24.顔合わせの曲(89.
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「あ!?もしかして挨拶ついでに"握手"しちゃった?大丈夫大丈夫!!…短い時間なら問題ない…よね?「(コクン)」で、えっと柚紀ちゃんに関してはそうだな~(モグモグ、ゴックン)……風間隊のエンブレムが付いた服に関しては、所謂"悪い虫除け"的な理由だよ。木虎もボーダーに所属している隊員は男が多いのは知っているよな?」
「(コクン、モグモグ、ゴックン)……コレだけあからさまに違えば流石に私でも気づきますよ。それがナニか?」
「ん~っとね~(モグモグ、モグモグ、…ゴックン)…まぁ見ての通り柚紀ちゃんってさ珍しい色合いの持ち主でしょ?それ以外にも見た目だって良いし雰囲気も何処と無く"清楚や儚げ"って感じで、…まぁ"男女問わず人を惹き付けやすい"訳。……そのせいで、男子に対して嫌な思い出があって苦手意識を持っちゃってさ~、(モグモグ、ゴックン)……万が一な事があれば【ボーダーで敵に回してはいけない存在にして彼女の保護者】の逆鱗に触れかねない。…それの予防策がコレ」
「……(モゴモゴ、ゴックン)…そう言えば確か菊地原、先輩ですかね?あの人も鶴ヶ峰先輩をあの場から帰らせようとした際に似た事を言ってました。後、…市河先輩が先輩を訪ねに来た理由ですが、………学校をお休みされているんですか?綾辻先輩も体調関連の事を仰られていましたが…」
嵐山が表情が優れなかった理由を佐鳥が指摘し、大丈夫かと訊ねられてとりあえず平気だと頷くシロ。そして紅茶を飲みながら柚紀の差し入れであるクッキーを食べつつ話を進める嵐山達(話しているのは主に佐鳥だが)。一方で柚紀はお土産として佐鳥(達)が買ってきたプリンをとても美味しそうに食べていた。それを…実は位置的に隣に座っている時枝が静かに見守っていたが、木虎の視線に気づき……一呼吸置くためにクッキーを一つ食べてから説明の輪に加わる
「………例の亜種が出た日、鶴ヶ峰さんと市河さん、そして佐鳥が学校帰りに本部へと一緒に向かっていたんだけど、……レーダーに映らない敵を取り逃がしていて彼女に襲い掛かった。勿論佐鳥がそれを倒した、それまでは良かったんだけど……彼女は【トリオン量はボーダー内トップだし、…かなり特殊な体質】でね、……夏休み中にも敵に襲われた経験があるんだ。凶悪であんな巨体に生身の人間が襲われれば恐怖を抱く…"トラウマ"になっても仕方ないよ。前回、炎天下の中を逃げ回ったせいで"重度の熱中症と脱水症状"を引き起こして体調を崩してしまったし、そんな恐怖体験をしたせいか食欲も激減。それに夏バテも加わってかなり危険な状況に陥ってしまった。……だから前回の事を知る人達は【お見舞いの品】持参で彼女に会いに行ってる訳。……で、今回は"トラウマ再発"と"逃げた際に掻いた汗の不始末"が理由で"重度の風邪"を引いてしまった。だけど今回は食欲はあったから【食べやすいモノ、若しくは女子が喜びそうなお菓子系】が中心になった。…こんな感じかな?」
「…成る程、佐鳥先輩が嵐山先輩や時枝先輩と別行動、……単独行動されていた理由がそれでしたか。で、スナイパーの先輩には手に負えない程の数に囲まれた所に、先程名前が出てきました諏訪隊・荒船隊の方々に助けられた、って感じですか?風の噂で【何処かのB級隊員チームが一般人を無事に保護した】と聞きましたので。……女性二人では危ないからってのは理解できますが、(ハァ~)せめて野々村先輩が同行されていれば、そんな事にならなかったのでは?」
「ま、アソコの隊長達はユズと顔見知りだから何とかなったが、……他じゃ多分保護するのは無理だっただろうな。後、……俺が居ても結局は逃げ一択だぞ?残念な事に俺はまだC級のままだから【外でのトリガー使用は認められてねぇ】、…実際に戦える自信はあるがそれをしたら処罰対象だ。……やっと入れたらのに辞めたくねぇよ。(ハァ~)…さっさとB級になりてぇが、中々上手く行かねぇんだよな~。学校との両立も難しいが……"変に目立っちまった"からな~」
『???目立つって、フブキちゃんは黒服なんだから当たり前じゃないの?えっと、……何をしたの?』
時枝の説明は確かに嘘はないが、幾分かは"表現を変えたり、その内容が"実際にあったのは以前だったり"と、知っている者には些か捏造しているのが分かる内容だが、全てそのまま木虎に話して良いか判断が出来ないがある程度事情が伝わればと考えた結果である。…内容を正確に知っているメンバーは誰も否定はしなかった。この中で木虎並みに情報を知らないフブキは【それは過ぎたこと】と割り切っているのであまり気にしていなく、"目先の悩み"を愚痴るのであった。それを不思議そうに訊ねる柚紀を見据えながら詳細を話す為にトリオン体に換装をする
「B級に昇格条件ってさ、このポイントを4000貯めるだろ?で、基本ポイント変動はC級隊員同士のみ。……B級から貰えない、これが基本だろ?」
『うん、そうだね。……それがどうかしたの?』
「……B級の笹森や、同級生で同じ弧月使いの二人組とも剣を交えた訳なんだが、…あっ、向こうが俺に合わせて剣一本でポイント変動はなし!ルールは十本勝負な。でさ~…………………"普通に勝っちまったんだよ"俺」
『二人組ってのは小荒井くんと奥寺くんかな?で、まぁ~……うん。笹森くんは"カメレオン使用のサポート系"だし、あの二人は"連携プレイ"が得意だから一対一なら、……フブキちゃんに軍配が上がるかな?でも、……"原因ってそれだけ"?』
手の甲に表示された"3301"の数字を見て、確実に稼いでいるのは分かるが、……一応同期の木虎が既にB級に昇格している点からしてもフブキだってなっていても可笑しくはないのでは?と、考えたりする柚紀だが、……"他にもポイントを稼げない"理由がありそうでジーっとフブキを見つめれば…根負けしたらしく両手を上げて更に"自分がヤラカシタ事"をポツリポツリ話始める。……それを聞いて、既に知っていたであろうシロ以外は驚愕・呆然・尊敬的な眼差しでフブキを見つめ、柚紀は………流石の内容に頭を抱える始末だった
『あ~~、うん。…フブキちゃんが運動好きで、剣に対して思入れやら矜持やら自信があるのは分かるよ?分かるけどさ~、……【風間さんとC級ランク戦で手合わせ】すればそりゃあ目立つよ!!で、まだフブキちゃんがコテンパンに倒されたなら良いけど、……【二本あの人から先取すれば、誰も戦わなくなるよ!!】あの人、使用トリガーはスコーピオンだけど、アタッカー個人順位で二位だよ!?一位は弧月使いの人だからアレだけど、…つまりは"スコーピオン使いだとあの人が一番強いからね"!!?単純に言うとさっ!!!』
「(コクン、モグモグ、ゴックン)……コレだけあからさまに違えば流石に私でも気づきますよ。それがナニか?」
「ん~っとね~(モグモグ、モグモグ、…ゴックン)…まぁ見ての通り柚紀ちゃんってさ珍しい色合いの持ち主でしょ?それ以外にも見た目だって良いし雰囲気も何処と無く"清楚や儚げ"って感じで、…まぁ"男女問わず人を惹き付けやすい"訳。……そのせいで、男子に対して嫌な思い出があって苦手意識を持っちゃってさ~、(モグモグ、ゴックン)……万が一な事があれば【ボーダーで敵に回してはいけない存在にして彼女の保護者】の逆鱗に触れかねない。…それの予防策がコレ」
「……(モゴモゴ、ゴックン)…そう言えば確か菊地原、先輩ですかね?あの人も鶴ヶ峰先輩をあの場から帰らせようとした際に似た事を言ってました。後、…市河先輩が先輩を訪ねに来た理由ですが、………学校をお休みされているんですか?綾辻先輩も体調関連の事を仰られていましたが…」
嵐山が表情が優れなかった理由を佐鳥が指摘し、大丈夫かと訊ねられてとりあえず平気だと頷くシロ。そして紅茶を飲みながら柚紀の差し入れであるクッキーを食べつつ話を進める嵐山達(話しているのは主に佐鳥だが)。一方で柚紀はお土産として佐鳥(達)が買ってきたプリンをとても美味しそうに食べていた。それを…実は位置的に隣に座っている時枝が静かに見守っていたが、木虎の視線に気づき……一呼吸置くためにクッキーを一つ食べてから説明の輪に加わる
「………例の亜種が出た日、鶴ヶ峰さんと市河さん、そして佐鳥が学校帰りに本部へと一緒に向かっていたんだけど、……レーダーに映らない敵を取り逃がしていて彼女に襲い掛かった。勿論佐鳥がそれを倒した、それまでは良かったんだけど……彼女は【トリオン量はボーダー内トップだし、…かなり特殊な体質】でね、……夏休み中にも敵に襲われた経験があるんだ。凶悪であんな巨体に生身の人間が襲われれば恐怖を抱く…"トラウマ"になっても仕方ないよ。前回、炎天下の中を逃げ回ったせいで"重度の熱中症と脱水症状"を引き起こして体調を崩してしまったし、そんな恐怖体験をしたせいか食欲も激減。それに夏バテも加わってかなり危険な状況に陥ってしまった。……だから前回の事を知る人達は【お見舞いの品】持参で彼女に会いに行ってる訳。……で、今回は"トラウマ再発"と"逃げた際に掻いた汗の不始末"が理由で"重度の風邪"を引いてしまった。だけど今回は食欲はあったから【食べやすいモノ、若しくは女子が喜びそうなお菓子系】が中心になった。…こんな感じかな?」
「…成る程、佐鳥先輩が嵐山先輩や時枝先輩と別行動、……単独行動されていた理由がそれでしたか。で、スナイパーの先輩には手に負えない程の数に囲まれた所に、先程名前が出てきました諏訪隊・荒船隊の方々に助けられた、って感じですか?風の噂で【何処かのB級隊員チームが一般人を無事に保護した】と聞きましたので。……女性二人では危ないからってのは理解できますが、(ハァ~)せめて野々村先輩が同行されていれば、そんな事にならなかったのでは?」
「ま、アソコの隊長達はユズと顔見知りだから何とかなったが、……他じゃ多分保護するのは無理だっただろうな。後、……俺が居ても結局は逃げ一択だぞ?残念な事に俺はまだC級のままだから【外でのトリガー使用は認められてねぇ】、…実際に戦える自信はあるがそれをしたら処罰対象だ。……やっと入れたらのに辞めたくねぇよ。(ハァ~)…さっさとB級になりてぇが、中々上手く行かねぇんだよな~。学校との両立も難しいが……"変に目立っちまった"からな~」
『???目立つって、フブキちゃんは黒服なんだから当たり前じゃないの?えっと、……何をしたの?』
時枝の説明は確かに嘘はないが、幾分かは"表現を変えたり、その内容が"実際にあったのは以前だったり"と、知っている者には些か捏造しているのが分かる内容だが、全てそのまま木虎に話して良いか判断が出来ないがある程度事情が伝わればと考えた結果である。…内容を正確に知っているメンバーは誰も否定はしなかった。この中で木虎並みに情報を知らないフブキは【それは過ぎたこと】と割り切っているのであまり気にしていなく、"目先の悩み"を愚痴るのであった。それを不思議そうに訊ねる柚紀を見据えながら詳細を話す為にトリオン体に換装をする
「B級に昇格条件ってさ、このポイントを4000貯めるだろ?で、基本ポイント変動はC級隊員同士のみ。……B級から貰えない、これが基本だろ?」
『うん、そうだね。……それがどうかしたの?』
「……B級の笹森や、同級生で同じ弧月使いの二人組とも剣を交えた訳なんだが、…あっ、向こうが俺に合わせて剣一本でポイント変動はなし!ルールは十本勝負な。でさ~…………………"普通に勝っちまったんだよ"俺」
『二人組ってのは小荒井くんと奥寺くんかな?で、まぁ~……うん。笹森くんは"カメレオン使用のサポート系"だし、あの二人は"連携プレイ"が得意だから一対一なら、……フブキちゃんに軍配が上がるかな?でも、……"原因ってそれだけ"?』
手の甲に表示された"3301"の数字を見て、確実に稼いでいるのは分かるが、……一応同期の木虎が既にB級に昇格している点からしてもフブキだってなっていても可笑しくはないのでは?と、考えたりする柚紀だが、……"他にもポイントを稼げない"理由がありそうでジーっとフブキを見つめれば…根負けしたらしく両手を上げて更に"自分がヤラカシタ事"をポツリポツリ話始める。……それを聞いて、既に知っていたであろうシロ以外は驚愕・呆然・尊敬的な眼差しでフブキを見つめ、柚紀は………流石の内容に頭を抱える始末だった
『あ~~、うん。…フブキちゃんが運動好きで、剣に対して思入れやら矜持やら自信があるのは分かるよ?分かるけどさ~、……【風間さんとC級ランク戦で手合わせ】すればそりゃあ目立つよ!!で、まだフブキちゃんがコテンパンに倒されたなら良いけど、……【二本あの人から先取すれば、誰も戦わなくなるよ!!】あの人、使用トリガーはスコーピオンだけど、アタッカー個人順位で二位だよ!?一位は弧月使いの人だからアレだけど、…つまりは"スコーピオン使いだとあの人が一番強いからね"!!?単純に言うとさっ!!!』