25.腕試しの曲(90.
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言実との対戦を終えたフブキは『ロビーで観戦する』と言っていた柚紀達の元に行こうとしたが、……あの女子集団に突撃する勇気が持てず辺りを見渡す。すると村上を見つけたので見ていた感想を聞こうと近づく。そこに荒船隊の三人と、…第一印象が宜しくない当真も居て嫌そうな表情をしたが、仕方ないと割り切った様子だった。そして挨拶と初対面の二人に名乗り、感想を訊ねると
「どうだったって言われてもな~(ガシガシ)…俺様的には"姐さんが勝って当然"なのは勿論だが、……お前さんの腕前だって文句はねぇぜ?十分ボーダーでやって行けると思うが、ポジションが違うかんな。そこはまぁ、(ピッ)こっちの先輩方に聞いてくれ」
「………一理あるな。で、二人から見てどうだった?良いか悪いか、何か改善点とか気づいた事があれば何でも言ってくれ」
「……大体当真と同じ感想だが、…野々村が"何を目標にするか"でまたアドバイスも変わる。それにあれだけ強いとは言えあの人の本職はシューターだ、…"人を目標にするなら"別の奴にしろ。鋼は何かあるか?」
「……俺は野々村の"実力の底が知れない"のが気になった。手加減していないのは分かる、お前本人が"手を抜いて戦うのは自分は嫌だ"と言ったからな。だが、……俺と言実さんとでは明らかに動きが違った。…どうしてだ?」
年上相手にほぼタメ口なフブキの話し方に、同級生である半崎が複雑な表情を浮かべていた。それを見た当真や荒船が"問題ない"・"コレが普通だ"的な表情や手の動きを見せたので渋々引き下がるのであった。それに気づかずアドバイスを聞いていたフブキは、村上からの指摘を聞いて「あ~、それな」と些か歯切れ悪く、だがきちんと理由を話した
「俺さ、餓鬼の頃から剣術道場通いしてるってのは前に話したよな?で、……バイト感覚でだが時折"剣道教室の手伝い"やら"門下生相手に稽古したり"してる。教えるの下手だって言うのに師範は聞く耳を持たねぇし、一応"後継人の一人"だからさ、……渋々、な。で、そんな奴相手に"本気を出してみろ"?…駄目に決まってるだろ?今時剣術なんてやらなくても生きていける世の中だ、…娯楽とまでは行かないが習い事の一環でしかねぇ。が、道場を構える者からすれば人が減るのは死活問題とも言える。つまりは」
「合わせているのか?相手に寄って、…戦う力量を、だが、そんな事」
「古臭い言い方をすれば"武士の勘"か?……相手の何気ない立ち姿や視線の動き、雰囲気何かで相手の力量を見極める。餓鬼の頃からそこそこ厳しい環境で鍛えられたから、まぁ…いつの間にか身に付いた"俺の特技"だな。起きてから寝るまで油断出来ない、そんな生活だったからな~生きるか死ぬか的な?」
「…………まるでサバイバル生活をしてる風に聞こえるのは、俺だけッスね?」
昔の経験を含め明るく隠すことなく語るフブキだが、その内容が予想以上に凄い内容で全員が差はあるが呆然としていた。更に半崎の遊び半分の例えに「あ!修業や訓練の一環で、夏に一ヶ月程山の中で生き抜け的なのは何回か経験してるが?」と言われて更に驚いているメンバーを尻目に、ふと視線を女子集団に向けたフブキは……柚紀が居ないのに気づき探す。そして見つけたのは良いが、様子が可笑しいのに気づく
「(ユズ?後ろ向きで表情は分からないが俯いていやがるな、ってか)……なぁ、ユズの側に居るあの人達って誰だ?俺は風間さんしか、面識ねぇんだが。……笹森の隊長さんが動かねぇって事は少なくとも信頼における奴等までは、まぁ理解できるが…」
「んあっ?あー、あの面子か?先ず黒髪ロン毛で落ち着いてる人が東さんって言って、ポジションはスナイパー。…お前が倒した二人組の上司で、スナイパーの第一人者。頭切れるし、何人も弟子が居る指導者でもあり戦闘員。だな」
「……次に鶴ヶ峰の頭を撫でているのが迅さんで、…確か嵐山隊とも面識があるよな?あそこの隊長である嵐山さんと仲が良いし、ボーダー隊員だとかなりの古株にして実力者。ポジションはアタッカーだがあの人が使うトリガーは……"他とは違う特殊なのを"使用している。それと……"鋼や鶴ヶ峰の数少ない同胞"だ」
「!!……ふ~ん、あの人が"ジンサン"な訳か。で、もう一人の黒いロングコートを着た奴は……(ピタリ)…………(‐ プチン ‐)…良い、本人に聞いてくる(スタスタスタ)」
ボーダー内では見知らぬ者が居ない程の有名な三人だが、C級のフブキには接点が未だにないので知らない相手なのだ。"新人だから仕方ない"と納得して当真と荒船が東と迅を簡単に説明し、残り一人のを聞く前に何故かそちらに向かってフブキが歩き出す。それを不思議に思い柚紀達を見て……察したのだった。見慣れたメンバーからすれば【何時もの様に戯れている】のが分かるが、見知らぬフブキから見れば
「オ"イ"ゴラ"そこの顎髭野郎!?俺のダチを泣かすんじゃねぇ~~!!!」
戯れが過ぎて涙目になり迅の後ろに避難している姿にキレたフブキが、最初は歩いていたが徐々に加速していき……いつの日かと同じ様に怒声を響かせながら攻撃を仕掛けており、…ロビー内が騒然となったのであった
「どうだったって言われてもな~(ガシガシ)…俺様的には"姐さんが勝って当然"なのは勿論だが、……お前さんの腕前だって文句はねぇぜ?十分ボーダーでやって行けると思うが、ポジションが違うかんな。そこはまぁ、(ピッ)こっちの先輩方に聞いてくれ」
「………一理あるな。で、二人から見てどうだった?良いか悪いか、何か改善点とか気づいた事があれば何でも言ってくれ」
「……大体当真と同じ感想だが、…野々村が"何を目標にするか"でまたアドバイスも変わる。それにあれだけ強いとは言えあの人の本職はシューターだ、…"人を目標にするなら"別の奴にしろ。鋼は何かあるか?」
「……俺は野々村の"実力の底が知れない"のが気になった。手加減していないのは分かる、お前本人が"手を抜いて戦うのは自分は嫌だ"と言ったからな。だが、……俺と言実さんとでは明らかに動きが違った。…どうしてだ?」
年上相手にほぼタメ口なフブキの話し方に、同級生である半崎が複雑な表情を浮かべていた。それを見た当真や荒船が"問題ない"・"コレが普通だ"的な表情や手の動きを見せたので渋々引き下がるのであった。それに気づかずアドバイスを聞いていたフブキは、村上からの指摘を聞いて「あ~、それな」と些か歯切れ悪く、だがきちんと理由を話した
「俺さ、餓鬼の頃から剣術道場通いしてるってのは前に話したよな?で、……バイト感覚でだが時折"剣道教室の手伝い"やら"門下生相手に稽古したり"してる。教えるの下手だって言うのに師範は聞く耳を持たねぇし、一応"後継人の一人"だからさ、……渋々、な。で、そんな奴相手に"本気を出してみろ"?…駄目に決まってるだろ?今時剣術なんてやらなくても生きていける世の中だ、…娯楽とまでは行かないが習い事の一環でしかねぇ。が、道場を構える者からすれば人が減るのは死活問題とも言える。つまりは」
「合わせているのか?相手に寄って、…戦う力量を、だが、そんな事」
「古臭い言い方をすれば"武士の勘"か?……相手の何気ない立ち姿や視線の動き、雰囲気何かで相手の力量を見極める。餓鬼の頃からそこそこ厳しい環境で鍛えられたから、まぁ…いつの間にか身に付いた"俺の特技"だな。起きてから寝るまで油断出来ない、そんな生活だったからな~生きるか死ぬか的な?」
「…………まるでサバイバル生活をしてる風に聞こえるのは、俺だけッスね?」
昔の経験を含め明るく隠すことなく語るフブキだが、その内容が予想以上に凄い内容で全員が差はあるが呆然としていた。更に半崎の遊び半分の例えに「あ!修業や訓練の一環で、夏に一ヶ月程山の中で生き抜け的なのは何回か経験してるが?」と言われて更に驚いているメンバーを尻目に、ふと視線を女子集団に向けたフブキは……柚紀が居ないのに気づき探す。そして見つけたのは良いが、様子が可笑しいのに気づく
「(ユズ?後ろ向きで表情は分からないが俯いていやがるな、ってか)……なぁ、ユズの側に居るあの人達って誰だ?俺は風間さんしか、面識ねぇんだが。……笹森の隊長さんが動かねぇって事は少なくとも信頼における奴等までは、まぁ理解できるが…」
「んあっ?あー、あの面子か?先ず黒髪ロン毛で落ち着いてる人が東さんって言って、ポジションはスナイパー。…お前が倒した二人組の上司で、スナイパーの第一人者。頭切れるし、何人も弟子が居る指導者でもあり戦闘員。だな」
「……次に鶴ヶ峰の頭を撫でているのが迅さんで、…確か嵐山隊とも面識があるよな?あそこの隊長である嵐山さんと仲が良いし、ボーダー隊員だとかなりの古株にして実力者。ポジションはアタッカーだがあの人が使うトリガーは……"他とは違う特殊なのを"使用している。それと……"鋼や鶴ヶ峰の数少ない同胞"だ」
「!!……ふ~ん、あの人が"ジンサン"な訳か。で、もう一人の黒いロングコートを着た奴は……(ピタリ)…………(‐ プチン ‐)…良い、本人に聞いてくる(スタスタスタ)」
ボーダー内では見知らぬ者が居ない程の有名な三人だが、C級のフブキには接点が未だにないので知らない相手なのだ。"新人だから仕方ない"と納得して当真と荒船が東と迅を簡単に説明し、残り一人のを聞く前に何故かそちらに向かってフブキが歩き出す。それを不思議に思い柚紀達を見て……察したのだった。見慣れたメンバーからすれば【何時もの様に戯れている】のが分かるが、見知らぬフブキから見れば
「オ"イ"ゴラ"そこの顎髭野郎!?俺のダチを泣かすんじゃねぇ~~!!!」
戯れが過ぎて涙目になり迅の後ろに避難している姿にキレたフブキが、最初は歩いていたが徐々に加速していき……いつの日かと同じ様に怒声を響かせながら攻撃を仕掛けており、…ロビー内が騒然となったのであった