28.満身創痍の曲~それでも生きる為に~(93.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「所で、……貴女の正体を俺に明かして大丈夫何ですか?…俺が城戸司令に報告する。…そんな事をされたら貴女にも、……言実さんにも都合が悪いのでは?」
「……んふっ。…いや~男らしいと言うか、スパダリ??兎に角良い男だよな~君!ウチ等を心配してくれて嬉しいけどさ…………(クルッ)"ソレ、無意味だよ?"言った筈だよ?"私の監視の目は至る所に向けている"って。…君が、君達が城戸さんから受けている"密命"だって、私は知ってるよ?言実は兎も角、…私を出し抜くなら少なくともこのボーダー基地内で密会はオススメしないよ~?……全部筒抜けだもん」
「!!?…………なら何故、それをあの人に…言実さんにソレを話されないのですか?!…あの人は変わらず俺を…俺達風間隊を信用信頼してくれている!!でなければ鶴ヶ峰の側に居る事を許す筈がない!!……"アレ"だって、許可しない筈だ。(ギュウッ)………あの人は、何処まで、…知っているんですか?」
ただ、巽が話した内容を聞いて【自分達が不利に陥る可能性がある】と察した風間が軽い脅し"紛い"な物言いをしてみる。が、そんなの気にしない、……寧ろ【此方が断然有利】と逆に巽に示されてしまう。それを聞いて思わず感情を露にさせて巽に食いかかる風間。…任務遂行もだが、あの常に無表情の言実の腹の内で、ナニを考えているかが分からず……不安なのだ。その問いに対して無言を貫く巽。……そんな微妙な空気を打ち破ったのは
「……無駄に、深く考えちゃ駄目、ですよ風間さん。だって、………ヒナ先輩が本当に大切なのは【言実さん個人であり、…ユズちゃんじゃない】ですから。……二宮、さんと、……同じです」
「!!市河っ!?……(ハァァ~~)…意識が戻ってひと安心だが、…陽菜さんは鶴ヶ峰の為にも色々自ら協力している気がするが?」
「そうだぞ~?歌姫ちゃん可愛いし、優しいし、家事とかもバッチリだし、シロ並みに私のお気に入りだよ~??何で、そんな検討違いな事を言うのさ~!アレか?寝ぼけているのかい???」
意識を取り戻したシロが目を開き巽を、そして風間を見つめながら答えを紡ぐ。一先ず安堵する風間だが、発言内容に異議を唱える。巽も何時もの調子を取り戻し、弟子をおちょこくる。コレに対してシロは握っていた数珠を手放して傍らに置き、ゆっくりと起き上がれば
‐ …………パシッ!? ‐
「「!!!?」」
「……油断大敵、ですよ先輩。…貴女は私を愛弟子・お気に入りと豪語してますが、一番"私に触れること・触れられる事を警戒している"(パッ!…クスッ)…言実さんは確かに表情からは判別が難しい方ですが、自分に素直な方なので…意外と分かりますよ?後、ユズちゃんの影響なのか触ること・触れられることに抵抗はないです。あ、"対策した上で"ですから私も平気ですよ?でもヒナ先輩は、"捻くれ者でかなりの腹黒"ですから。意外とガードが堅い。……さっき"無意識に"私の頭、触りましたよね?アレで理解できました。貴女は本当はどんな人なのかを、ね」
「………………………あ~~、マジですか~!?やっちゃったよ~!!!ずっっっっと、シロに本性バレなくなくて触れない様にしてたんだよ私はっ!!?ギャップが有り過ぎて引かれるが嫌だったのにぃ~~!!?(バタバタ…ピタッ)……その言い分を否定はしないからシロ、代わりに正直に答えて。………アンタは…【何処まで知ったんだい?歌姫ちゃんの過去】を」
「………どう、なんでしょうか?【一部はプロテクトが施されていて読み取れませんでした】。でも……"赤の他人から受けた仕打ちの数々"や"他人が深く関りユズちゃんが抱えている問題"は、…ほぼ全て、知れたかと思います。…ヒナ先輩は、……"何処まで調べられましたか"?」
「…………辿れる限りは、全て遡ったよ?だけど、…あの子の過去は【言実と知り合う以前を調べられないのと同様に、ある一定以前の前の痕跡が辿れなくなっている】……流石に私もお手上げさ。が、…少なくとも理解は出来た。……アレはトラウマになって当たり前だ。そして、言実がアソコまで歌姫ちゃんを溺愛し庇護・加護するのかも、分からなくもないよ。(ハァ~)…血の力は、家族愛は凄いね。私には、…理解できないよ」
そんな師弟の対話を口を挟まずに傍聴していた風間の携帯に宇佐美から【容態が落ち着いた筈の菊地原が再び苦痛を訴え、…休めないと追い出された】と連絡が入る。これに対して【今は一人にさせるのが効果的だ、…コレは本人でどうにかするしかない。暇なら本部に来い】……そう返答を返せば、…風間の存在をすっかり忘れていた師弟二人して"申し訳なさそうな"表情をしていた。……そして小さくせきばらいをして、年長者らしく巽が仕切り直しを図る
「……で、シロの事だからさ…アレらを知った上でも【歌姫ちゃんの専属オペレーターになる決意は揺るがない】よね?ノンちゃん、…フブキ、か今は。あの幼馴染みを抜かせば初めての友達だもんね、能力に関しても一定の理解を示しているし、別に悪い子じゃないから私も反対はしない。が、……"色々考慮すると"下準備に時間とお金が必要になるわコレ。愛弟子が安全に仕事をこなせる為の環境作りやお膳立てするのは……(ニヤリ)お師匠様の役目って奴ですよ!!ま、そこは期待して待ってなさい!その間にアンタはスキルアップしておくんだね!あ、フブキもかな?……"お姫様の守り手"は多いに越したことはないからね~。ウンウン」
「……んふっ。…いや~男らしいと言うか、スパダリ??兎に角良い男だよな~君!ウチ等を心配してくれて嬉しいけどさ…………(クルッ)"ソレ、無意味だよ?"言った筈だよ?"私の監視の目は至る所に向けている"って。…君が、君達が城戸さんから受けている"密命"だって、私は知ってるよ?言実は兎も角、…私を出し抜くなら少なくともこのボーダー基地内で密会はオススメしないよ~?……全部筒抜けだもん」
「!!?…………なら何故、それをあの人に…言実さんにソレを話されないのですか?!…あの人は変わらず俺を…俺達風間隊を信用信頼してくれている!!でなければ鶴ヶ峰の側に居る事を許す筈がない!!……"アレ"だって、許可しない筈だ。(ギュウッ)………あの人は、何処まで、…知っているんですか?」
ただ、巽が話した内容を聞いて【自分達が不利に陥る可能性がある】と察した風間が軽い脅し"紛い"な物言いをしてみる。が、そんなの気にしない、……寧ろ【此方が断然有利】と逆に巽に示されてしまう。それを聞いて思わず感情を露にさせて巽に食いかかる風間。…任務遂行もだが、あの常に無表情の言実の腹の内で、ナニを考えているかが分からず……不安なのだ。その問いに対して無言を貫く巽。……そんな微妙な空気を打ち破ったのは
「……無駄に、深く考えちゃ駄目、ですよ風間さん。だって、………ヒナ先輩が本当に大切なのは【言実さん個人であり、…ユズちゃんじゃない】ですから。……二宮、さんと、……同じです」
「!!市河っ!?……(ハァァ~~)…意識が戻ってひと安心だが、…陽菜さんは鶴ヶ峰の為にも色々自ら協力している気がするが?」
「そうだぞ~?歌姫ちゃん可愛いし、優しいし、家事とかもバッチリだし、シロ並みに私のお気に入りだよ~??何で、そんな検討違いな事を言うのさ~!アレか?寝ぼけているのかい???」
意識を取り戻したシロが目を開き巽を、そして風間を見つめながら答えを紡ぐ。一先ず安堵する風間だが、発言内容に異議を唱える。巽も何時もの調子を取り戻し、弟子をおちょこくる。コレに対してシロは握っていた数珠を手放して傍らに置き、ゆっくりと起き上がれば
‐ …………パシッ!? ‐
「「!!!?」」
「……油断大敵、ですよ先輩。…貴女は私を愛弟子・お気に入りと豪語してますが、一番"私に触れること・触れられる事を警戒している"(パッ!…クスッ)…言実さんは確かに表情からは判別が難しい方ですが、自分に素直な方なので…意外と分かりますよ?後、ユズちゃんの影響なのか触ること・触れられることに抵抗はないです。あ、"対策した上で"ですから私も平気ですよ?でもヒナ先輩は、"捻くれ者でかなりの腹黒"ですから。意外とガードが堅い。……さっき"無意識に"私の頭、触りましたよね?アレで理解できました。貴女は本当はどんな人なのかを、ね」
「………………………あ~~、マジですか~!?やっちゃったよ~!!!ずっっっっと、シロに本性バレなくなくて触れない様にしてたんだよ私はっ!!?ギャップが有り過ぎて引かれるが嫌だったのにぃ~~!!?(バタバタ…ピタッ)……その言い分を否定はしないからシロ、代わりに正直に答えて。………アンタは…【何処まで知ったんだい?歌姫ちゃんの過去】を」
「………どう、なんでしょうか?【一部はプロテクトが施されていて読み取れませんでした】。でも……"赤の他人から受けた仕打ちの数々"や"他人が深く関りユズちゃんが抱えている問題"は、…ほぼ全て、知れたかと思います。…ヒナ先輩は、……"何処まで調べられましたか"?」
「…………辿れる限りは、全て遡ったよ?だけど、…あの子の過去は【言実と知り合う以前を調べられないのと同様に、ある一定以前の前の痕跡が辿れなくなっている】……流石に私もお手上げさ。が、…少なくとも理解は出来た。……アレはトラウマになって当たり前だ。そして、言実がアソコまで歌姫ちゃんを溺愛し庇護・加護するのかも、分からなくもないよ。(ハァ~)…血の力は、家族愛は凄いね。私には、…理解できないよ」
そんな師弟の対話を口を挟まずに傍聴していた風間の携帯に宇佐美から【容態が落ち着いた筈の菊地原が再び苦痛を訴え、…休めないと追い出された】と連絡が入る。これに対して【今は一人にさせるのが効果的だ、…コレは本人でどうにかするしかない。暇なら本部に来い】……そう返答を返せば、…風間の存在をすっかり忘れていた師弟二人して"申し訳なさそうな"表情をしていた。……そして小さくせきばらいをして、年長者らしく巽が仕切り直しを図る
「……で、シロの事だからさ…アレらを知った上でも【歌姫ちゃんの専属オペレーターになる決意は揺るがない】よね?ノンちゃん、…フブキ、か今は。あの幼馴染みを抜かせば初めての友達だもんね、能力に関しても一定の理解を示しているし、別に悪い子じゃないから私も反対はしない。が、……"色々考慮すると"下準備に時間とお金が必要になるわコレ。愛弟子が安全に仕事をこなせる為の環境作りやお膳立てするのは……(ニヤリ)お師匠様の役目って奴ですよ!!ま、そこは期待して待ってなさい!その間にアンタはスキルアップしておくんだね!あ、フブキもかな?……"お姫様の守り手"は多いに越したことはないからね~。ウンウン」