25.腕試しの曲(90.
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そして、対応の為に女性陣に接触した四人は"時間を確認した上で"そこから風間や諏訪の元に戻らず自由に動き始めた……かに思えたが、コレも打ち合わせした内容だ。【柚紀に接触したメンバーはセコムに合流はせず、各自で警戒を継続せよ】……こんな感じであらかじめ指示を出してあるのだ。"あからさまに警戒をしている"のが周囲に気づかれたら空気が変わり、柚紀に感付かれる可能性を減らす為の一工夫である。具体的に言えば出水達はランク戦を始めたり、笹森達は流石にランク戦を……とは行かず、一度理由をつけてロビーを離れる。が、カメレオンで潜伏して警戒を続投…だったが、予想以上にオペレーターが集まってしまい飲み物が足りなくなり笹森が小佐野に言われてパシりに使われていた。……コレもある意味日常茶飯事な光景なので問題なしと結論付ける風間
さて、明らかに見守る隊員の人数が減れば、"これなら…"と油断して何かをやらかす馬鹿が出そうだが……そこは"時間的に"抜かりない。何故なら
「お~、こりゃ絶景だな~!此処まで女子が集まるなんて滅多にないよな~(ワシャワシャ)……これも姫様効果って奴か?」
『は、はぅあっ!?!もうっ、当真先輩っ!!?その撫で方止めてって何回言えば良いんですか!?(サスサス)……乱れるから嫌ですそれ(ム~)』
「お~、当真くんだ~!!他にもスナイパーの子達も来たね~。…"合同訓練"お疲れ様~。今日はナニしたの~?」
「よぉ国近。今日は【指定された的を撃つ】奴だったが、何時もより歯応えあって楽しかったぜ?的までかなりの距離があったり、"もぐら叩きゲーム"みたいに的が物陰から出たり隠れたりして、タイミングを見極める必要性もあった。で、今回は(ニヤリ)珍しく一位は奈良坂じゃなかったんだぜ?」
そう、当真をはじめとするスナイパー達を含めた追加要因が合流したのだった。具体的に言えば当真と奈良坂に古寺、そして日浦に熊谷が柚紀達の元に直行しており、荒船隊は勢揃い。堤は諏訪に合流し、小荒井・奥寺は笹森の手伝いをしており、更には
「今の所、問題なさそうだな。どうだ?あの二人はオペレーター達と仲良くやってるか?」
「!!お疲れ様です東さん、…貴方まで来るとは思いませんでした。鶴ヶ峰達は問題なく打ち解けてますが、貴方も"弟子二人を打ち負かした黒服女子隊員"が気になって、ですか?」
「それも、かな?一番はやはり【鶴ヶ峰の友人"達"を見に】…だ。……俺も彼女、市河の存在は知っては居たが今まで会った事は無かった。"性格や能力的な理由で"無理に接触すべきじゃないと思ったし言実さんからも然り気無く遠ざけられていたからね。……もう一人の、確か野々村だったか?彼女に関しては風間の言った通りだが……【弧月を久し振りに使うから勝てるかが不明】と、(クスッ)あの言実さんがぼやく程の実力者だからってのもあるな」
「!!へぇ~、あのつる姐が黒服とは言えど新人に対してそんな事言ったのか~。……コリャ楽しみだな!!?」
東は風間達に合流したのだった。冬島は隊室でモニタリングしているとは言えど、……これだけの実力者達が集まれば、流石の一般隊員達に動揺や緊張感を抱き始めてしまう。……それでは柚紀が楽しめないのでは?と一部の人間は心配したが
「噂をすれば影。……と言うより、あの人なら【こうなるのを予測して人数や時間調節をした】的な感じだろうな。"此処で"噂の彼女を出してくるのだからね」
「お~~、髪の毛長いから辛うじて女子だって分かるが身長や…体型だけだとパッと見"男に"見えるな~。……くまみたいにメリハリがあれば、まだ分かりやすいが。って!?つる姐が【白衣を脱ぎやがった】!?……コリャ本気出す感じだな(ニヤリ)」
「(ハァ~)……太刀川、それ鶴ヶ峰や市河に聞かれたら怒るぞ二人とも。本人は気にしていないらしいが【友達が男扱いされる】のが、嫌みたいだからな。……逆に野々村は【人としての筋が通らない碌でなしや、特別視されるのが嫌い】らしい。……互いを思いやれる同士、…(フワッ)良い友を持ったな」
モニターには黒服のフブキと、白衣を脱いで身軽になった言実が互いに弧月を構えている姿が映し出されていた。それを見て柚紀は勿論だが「キャ~~!!先生っ!頑張ってくださ~い!!あっ!あの何処と無くですが、くま先輩に似た方が先輩達のお友達ですか??わぁー、カッコいい方ですね~!!……うっ、り、両方応援したいです!?」と、それ以上にテンションが高い日浦がエールを送っていた。因みにちゃっかり柚紀の隣に座って観戦している(シロとは逆隣で、国近は先輩らしく席を譲り同級生オペレーターメンバーに合流。当真は荒船の元へ、熊谷と奈良坂そして古寺はそのまま留まっている状況)そして注目の対戦が始まると、大半が"例え黒服でも直ぐに終わる"と想像していたが……それは間違いと考えを改める羽目になるのだった
「太刀川お前、……確か入隊初期に言実さんと弧月で手合わせ経験あったよな?アレと比べて野々村の腕前は、どうだ?」
「どうだって、……アイツ本当に新人なんですか風間さんっ?!レベルが違いすぎるだろっ!!言いたくないが、"剣のみ"の腕なら確実にB級、……いや、下手すれば"A級並み"…マスタークラス級の腕前と言っても過言じゃないと俺は思いますよ?!!何で未だにC級なのかが、…俺には理解できません!!」
女同士なのを抜かしても、二人は迫力も見応えもある試合を繰り広げていた。C級相手なので"旋空"なしで戦っている言実は中々決定打が与えられず、フブキもやはり言実が強いのか警戒してか些か攻めきれない状況となっていた。ロビーに居る者全てがモニターを魅入る中、風間達に近づく者が一人。それは……
さて、明らかに見守る隊員の人数が減れば、"これなら…"と油断して何かをやらかす馬鹿が出そうだが……そこは"時間的に"抜かりない。何故なら
「お~、こりゃ絶景だな~!此処まで女子が集まるなんて滅多にないよな~(ワシャワシャ)……これも姫様効果って奴か?」
『は、はぅあっ!?!もうっ、当真先輩っ!!?その撫で方止めてって何回言えば良いんですか!?(サスサス)……乱れるから嫌ですそれ(ム~)』
「お~、当真くんだ~!!他にもスナイパーの子達も来たね~。…"合同訓練"お疲れ様~。今日はナニしたの~?」
「よぉ国近。今日は【指定された的を撃つ】奴だったが、何時もより歯応えあって楽しかったぜ?的までかなりの距離があったり、"もぐら叩きゲーム"みたいに的が物陰から出たり隠れたりして、タイミングを見極める必要性もあった。で、今回は(ニヤリ)珍しく一位は奈良坂じゃなかったんだぜ?」
そう、当真をはじめとするスナイパー達を含めた追加要因が合流したのだった。具体的に言えば当真と奈良坂に古寺、そして日浦に熊谷が柚紀達の元に直行しており、荒船隊は勢揃い。堤は諏訪に合流し、小荒井・奥寺は笹森の手伝いをしており、更には
「今の所、問題なさそうだな。どうだ?あの二人はオペレーター達と仲良くやってるか?」
「!!お疲れ様です東さん、…貴方まで来るとは思いませんでした。鶴ヶ峰達は問題なく打ち解けてますが、貴方も"弟子二人を打ち負かした黒服女子隊員"が気になって、ですか?」
「それも、かな?一番はやはり【鶴ヶ峰の友人"達"を見に】…だ。……俺も彼女、市河の存在は知っては居たが今まで会った事は無かった。"性格や能力的な理由で"無理に接触すべきじゃないと思ったし言実さんからも然り気無く遠ざけられていたからね。……もう一人の、確か野々村だったか?彼女に関しては風間の言った通りだが……【弧月を久し振りに使うから勝てるかが不明】と、(クスッ)あの言実さんがぼやく程の実力者だからってのもあるな」
「!!へぇ~、あのつる姐が黒服とは言えど新人に対してそんな事言ったのか~。……コリャ楽しみだな!!?」
東は風間達に合流したのだった。冬島は隊室でモニタリングしているとは言えど、……これだけの実力者達が集まれば、流石の一般隊員達に動揺や緊張感を抱き始めてしまう。……それでは柚紀が楽しめないのでは?と一部の人間は心配したが
「噂をすれば影。……と言うより、あの人なら【こうなるのを予測して人数や時間調節をした】的な感じだろうな。"此処で"噂の彼女を出してくるのだからね」
「お~~、髪の毛長いから辛うじて女子だって分かるが身長や…体型だけだとパッと見"男に"見えるな~。……くまみたいにメリハリがあれば、まだ分かりやすいが。って!?つる姐が【白衣を脱ぎやがった】!?……コリャ本気出す感じだな(ニヤリ)」
「(ハァ~)……太刀川、それ鶴ヶ峰や市河に聞かれたら怒るぞ二人とも。本人は気にしていないらしいが【友達が男扱いされる】のが、嫌みたいだからな。……逆に野々村は【人としての筋が通らない碌でなしや、特別視されるのが嫌い】らしい。……互いを思いやれる同士、…(フワッ)良い友を持ったな」
モニターには黒服のフブキと、白衣を脱いで身軽になった言実が互いに弧月を構えている姿が映し出されていた。それを見て柚紀は勿論だが「キャ~~!!先生っ!頑張ってくださ~い!!あっ!あの何処と無くですが、くま先輩に似た方が先輩達のお友達ですか??わぁー、カッコいい方ですね~!!……うっ、り、両方応援したいです!?」と、それ以上にテンションが高い日浦がエールを送っていた。因みにちゃっかり柚紀の隣に座って観戦している(シロとは逆隣で、国近は先輩らしく席を譲り同級生オペレーターメンバーに合流。当真は荒船の元へ、熊谷と奈良坂そして古寺はそのまま留まっている状況)そして注目の対戦が始まると、大半が"例え黒服でも直ぐに終わる"と想像していたが……それは間違いと考えを改める羽目になるのだった
「太刀川お前、……確か入隊初期に言実さんと弧月で手合わせ経験あったよな?アレと比べて野々村の腕前は、どうだ?」
「どうだって、……アイツ本当に新人なんですか風間さんっ?!レベルが違いすぎるだろっ!!言いたくないが、"剣のみ"の腕なら確実にB級、……いや、下手すれば"A級並み"…マスタークラス級の腕前と言っても過言じゃないと俺は思いますよ?!!何で未だにC級なのかが、…俺には理解できません!!」
女同士なのを抜かしても、二人は迫力も見応えもある試合を繰り広げていた。C級相手なので"旋空"なしで戦っている言実は中々決定打が与えられず、フブキもやはり言実が強いのか警戒してか些か攻めきれない状況となっていた。ロビーに居る者全てがモニターを魅入る中、風間達に近づく者が一人。それは……