丸くんが初めてだな~。そんな風に言う同級生今まで居なかったから、…ちょっと新鮮な感じ』
佐鳥は些か不満げな表情だが、柚紀が楽しそうなので渋々な感じではあった。烏丸に関してはあまり表情が変わらないので迷惑になっていないか柚紀は不安ではあったが"じゃじゃ馬"発言からして、恐らく本当に嫌ではないだろうと考えた。……本当に嫌なら迎えにこないだろうし、話にも参加しない、…じゃじゃ馬よりもっとキツい発言もすると感じたからだ。……かなりの無茶をしたのは自覚しているからである
佐鳥を中心に話をしていたら直ぐに学校に到着したが「HR始まるまでそっちのクラスにお邪魔して良いよね?ね?」と些か強引ではあるが、柚紀から了承を得たので意気揚々と自分のクラスへ向かう佐鳥を見送りとりあえず烏丸と一緒に教室に入る。そこには時枝は居なく代わりに……
「あっ!!えっと……お、おはよう烏丸、くんと…鶴ヶ峰、さん。は、早い……ね」
「おはよう市河。…そうか時枝と一緒の日直当番だったな。……時枝は?」
「(コクン)せ、先生によ、呼ばれて今、職員室です。あ、あ、あのっ……鶴ヶ峰さん、その…き、今日の授業、い、移動系が多いんだよね。で、でねっ………わ、私でよ、良ければ、あ、あああ、案内…しますっ!?」
『えっ?……あ、今日は理科と体育があります、ね。えっと……お、お願いします(ペコリ)…でも、どうして?』
例の桜色の髪を持つ市河女子が日直の仕事を一人でこなしていた。二人がこんな早い時間から登校してきた事に、少し戸惑いつつ挨拶をすると意を決して柚紀に頑張って話しかける。話しかけられた事は嬉しく思うが、初日全く話していない自分に何故……と訊ねると「おれが頼んだんだよ」と市河女子に代わって戻って来た時枝が答えた。その後ろに荷物を置いた佐鳥の姿が
「理科室は兎も角、更衣室に案内するのは流石に、ね?……多分鶴ヶ峰さんなら市河さんと仲良く出来ると思ったから、…ちょっとしたお節介を焼いたって訳。……彼女も君に興味があるみたいだったから」
「ま、女の子同士だし仲良くするに越したことないよ!!二人って何か色々似ているし、とっきーの言い分には佐鳥もサンセ~!!……柚紀ちゃんだって欲しいでしょ?…"女の子の友達"がさ」
『と、友達っ?!そ、そりゃあまぁ……(チラリ)欲しいけど、………と、とりあえず今日はその、お世話になります市河さん(ペコリ)で、えっと……もし、貴女さえ良ければ、…考えてみてくれますと、嬉しくです。…ハイ(モジモジ)』
「えっ?!!わ、私でい、良いの??あの、えっと……な、なら…その………に、日直の仕事を、…手伝ってく、下さい。し、仕事を覚える必要、あるよね?鶴ヶ峰さんだって、何時かは日直当番回ってくるし、……い、一緒に居る口実がないと……その…(モジモジ)」
そんな女子二人のやり取りを微笑ましく見守っていた時枝だったが、廊下の方から生徒の話し声を聞いて「市河さん、日誌なんだけど…」と仕事の話を持ち掛けたのを見て"邪魔になる"と思い、一先ず荷物を自分の席に置く
それから時枝が戻ってきてからは話に参加してこない烏丸が気になり、近づいて『ナニをしているの?』「……数学の予習、…念のためにだけど」と話し掛け、何となく烏丸の学力が気になり観察…だけでは居づらいのでちょっとした話題を織り混ぜながら話をしていると「何々ナニ?二人してナニしているのさー??」と、佐鳥が会話に乱入すれば柚紀の学力を含めたた世間話の場となり「あ、日直だから確実に先生に当てられる」と市河女子が不安を口にしたのが聞こえた柚紀が『わ、私で良ければ……教えます、よ?多少は出来るから』的な助け船を出せば勢いよく頷かれ、少し引いたが勉強をHR始まるまで勉強をしながら他愛ない会話をしたのであった
『……朝からごめんね二人とも、…私は大丈夫だって言ったんだけど【既に決めたことだ】って言われちゃって。でも、佐鳥くんは兎も角……何で烏丸くん?あ、別に嫌じゃないよ?!ただ、…普通なら時枝くんだよな~っと』
「あ、それはね、……とっきー今日は日直当番なんだよね~。だから学校に早く行って仕事しないといけないって訳!!なのは分かるけど、…何でとりまるに代理を頼んだのかな?ナニか聞いてる??」
「……迅さんから【朝起きれそうなら…】的な感じで連絡が来たんだよ。その後に時枝本人に訊ねたら頼まれた。……【佐鳥一人じゃ不安】とか言ってな。…一応ボーダー内でのトラブルも聞いたが……見た目によらず意外と鶴ヶ峰はじゃじゃ馬娘なんだな」
『じ、じゃじゃ馬娘か~。……(クスッ)そうかも知れない、…そんな事を言ったのは烏丸くんが初めてだな~。そんな風に言う同級生今まで居なかったから、…ちょっと新鮮な感じ』
佐鳥は些か不満げな表情だが、柚紀が楽しそうなので渋々な感じではあった。烏丸に関してはあまり表情が変わらないので迷惑になっていないか柚紀は不安ではあったが"じゃじゃ馬"発言からして、恐らく本当に嫌ではないだろうと考えた。……本当に嫌なら迎えにこないだろうし、話にも参加しない、…じゃじゃ馬よりもっとキツい発言もすると感じたからだ。……かなりの無茶をしたのは自覚しているからである
佐鳥を中心に話をしていたら直ぐに学校に到着したが「HR始まるまでそっちのクラスにお邪魔して良いよね?ね?」と些か強引ではあるが、柚紀から了承を得たので意気揚々と自分のクラスへ向かう佐鳥を見送りとりあえず烏丸と一緒に教室に入る。そこには時枝は居なく代わりに……
「あっ!!えっと……お、おはよう烏丸、くんと…鶴ヶ峰、さん。は、早い……ね」
「おはよう市河。…そうか時枝と一緒の日直当番だったな。……時枝は?」
「(コクン)せ、先生によ、呼ばれて今、職員室です。あ、あ、あのっ……鶴ヶ峰さん、その…き、今日の授業、い、移動系が多いんだよね。で、でねっ………わ、私でよ、良ければ、あ、あああ、案内…しますっ!?」
『えっ?……あ、今日は理科と体育があります、ね。えっと……お、お願いします(ペコリ)…でも、どうして?』
例の桜色の髪を持つ市河女子が日直の仕事を一人でこなしていた。二人がこんな早い時間から登校してきた事に、少し戸惑いつつ挨拶をすると意を決して柚紀に頑張って話しかける。話しかけられた事は嬉しく思うが、初日全く話していない自分に何故……と訊ねると「おれが頼んだんだよ」と市河女子に代わって戻って来た時枝が答えた。その後ろに荷物を置いた佐鳥の姿が
「理科室は兎も角、更衣室に案内するのは流石に、ね?……多分鶴ヶ峰さんなら市河さんと仲良く出来ると思ったから、…ちょっとしたお節介を焼いたって訳。……彼女も君に興味があるみたいだったから」
「ま、女の子同士だし仲良くするに越したことないよ!!二人って何か色々似ているし、とっきーの言い分には佐鳥もサンセ~!!……柚紀ちゃんだって欲しいでしょ?…"女の子の友達"がさ」
『と、友達っ?!そ、そりゃあまぁ……(チラリ)欲しいけど、………と、とりあえず今日はその、お世話になります市河さん(ペコリ)で、えっと……もし、貴女さえ良ければ、…考えてみてくれますと、嬉しくです。…ハイ(モジモジ)』
「えっ?!!わ、私でい、良いの??あの、えっと……な、なら…その………に、日直の仕事を、…手伝ってく、下さい。し、仕事を覚える必要、あるよね?鶴ヶ峰さんだって、何時かは日直当番回ってくるし、……い、一緒に居る口実がないと……その…(モジモジ)」
そんな女子二人のやり取りを微笑ましく見守っていた時枝だったが、廊下の方から生徒の話し声を聞いて「市河さん、日誌なんだけど…」と仕事の話を持ち掛けたのを見て"邪魔になる"と思い、一先ず荷物を自分の席に置く
それから時枝が戻ってきてからは話に参加してこない烏丸が気になり、近づいて『ナニをしているの?』「……数学の予習、…念のためにだけど」と話し掛け、何となく烏丸の学力が気になり観察…だけでは居づらいのでちょっとした話題を織り混ぜながら話をしていると「何々ナニ?二人してナニしているのさー??」と、佐鳥が会話に乱入すれば柚紀の学力を含めたた世間話の場となり「あ、日直だから確実に先生に当てられる」と市河女子が不安を口にしたのが聞こえた柚紀が『わ、私で良ければ……教えます、よ?多少は出来るから』的な助け船を出せば勢いよく頷かれ、少し引いたが勉強をHR始まるまで勉強をしながら他愛ない会話をしたのであった