20.妨害の曲(85.
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途中で堤と(多少は怪我しているが欠損はなし)合流し残党を倒して先に行き、荒船の元に辿り着いた諏訪隊。こちらも片付いてはいるが、オペレーターや言実に呼び掛け連絡を取ろうとしているのを見て"遅かったか"と察した。因みに堤も例の電撃を受けていて通信が繋がらない状況だ。そして諏訪達と……制服姿で気を失っている柚紀に気づいた荒船が駆け寄ってきたので情報を……推測だが状況からして間違えないだろうが、とりあえず共有する
「成る程、だから加賀美とかと連絡が……。穂刈達は大丈夫だろうか?ベイルアウトしてはいないが、…"少し気になる事"がありまして」
「気になる事?それは一体何かな荒船くん」
「………俺がその電撃を受けた後ですが、【敵が残っているにも関わらず狙撃が一時的に止まった事】です。その後再開はされましたが、……妙に間があるといいますか、慎重…【撃つ敵を選定している】、そんな印象を抱きました。これってもしかして」
「………恐らくつる姐が【無闇に攻撃するな】って言ったからだろうな。…亜種からヘイトを集めれば狙われちまう、今回のは見た目が変わらないタイプだ。だがレーダーを見れば判別が出来るから【通常のかをレーダーで確かめながらならの狙撃を指示した】。……時間は掛かるが、あの人だってこっちの事を丸っきり知れないのは痛手、"繋がりを残すため"の苦肉の策だろうな」
そんな隊長二人が会話をしている所に笹森が挙手して【スナイパーと合流】を提案してみる。だが、それは直ぐに却下された。理由として先ず、"二人の居場所が不明な点"を上げ、更には"亜種含む敵の動きが不明"である事だ。……生身でも柚紀はトリオン兵に狙われる以上"接近戦不向きな"スナイパーの元にこのまま向かえば"彼らも電撃の餌食になる可能性"があるのだ。"二手に別れる"選択肢はない、…それでは合同にした意味がないのだ。因みに生身となった柚紀の【首から下げている携帯を使って連絡する】の案も上がったが、生身でも電撃攻撃を受けた影響か携帯が使えない状態になっていて八方塞がりなのだ
このあとどうするかを隊長二人で話し合いをするようなので、堤は柚紀を抱えたままの笹森と共に少し離れる。…その際に気づいたのだ。【柚紀から緑白い電気の様なモノが時折発せられている】のと………流石にずっと立ったまま柚紀を抱えるのは負担になりそうなので、横抱きのまま笹森が瓦礫に座って彼女を支えている状況で、挙手した手を不思議そうに眺めて始めたのを。それらが気になり堤は話しかける事に
「どうかしたか日佐人、…何か違和感でもあるか?気になる事があるなら言ってくれ、鶴ヶ峰にナニか異変が起きたのなら、放置するのは彼女の身が危険になるに等しい事だ。……(スッ)どんな些細な事でも、ね」
「あ、えっとですね……(グーパーグーパー)…"妙に熱っぽいかな"と思いまして彼女が。トリオン体じゃ暑い寒いとかほぼ分からないじゃないですか?…あ、鶴ヶ峰は別かな?例の騒動時に、時枝が体温をトリオン体のままで測定してましたから。あ!そのっ!?……さ、最初は"俺が熱くなっているから"かと、………き、緊張とかその、色んな理由で。でも、流石に今は冷静になってきたので多分、違うのかなと」
「熱…(‐ チリッ ‐)(!?……未だに鶴ヶ峰に帯電しているから?でも普通ならそれは、…でもアレはトリオン兵による攻撃だから常識が通じない?……とりあえず)……俺も触って大丈夫か?勿論手とか額にだから、"変な誤解"をして警戒とかするなよ?」
「なっ?!!な、何で堤さん相手にそんな事しないといけないんですかっ?!ってかそんな宣言しなくても……………貴方が鶴ヶ峰に危害を加える人じゃない位、俺にだって分かりますよ?」
笹森が感じた違和感を確める為に、先に"自分は無害宣言"をする堤に不機嫌そうにする笹森。…自分を信用信頼してくれているのは素直に嬉しいが、自分が触ろうとしている少女は"異性が苦手"なのだ。……それを知っているから堤は【緊急時以外、自分からは柚紀には触れないし、"逆も然り"】なのだ。あくまでも"自分は"であり、少女に想いを寄せている笹森とは立場が違うので気にしていないのだった
そして、いざ柚紀の頭を撫でたり軽く頬を触れたりして……"何かに気づくと"隊長二人も呼び【柚紀が熱っぽい気がする】と在り来たりな理由を言って同じ風に触らせて……"二人の顔色が変わった"のを見て、一人納得する堤。……自分だけ状況を把握出来ていない笹森が誰かに話し掛けようとしたその時
『ぅっ、……ん~~っ……(スウゥ…パチ、パチ……パチ)ぁ、あれ?……わたし、…何で、……ねてた、の?』
「!!?鶴ヶ峰っ?!目が覚めたんだな!良かったぁ~!!!!(ギュウゥ~!)」
意識を取り戻した柚紀が目を開きぼんやりとした寝起き口調で話したのを見聞きして、笹森は嬉しさを言葉で表し更には……勢いあまって彼女を力強く抱き締めたのであった
途中で堤と(多少は怪我しているが欠損はなし)合流し残党を倒して先に行き、荒船の元に辿り着いた諏訪隊。こちらも片付いてはいるが、オペレーターや言実に呼び掛け連絡を取ろうとしているのを見て"遅かったか"と察した。因みに堤も例の電撃を受けていて通信が繋がらない状況だ。そして諏訪達と……制服姿で気を失っている柚紀に気づいた荒船が駆け寄ってきたので情報を……推測だが状況からして間違えないだろうが、とりあえず共有する
「成る程、だから加賀美とかと連絡が……。穂刈達は大丈夫だろうか?ベイルアウトしてはいないが、…"少し気になる事"がありまして」
「気になる事?それは一体何かな荒船くん」
「………俺がその電撃を受けた後ですが、【敵が残っているにも関わらず狙撃が一時的に止まった事】です。その後再開はされましたが、……妙に間があるといいますか、慎重…【撃つ敵を選定している】、そんな印象を抱きました。これってもしかして」
「………恐らくつる姐が【無闇に攻撃するな】って言ったからだろうな。…亜種からヘイトを集めれば狙われちまう、今回のは見た目が変わらないタイプだ。だがレーダーを見れば判別が出来るから【通常のかをレーダーで確かめながらならの狙撃を指示した】。……時間は掛かるが、あの人だってこっちの事を丸っきり知れないのは痛手、"繋がりを残すため"の苦肉の策だろうな」
そんな隊長二人が会話をしている所に笹森が挙手して【スナイパーと合流】を提案してみる。だが、それは直ぐに却下された。理由として先ず、"二人の居場所が不明な点"を上げ、更には"亜種含む敵の動きが不明"である事だ。……生身でも柚紀はトリオン兵に狙われる以上"接近戦不向きな"スナイパーの元にこのまま向かえば"彼らも電撃の餌食になる可能性"があるのだ。"二手に別れる"選択肢はない、…それでは合同にした意味がないのだ。因みに生身となった柚紀の【首から下げている携帯を使って連絡する】の案も上がったが、生身でも電撃攻撃を受けた影響か携帯が使えない状態になっていて八方塞がりなのだ
このあとどうするかを隊長二人で話し合いをするようなので、堤は柚紀を抱えたままの笹森と共に少し離れる。…その際に気づいたのだ。【柚紀から緑白い電気の様なモノが時折発せられている】のと………流石にずっと立ったまま柚紀を抱えるのは負担になりそうなので、横抱きのまま笹森が瓦礫に座って彼女を支えている状況で、挙手した手を不思議そうに眺めて始めたのを。それらが気になり堤は話しかける事に
「どうかしたか日佐人、…何か違和感でもあるか?気になる事があるなら言ってくれ、鶴ヶ峰にナニか異変が起きたのなら、放置するのは彼女の身が危険になるに等しい事だ。……(スッ)どんな些細な事でも、ね」
「あ、えっとですね……(グーパーグーパー)…"妙に熱っぽいかな"と思いまして彼女が。トリオン体じゃ暑い寒いとかほぼ分からないじゃないですか?…あ、鶴ヶ峰は別かな?例の騒動時に、時枝が体温をトリオン体のままで測定してましたから。あ!そのっ!?……さ、最初は"俺が熱くなっているから"かと、………き、緊張とかその、色んな理由で。でも、流石に今は冷静になってきたので多分、違うのかなと」
「熱…(‐ チリッ ‐)(!?……未だに鶴ヶ峰に帯電しているから?でも普通ならそれは、…でもアレはトリオン兵による攻撃だから常識が通じない?……とりあえず)……俺も触って大丈夫か?勿論手とか額にだから、"変な誤解"をして警戒とかするなよ?」
「なっ?!!な、何で堤さん相手にそんな事しないといけないんですかっ?!ってかそんな宣言しなくても……………貴方が鶴ヶ峰に危害を加える人じゃない位、俺にだって分かりますよ?」
笹森が感じた違和感を確める為に、先に"自分は無害宣言"をする堤に不機嫌そうにする笹森。…自分を信用信頼してくれているのは素直に嬉しいが、自分が触ろうとしている少女は"異性が苦手"なのだ。……それを知っているから堤は【緊急時以外、自分からは柚紀には触れないし、"逆も然り"】なのだ。あくまでも"自分は"であり、少女に想いを寄せている笹森とは立場が違うので気にしていないのだった
そして、いざ柚紀の頭を撫でたり軽く頬を触れたりして……"何かに気づくと"隊長二人も呼び【柚紀が熱っぽい気がする】と在り来たりな理由を言って同じ風に触らせて……"二人の顔色が変わった"のを見て、一人納得する堤。……自分だけ状況を把握出来ていない笹森が誰かに話し掛けようとしたその時
『ぅっ、……ん~~っ……(スウゥ…パチ、パチ……パチ)ぁ、あれ?……わたし、…何で、……ねてた、の?』
「!!?鶴ヶ峰っ?!目が覚めたんだな!良かったぁ~!!!!(ギュウゥ~!)」
意識を取り戻した柚紀が目を開きぼんやりとした寝起き口調で話したのを見聞きして、笹森は嬉しさを言葉で表し更には……勢いあまって彼女を力強く抱き締めたのであった