24.顔合わせの曲(89.
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シロが作業をしている間に木虎が言実を知っていた理由や柚紀との関係性、何やらフブキと…恐らく当真との間に起きた初対面エピソード内容を話してると「お、終わりましたっ!!」と最後にエンターキーを押せばモニターに文章や時間表的なのを映し出す。……柚紀が所持していたタブレットを操作していた言実が持ち主に返却し、最初から持っていたプリントを嵐山と綾辻に渡せば時間を確認後に話を始める
『時間は……まぁまぁだな。さて、簡単な説明はシロから聞いているだろうから詳細を話そうか。…あのジャミングタイプの亜種のせいで一般隊員にも亜種の存在を開示する事態になってな、……一部の隊員から"辞めたい"やら"何で隠していた"と苦情が出てしまった。一先ず説明はしたが、あまり隊員が減ってしまうと防衛任務やらに支障が出る。…そこで【B級の素質や実力があるC級を昇格させるのと、B級に対して一定の示談金を払うがそれに不満があったり更なる要求を求める者への発言権利を与えるため】の実力テストを行うことにした訳だ。……まぁ、異議がないであろう諏訪達にも参加を頼んでいるし、A級にも新人に実力を知ってもらう為の模擬戦…エキシビションマッチの協力を頼んでおる。出来ればお前達にも頼みたいが……新人の木虎が入ったとは言えど、お前達がボーダーの顔である事には変わりない。悪いが手加減は出来ないと心得てくれ』
「成る程、……此方としては協力を惜しみませんが言実さんの言い方からして、…【貴女が戦われる】のですか?」
『…………それが一番効率が良いからな。分担すれば"判断基準"が担当者によって変化してしまう。…それでは"不公平だ"と苦情が生じる可能性もある。A級相手が出来る職員は、忍田さんを抜かせば……まぁ、私しかおらぬ故にな』
「ま、まっ、待ってよおつるちゃんっ?!つまりだよ?つまりは…【おつるちゃん一人で全員と戦う訳】だよね?"今、ボーダーに所属している隊員一体何人いると思ってるのさっ"!!?普通に三桁は居るんだよっ?!」
実力テスト開催理由やないようを把握は出来たが、実行者…つまりは査定するのが言実一人な事を佐鳥が指摘。これにはシロ以外驚きを示した、かに思えたが柚紀だけは意外と冷静だった
『ん~、でも言実さんの方法が一番かもね。……目上の人や偉い人って"口だけ"って考えを私達位の年齢の人は抱きやすいのは事実。なら"実力がある上での指示を出している"って納得させた方が、後々の火種が少なくて済む。ついでに個人的な事を言うと、…どんな人達がチームを組んで居るかとかも把握出来そうだから楽しみだな~。私は全チーム知らないから。……ん?"玉狛第一"に、"鈴鳴第一"?…これって隊長さん名字じゃない、ですよね?』
「玉狛や鈴鳴は"支部の名前"だな。シロの話を聞いたから分かるだろうが、チームを組めばランク戦参加が多分基本だろ?で、……そこまで出来ない"学業優先"な奴が所属するのが主に支部所属な訳だ。あっ!!鈴鳴は最近発足したばっかりで、……村上がそっちに所属だがちゃんとランク戦には参加するらしいぜ?後さ、…あの帽子被った荒船先輩だっけか?あの人から師事して貰えるようになったって言ってたが…………アレってユズが裏で手を回したのか?」
『回したって程じゃないよ?!……たださ、…"ちゃんとした先生が居れば"村上先輩は絶対に強くなる。……あの人は"サイドエフェクトによって学習能力が強化されているから"、…それを生かせないのは勿体無いよ。だから、弧月使いの中で誰かに教えれそうな荒船先輩に"もし良ければ"ってお願いした。…それだけだよ?』
木虎を抜かした嵐山隊は"迅の存在もあり"支部の事は知っており、"同期二人"は村上は知っているがフブキと荒船が接点持ちなのを知るのは柚紀のみであり……些か認識に差が生じてしまっていた。だが、一部の人間は"柚紀や言実なら…"と結論付けて納得している。そんな中で、広報の仕事もある嵐山隊を何処で言実と戦うかを嵐山と綾辻(画面操作をシロ)が打ち合わせしている最中に、"木虎の実力や今後"について時枝が柚紀に訊ねる
「……ねぇ鶴ヶ峰さん。…おれ達は全員納得した上で木虎をスカウトして、本人も了承した。でさ、君は言ったよね?【やる気さえあれば実力は二の次】だって。……でも、ボーダーの顔的な立ち位置におれ達が居るのも事実だ。…直ぐには強くなれないにしろ"彼女はどうすれば強くなれると"君は思う?」
「あっ!!佐鳥も気になります!!…トリオン量が強さの全てではないにしろ、木虎が少ないのは事実だよね?……"正当な方法"じゃ既存のB級上位チームと渡り歩くのは難しい、……でもオレ達は木虎に期待もしてる。【チーム全体で今より強くなった姿】を、…君の中では既に思い描けている。だから"新メンバーの追加"を意見した。……違う?」
『!!?……(コリコリ)まぁ、ビジョン……理想図ならあるよ?で、でもあくまで私の妄想でしかないし、それに皆さんが従うべきじゃない!!そ、それに…(チラッ)……私は木虎ちゃんを全然知らないから、検討違いな発言をして気分を悪くさせたりしたくないし、戦術とか指揮とかも全然、だもん。……何時も"思い付き"とか"基本重視"な考えなだけ、だからコレが正解とは、限らないよ?』
何時も世話になっている二人の期待には答えたいが、今回はチーム全体の……木虎に関する事なのだ。【確信もない発言を安易にはしたくない】と、明言を渋る。…そんな柚紀に多少なりとも"期待の眼差し"を向ける木虎と、友人が困っているのを見兼ねたフブキが口を挟む
「なら、こんなのはどうだ?【ユズの理想をナニかに書き留めて誰かに渡す】。…今回は嵐山さんとつる姐が適任かな?で、それを開示するのは、ん~そうだな~……【方針が決まったら、若しくはどうしても定まらない場合】にしたらどうだ?……ユズの言い分はあくまでも"可能性の一つ"として、"保険として"考える。…なら悪くないんじゃないか?」
『時間は……まぁまぁだな。さて、簡単な説明はシロから聞いているだろうから詳細を話そうか。…あのジャミングタイプの亜種のせいで一般隊員にも亜種の存在を開示する事態になってな、……一部の隊員から"辞めたい"やら"何で隠していた"と苦情が出てしまった。一先ず説明はしたが、あまり隊員が減ってしまうと防衛任務やらに支障が出る。…そこで【B級の素質や実力があるC級を昇格させるのと、B級に対して一定の示談金を払うがそれに不満があったり更なる要求を求める者への発言権利を与えるため】の実力テストを行うことにした訳だ。……まぁ、異議がないであろう諏訪達にも参加を頼んでいるし、A級にも新人に実力を知ってもらう為の模擬戦…エキシビションマッチの協力を頼んでおる。出来ればお前達にも頼みたいが……新人の木虎が入ったとは言えど、お前達がボーダーの顔である事には変わりない。悪いが手加減は出来ないと心得てくれ』
「成る程、……此方としては協力を惜しみませんが言実さんの言い方からして、…【貴女が戦われる】のですか?」
『…………それが一番効率が良いからな。分担すれば"判断基準"が担当者によって変化してしまう。…それでは"不公平だ"と苦情が生じる可能性もある。A級相手が出来る職員は、忍田さんを抜かせば……まぁ、私しかおらぬ故にな』
「ま、まっ、待ってよおつるちゃんっ?!つまりだよ?つまりは…【おつるちゃん一人で全員と戦う訳】だよね?"今、ボーダーに所属している隊員一体何人いると思ってるのさっ"!!?普通に三桁は居るんだよっ?!」
実力テスト開催理由やないようを把握は出来たが、実行者…つまりは査定するのが言実一人な事を佐鳥が指摘。これにはシロ以外驚きを示した、かに思えたが柚紀だけは意外と冷静だった
『ん~、でも言実さんの方法が一番かもね。……目上の人や偉い人って"口だけ"って考えを私達位の年齢の人は抱きやすいのは事実。なら"実力がある上での指示を出している"って納得させた方が、後々の火種が少なくて済む。ついでに個人的な事を言うと、…どんな人達がチームを組んで居るかとかも把握出来そうだから楽しみだな~。私は全チーム知らないから。……ん?"玉狛第一"に、"鈴鳴第一"?…これって隊長さん名字じゃない、ですよね?』
「玉狛や鈴鳴は"支部の名前"だな。シロの話を聞いたから分かるだろうが、チームを組めばランク戦参加が多分基本だろ?で、……そこまで出来ない"学業優先"な奴が所属するのが主に支部所属な訳だ。あっ!!鈴鳴は最近発足したばっかりで、……村上がそっちに所属だがちゃんとランク戦には参加するらしいぜ?後さ、…あの帽子被った荒船先輩だっけか?あの人から師事して貰えるようになったって言ってたが…………アレってユズが裏で手を回したのか?」
『回したって程じゃないよ?!……たださ、…"ちゃんとした先生が居れば"村上先輩は絶対に強くなる。……あの人は"サイドエフェクトによって学習能力が強化されているから"、…それを生かせないのは勿体無いよ。だから、弧月使いの中で誰かに教えれそうな荒船先輩に"もし良ければ"ってお願いした。…それだけだよ?』
木虎を抜かした嵐山隊は"迅の存在もあり"支部の事は知っており、"同期二人"は村上は知っているがフブキと荒船が接点持ちなのを知るのは柚紀のみであり……些か認識に差が生じてしまっていた。だが、一部の人間は"柚紀や言実なら…"と結論付けて納得している。そんな中で、広報の仕事もある嵐山隊を何処で言実と戦うかを嵐山と綾辻(画面操作をシロ)が打ち合わせしている最中に、"木虎の実力や今後"について時枝が柚紀に訊ねる
「……ねぇ鶴ヶ峰さん。…おれ達は全員納得した上で木虎をスカウトして、本人も了承した。でさ、君は言ったよね?【やる気さえあれば実力は二の次】だって。……でも、ボーダーの顔的な立ち位置におれ達が居るのも事実だ。…直ぐには強くなれないにしろ"彼女はどうすれば強くなれると"君は思う?」
「あっ!!佐鳥も気になります!!…トリオン量が強さの全てではないにしろ、木虎が少ないのは事実だよね?……"正当な方法"じゃ既存のB級上位チームと渡り歩くのは難しい、……でもオレ達は木虎に期待もしてる。【チーム全体で今より強くなった姿】を、…君の中では既に思い描けている。だから"新メンバーの追加"を意見した。……違う?」
『!!?……(コリコリ)まぁ、ビジョン……理想図ならあるよ?で、でもあくまで私の妄想でしかないし、それに皆さんが従うべきじゃない!!そ、それに…(チラッ)……私は木虎ちゃんを全然知らないから、検討違いな発言をして気分を悪くさせたりしたくないし、戦術とか指揮とかも全然、だもん。……何時も"思い付き"とか"基本重視"な考えなだけ、だからコレが正解とは、限らないよ?』
何時も世話になっている二人の期待には答えたいが、今回はチーム全体の……木虎に関する事なのだ。【確信もない発言を安易にはしたくない】と、明言を渋る。…そんな柚紀に多少なりとも"期待の眼差し"を向ける木虎と、友人が困っているのを見兼ねたフブキが口を挟む
「なら、こんなのはどうだ?【ユズの理想をナニかに書き留めて誰かに渡す】。…今回は嵐山さんとつる姐が適任かな?で、それを開示するのは、ん~そうだな~……【方針が決まったら、若しくはどうしても定まらない場合】にしたらどうだ?……ユズの言い分はあくまでも"可能性の一つ"として、"保険として"考える。…なら悪くないんじゃないか?」