27.決断の曲~少女を救う為に~(92.
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「さてさて次は~……おぉ~っと!此処で諏訪隊の登場だー!!先程話しました一般女子を傷一つ追わせずに保護した経験のあるこの部隊、…あの時の様に上手く出来るか見ものですねぇ~」
「ただ、諏訪は見ての通り些か顔が不良っぽいですからね。……あの子を如何に怖がらせないかがポイントとなります(そう言えば、鶴ヶ峰が巻き込まれたのを彼奴等は知っているのか?)」
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
『……来たか諏訪隊。…変更点は聞いておるな?それで済まないが"可能なら市民役を外に出したい"……協力してくれぬか?』
「んあっ??………あ~、アレか?(ガシガシ)同じ奴がずっと追い掛けられたり、慣れねぇ環境に居て疲弊してる女子の姿を今日もロビーで観戦している鶴ヶ峰に見せ続けるのは忍ねぇって感じか?……此処から出すには市民役を攻撃する必要があるし、いざそれを女子相手にするのは躊躇しちまうが、(ガシガシ)…………了解だつる姐!!お前等、"きちんと説明した上で攻撃しろよ"?いきなりすれば観客のブーイング待ったなしだ」
「「了解です!?」」
『……恩に着る。…解説は東がしておる故にお前達が変に責め立てられる心配はない訳ではないが、幾分かマシにはなろう。さて…(キイィン)……始めるぞ?構えろ三人とも。それと"あの子"は毎回色んな場所に隠れておる、先ずは見つけ出す事だな』
一般市民役の子をマップからは解放させるだけなら戦う必要はないのだが、あくまでも名目は"実力テスト"なのだ。…何もしなければ贔屓されていると思われないのは互いに理解しているので"フリ"でもと構えを取らせるが、……自分には敵わないと分かっている諏訪は滅多に言実と戦う事がない。(人数が少ない時は"稽古"的なのをつけてもらったが、今は無いに等しいのだ)そんな相手との久しぶりの手合わせに、心なしか言実は嬉しそうにしている
「さて、中距離ポジション同士の激しい撃ち合いが展開されてますが、東さんからみてどちらが優勢でしょうか?」
「普通に考えれば一対二、…諏訪と堤が優勢ですが言実さんが使用されているのは弾の動きからして恐らくハウンド、…メインであるバイパーを使ってない辺りからしても"隙を窺う"感じですかね?更に後退しつつ対処しているのを見ますと、……力押しすれば諏訪隊が勝ちそうですが…(試合前にナニかをあの人は話されている、…そろそろ鶴ヶ峰が危ういのかも知れないな)……今回は笹森が一般市民役を無事に見つけ出して保護できるかがポイントになりそうですね。実際に保護した時は諏訪が少女を説得してましたから、中学生の彼が出来るかが見物です」
「あ~、成る程成る程!!あんな怖顔でも面倒見良かったり、気が利く男だもんね~諏訪くんは。ってか、だからこそウチの言実とも仲良しな訳だ!うんうん!!?」
……実況・解説はROMに残らない事を良いことに言いたいこともズバズバ言い放つ二人はさておき、…実際にガンナー二人が言実を足止めし笹森が一般市民役を探している状況だ。そして使用トリガーがハウンドであると諏訪が見抜くとカメレオンで視界から外れたのを確認してからバックワームに切り替える様に指示出しをしており、現在捜索をしていた。…そして見つけたのだ、一般市民役をしている
「えっ?!な、何で君が居るの??………鶴ヶ峰、だよね?」
『!!(クルッ)あっ!?笹森くんっ?!!…そっか、今は諏訪隊の番だったんだね。やっほぉ~(フリフリ)』
「あ~、うん。まぁ、そう、だけど……って、エエエーーーー!!!?ま、待ってよ!!だから何で居るのさっ?!確か誰かと一緒に観戦していたんだよな?ならこんな事になんかならない筈じゃ?!!」
『あ~~、……一瞬の油断による失態、かな?まさか私を知らないエンジニアさんが居るとは思わなくて、…確かに髪色が生身とは違うけど、こんな目立つ色をしたB級隊員が居れば……分かりそうなもんだけどね?噂とかになってさ。で、トリオン体で機械に触ったせいで此処に飛ばされてさ、…何とか言実さんが見つけてくれたけど、…………離れたくなかったし、あの人も泣いてる私を討つのは躊躇った訳。今はもう落ち着いたけど、…(チラッ)そろそろ出たいな。空がずっと晴れないのは、気が滅入っちゃうよ』
無事にこっそり物陰に隠れていた柚紀を見つけ出した笹森だったが、予想外な人物の遭遇に加えて……少し気落ちしていて元気がない姿を見て"少しニュアンスが違うが諏訪の言った通りになっている"と感じたのであった。因みに落ち込んだりトラウマが再発した柚紀が落ち着くまで時間が掛かるのを笹森も経験しているので【落ち着くまでの時間がテスト再開指定時間までには間に合わなく、仕方なく苦肉の策で内容を変更した】と解釈した。そして、隊長命令と、…辛そうな柚紀をこの場から解放するために静かに弧月を抜きながらゆっくりと近付いていく
「(カツ……カツ)えっとさ、……俺だってこんな事したくないよ?でもさ、…君を此処から出すには"戦闘不能"にしなきゃいけない(カツ……カツ…)一撃でトリオン器官壊すからさ、…怖いとは思うけどジッとしてて?手元が狂っちゃいそうだから、さ(カツ……カツ……カツ…)」
『……(コクン)…わ、分かった。動かない様に、するね』
「ただ、諏訪は見ての通り些か顔が不良っぽいですからね。……あの子を如何に怖がらせないかがポイントとなります(そう言えば、鶴ヶ峰が巻き込まれたのを彼奴等は知っているのか?)」
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『……来たか諏訪隊。…変更点は聞いておるな?それで済まないが"可能なら市民役を外に出したい"……協力してくれぬか?』
「んあっ??………あ~、アレか?(ガシガシ)同じ奴がずっと追い掛けられたり、慣れねぇ環境に居て疲弊してる女子の姿を今日もロビーで観戦している鶴ヶ峰に見せ続けるのは忍ねぇって感じか?……此処から出すには市民役を攻撃する必要があるし、いざそれを女子相手にするのは躊躇しちまうが、(ガシガシ)…………了解だつる姐!!お前等、"きちんと説明した上で攻撃しろよ"?いきなりすれば観客のブーイング待ったなしだ」
「「了解です!?」」
『……恩に着る。…解説は東がしておる故にお前達が変に責め立てられる心配はない訳ではないが、幾分かマシにはなろう。さて…(キイィン)……始めるぞ?構えろ三人とも。それと"あの子"は毎回色んな場所に隠れておる、先ずは見つけ出す事だな』
一般市民役の子をマップからは解放させるだけなら戦う必要はないのだが、あくまでも名目は"実力テスト"なのだ。…何もしなければ贔屓されていると思われないのは互いに理解しているので"フリ"でもと構えを取らせるが、……自分には敵わないと分かっている諏訪は滅多に言実と戦う事がない。(人数が少ない時は"稽古"的なのをつけてもらったが、今は無いに等しいのだ)そんな相手との久しぶりの手合わせに、心なしか言実は嬉しそうにしている
「さて、中距離ポジション同士の激しい撃ち合いが展開されてますが、東さんからみてどちらが優勢でしょうか?」
「普通に考えれば一対二、…諏訪と堤が優勢ですが言実さんが使用されているのは弾の動きからして恐らくハウンド、…メインであるバイパーを使ってない辺りからしても"隙を窺う"感じですかね?更に後退しつつ対処しているのを見ますと、……力押しすれば諏訪隊が勝ちそうですが…(試合前にナニかをあの人は話されている、…そろそろ鶴ヶ峰が危ういのかも知れないな)……今回は笹森が一般市民役を無事に見つけ出して保護できるかがポイントになりそうですね。実際に保護した時は諏訪が少女を説得してましたから、中学生の彼が出来るかが見物です」
「あ~、成る程成る程!!あんな怖顔でも面倒見良かったり、気が利く男だもんね~諏訪くんは。ってか、だからこそウチの言実とも仲良しな訳だ!うんうん!!?」
……実況・解説はROMに残らない事を良いことに言いたいこともズバズバ言い放つ二人はさておき、…実際にガンナー二人が言実を足止めし笹森が一般市民役を探している状況だ。そして使用トリガーがハウンドであると諏訪が見抜くとカメレオンで視界から外れたのを確認してからバックワームに切り替える様に指示出しをしており、現在捜索をしていた。…そして見つけたのだ、一般市民役をしている
「えっ?!な、何で君が居るの??………鶴ヶ峰、だよね?」
『!!(クルッ)あっ!?笹森くんっ?!!…そっか、今は諏訪隊の番だったんだね。やっほぉ~(フリフリ)』
「あ~、うん。まぁ、そう、だけど……って、エエエーーーー!!!?ま、待ってよ!!だから何で居るのさっ?!確か誰かと一緒に観戦していたんだよな?ならこんな事になんかならない筈じゃ?!!」
『あ~~、……一瞬の油断による失態、かな?まさか私を知らないエンジニアさんが居るとは思わなくて、…確かに髪色が生身とは違うけど、こんな目立つ色をしたB級隊員が居れば……分かりそうなもんだけどね?噂とかになってさ。で、トリオン体で機械に触ったせいで此処に飛ばされてさ、…何とか言実さんが見つけてくれたけど、…………離れたくなかったし、あの人も泣いてる私を討つのは躊躇った訳。今はもう落ち着いたけど、…(チラッ)そろそろ出たいな。空がずっと晴れないのは、気が滅入っちゃうよ』
無事にこっそり物陰に隠れていた柚紀を見つけ出した笹森だったが、予想外な人物の遭遇に加えて……少し気落ちしていて元気がない姿を見て"少しニュアンスが違うが諏訪の言った通りになっている"と感じたのであった。因みに落ち込んだりトラウマが再発した柚紀が落ち着くまで時間が掛かるのを笹森も経験しているので【落ち着くまでの時間がテスト再開指定時間までには間に合わなく、仕方なく苦肉の策で内容を変更した】と解釈した。そして、隊長命令と、…辛そうな柚紀をこの場から解放するために静かに弧月を抜きながらゆっくりと近付いていく
「(カツ……カツ)えっとさ、……俺だってこんな事したくないよ?でもさ、…君を此処から出すには"戦闘不能"にしなきゃいけない(カツ……カツ…)一撃でトリオン器官壊すからさ、…怖いとは思うけどジッとしてて?手元が狂っちゃいそうだから、さ(カツ……カツ……カツ…)」
『……(コクン)…わ、分かった。動かない様に、するね』