22.神音の曲~厄を払い清めよ~(87.
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「「「「!?」」」」
「この声はっ!と言うよりこの連射性と威力は…機関砲 !!」
「まさかお前が来るとはなっ!?何で来やがった??!……………レイジっ!!!」
後方からの高火力の銃撃に、敵は続々撃破されていく。そして全員が"新たな助っ人"である巨体で高身長で見た目が"諏訪並みにインパクトがある"A級隊員の一人・木崎レイジの側まで退き、佐鳥が抱えしがみついている制服姿の少女を一瞥後、武器を構えたまま同級生の質問に答える
「……迅から【俺以上のトリオン持ちの女子が敵に狙われている、…諏訪達が助けたが亜種のせいで無事に基地まで保護出来る補償がない】そう聞いた。(…スッ)それに今回の敵は連携を妨害する奴らしいからな。なら、(‐ ガガガガ ‐)…俺一人で対処した方が色々楽だろう。……そう迅が判断して俺も納得して此処に来た。更に【敵の増援の心配はない、俺以外にもA級隊員が対応に出るから少女を助ける手助けをしてくれ】……彼奴がそう言うなら、何とかなるだろう。亜種なら言実さんだって対処に動いている筈だ。……行け、亜種の相手なら俺は"お前達より経験している"、心配するな」
「……………………頼むぜレイジ!?…引くぞ!?」
「「「「「「了解!!」」」」」」
打ち合わせの際に【一部の隊員は亜種の戦闘経験アリ】と言実から聞いており、具体的には名を上げられなかったが諏訪と佐鳥は迅から聞いていたのもあり、その迅の要請で来たのであれば"木崎一人でも大丈夫"と納得して、そのまま移動を開始するメンバー。因みに柚紀は"人肌が佐鳥のモノ"と分かると更に涙腺が弛んでしまい、泣き止む様子がなく胸元に顔を埋めたままであったので、木崎の存在には気づくことはなかったのであった
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
それから最寄りの連絡経路入り口に到着し、何とか泣き止んだ柚紀を諏訪に託せば「えっと、此処じゃない経路入り口付近に鞄置きっぱなしにしてるから取りに行ってくるよ!(ナデナデ)直ぐに合流するし、基地に入ればもう、……怖くないでしょ?何せおつるちゃんの守護領域だからね!!」と若干意味不明な事を行っているが柚紀はソレで納得すると佐鳥を見送り、生身となった諏訪の背中に移動し……モノの数秒で夢の世界に行ってしまうのであった
そんな柚紀を背負いながら通路を歩いているメンバーの行き先に待ち構えていたのは
「……(ピタッ)雷蔵、なんでテメェが此処にいる?!俺はてっきり風間が待ち構えているもんだと思ったが?」
「風間は彼女の"能力範囲外"に潜む亜種狩りに出ているよ?……あの妙な音波が原因で通信障害を起こしているなら、"その道の専門家"に対処して貰うのが一番だからね。で、俺が来たのは言実さんの手伝いで【彼女の今回使用したモノ"全て"と諏訪隊三人のトリガーホルダーを回収】を頼まれたから。荒船でも良かったんだけど、解析に"より多くの亜種を倒したデータや歌姫の影響が大きかった隊員のトリガー"の方がやり易いからでわざわざ俺が来たのは……(チラッ)彼女を無闇に開発部門関連の施設に連れて行くのを言実さんが良しとしないのと…"盗難防止"も兼ねている訳」
「(シュウゥ)鶴ヶ峰の件は兎も角…盗難防止、ですか?俺達のトリガーホルダーは他の隊員の奴と性能とか全く違いや変わりがないですし、セットトリガー内容だって非公開にしてませんから、盗まれる心配なんてないのでは?」
引っ越しの時に話題に出てきた諏訪のもう一人の同級生にして、言実と同じく戦闘員経験あるエンジニアの一人・寺島雷蔵が待ち受けていたのだった。言実との仲が冬島並みに良いのは此処にいるメンバーは知っており、その彼女からの頼み事を遂行しに来たのであった。…彼本人とも信頼関係を諏訪が築いているので部下二人も、すんなり要求を飲むが"理由"を疑念を堤が抱く。それに対して眠っている柚紀から右手にあるトリガーホルダー含む一式を受け取ろうとしながら答える
「……言実さんは勿論だけど冬島さんは"元"が付くとは言え、二人のエンジニアとしての腕前は"一流"で同じエンジニアの人にとっては憧れの存在なんだよ。で、…【トリガーホルダーに腕時計、更には彼女専用のお守り…精神安定剤】かな?コレ全て二人が片方若しくは共同で造り上げた代物。……"是非とも分解して性能を解析したい"とか思う馬鹿が居る訳。そんなの駄目に決まっているでしょ?………全部【彼女の命綱】的なモノなんだから。…で、どうしよう。彼女、俺に触られるのやっぱり嫌みたいだね、寝ちゃってるから本能的に…かな?」
寝ている筈の柚紀が、寺島に触れられるのを拒否しているかの様にブンブン右手を振り回しているのだった。それが諏訪に怪我を負わせたりはしていないが、コレでは言実の頼み事が果たせないと困っている所に、荷物を持った佐鳥がトリオン体のまま合流。……事情を説明して「ちょっと試しにお前が説得してくれ」と諏訪に言われて、とりあえず承諾してそっと手を伸ばすと
‐ ……ピタッ…ビクッ!(ブンブンブン!!) ‐
「わわわっ!!えっと、コレって……アレかな?(触られるのも嫌だけど、多分…"盗られる"って思っているのかな?なら……)(…ガシッ!(ズシリ!)…ナデナデ)大丈夫、大丈夫だよ?……ちゃんと返ってくるから(ナデナデ)コレが無いとおつるちゃんが困るんだって。(ナデナデ)だから、…ね?」
『………………………………(クタ~)』
最初は抵抗した柚紀だったが、佐鳥が手首を掴んで動きを止めると未だに強く握り締めている手の甲を優しく撫でながら語りかける。……少し重たく感じたりするが構わずに実行する佐鳥に抵抗は無駄だと諦めたのか、更に声の主が佐鳥だからかは不明だが、力が抜けて掌を開こうとして慌てるが落下防止の為にきつめに結んでいたタイのせいで所持品を落とすことは無かった。それを四苦八苦しながら解き、手に持っていたモノを見て【一瞬だけ表情が変化する佐鳥】。だが、直ぐに平常心を取り戻してソレ等を受け取りこの場を足早に後にして行く寺島だった。それを見送った後に「騒動の一件もあります、…とりあえずウチの隊室で次の指示を待ちませんか?」と荒船から提案されてそれに従う形となったのであった
「この声はっ!と言うよりこの連射性と威力は…
「まさかお前が来るとはなっ!?何で来やがった??!……………レイジっ!!!」
後方からの高火力の銃撃に、敵は続々撃破されていく。そして全員が"新たな助っ人"である巨体で高身長で見た目が"諏訪並みにインパクトがある"A級隊員の一人・木崎レイジの側まで退き、佐鳥が抱えしがみついている制服姿の少女を一瞥後、武器を構えたまま同級生の質問に答える
「……迅から【俺以上のトリオン持ちの女子が敵に狙われている、…諏訪達が助けたが亜種のせいで無事に基地まで保護出来る補償がない】そう聞いた。(…スッ)それに今回の敵は連携を妨害する奴らしいからな。なら、(‐ ガガガガ ‐)…俺一人で対処した方が色々楽だろう。……そう迅が判断して俺も納得して此処に来た。更に【敵の増援の心配はない、俺以外にもA級隊員が対応に出るから少女を助ける手助けをしてくれ】……彼奴がそう言うなら、何とかなるだろう。亜種なら言実さんだって対処に動いている筈だ。……行け、亜種の相手なら俺は"お前達より経験している"、心配するな」
「……………………頼むぜレイジ!?…引くぞ!?」
「「「「「「了解!!」」」」」」
打ち合わせの際に【一部の隊員は亜種の戦闘経験アリ】と言実から聞いており、具体的には名を上げられなかったが諏訪と佐鳥は迅から聞いていたのもあり、その迅の要請で来たのであれば"木崎一人でも大丈夫"と納得して、そのまま移動を開始するメンバー。因みに柚紀は"人肌が佐鳥のモノ"と分かると更に涙腺が弛んでしまい、泣き止む様子がなく胸元に顔を埋めたままであったので、木崎の存在には気づくことはなかったのであった
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それから最寄りの連絡経路入り口に到着し、何とか泣き止んだ柚紀を諏訪に託せば「えっと、此処じゃない経路入り口付近に鞄置きっぱなしにしてるから取りに行ってくるよ!(ナデナデ)直ぐに合流するし、基地に入ればもう、……怖くないでしょ?何せおつるちゃんの守護領域だからね!!」と若干意味不明な事を行っているが柚紀はソレで納得すると佐鳥を見送り、生身となった諏訪の背中に移動し……モノの数秒で夢の世界に行ってしまうのであった
そんな柚紀を背負いながら通路を歩いているメンバーの行き先に待ち構えていたのは
「……(ピタッ)雷蔵、なんでテメェが此処にいる?!俺はてっきり風間が待ち構えているもんだと思ったが?」
「風間は彼女の"能力範囲外"に潜む亜種狩りに出ているよ?……あの妙な音波が原因で通信障害を起こしているなら、"その道の専門家"に対処して貰うのが一番だからね。で、俺が来たのは言実さんの手伝いで【彼女の今回使用したモノ"全て"と諏訪隊三人のトリガーホルダーを回収】を頼まれたから。荒船でも良かったんだけど、解析に"より多くの亜種を倒したデータや歌姫の影響が大きかった隊員のトリガー"の方がやり易いからでわざわざ俺が来たのは……(チラッ)彼女を無闇に開発部門関連の施設に連れて行くのを言実さんが良しとしないのと…"盗難防止"も兼ねている訳」
「(シュウゥ)鶴ヶ峰の件は兎も角…盗難防止、ですか?俺達のトリガーホルダーは他の隊員の奴と性能とか全く違いや変わりがないですし、セットトリガー内容だって非公開にしてませんから、盗まれる心配なんてないのでは?」
引っ越しの時に話題に出てきた諏訪のもう一人の同級生にして、言実と同じく戦闘員経験あるエンジニアの一人・寺島雷蔵が待ち受けていたのだった。言実との仲が冬島並みに良いのは此処にいるメンバーは知っており、その彼女からの頼み事を遂行しに来たのであった。…彼本人とも信頼関係を諏訪が築いているので部下二人も、すんなり要求を飲むが"理由"を疑念を堤が抱く。それに対して眠っている柚紀から右手にあるトリガーホルダー含む一式を受け取ろうとしながら答える
「……言実さんは勿論だけど冬島さんは"元"が付くとは言え、二人のエンジニアとしての腕前は"一流"で同じエンジニアの人にとっては憧れの存在なんだよ。で、…【トリガーホルダーに腕時計、更には彼女専用のお守り…精神安定剤】かな?コレ全て二人が片方若しくは共同で造り上げた代物。……"是非とも分解して性能を解析したい"とか思う馬鹿が居る訳。そんなの駄目に決まっているでしょ?………全部【彼女の命綱】的なモノなんだから。…で、どうしよう。彼女、俺に触られるのやっぱり嫌みたいだね、寝ちゃってるから本能的に…かな?」
寝ている筈の柚紀が、寺島に触れられるのを拒否しているかの様にブンブン右手を振り回しているのだった。それが諏訪に怪我を負わせたりはしていないが、コレでは言実の頼み事が果たせないと困っている所に、荷物を持った佐鳥がトリオン体のまま合流。……事情を説明して「ちょっと試しにお前が説得してくれ」と諏訪に言われて、とりあえず承諾してそっと手を伸ばすと
‐ ……ピタッ…ビクッ!(ブンブンブン!!) ‐
「わわわっ!!えっと、コレって……アレかな?(触られるのも嫌だけど、多分…"盗られる"って思っているのかな?なら……)(…ガシッ!(ズシリ!)…ナデナデ)大丈夫、大丈夫だよ?……ちゃんと返ってくるから(ナデナデ)コレが無いとおつるちゃんが困るんだって。(ナデナデ)だから、…ね?」
『………………………………(クタ~)』
最初は抵抗した柚紀だったが、佐鳥が手首を掴んで動きを止めると未だに強く握り締めている手の甲を優しく撫でながら語りかける。……少し重たく感じたりするが構わずに実行する佐鳥に抵抗は無駄だと諦めたのか、更に声の主が佐鳥だからかは不明だが、力が抜けて掌を開こうとして慌てるが落下防止の為にきつめに結んでいたタイのせいで所持品を落とすことは無かった。それを四苦八苦しながら解き、手に持っていたモノを見て【一瞬だけ表情が変化する佐鳥】。だが、直ぐに平常心を取り戻してソレ等を受け取りこの場を足早に後にして行く寺島だった。それを見送った後に「騒動の一件もあります、…とりあえずウチの隊室で次の指示を待ちませんか?」と荒船から提案されてそれに従う形となったのであった