21.玲瓏の曲~戦場を駆け抜けろ~(86.
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一人で居る柚紀が頭痛を訴えていないのだ。先程は少し離れただけで変化があったにも関わらず、尚且つ髪色も未だに変化したまま。それらから知っている事や考えられる可能性を口にしていくメンバー。そしてそれを参考に柚紀は、言実から貰ったお守りであるあの翠の石付きペンダンドを右手首に巻き付け、それに鈴を括り付け、更には"トリガーホルダー"を右手で握れば一つ頷き、何かを確認する
『(‐ チリーン ‐)…鈴のお陰で頭痛がしないし、"コレ"なら亜種だけを呼び寄せれそうかな?元凶を絶てば皆さんの通信機能も回復する筈です!まぁ、……私はかなり無茶するのが前提になりますが(‐ チリーン ‐)』
「「「!!?」」」
「っ!!…………………………………(ギュウッ!!)……俺は本当は嫌だぜ?鶴ヶ峰がぶっ倒れるって分かっててそれをさせるのは。だがお前だって、……倒れたくて、無茶したくてする訳じゃないのは、分かる。…………具体的にナニをするか、それをする明白な理由を言え。それを聞いて俺が納得しなければ、力付くで止めるからな?」
ヤル気モードな柚紀を見て三人は止めるべきか躊躇する。その中、諏訪はかなり嫌そうな辛そうな表情をさせるが怒鳴らず静かに柚紀に説明を求める。力強く手を握り締めれば怪我をするのは分かっているが、こちらも譲れないのでそのまま真っ正面から対峙する柚紀は具体的に話し始める
『通信障害の原因は多分"皆さんには聴こえていないこの超音波的な音"が原因です。…あの電撃により脳に情報伝達する神経、……今回は通信機能になりますかね?それに干渉を受けてしまった。スナイパーの二人は亜種に攻撃していてもあの電撃を受けていないから通信機能が無事何だと思います。見えていれば、数が多ければいちいちレーダーを見ながら狙撃は面倒ですからね。(- チリーン ‐)あ!因みにですが、レーダー……本当に使用不可になってますか?』
「えっ??…(スッ)!!いや、レーダーは生きてる?!つまりあの電撃は本当に電波障害を起こすためのトリガーな訳?でもさ鶴ヶ峰、…敵は俺達のトリオン体に通信機能があるのを認識しているとは……」
『……(- チリーン ‐)…私はトリオン兵の生態を詳しくは知らない。でもさ、さっき話したでしょ?【敵はトリオン反応を検知するレーダー持ち】の可能性を。それに亜種には【通常含む周囲のトリオン兵に"厄介な相手"を報せる】性質持ちなのも説明したよね?……なら"こちらも同様の機能がある"と理解している可能性もある。(‐ チリーン ‐)……攻撃手段含めてトリオンを元に構成されているのは共通ですからね。そして恐らくは…』
「…あの電撃もトリオン製であり、【トリオン量が多いモノ程長く流している可能性がある】だろ?更には【標的は高いトリオン能力を持つ人間】……これがトリオン兵の基本的な行動原理の筈だ。だが、鶴ヶ峰が生身で再び電撃を受けた理由は何だ?それに気を失うほどの攻撃を受けたのに意識が直ぐに戻った理由は?」
頭痛防止の為に時折鈴を鳴らしながら話を進めていく柚紀の言葉に、笹森・荒船が反応を示す。そして自分の事だが未だに体質をきちんと把握していない柚紀が説明に躓く姿を見て、諏訪が口を開いた。……言実から聞いた"かなり特殊な体質"の一端を話すために
「あまり広げたくねぇ内容だが、……鶴ヶ峰は【トリオンに対する耐性がかなり強い】らしいぜ?更に【トリオン貯蓄も】な。…少し考えれば分かる事だが、攻撃にも防御にも敵も使う……毒にも薬にもなるトリオンを鶴ヶ峰は操れる訳だ。…ワクチンの予防接種がないと重症化しちまう病気みたいに、耐性がない状態でそんな事出来る筈がねぇんだよ。でだ、……始業式の時に脳天に弾受けたのに意識が直ぐに戻ったのは…貯蓄量が関係する」
「俺達はあの日ただ麻雀をしていた訳じゃなくて、万が一に備えて待機していた。……あの時は時計の改造が間に合っていなかったからね。後から聞いたけど、緊張からかやっぱり鶴ヶ峰にトリオン変動が見られていた。そして俺達が使うトリガーは"守るための力"と鶴ヶ峰は認識していた。……だから無意識に【減ったトリオン量を補うために弾のトリオンを吸収した】、これにより痛みは軽度に済んだから早く目覚めた。………確定ではないけど言実さんはこう考察したらしいね。で、そのトリオン製の電撃を生身で食らって気を失った原因は【貯蓄許容量オーバー】が原因だろうね。あ、……痛みは、あった?」
二人の話を聞いて柚紀も納得しつつ『雷に撃たれた経験がないから、痛みより"嫌な感じ…違和感の方が強かった"』と答えれば「当たり前だろ!?"本物の"雷に当たるとか普通ねぇ!!?」と諏訪が反論。荒船は筋が通っている点と、……ある事を実際に体験したからこちらも納得している中、唯一把握や理解できていない笹森が控え目に手を上げ
「す、すみません。……俺、上手く状況やら内容が頭に入ってこない、です。えっとですね、……鶴ヶ峰って俺のトリオン量の三~四倍なのは知ってますが、…そう簡単に満タンとかオーバーするものですか?逆なら…まぁ夏休みの時に体験しましたが。後、気になったんですが……彼女が気を失っていた時に"敵に狙われなかった"気がしました。コレってどうしてですかね?」
『(‐ チリーン ‐)…鈴のお陰で頭痛がしないし、"コレ"なら亜種だけを呼び寄せれそうかな?元凶を絶てば皆さんの通信機能も回復する筈です!まぁ、……私はかなり無茶するのが前提になりますが(‐ チリーン ‐)』
「「「!!?」」」
「っ!!…………………………………(ギュウッ!!)……俺は本当は嫌だぜ?鶴ヶ峰がぶっ倒れるって分かっててそれをさせるのは。だがお前だって、……倒れたくて、無茶したくてする訳じゃないのは、分かる。…………具体的にナニをするか、それをする明白な理由を言え。それを聞いて俺が納得しなければ、力付くで止めるからな?」
ヤル気モードな柚紀を見て三人は止めるべきか躊躇する。その中、諏訪はかなり嫌そうな辛そうな表情をさせるが怒鳴らず静かに柚紀に説明を求める。力強く手を握り締めれば怪我をするのは分かっているが、こちらも譲れないのでそのまま真っ正面から対峙する柚紀は具体的に話し始める
『通信障害の原因は多分"皆さんには聴こえていないこの超音波的な音"が原因です。…あの電撃により脳に情報伝達する神経、……今回は通信機能になりますかね?それに干渉を受けてしまった。スナイパーの二人は亜種に攻撃していてもあの電撃を受けていないから通信機能が無事何だと思います。見えていれば、数が多ければいちいちレーダーを見ながら狙撃は面倒ですからね。(- チリーン ‐)あ!因みにですが、レーダー……本当に使用不可になってますか?』
「えっ??…(スッ)!!いや、レーダーは生きてる?!つまりあの電撃は本当に電波障害を起こすためのトリガーな訳?でもさ鶴ヶ峰、…敵は俺達のトリオン体に通信機能があるのを認識しているとは……」
『……(- チリーン ‐)…私はトリオン兵の生態を詳しくは知らない。でもさ、さっき話したでしょ?【敵はトリオン反応を検知するレーダー持ち】の可能性を。それに亜種には【通常含む周囲のトリオン兵に"厄介な相手"を報せる】性質持ちなのも説明したよね?……なら"こちらも同様の機能がある"と理解している可能性もある。(‐ チリーン ‐)……攻撃手段含めてトリオンを元に構成されているのは共通ですからね。そして恐らくは…』
「…あの電撃もトリオン製であり、【トリオン量が多いモノ程長く流している可能性がある】だろ?更には【標的は高いトリオン能力を持つ人間】……これがトリオン兵の基本的な行動原理の筈だ。だが、鶴ヶ峰が生身で再び電撃を受けた理由は何だ?それに気を失うほどの攻撃を受けたのに意識が直ぐに戻った理由は?」
頭痛防止の為に時折鈴を鳴らしながら話を進めていく柚紀の言葉に、笹森・荒船が反応を示す。そして自分の事だが未だに体質をきちんと把握していない柚紀が説明に躓く姿を見て、諏訪が口を開いた。……言実から聞いた"かなり特殊な体質"の一端を話すために
「あまり広げたくねぇ内容だが、……鶴ヶ峰は【トリオンに対する耐性がかなり強い】らしいぜ?更に【トリオン貯蓄も】な。…少し考えれば分かる事だが、攻撃にも防御にも敵も使う……毒にも薬にもなるトリオンを鶴ヶ峰は操れる訳だ。…ワクチンの予防接種がないと重症化しちまう病気みたいに、耐性がない状態でそんな事出来る筈がねぇんだよ。でだ、……始業式の時に脳天に弾受けたのに意識が直ぐに戻ったのは…貯蓄量が関係する」
「俺達はあの日ただ麻雀をしていた訳じゃなくて、万が一に備えて待機していた。……あの時は時計の改造が間に合っていなかったからね。後から聞いたけど、緊張からかやっぱり鶴ヶ峰にトリオン変動が見られていた。そして俺達が使うトリガーは"守るための力"と鶴ヶ峰は認識していた。……だから無意識に【減ったトリオン量を補うために弾のトリオンを吸収した】、これにより痛みは軽度に済んだから早く目覚めた。………確定ではないけど言実さんはこう考察したらしいね。で、そのトリオン製の電撃を生身で食らって気を失った原因は【貯蓄許容量オーバー】が原因だろうね。あ、……痛みは、あった?」
二人の話を聞いて柚紀も納得しつつ『雷に撃たれた経験がないから、痛みより"嫌な感じ…違和感の方が強かった"』と答えれば「当たり前だろ!?"本物の"雷に当たるとか普通ねぇ!!?」と諏訪が反論。荒船は筋が通っている点と、……ある事を実際に体験したからこちらも納得している中、唯一把握や理解できていない笹森が控え目に手を上げ
「す、すみません。……俺、上手く状況やら内容が頭に入ってこない、です。えっとですね、……鶴ヶ峰って俺のトリオン量の三~四倍なのは知ってますが、…そう簡単に満タンとかオーバーするものですか?逆なら…まぁ夏休みの時に体験しましたが。後、気になったんですが……彼女が気を失っていた時に"敵に狙われなかった"気がしました。コレってどうしてですかね?」