2.藪蛇の曲~黒髪の青年~(67.
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「……この時間だとまだ高校生が基地内に居ることは不可能な筈です。…俺達は朝から防衛任務をしていましたが、………(スッ)あまりボーダーの評判を下げる行為は控えて頂きたいものです」
「(ポン)まぁまぁ落ち着けって秀次、今日は授業ないんだからまだセーブなんじゃないか?俺等だって当真さんから助っ人頼まれたから任務の手伝いしただけジャンか?」
「……それが無ければ俺は普通に学校に行っていた。お前や当真さんとは違ってちゃんと課題は終わらせてある」
「ちょっ!!?大丈夫だって秀次っ!!夏休みのはちゃんと終わらせたから!?まぁ弾バカに助力は……して貰ったけど何せあの…『……米屋…先輩?』………んっ?…えっ!?な、何で柚紀ちゃんが一人で居るのさ?!!当真さんは??…あの二人は一緒じゃないのかよ?!!(キョロキョロ)」
一応年上相手なので敬語を使っているが、声音は厳しめで相手を威圧している感じが否めない青年・三輪秀次の隣に何時もの様に自分の隊長に話し掛け諌めようとする米屋。その声に気づいた柚紀が名を呼び、互いに存在を認識すると無意識に米屋…達に近付こうとする柚紀。…やはり一度弧月使いの先輩相手に嫌な思いをしているので、不安に感じているのだった。そんな時
‐ シュンッ!?……スパッ ‐
『っ!?(カツーン)あっ!?携帯がっ!!(パッ)』
「!!…(シュン!)……何故彼女に攻撃をした?ランク戦以外での戦闘員同士の戦闘行為は禁じられていると言うのにっ!!貴様、ボーダーの規律を破るつもりかっ?!!」
「(シュン!)と、思うだろうけど彼女はボーダー隊員じゃなくて一般人だから一応。ってか、…(スッ)"類は友を呼ぶ"って奴か?……あんた風間さんに"厳重注意"食らってないか?【また同じ様な事をすれば容赦しない】的なさ。…標的が彼女じゃなければ大丈夫とか思っているなら大間違いだぜ?」
「くっ?!……またお前かよっ!…………米屋っ!!」
C級の少年に脅迫紛いな事をしていたスコーピオン使いの先輩が、柚紀の進行妨害をする為に横一閃を繰り出す。……"生身の自分に攻撃してくる訳がない"と思っていた柚紀の体には当たらなかったが首から下げていたストラップを切断され、危機感を感じる間もなく床に落ちてしまった携帯を慌てて拾う
その行動を見てA級二人も対処の為にトリオン体に換装して、アタッカー二人と対峙する。流石に部が悪いと感じているのか顔色に緊張や焦りが浮かんでいた。…さて、もう一人の……事の発端となった青年は二人以上に焦っていた。自分のちょっとした意地の悪さでA級隊員がしゃしゃり出てくる事態になってしまったのだ。因みにこの青年は柚紀が【A級お気に入りの子】だと認識しているので、少女"には"恨みを抱かない。その矛先は
「(な、何でこうなるんだよっ!?三輪隊が出てくるわ、例のお気に入りの子が出てくるわ、イメチェンした服に飲み物を掛けられるわっ!……元はと言えばっ!!)(キイィーン)…お前の不注意でこんなことになったんだ!!?どうしてくれるんだよ!!?(ジャキン)」
「なっ!?確かにそうですが、俺はちゃんと謝りましたよ!!なのに文句を言ってきたのは(キイィーン……シャキン)そっちじゃないですかっ!!?」
矛先をC級の少年に向け、感情のまま二丁銃を生成して銃口を向ける。そんな態度を取られて流石に身の危険を感じたのか反射的に同じく銃を生成して対峙してしまう。それを携帯を拾い破損はないかと確認していた柚紀は対峙する姿を見て顔色が変わった
『(いけない!!このままじゃ、…"彼まで"処罰対象になっちゃう!!?)(ダッ!)…だ、駄目っ!?!!(パッ!!?)』
「「なっ!?!/えっ?(……スッ)」」
(全)「!!?」
二人のガンナー間に割り込む様に立ちはだかる柚紀。全員が驚く中で自分に背を向けた状態で目の前に現れた少女に、少年の方は相手に向けていた銃口を下げるが、B級の先輩の方は感情むき出しで行動をしていたせいでいきなりは止まられず、いきなり柚紀が乱入してきた事により思わず
‐ バン!バーン!! ‐
‐ ……キィン(パキッ)…ドンッ!!……ふらっ ‐
「ぁ!?……(バッ!?)君っ!大丈夫?しっかりしてっ!??」
『…いき…なり、……ごめ…わり…こみ、…して。…でも、……ダメ…だよ。……人…傷つける…為の…チカ…ラ…じゃ……な……か…ら……っ!!(…ガクッ)』
「柚紀ちゃんっ!!?……お前ッ!!」
二丁銃から放たれた弾が銃口の角度的に狙いが胸部と頭部辺りなのは分かりはしたが、生身の柚紀には手に持っていた携帯で一発防ぐのが精一杯で、頭部には被弾してしまう。弾トリガーに施された流れ弾防止の安全処理のお陰で怪我はしなかったが衝撃を受けて後ろに倒れていき、少年が咄嗟に受け止める。そんな少年に途切れ途切れながら謝罪と共に自分の考えを伝えたが、痛みの強さに耐えきれず気を失ってしまう。それを見てギャラリーが騒然とする中、柚紀をこの中で一番知り親しい米屋がそんな姿を見て……今まで見たことのない程怒りを露にして、ガンナーの先輩を殺気籠った瞳で睨み付けていた
「(ポン)まぁまぁ落ち着けって秀次、今日は授業ないんだからまだセーブなんじゃないか?俺等だって当真さんから助っ人頼まれたから任務の手伝いしただけジャンか?」
「……それが無ければ俺は普通に学校に行っていた。お前や当真さんとは違ってちゃんと課題は終わらせてある」
「ちょっ!!?大丈夫だって秀次っ!!夏休みのはちゃんと終わらせたから!?まぁ弾バカに助力は……して貰ったけど何せあの…『……米屋…先輩?』………んっ?…えっ!?な、何で柚紀ちゃんが一人で居るのさ?!!当真さんは??…あの二人は一緒じゃないのかよ?!!(キョロキョロ)」
一応年上相手なので敬語を使っているが、声音は厳しめで相手を威圧している感じが否めない青年・三輪秀次の隣に何時もの様に自分の隊長に話し掛け諌めようとする米屋。その声に気づいた柚紀が名を呼び、互いに存在を認識すると無意識に米屋…達に近付こうとする柚紀。…やはり一度弧月使いの先輩相手に嫌な思いをしているので、不安に感じているのだった。そんな時
‐ シュンッ!?……スパッ ‐
『っ!?(カツーン)あっ!?携帯がっ!!(パッ)』
「!!…(シュン!)……何故彼女に攻撃をした?ランク戦以外での戦闘員同士の戦闘行為は禁じられていると言うのにっ!!貴様、ボーダーの規律を破るつもりかっ?!!」
「(シュン!)と、思うだろうけど彼女はボーダー隊員じゃなくて一般人だから一応。ってか、…(スッ)"類は友を呼ぶ"って奴か?……あんた風間さんに"厳重注意"食らってないか?【また同じ様な事をすれば容赦しない】的なさ。…標的が彼女じゃなければ大丈夫とか思っているなら大間違いだぜ?」
「くっ?!……またお前かよっ!…………米屋っ!!」
C級の少年に脅迫紛いな事をしていたスコーピオン使いの先輩が、柚紀の進行妨害をする為に横一閃を繰り出す。……"生身の自分に攻撃してくる訳がない"と思っていた柚紀の体には当たらなかったが首から下げていたストラップを切断され、危機感を感じる間もなく床に落ちてしまった携帯を慌てて拾う
その行動を見てA級二人も対処の為にトリオン体に換装して、アタッカー二人と対峙する。流石に部が悪いと感じているのか顔色に緊張や焦りが浮かんでいた。…さて、もう一人の……事の発端となった青年は二人以上に焦っていた。自分のちょっとした意地の悪さでA級隊員がしゃしゃり出てくる事態になってしまったのだ。因みにこの青年は柚紀が【A級お気に入りの子】だと認識しているので、少女"には"恨みを抱かない。その矛先は
「(な、何でこうなるんだよっ!?三輪隊が出てくるわ、例のお気に入りの子が出てくるわ、イメチェンした服に飲み物を掛けられるわっ!……元はと言えばっ!!)(キイィーン)…お前の不注意でこんなことになったんだ!!?どうしてくれるんだよ!!?(ジャキン)」
「なっ!?確かにそうですが、俺はちゃんと謝りましたよ!!なのに文句を言ってきたのは(キイィーン……シャキン)そっちじゃないですかっ!!?」
矛先をC級の少年に向け、感情のまま二丁銃を生成して銃口を向ける。そんな態度を取られて流石に身の危険を感じたのか反射的に同じく銃を生成して対峙してしまう。それを携帯を拾い破損はないかと確認していた柚紀は対峙する姿を見て顔色が変わった
『(いけない!!このままじゃ、…"彼まで"処罰対象になっちゃう!!?)(ダッ!)…だ、駄目っ!?!!(パッ!!?)』
「「なっ!?!/えっ?(……スッ)」」
(全)「!!?」
二人のガンナー間に割り込む様に立ちはだかる柚紀。全員が驚く中で自分に背を向けた状態で目の前に現れた少女に、少年の方は相手に向けていた銃口を下げるが、B級の先輩の方は感情むき出しで行動をしていたせいでいきなりは止まられず、いきなり柚紀が乱入してきた事により思わず
‐ バン!バーン!! ‐
‐ ……キィン(パキッ)…ドンッ!!……ふらっ ‐
「ぁ!?……(バッ!?)君っ!大丈夫?しっかりしてっ!??」
『…いき…なり、……ごめ…わり…こみ、…して。…でも、……ダメ…だよ。……人…傷つける…為の…チカ…ラ…じゃ……な……か…ら……っ!!(…ガクッ)』
「柚紀ちゃんっ!!?……お前ッ!!」
二丁銃から放たれた弾が銃口の角度的に狙いが胸部と頭部辺りなのは分かりはしたが、生身の柚紀には手に持っていた携帯で一発防ぐのが精一杯で、頭部には被弾してしまう。弾トリガーに施された流れ弾防止の安全処理のお陰で怪我はしなかったが衝撃を受けて後ろに倒れていき、少年が咄嗟に受け止める。そんな少年に途切れ途切れながら謝罪と共に自分の考えを伝えたが、痛みの強さに耐えきれず気を失ってしまう。それを見てギャラリーが騒然とする中、柚紀をこの中で一番知り親しい米屋がそんな姿を見て……今まで見たことのない程怒りを露にして、ガンナーの先輩を殺気籠った瞳で睨み付けていた