22.神音の曲~厄を払い清めよ~(87.
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「「「!!?」」」
「ね、姐さんっ?!?通信が回復したんだな!?ってか、早急にってのは理解できるが……どうやって誘き出せって言うんだ?後、………奴等【鶴ヶ峰の側に近寄れず立ち往生していやがる】のは…何でだ?」
《……除夜の鐘、これは知っておろう?アレは煩悩…人の心を惑わせ、悩ませ苦しみを祓う意味がある。祓いは清め浄化を意味する。柚紀がトリオン兵を"ヒトに害を与える悪しきモノ"と認識しておる故に、一定距離から近寄れぬのだろうな。恐らく通常の奴は【攻撃射程に侵入する前に、音色によって存在が浄化……消し飛ぶ】だろうな》
言実の大袈裟な例えを流石に否定しようとしたメンバーだが、実際殆どの敵がその場に立ち竦み、とある敵は恐る恐ると慎重に柚紀との距離を詰めている。……それをスナイパーが見逃す筈もなく、"撃ちやすい敵を"始末していく。が、
‐ ゴゴコゴゴゴゴ ‐
‐ ガガガガガガガ ‐
‐ ザザザザザザザザ ‐
「!!…言実さんっ!?あの音の中を物怖じもせず近づく敵が出てきました!!まさか、コイツ等は」
《…新種の亜種"ジャミングタイプ"の敵だ!!あの子に手出しさせるな!?確実に仕留めろ!!……この音色がある限りは例え再度電撃を被っても通信に問題はない!絶対に死守しろ!!!》
「「「「了解!!」」」」
沢山居る敵の中で数体近寄る個体を見て、荒船が通信が回復する前みたいに逐一報告すれば間髪入れずに言実からの指示が来る。そして、"隣が同ホジション成らないように"気を付けながら四方に散り、各個撃破をしていく。……が、"地中には音が響かないらしく"再び足元から土竜型出現した為、笹森が柚紀を抱えて退避すると
『!(パチリ)…ふ?へ?…ほ、ほわあぁあぁぁぁっ!!?えっと、さ、笹森くんっ!?(‐ チリーン ‐)あ、えっと……!!あっ!土竜型が出たのか!た、助けてくれたのは、嬉しいけど……集中力、途切れちゃったから、これじゃあ"親玉"……"オリジナル"を誘い出せないよ(‐ リーン ‐)(シュン)』
「(スタン)ご、ごめんっ鶴ヶ峰っ!?あー、……通信が回復したからおサノ先輩とかに事前に聞くことも出来たのか。まだまだ状況判断や切り替えが出来ないな~俺。ってか"親玉"って、…新種の亜種ならちゃんと誘き寄せているよ?」
流石に"触れられて"しまうと、意識が拡散するらしく笹森の存在や状況に気づく柚紀。…先程みたいに暴れたりはしないが、再びアラート発動させるだけのトリオンを時計に集中させる自信がないらしく、明らかに落ち込んでしまい、それと平行して髪色が元に戻りつつあった。そんな様子を見て安全地帯に降ろした笹森が反省し疑問を訊ねる中、諏訪が言実に"とある要求"を告げる
「おいつる姐!…確かアラート条件って弄れるよな?済まねぇが緩めてくれないか?…日佐人のせいで音が止んじまった!?後、…"実験続行"なら【普通の鈴みたいに、振動で音が鳴る】的な事もして欲しいが、……出来るだろ?アンタなら!?」
《……仕方ない、条件を少しだけ緩める。が、やり過ぎると(‐ ザザッ ‐)が見込めなくな(‐ ザザッ ‐)たわせろ!その(‐ ザザッ ‐)むぞ!!(‐ ザザザザーー ‐)》
「つる姐っ!!?チッ、電撃を再度食らってなくてもやっぱり音波を発する敵を潰さなきゃ駄目な訳かよっ!?(虫食いみたいな感じだったが、あの人がナニを言いたいのかは…大体見当がつく。この場合は……)歌え鶴ヶ峰!!本気出せば"警戒区域内の敵全部"呼び寄せれるだろ?!…実際は無理でもそん位の気持ちで歌いやがれ!!!コッチの事は気にスンナ!!(ニヤリ)期待、してるぜ?歌姫様よ~」
音が止まってしまい言実の通信が遮断されてしまう。が、やはり長年の付き合いからして"どうしたい"や"どんな言動をするか"が分かる諏訪は、柚紀に対して"期待と信頼"・更には"過大なる能力要求"が伝わるように言葉や態度を示す。……自分がこう言えば柚紀の性格上【必ず応えてくれる】、そう信じて疑わないのだ。そしてそんな諏訪の表情や言葉を聞いて、落ち着きを取り戻した柚紀は手短に【自分の音を嫌い襲ってくる大半は"途中で変貌した奴"であり、必ず居ると言っても過言ではない"最初から亜種…オリジナル"を倒さなければ恐らく通信障害が治らない。だから誘い出す必要がある】と話していると、通常までもが柚紀を狙って近寄ってくる。それから守ろうと身構える笹森は「俺から離れてくれっ!?」と退避を促すが、柚紀は首を降り敵を見据えこう口にする
『大丈夫、…でもないけどさ、……ずっと怖がってばかりも(‐ チリーン、リーン ‐)いかないよ!…もう、対処法を見つけた!それを皆さんが!言実さんが!!(‐ チリーン、チリーン ‐)…"あの人"がきっと守ってくれる!?だから…
‐ ゴオォーン!…ゴオォーン! ‐
‐ リィーーン!……リィーーン! ‐
私は!!自分にしか出来ない事をするのみです!!?……始めます!!が、すみません!?【攻撃音で歌の邪魔しないでください!】特に銃声音!!……
(‐ ゴオォーン! ‐
‐ ……リィーーン! ‐)
……(クルッ)お願い、(クルッ)しますね?(ジー、…フワッ)』
自らの役目を果たすために再び髪色が鮮やかなモノになり、アラート音が再度鳴り響き始めれば足が止まった敵を各自凪ぎ払い、撃ち抜いていく。そして諏訪と堤、更には射角から"スナイパーの位置"を割り出して笑顔でお願いを告げれば……柚紀は歌姫を再開させるのであった
「ね、姐さんっ?!?通信が回復したんだな!?ってか、早急にってのは理解できるが……どうやって誘き出せって言うんだ?後、………奴等【鶴ヶ峰の側に近寄れず立ち往生していやがる】のは…何でだ?」
《……除夜の鐘、これは知っておろう?アレは煩悩…人の心を惑わせ、悩ませ苦しみを祓う意味がある。祓いは清め浄化を意味する。柚紀がトリオン兵を"ヒトに害を与える悪しきモノ"と認識しておる故に、一定距離から近寄れぬのだろうな。恐らく通常の奴は【攻撃射程に侵入する前に、音色によって存在が浄化……消し飛ぶ】だろうな》
言実の大袈裟な例えを流石に否定しようとしたメンバーだが、実際殆どの敵がその場に立ち竦み、とある敵は恐る恐ると慎重に柚紀との距離を詰めている。……それをスナイパーが見逃す筈もなく、"撃ちやすい敵を"始末していく。が、
‐ ゴゴコゴゴゴゴ ‐
‐ ガガガガガガガ ‐
‐ ザザザザザザザザ ‐
「!!…言実さんっ!?あの音の中を物怖じもせず近づく敵が出てきました!!まさか、コイツ等は」
《…新種の亜種"ジャミングタイプ"の敵だ!!あの子に手出しさせるな!?確実に仕留めろ!!……この音色がある限りは例え再度電撃を被っても通信に問題はない!絶対に死守しろ!!!》
「「「「了解!!」」」」
沢山居る敵の中で数体近寄る個体を見て、荒船が通信が回復する前みたいに逐一報告すれば間髪入れずに言実からの指示が来る。そして、"隣が同ホジション成らないように"気を付けながら四方に散り、各個撃破をしていく。……が、"地中には音が響かないらしく"再び足元から土竜型出現した為、笹森が柚紀を抱えて退避すると
『!(パチリ)…ふ?へ?…ほ、ほわあぁあぁぁぁっ!!?えっと、さ、笹森くんっ!?(‐ チリーン ‐)あ、えっと……!!あっ!土竜型が出たのか!た、助けてくれたのは、嬉しいけど……集中力、途切れちゃったから、これじゃあ"親玉"……"オリジナル"を誘い出せないよ(‐ リーン ‐)(シュン)』
「(スタン)ご、ごめんっ鶴ヶ峰っ!?あー、……通信が回復したからおサノ先輩とかに事前に聞くことも出来たのか。まだまだ状況判断や切り替えが出来ないな~俺。ってか"親玉"って、…新種の亜種ならちゃんと誘き寄せているよ?」
流石に"触れられて"しまうと、意識が拡散するらしく笹森の存在や状況に気づく柚紀。…先程みたいに暴れたりはしないが、再びアラート発動させるだけのトリオンを時計に集中させる自信がないらしく、明らかに落ち込んでしまい、それと平行して髪色が元に戻りつつあった。そんな様子を見て安全地帯に降ろした笹森が反省し疑問を訊ねる中、諏訪が言実に"とある要求"を告げる
「おいつる姐!…確かアラート条件って弄れるよな?済まねぇが緩めてくれないか?…日佐人のせいで音が止んじまった!?後、…"実験続行"なら【普通の鈴みたいに、振動で音が鳴る】的な事もして欲しいが、……出来るだろ?アンタなら!?」
《……仕方ない、条件を少しだけ緩める。が、やり過ぎると(‐ ザザッ ‐)が見込めなくな(‐ ザザッ ‐)たわせろ!その(‐ ザザッ ‐)むぞ!!(‐ ザザザザーー ‐)》
「つる姐っ!!?チッ、電撃を再度食らってなくてもやっぱり音波を発する敵を潰さなきゃ駄目な訳かよっ!?(虫食いみたいな感じだったが、あの人がナニを言いたいのかは…大体見当がつく。この場合は……)歌え鶴ヶ峰!!本気出せば"警戒区域内の敵全部"呼び寄せれるだろ?!…実際は無理でもそん位の気持ちで歌いやがれ!!!コッチの事は気にスンナ!!(ニヤリ)期待、してるぜ?歌姫様よ~」
音が止まってしまい言実の通信が遮断されてしまう。が、やはり長年の付き合いからして"どうしたい"や"どんな言動をするか"が分かる諏訪は、柚紀に対して"期待と信頼"・更には"過大なる能力要求"が伝わるように言葉や態度を示す。……自分がこう言えば柚紀の性格上【必ず応えてくれる】、そう信じて疑わないのだ。そしてそんな諏訪の表情や言葉を聞いて、落ち着きを取り戻した柚紀は手短に【自分の音を嫌い襲ってくる大半は"途中で変貌した奴"であり、必ず居ると言っても過言ではない"最初から亜種…オリジナル"を倒さなければ恐らく通信障害が治らない。だから誘い出す必要がある】と話していると、通常までもが柚紀を狙って近寄ってくる。それから守ろうと身構える笹森は「俺から離れてくれっ!?」と退避を促すが、柚紀は首を降り敵を見据えこう口にする
『大丈夫、…でもないけどさ、……ずっと怖がってばかりも(‐ チリーン、リーン ‐)いかないよ!…もう、対処法を見つけた!それを皆さんが!言実さんが!!(‐ チリーン、チリーン ‐)…"あの人"がきっと守ってくれる!?だから…
‐ ゴオォーン!…ゴオォーン! ‐
‐ リィーーン!……リィーーン! ‐
私は!!自分にしか出来ない事をするのみです!!?……始めます!!が、すみません!?【攻撃音で歌の邪魔しないでください!】特に銃声音!!……
(‐ ゴオォーン! ‐
‐ ……リィーーン! ‐)
……(クルッ)お願い、(クルッ)しますね?(ジー、…フワッ)』
自らの役目を果たすために再び髪色が鮮やかなモノになり、アラート音が再度鳴り響き始めれば足が止まった敵を各自凪ぎ払い、撃ち抜いていく。そして諏訪と堤、更には射角から"スナイパーの位置"を割り出して笑顔でお願いを告げれば……柚紀は歌姫を再開させるのであった