22.神音の曲~厄を払い清めよ~(87.
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~ 人知れず儚い 散りゆく結末
‐ ゴオォーン! ‐
‐ ……リィーーン! ‐
無情に破れた 悲鳴の風吹く ~
ゆっくりとたが、柚紀は続きを歌い始めた。その歌声を邪魔しない様に……邪魔をさせない様にと多少気にしながら敵を倒していくメンバー。そんな中〔頑張れ皆ー!まだまだ来るよっ!!〕〔土竜型は居ないし新種の亜種はレーダーに映らないけど、ちゃんとサポートするよ!〕と各自のオペレーターから激励が飛んでくる。それに対して"助っ人スナイパー"は【失敗するなよ】と笹森の足元をわざと撃ち抜いて脅したのであった。その狙撃で、荒船が言っていた増援メンバーの片方に悪態を付く
~ 誰かの笑う影 誰かの泣き声 ~
「もう当真さんっ!?心臓に悪いですから俺を撃たないで下さいよっ!!流石に今のは東さんじゃな「……あ~、…言っておくが東さんなら"今日は"ボーダー本部に居ねぇぜ?」えっ??!な、ならっ!誰なんですか?!通常より長距離狙撃出来る人なんて、そんなに…」
~ 誰もが幸せを願ってる ~
‐ (バ、バ、バ)ドーン! ‐
‐ (バ、バ、バ)ドーン! ‐
‐ (バ、バ、バ、バババ!)…ドドーン! ‐
狙撃相手に東が居ないと諏訪から聞いて、"じゃあ"と不思議に思う笹森を無視して堤と諏訪は歌の"合いの手・リズム取り"的な感じで銃を撃つ。連射でないので隙間を抜けてくる敵には荒船が対処していたが「それは後で分かる!笹森、今は敵を倒せっ!!」と叱咤されて倒す傍らで【ほぼ同時に鳴った狙撃音】を聞いて……誰が増援なのかを察するのであった。そして何となくだが、柚紀もソレに気づいている。だから……
~ どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ ~
最後のサビに入ると、気合いを込めて目を開いたまま歌と一緒に躍りを付ける柚紀。それに連動して、手に持つモノ達から"二重の聖なる音"が鳴り響き、通常は完全に石化した様に固まって動かなくなり、"妨害型含む亜種ですら"動きが更に鈍くなり、叩きやすくなっていた。が
‐ ズンズンズンズン、カサカサカサカサ ‐
~ 世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして ~
‐ シャーン!、シャーン!、
シャーン!、シャーン! ‐
‐ シャーン!、シャーン!、
シャーン!、シャーン! ‐
「!!この歌や音の中を動く個体が!まさか、アレが?!」
「鶴ヶ峰が言っていた【元から亜種の個体】?!って、マズイっ!?……逃げろ鶴ヶ峰っ!!?歌いながらでも、移動できるだろっ?!?亜種二体相手は流石に無理だっ!?!!」
柚紀のオトに怯むことなく近づく"二体"の亜種に堤と笹森が気づき、心配げに声を掛けるが、本人は慌てる様子がないし逃げる素振りも見せない"歌は…曲はまだ終わっていない"のだから。折角の絶好ステージから動く気にもならないし、何より
~ 運命を
(シュン)‐ ドーン! ‐
照らして ~
「!?鶴ヶ峰が、屈んだ瞬間に撃っただと?!!それも弱点をキッチリ撃ち抜いていやがる?!幾ら何でも、通信を繋いでいない状態でそんな上手く行く訳が……」
「(ポン)ま、普通なら無理…だな。だが、……アイツ等なら出来るだろうな。"本部所属"のボーダーの人間内で誰よりも鶴ヶ峰が信用信頼している隊員、の"片割れ"だ。………市民の期待に鶴ヶ峰の期待を裏切らないのも、彼奴等の重要任務だからな」
今、自分の目の前で起きた"偶然とも奇跡とも思える神業"に茫然としてしまう荒船に"この手の耐性持ち"の諏訪は冷静に答えれば、残りの敵を掃討し始める。因みにもう一体の亜種は援護を貰った笹森が始末していたのであった。そして、後奏部分でもしっかり鳴らして一曲完走して、周囲に敵が居ないのを確認した柚紀は
‐ ヘナヘナ~…ペタン! ‐
『うぅう~!さ、流石に疲れたよ~~!?諏訪さぁーーん!?おんぶしてくださぁ~~い!!?もう動けましぇ~~ん!!(バタバタバタ)』
「へいへい、分かってますよお姫様っと!(…スッ)ほら、流石にしがみつけるだろ?」
《の前に最後の仕事だ。……柚紀に【トリガーホルダーと新種の亜種を接触させろ】と言ってくれ。……"オリジナル"のデータ解析を早急にして対応プログラムを組む必要がある。…何時もなら死体を解析するが、今回は"対処が遅くなれば死活問題に直結する事案"故にな。そこまで長居をさせるつもりもない、一分も掛からぬだろう》
「了解したぜつる姐。…(クルッ、…ポン、ナデ)悪いがもう一仕事だとさ、これが終われば堂々と基地に戻れるし姐さんの仕事も捗るらしいぜ?……(ナデナデ)まだ、頑張れるか?」
『(プ~)……………(コクン)』
集中力やら緊張の糸やら……生身で無理して動いた影響による肉体的疲労も重なり、その場に座り込む柚紀はまるで【小さな子が駄々をこねる】様な言動をしてみせたのだ。三人がそれを見て茫然とする中、やはり平気な諏訪が近寄り要求を飲む……前に言実からの通信内容を聞いて"お預け"をさせてしまう。それで最初は拗ねた表情を浮かべていた柚紀だが、内容を聞いて"言実の為なら"と渋々承諾して、諏訪から聞いた事を支えてもらいながら早急に実行する。この際に、後は撤退のみとなったので穂刈と半崎も合流して、その様子を見守っていた
触るのは狙撃で仕留めた方の亜種で言実の《データ回収完了した、撤収しろお前等》と通信が入り柚紀をおんぶしようと諏訪が少しだけ距離を開けた、その時
‐ ゴオォーン! ‐
‐ ……リィーーン! ‐
無情に破れた 悲鳴の風吹く ~
ゆっくりとたが、柚紀は続きを歌い始めた。その歌声を邪魔しない様に……邪魔をさせない様にと多少気にしながら敵を倒していくメンバー。そんな中〔頑張れ皆ー!まだまだ来るよっ!!〕〔土竜型は居ないし新種の亜種はレーダーに映らないけど、ちゃんとサポートするよ!〕と各自のオペレーターから激励が飛んでくる。それに対して"助っ人スナイパー"は【失敗するなよ】と笹森の足元をわざと撃ち抜いて脅したのであった。その狙撃で、荒船が言っていた増援メンバーの片方に悪態を付く
~ 誰かの笑う影 誰かの泣き声 ~
「もう当真さんっ!?心臓に悪いですから俺を撃たないで下さいよっ!!流石に今のは東さんじゃな「……あ~、…言っておくが東さんなら"今日は"ボーダー本部に居ねぇぜ?」えっ??!な、ならっ!誰なんですか?!通常より長距離狙撃出来る人なんて、そんなに…」
~ 誰もが幸せを願ってる ~
‐ (バ、バ、バ)ドーン! ‐
‐ (バ、バ、バ)ドーン! ‐
‐ (バ、バ、バ、バババ!)…ドドーン! ‐
狙撃相手に東が居ないと諏訪から聞いて、"じゃあ"と不思議に思う笹森を無視して堤と諏訪は歌の"合いの手・リズム取り"的な感じで銃を撃つ。連射でないので隙間を抜けてくる敵には荒船が対処していたが「それは後で分かる!笹森、今は敵を倒せっ!!」と叱咤されて倒す傍らで【ほぼ同時に鳴った狙撃音】を聞いて……誰が増援なのかを察するのであった。そして何となくだが、柚紀もソレに気づいている。だから……
~ どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ ~
最後のサビに入ると、気合いを込めて目を開いたまま歌と一緒に躍りを付ける柚紀。それに連動して、手に持つモノ達から"二重の聖なる音"が鳴り響き、通常は完全に石化した様に固まって動かなくなり、"妨害型含む亜種ですら"動きが更に鈍くなり、叩きやすくなっていた。が
‐ ズンズンズンズン、カサカサカサカサ ‐
~ 世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして ~
‐ シャーン!、シャーン!、
シャーン!、シャーン! ‐
‐ シャーン!、シャーン!、
シャーン!、シャーン! ‐
「!!この歌や音の中を動く個体が!まさか、アレが?!」
「鶴ヶ峰が言っていた【元から亜種の個体】?!って、マズイっ!?……逃げろ鶴ヶ峰っ!!?歌いながらでも、移動できるだろっ?!?亜種二体相手は流石に無理だっ!?!!」
柚紀のオトに怯むことなく近づく"二体"の亜種に堤と笹森が気づき、心配げに声を掛けるが、本人は慌てる様子がないし逃げる素振りも見せない"歌は…曲はまだ終わっていない"のだから。折角の絶好ステージから動く気にもならないし、何より
~ 運命を
(シュン)‐ ドーン! ‐
照らして ~
「!?鶴ヶ峰が、屈んだ瞬間に撃っただと?!!それも弱点をキッチリ撃ち抜いていやがる?!幾ら何でも、通信を繋いでいない状態でそんな上手く行く訳が……」
「(ポン)ま、普通なら無理…だな。だが、……アイツ等なら出来るだろうな。"本部所属"のボーダーの人間内で誰よりも鶴ヶ峰が信用信頼している隊員、の"片割れ"だ。………市民の期待に鶴ヶ峰の期待を裏切らないのも、彼奴等の重要任務だからな」
今、自分の目の前で起きた"偶然とも奇跡とも思える神業"に茫然としてしまう荒船に"この手の耐性持ち"の諏訪は冷静に答えれば、残りの敵を掃討し始める。因みにもう一体の亜種は援護を貰った笹森が始末していたのであった。そして、後奏部分でもしっかり鳴らして一曲完走して、周囲に敵が居ないのを確認した柚紀は
‐ ヘナヘナ~…ペタン! ‐
『うぅう~!さ、流石に疲れたよ~~!?諏訪さぁーーん!?おんぶしてくださぁ~~い!!?もう動けましぇ~~ん!!(バタバタバタ)』
「へいへい、分かってますよお姫様っと!(…スッ)ほら、流石にしがみつけるだろ?」
《の前に最後の仕事だ。……柚紀に【トリガーホルダーと新種の亜種を接触させろ】と言ってくれ。……"オリジナル"のデータ解析を早急にして対応プログラムを組む必要がある。…何時もなら死体を解析するが、今回は"対処が遅くなれば死活問題に直結する事案"故にな。そこまで長居をさせるつもりもない、一分も掛からぬだろう》
「了解したぜつる姐。…(クルッ、…ポン、ナデ)悪いがもう一仕事だとさ、これが終われば堂々と基地に戻れるし姐さんの仕事も捗るらしいぜ?……(ナデナデ)まだ、頑張れるか?」
『(プ~)……………(コクン)』
集中力やら緊張の糸やら……生身で無理して動いた影響による肉体的疲労も重なり、その場に座り込む柚紀はまるで【小さな子が駄々をこねる】様な言動をしてみせたのだ。三人がそれを見て茫然とする中、やはり平気な諏訪が近寄り要求を飲む……前に言実からの通信内容を聞いて"お預け"をさせてしまう。それで最初は拗ねた表情を浮かべていた柚紀だが、内容を聞いて"言実の為なら"と渋々承諾して、諏訪から聞いた事を支えてもらいながら早急に実行する。この際に、後は撤退のみとなったので穂刈と半崎も合流して、その様子を見守っていた
触るのは狙撃で仕留めた方の亜種で言実の《データ回収完了した、撤収しろお前等》と通信が入り柚紀をおんぶしようと諏訪が少しだけ距離を開けた、その時