22.神音の曲~厄を払い清めよ~(87.
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‐ シュルシュル……グイッ!! ‐
『……えっ??!(グイッ!)ぃ、嫌だっ!諏訪さんっ、助けてっ!!』
「「「「「鶴ヶ峰っ?!!」」」」」
「なっ!?まだ生きていやがったのかっ!!待ってろ鶴ヶ峰っ、(スチャッ)直ぐに助けてや〔諏訪さんっ!足元から土竜型が来るよっ!!離れて!!?〕!チッ、このタイミングでかよっ!!(バッ!?)」
笹森が仕留めた筈の亜種がまだ生きており、柚紀目掛けて触手を伸ばせば足を絡めとり、勢いよく自らの方に引き寄せる。生身でもあるが疲労困憊な柚紀に抵抗する術もなく、そのまま一本釣りの如く弧を描く様に空中に体が投げ出されてしまう。……自分が浮いている事や何故こうなったかを判断すれば、泣きそうな表情で諏訪に助けを求める。他五人もまさかの事態に対処が遅れてしまい、柚紀の表情から"色々ヤバい"と判断した諏訪が直ぐに助け様としたが、足元から土竜型が出現してしまい距離が更に離れてしまう。そして妨害型に近づきつつある柚紀は、顔色が恐怖に染まっていた。理由は片前足がブレードのままなのと
‐ チリッ、…チリチリッ、…パチンッ ‐
『せ、せい、でんき、おんっ。い、嫌だっ!?嫌っ!!またアレを食らうのはっ!!(モウ、イヤダヨ!…ツカレタヨ!カエリタイ!?ネムタイ、ヨッ!!?ダカラッ!)(ジワッ)助けてよっ!!……………………………"佐鳥くん"っ!!!?』
「「「………………えっ?」」」
「っ!?(やっぱり、気づいていたか鶴ヶ峰も。でも、……通信もなく確信もなかった筈なのに、)……(ギュッ!…ポツリ)何で俺に助けを求めてくれないんだよっ!」
〔…(スチャッ!)彼女に絡み付く触手を撃ち抜きます!誰かチャッチしてくださいっ!?〕
‐ …ドーン!ブチッ! ‐
聞こえたのだあの静電気音が。空中では回避不可能であり触手から逃げる術もない柚紀は、…半泣きな状態で助けを求めた。【土竜型のだが、以前も触手から自分を助けてくれて、……今回も姿は見ていないが影ながら護ってくれたであろう"彼の名"を】。それを聞いて佐鳥が居る可能性に全く気づいていなかったスナイパー二人に堤は驚きを露にし、柚紀に頼られ自分でない男子に助けを求める声を聞いて…嫉妬する笹森の耳にも通信が届く。…"助っ人スナイパー"の正体である、佐鳥の声が。そして宣言通りに触手を撃ち抜き落下する柚紀をチャッチしたのは
「(ガシッ!)……そうだな、ちゃんと考えれば答えは一人しかいない、な。……あの当真が連続して任務に当たる訳がねぇんだ。で、東さんでもない、だが"増えた銃声は二つ"…………佐鳥なら可能だ。"両手で狙撃可能で"東さんの次に古株のスナイパーなら、普段以上の遠距離狙撃位出来るだろうな(それに鶴ヶ峰とも合同任務も経験しているなら、"どんな動きをするか"も分かりそうだよな)『ぁ、あ"ら"、ぶね"ぜん"ばぃ"~~!?(ギュッ!?…エグエグ)』…(ポンポン)……スナイパー!亜種二体仕留めろっ!!これ以上は歌姫の精神が持たねぇ!!?」
‐ ……ドーン! ‐
〔分かってますよ荒船先輩っ!?だけど、…土竜型の向きが悪くてこれじゃあ弱点を撃ち抜けません!!…サポート願います!〕
‐ ドババババババババババ ‐
‐ ドババババババババババ ‐
「おサノっ!!今の狙撃方向や射角から佐鳥の居場所及び"射撃に適した身体向き"の指示寄越せっ!?俺達が奴の注意を引く!!?……堤!手伝えっ!!」
「(シャキーン)了解です諏訪さん!?」
〔ちょい待って!直ぐに弾き出すからっ!?〕
落下位置を見極めた荒船がきっちりキャッチし、狙撃方向を見ながら【複数ある条件を一人で満たせる人物名】を理由込みで口にしていると、…人肌のお陰で完全に大丈夫と判断した柚紀が泣きながらしがみついてきたのだった。それをあやしながら撤退に邪魔となる亜種の駆除を佐鳥に依頼する。と、妨害型に止めをきっちり射した後に、無駄な意地を張らずに協力を要請する。それに対して諏訪・堤が答える形で囮となっている所を
‐ ……ドドーン!! ‐
〔…目標沈黙を確認!だけど、佐鳥がヘイト稼いじゃいましたからソッチに合流します!!直ぐに追い付きますから待たずに後退してくださ……《待て!!佐鳥が合流してから退避しろ!?……マズイな、"残りが集まってきておる"!!》…へ?残りって、おつるちゃん?〕……(スタン!)「どういう意味ですか?だって"新しいゲート開いてませんし"、【歌姫の効果範囲内の敵は全部片付いてますよね】??」(タタタタタタ)
〔!!警戒!土竜型が出てきた穴から敵が来ます!!〕
「!!(ベリッ!…スッ!)佐鳥、鶴ヶ峰を頼むっ!!(スチャッ)狙撃は無理でもシールドで身を守れるだろ?!穂刈や半崎も戦えとは言わないが自分の身は自分で守れ!!((……諏訪さん、トリオン持ちそうですか?))」
「引くぞ!?気張れよ堤!…日佐人もぼさっつとスンナ!!?((……ぶっちゃけあんま余裕ねぇが、…気合いで持たせるしかねぇだろうな!今の鶴ヶ峰の前でベイルアウトしたらトラウマコース待ったなしだ!!))」
無事に亜種を倒し終えた佐鳥は【自分の身より柚紀の身を案じて】先に撤退を勧める。…勿論、自分も無理する気はないし"少女の泣きそうな表情"を見た時から距離を縮めており、言実との通信途中にて合流を果たした矢先に敵襲。それを迎え撃つ為に荒船は柚紀をひっぺ剥がすかの様にして身柄を近寄ってきた佐鳥に預ける。……あれだけの激戦を終えて"全員"トリオン残量に余裕がないが、倒さねば未だに泣き続けている柚紀が…と結論付け前衛が武器を構えた瞬間
「諏訪隊、荒船隊は引け。……残党は俺が片付ける。これ以上"一般人"を戦場に身を置くべきじゃない」
‐ ガガガガガガガガ ‐
『……えっ??!(グイッ!)ぃ、嫌だっ!諏訪さんっ、助けてっ!!』
「「「「「鶴ヶ峰っ?!!」」」」」
「なっ!?まだ生きていやがったのかっ!!待ってろ鶴ヶ峰っ、(スチャッ)直ぐに助けてや〔諏訪さんっ!足元から土竜型が来るよっ!!離れて!!?〕!チッ、このタイミングでかよっ!!(バッ!?)」
笹森が仕留めた筈の亜種がまだ生きており、柚紀目掛けて触手を伸ばせば足を絡めとり、勢いよく自らの方に引き寄せる。生身でもあるが疲労困憊な柚紀に抵抗する術もなく、そのまま一本釣りの如く弧を描く様に空中に体が投げ出されてしまう。……自分が浮いている事や何故こうなったかを判断すれば、泣きそうな表情で諏訪に助けを求める。他五人もまさかの事態に対処が遅れてしまい、柚紀の表情から"色々ヤバい"と判断した諏訪が直ぐに助け様としたが、足元から土竜型が出現してしまい距離が更に離れてしまう。そして妨害型に近づきつつある柚紀は、顔色が恐怖に染まっていた。理由は片前足がブレードのままなのと
‐ チリッ、…チリチリッ、…パチンッ ‐
『せ、せい、でんき、おんっ。い、嫌だっ!?嫌っ!!またアレを食らうのはっ!!(モウ、イヤダヨ!…ツカレタヨ!カエリタイ!?ネムタイ、ヨッ!!?ダカラッ!)(ジワッ)助けてよっ!!……………………………"佐鳥くん"っ!!!?』
「「「………………えっ?」」」
「っ!?(やっぱり、気づいていたか鶴ヶ峰も。でも、……通信もなく確信もなかった筈なのに、)……(ギュッ!…ポツリ)何で俺に助けを求めてくれないんだよっ!」
〔…(スチャッ!)彼女に絡み付く触手を撃ち抜きます!誰かチャッチしてくださいっ!?〕
‐ …ドーン!ブチッ! ‐
聞こえたのだあの静電気音が。空中では回避不可能であり触手から逃げる術もない柚紀は、…半泣きな状態で助けを求めた。【土竜型のだが、以前も触手から自分を助けてくれて、……今回も姿は見ていないが影ながら護ってくれたであろう"彼の名"を】。それを聞いて佐鳥が居る可能性に全く気づいていなかったスナイパー二人に堤は驚きを露にし、柚紀に頼られ自分でない男子に助けを求める声を聞いて…嫉妬する笹森の耳にも通信が届く。…"助っ人スナイパー"の正体である、佐鳥の声が。そして宣言通りに触手を撃ち抜き落下する柚紀をチャッチしたのは
「(ガシッ!)……そうだな、ちゃんと考えれば答えは一人しかいない、な。……あの当真が連続して任務に当たる訳がねぇんだ。で、東さんでもない、だが"増えた銃声は二つ"…………佐鳥なら可能だ。"両手で狙撃可能で"東さんの次に古株のスナイパーなら、普段以上の遠距離狙撃位出来るだろうな(それに鶴ヶ峰とも合同任務も経験しているなら、"どんな動きをするか"も分かりそうだよな)『ぁ、あ"ら"、ぶね"ぜん"ばぃ"~~!?(ギュッ!?…エグエグ)』…(ポンポン)……スナイパー!亜種二体仕留めろっ!!これ以上は歌姫の精神が持たねぇ!!?」
‐ ……ドーン! ‐
〔分かってますよ荒船先輩っ!?だけど、…土竜型の向きが悪くてこれじゃあ弱点を撃ち抜けません!!…サポート願います!〕
‐ ドババババババババババ ‐
‐ ドババババババババババ ‐
「おサノっ!!今の狙撃方向や射角から佐鳥の居場所及び"射撃に適した身体向き"の指示寄越せっ!?俺達が奴の注意を引く!!?……堤!手伝えっ!!」
「(シャキーン)了解です諏訪さん!?」
〔ちょい待って!直ぐに弾き出すからっ!?〕
落下位置を見極めた荒船がきっちりキャッチし、狙撃方向を見ながら【複数ある条件を一人で満たせる人物名】を理由込みで口にしていると、…人肌のお陰で完全に大丈夫と判断した柚紀が泣きながらしがみついてきたのだった。それをあやしながら撤退に邪魔となる亜種の駆除を佐鳥に依頼する。と、妨害型に止めをきっちり射した後に、無駄な意地を張らずに協力を要請する。それに対して諏訪・堤が答える形で囮となっている所を
‐ ……ドドーン!! ‐
〔…目標沈黙を確認!だけど、佐鳥がヘイト稼いじゃいましたからソッチに合流します!!直ぐに追い付きますから待たずに後退してくださ……《待て!!佐鳥が合流してから退避しろ!?……マズイな、"残りが集まってきておる"!!》…へ?残りって、おつるちゃん?〕……(スタン!)「どういう意味ですか?だって"新しいゲート開いてませんし"、【歌姫の効果範囲内の敵は全部片付いてますよね】??」(タタタタタタ)
〔!!警戒!土竜型が出てきた穴から敵が来ます!!〕
「!!(ベリッ!…スッ!)佐鳥、鶴ヶ峰を頼むっ!!(スチャッ)狙撃は無理でもシールドで身を守れるだろ?!穂刈や半崎も戦えとは言わないが自分の身は自分で守れ!!((……諏訪さん、トリオン持ちそうですか?))」
「引くぞ!?気張れよ堤!…日佐人もぼさっつとスンナ!!?((……ぶっちゃけあんま余裕ねぇが、…気合いで持たせるしかねぇだろうな!今の鶴ヶ峰の前でベイルアウトしたらトラウマコース待ったなしだ!!))」
無事に亜種を倒し終えた佐鳥は【自分の身より柚紀の身を案じて】先に撤退を勧める。…勿論、自分も無理する気はないし"少女の泣きそうな表情"を見た時から距離を縮めており、言実との通信途中にて合流を果たした矢先に敵襲。それを迎え撃つ為に荒船は柚紀をひっぺ剥がすかの様にして身柄を近寄ってきた佐鳥に預ける。……あれだけの激戦を終えて"全員"トリオン残量に余裕がないが、倒さねば未だに泣き続けている柚紀が…と結論付け前衛が武器を構えた瞬間
「諏訪隊、荒船隊は引け。……残党は俺が片付ける。これ以上"一般人"を戦場に身を置くべきじゃない」
‐ ガガガガガガガガ ‐