17.技能上昇の曲~テンポ・気分もアップ~(82.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
柚紀の発言に嵐山隊はハッとした。……そもそも自分達より長く戦っている言実のトリオン量は平均的ではあるし、通常のトリガーより効率性を考慮した改造を自らしている。が、それらを考慮しても恐らく"自分達の倍以上の敵を倒している"のだ。怪我一つしていないにしてもトリオンが涸渇してしまえば戦闘不能…ベイルアウトしてしまう。まだ現場慣れしていない柚紀と離れ離れにさせるべきでは………そんな事を嵐山隊が考えている事など、"お見通し"の言実はひっついたままの柚紀をそのままにして通信を繋げる。相手は
『……おい迅。…歌姫を発動させても問題なさそうか?それと…忍田さん、次の任務に就く部隊は何処で準備は大丈夫そうか?』
〔大丈夫だよ言実さん、…歌に引き寄せられて多少敵が彼女を狙うけど……"大量発生"の危険はない。けど、"亜種は出てくる"から気をつけてください。…俺も可能な限り敵を減らす手伝いはするよ〕
〔次の担当は弓場隊で、既に全員基地にて待機中だ。……"歌姫が終了次第"現場に出るように指示を出す。これで大丈夫か?〕
『問題ない忍田さん。……手助けは嬉しいがお前も無理はするなよ迅。…(ナデ)……お前の言う通り、"互いに"トリオン量に余裕がない故に早急に始めるぞ。たが、迅から亜種出現と予告されたからには…【目を閉じて歌うのは禁ずる】……大丈夫か?』
『………平気、だよ。あのゲート騒動の時よりは、自分の能力を分かっているし、コントロールだって…沢山練習したもん。それに(スッ…チラッ)言実さんが自由に動けるし、嵐山さんや時枝くん、それに……佐鳥くんだっているもん。大丈夫、…ちゃんと出来る、から』
迅の予知に、後続の準備、更には柚紀本人のやる気があるのを確認した言実は"歌姫を用いた実践訓練に移行する"旨を伝える。が、まだまだ能力が未知数な柚紀一人で本当にコントロール可能か?と、時枝は言実に問い掛ける。騒動時は言実が能力サポートをしていたが、今回は防衛面でのサポートだ。それを聞いて"今回の"サポート役に通信を繋げる。今度は誰かと言うと
〔お~い柚紀ちゃん。今回はどの曲にするんだ?伴奏なしじゃ嵐山達も違和感あるだろうからな。ってか一体"何曲歌えるんだ"?一曲や二曲じゃないぜ?どんだけレパートリーあるんだよ?つ~うか、コレ全部の歌詞や音程覚えてるんだよな?……地味に凄いぞ??〕
『……冬島さんが操作しているのは"数日前まで"の最新データですね。…まだまだ増えますし、"歌姫用"と"プライベート用"に分けてますから…多分トータルすると普通に"三桁"はいってます、………いい曲が多すぎて困っちゃいます。あ、今日はとりあえず【カデゴリーA:3-10】でお願いします。……久しぶりなので軽く発生練習しますが、…多分それでゲートが開く気がします』
〔あいよー、そんじゃあ準備万端にして待っててくれ。……聞こえるか嵐山隊、ゲートが開いたら歌姫を発動させる。…いきなり"知っている曲"の前奏が流れても驚くなよ?〕
「「??…了解です」」
〔佐鳥も了解しました~。(にしても"知ってる曲"?……まさか、ね?)〕
話の流れからして冬島が歌姫のサポートに入る呈を察した三人は、とりあえず何時ゲートが開いても平気にする為に適度な緊張感を纏う。その傍らで柚紀が『あ~、あああ~…』と音程を変えつつ発生練習をしているが、"高音はほぼなく、通常か低音中心"にチューニングしていた。そんな最中
‐ ……バチッ、…バチバチッ ‐
『!!…来たか。…始めるぞっ!?』
『はーい!……ではでは、…一曲お付き合いください。ただ、……"男性アーティスト"でコレやるの初めてだから失敗しても笑わないでね?』
「えっ??…鶴ヶ峰さん?(彼女だって"歌姫の重要性"とか知ってる筈。なのに自信がない曲を選定した理由って……)」
ゲートが開く直前に発する音と共に黒い穴が出現し始めたので、戦闘員は身構え柚紀も歌う体制に入る。…その直前に言った前置きが気になった時枝が思わず訊ねたが、ゲートから敵が現れ出したので思考を切り替える。そして頭の中に前奏が流れ始め
~ CHANGE THE NEW WORLD ~
〔えっ?!あ、ちょっ、なっ!柚紀ちゃんっ?!何でこんなピンポインでそれ選曲しちゃうのさー!!?〕
「っ!!?……煩いよ佐鳥。何で驚いているんだよ?」
〔し、仕方ないでしょっ!!だってコレ……"オレがリクエストした曲"だもん!?【新人入隊式の日に迷惑掛けたから何かお詫びに】って言われたから、………彼女に歌って欲しいのとか…個人的に好きな曲を適当に、そこそこの曲数を教えた内の、一つな訳!!……"男性"が歌うのだから絶対彼女が歌わないって思ってたのに~(ヤバッ!?…サプライズ過ぎてニヤニヤが止まらないっ!ってか狙撃絶対に外せないし……"曲の邪魔しない様にしないと"、狙撃音のせいで聞き逃しとか絶対に後悔するから!?)〕
佐鳥が知っている曲に思わず声が大きくなってしまう。言実と嵐山は冬島の忠告から"その可能性"を察していたので、さほど驚きはしなかったが時枝は対処出来ず佐鳥に文句を漏らせば、きちんと理由を話す。……柚紀の歌声を聞いて各々思うところがあるが『「二人とも来るぞ!!」』と年上二人に言われて思考を切り替えるのであった
『……おい迅。…歌姫を発動させても問題なさそうか?それと…忍田さん、次の任務に就く部隊は何処で準備は大丈夫そうか?』
〔大丈夫だよ言実さん、…歌に引き寄せられて多少敵が彼女を狙うけど……"大量発生"の危険はない。けど、"亜種は出てくる"から気をつけてください。…俺も可能な限り敵を減らす手伝いはするよ〕
〔次の担当は弓場隊で、既に全員基地にて待機中だ。……"歌姫が終了次第"現場に出るように指示を出す。これで大丈夫か?〕
『問題ない忍田さん。……手助けは嬉しいがお前も無理はするなよ迅。…(ナデ)……お前の言う通り、"互いに"トリオン量に余裕がない故に早急に始めるぞ。たが、迅から亜種出現と予告されたからには…【目を閉じて歌うのは禁ずる】……大丈夫か?』
『………平気、だよ。あのゲート騒動の時よりは、自分の能力を分かっているし、コントロールだって…沢山練習したもん。それに(スッ…チラッ)言実さんが自由に動けるし、嵐山さんや時枝くん、それに……佐鳥くんだっているもん。大丈夫、…ちゃんと出来る、から』
迅の予知に、後続の準備、更には柚紀本人のやる気があるのを確認した言実は"歌姫を用いた実践訓練に移行する"旨を伝える。が、まだまだ能力が未知数な柚紀一人で本当にコントロール可能か?と、時枝は言実に問い掛ける。騒動時は言実が能力サポートをしていたが、今回は防衛面でのサポートだ。それを聞いて"今回の"サポート役に通信を繋げる。今度は誰かと言うと
〔お~い柚紀ちゃん。今回はどの曲にするんだ?伴奏なしじゃ嵐山達も違和感あるだろうからな。ってか一体"何曲歌えるんだ"?一曲や二曲じゃないぜ?どんだけレパートリーあるんだよ?つ~うか、コレ全部の歌詞や音程覚えてるんだよな?……地味に凄いぞ??〕
『……冬島さんが操作しているのは"数日前まで"の最新データですね。…まだまだ増えますし、"歌姫用"と"プライベート用"に分けてますから…多分トータルすると普通に"三桁"はいってます、………いい曲が多すぎて困っちゃいます。あ、今日はとりあえず【カデゴリーA:3-10】でお願いします。……久しぶりなので軽く発生練習しますが、…多分それでゲートが開く気がします』
〔あいよー、そんじゃあ準備万端にして待っててくれ。……聞こえるか嵐山隊、ゲートが開いたら歌姫を発動させる。…いきなり"知っている曲"の前奏が流れても驚くなよ?〕
「「??…了解です」」
〔佐鳥も了解しました~。(にしても"知ってる曲"?……まさか、ね?)〕
話の流れからして冬島が歌姫のサポートに入る呈を察した三人は、とりあえず何時ゲートが開いても平気にする為に適度な緊張感を纏う。その傍らで柚紀が『あ~、あああ~…』と音程を変えつつ発生練習をしているが、"高音はほぼなく、通常か低音中心"にチューニングしていた。そんな最中
‐ ……バチッ、…バチバチッ ‐
『!!…来たか。…始めるぞっ!?』
『はーい!……ではでは、…一曲お付き合いください。ただ、……"男性アーティスト"でコレやるの初めてだから失敗しても笑わないでね?』
「えっ??…鶴ヶ峰さん?(彼女だって"歌姫の重要性"とか知ってる筈。なのに自信がない曲を選定した理由って……)」
ゲートが開く直前に発する音と共に黒い穴が出現し始めたので、戦闘員は身構え柚紀も歌う体制に入る。…その直前に言った前置きが気になった時枝が思わず訊ねたが、ゲートから敵が現れ出したので思考を切り替える。そして頭の中に前奏が流れ始め
~ CHANGE THE NEW WORLD ~
〔えっ?!あ、ちょっ、なっ!柚紀ちゃんっ?!何でこんなピンポインでそれ選曲しちゃうのさー!!?〕
「っ!!?……煩いよ佐鳥。何で驚いているんだよ?」
〔し、仕方ないでしょっ!!だってコレ……"オレがリクエストした曲"だもん!?【新人入隊式の日に迷惑掛けたから何かお詫びに】って言われたから、………彼女に歌って欲しいのとか…個人的に好きな曲を適当に、そこそこの曲数を教えた内の、一つな訳!!……"男性"が歌うのだから絶対彼女が歌わないって思ってたのに~(ヤバッ!?…サプライズ過ぎてニヤニヤが止まらないっ!ってか狙撃絶対に外せないし……"曲の邪魔しない様にしないと"、狙撃音のせいで聞き逃しとか絶対に後悔するから!?)〕
佐鳥が知っている曲に思わず声が大きくなってしまう。言実と嵐山は冬島の忠告から"その可能性"を察していたので、さほど驚きはしなかったが時枝は対処出来ず佐鳥に文句を漏らせば、きちんと理由を話す。……柚紀の歌声を聞いて各々思うところがあるが『「二人とも来るぞ!!」』と年上二人に言われて思考を切り替えるのであった