17.技能上昇の曲~テンポ・気分もアップ~(82.
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序盤は通常通り【高いトリオン能力持ち】である柚紀を狙う"通常の"トリオン兵を各自撃破していく。スコーピオン持ちは所謂"露払い"的な役目で、三人が仕留め損なった敵を倒すのが目的であり、敵の動きに応じて柚紀を比較的安全そうな場所及び【全員の射線を気にしながら】こまめに居場所を変えていた。…じっとしていては格好の的なのだ
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
‐ ………ドーン! ‐
〔よし!バンダー撃破っ!?嵐山さんサポート有り難う御座います!〕
「こっちこそ済まないな賢、…敵の数が何時もより多いし柚紀ちゃんが居る以上、言実さんを彼女から安易に離れさせるのは良くない。人数を割けれない以上、"遠距離攻撃の敵"の相手を賢任せになってしまうな」
‐ タタタタタタタタ ‐
「亜種に変貌した場合、データ解析が済んでいない関係で巽さん"しか"まだ検知出来ない。……どのタイミングで変わるかさえ分かれば話が変わるのですがね。…鶴ヶ峰さん、まだ平気?」
『う、うん。この程度ならまだ余裕だよ?心配しな…〔更に敵!バンダーで数は5!?〕…っ!!?五体の、…バンダー?……ぁ、…………い、嫌っっ!!!?(ガタガタブルブル)』
主にバムスターやモールモッド、…時折亜種モッドも現れたが順調に撃破していっていた。が、やはり柚紀が居るせいか数が通常より多くガード役も嵐山と時枝が交互に担っているに加えて、バンダーまで登場し始めた。直ぐ様『佐鳥、アレの処理はお前がやれ!』と言実の指示が飛ぶ。その方が安全かつ合理的と納得して特に異議を唱えなかった嵐山隊だったが、……"複数のバンダー"が現れた事により様子が豹変した柚紀を見て敵をあらかた一掃した言実は怯えている姪を抱き寄せ、背中を叩く
『(ポン、ポン)……落ち着け柚紀。…大丈夫だ、(ポン、ポン)あの時は堤一人でお前は生身だったが、……"此処には"嵐山と時枝の二人で、お前はトリオン体。(ポン、ポン)…同じことにはならぬし、……お前もトリオン体と生身の違いは…理解しておろう?』
『(コクン)……ごめんなさい、言実さん。…取り、乱して…しまって』
『(ポン、…ナデ)気にするな。…かなりお前に無理を強いているのは私だ、さて………(ブォン)…少し離れる、柚紀を頼むぞ(ダン!)……佐鳥、サポートしろ』
「「〔り、了解です!?〕」」
トラウマが甦ってしまった柚紀を"今はあの時と違う"と言い聞かせ、何とか落ち着かせた言実は……やはり姪を怖がらせた禍根を自ら叩きのめさなければ気がすまないらしく、嵐山達に柚紀を託せばグラスホッパーでその場から一時離脱をしたのだ。そして柚紀をあやしながら嵐山が時枝に視線を向ければ、【ゲート騒動時、堤が片腕を斬られた場に柚紀が居合わせた件】及び【そうなった経緯が恐らく"バンダー対処に言実が二人の側から離れた"のでは】と"内部通信"を使って説明したのであった。理由を知った嵐山も流石に複雑な気持ちを抱いてしまう。……"何故この少女は"…、と考えている所に巽からの通信が入る
〔えっとさ、……大変申し訳難いんだけど、…亜種発生、しちゃったんだよね~。で、地中から一直線に歌姫ちゃん狙いで進行中~。……バンダーの距離とかを考えると、言実が戻る前に接触するなこりゃ。…嵐山隊長、悪いが何とか凌いでくれ〕
「っ!?……了解。…充、聞いての通りだ。恐らく亜種が掘った穴から通常も出てくるだろう。………最初同様、俺が亜種の相手を『(クイッ)駄目、嵐山さん。それじゃあ…貴方のトリオンが持たなくなる』!!……まだ俺は平気だから、君が心配する事は…」
〔とか行っているけど、実際はかなり消耗しているだろ?……トリオンの監理や操作なら柚紀ちゃんの方が断然上手だ。ぶっちゃけ"四六時中やっているからな"。それにだ、…"山から海に向かって川の水が流れる様に"【その子は自分のトリオンを少ない相手に与えるのも可能だ】……それだけ銃を長時間連射しているのに二人が"トリオン切れ"を起こさないのは、密かにトリオン供給をしていたからも要因の一つだ。ま、自分のトリオン残量を気にしながら戦う奴はあんまり居ねぇし、損傷によるトリオン漏れがあれば直ぐに見抜ける代物、だがな〕
「冬島さん?!(そうか、鶴ヶ峰さんのトリオン変動のモニタリングを…)……どうして黙ってそんな事を?トリオンが減り過ぎれば辛くなるのは、君だよ?」
巽の一報により、三人で亜種に対処を余儀なくされる事態に。そして隊長である嵐山が率先して"一番危なく責任感のある役目"を引き受けようとするが、柚紀が反論。その理由は本人でなく裏方に回っていた冬島の言葉から察すると、時枝は真剣な表情で柚紀に問い掛ける。……無茶をしているのは承知している柚紀は、二人から離れるが真っ直ぐ顔を上げてこう返した
『私は、…私のトリオン体には攻撃手段はありません。だけど皆さんのお荷物になるだけなのは、嫌です!……今までだって"高いトリオン能力を持つ隊員"が防衛任務に就いていた際に、"時折"亜種は出ていた。でも、……私が三門市に来てから頻度が確実に上がっている。それも"見た目だけじゃ亜種とは分からない種"も出てきた。A級並の実力や対応力が無ければ、対処出来なくなってきた。でも、…それじゃあ駄目!!A級の皆さんが、…貴方達が倒れてしまう。……だから決めたんです!私が原因なら私が"足りない部分を補う"って、トリオン量は誰よりも多いし、攻撃力や素早さが足りないなら"歌姫"を使ってサポート出来る筈です。誰がなんと言おうと、…これは譲れません!?上層部だって、言実さんだってその必要性を認めてくれたのだから!!?』
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‐ ………ドーン! ‐
〔よし!バンダー撃破っ!?嵐山さんサポート有り難う御座います!〕
「こっちこそ済まないな賢、…敵の数が何時もより多いし柚紀ちゃんが居る以上、言実さんを彼女から安易に離れさせるのは良くない。人数を割けれない以上、"遠距離攻撃の敵"の相手を賢任せになってしまうな」
‐ タタタタタタタタ ‐
「亜種に変貌した場合、データ解析が済んでいない関係で巽さん"しか"まだ検知出来ない。……どのタイミングで変わるかさえ分かれば話が変わるのですがね。…鶴ヶ峰さん、まだ平気?」
『う、うん。この程度ならまだ余裕だよ?心配しな…〔更に敵!バンダーで数は5!?〕…っ!!?五体の、…バンダー?……ぁ、…………い、嫌っっ!!!?(ガタガタブルブル)』
主にバムスターやモールモッド、…時折亜種モッドも現れたが順調に撃破していっていた。が、やはり柚紀が居るせいか数が通常より多くガード役も嵐山と時枝が交互に担っているに加えて、バンダーまで登場し始めた。直ぐ様『佐鳥、アレの処理はお前がやれ!』と言実の指示が飛ぶ。その方が安全かつ合理的と納得して特に異議を唱えなかった嵐山隊だったが、……"複数のバンダー"が現れた事により様子が豹変した柚紀を見て敵をあらかた一掃した言実は怯えている姪を抱き寄せ、背中を叩く
『(ポン、ポン)……落ち着け柚紀。…大丈夫だ、(ポン、ポン)あの時は堤一人でお前は生身だったが、……"此処には"嵐山と時枝の二人で、お前はトリオン体。(ポン、ポン)…同じことにはならぬし、……お前もトリオン体と生身の違いは…理解しておろう?』
『(コクン)……ごめんなさい、言実さん。…取り、乱して…しまって』
『(ポン、…ナデ)気にするな。…かなりお前に無理を強いているのは私だ、さて………(ブォン)…少し離れる、柚紀を頼むぞ(ダン!)……佐鳥、サポートしろ』
「「〔り、了解です!?〕」」
トラウマが甦ってしまった柚紀を"今はあの時と違う"と言い聞かせ、何とか落ち着かせた言実は……やはり姪を怖がらせた禍根を自ら叩きのめさなければ気がすまないらしく、嵐山達に柚紀を託せばグラスホッパーでその場から一時離脱をしたのだ。そして柚紀をあやしながら嵐山が時枝に視線を向ければ、【ゲート騒動時、堤が片腕を斬られた場に柚紀が居合わせた件】及び【そうなった経緯が恐らく"バンダー対処に言実が二人の側から離れた"のでは】と"内部通信"を使って説明したのであった。理由を知った嵐山も流石に複雑な気持ちを抱いてしまう。……"何故この少女は"…、と考えている所に巽からの通信が入る
〔えっとさ、……大変申し訳難いんだけど、…亜種発生、しちゃったんだよね~。で、地中から一直線に歌姫ちゃん狙いで進行中~。……バンダーの距離とかを考えると、言実が戻る前に接触するなこりゃ。…嵐山隊長、悪いが何とか凌いでくれ〕
「っ!?……了解。…充、聞いての通りだ。恐らく亜種が掘った穴から通常も出てくるだろう。………最初同様、俺が亜種の相手を『(クイッ)駄目、嵐山さん。それじゃあ…貴方のトリオンが持たなくなる』!!……まだ俺は平気だから、君が心配する事は…」
〔とか行っているけど、実際はかなり消耗しているだろ?……トリオンの監理や操作なら柚紀ちゃんの方が断然上手だ。ぶっちゃけ"四六時中やっているからな"。それにだ、…"山から海に向かって川の水が流れる様に"【その子は自分のトリオンを少ない相手に与えるのも可能だ】……それだけ銃を長時間連射しているのに二人が"トリオン切れ"を起こさないのは、密かにトリオン供給をしていたからも要因の一つだ。ま、自分のトリオン残量を気にしながら戦う奴はあんまり居ねぇし、損傷によるトリオン漏れがあれば直ぐに見抜ける代物、だがな〕
「冬島さん?!(そうか、鶴ヶ峰さんのトリオン変動のモニタリングを…)……どうして黙ってそんな事を?トリオンが減り過ぎれば辛くなるのは、君だよ?」
巽の一報により、三人で亜種に対処を余儀なくされる事態に。そして隊長である嵐山が率先して"一番危なく責任感のある役目"を引き受けようとするが、柚紀が反論。その理由は本人でなく裏方に回っていた冬島の言葉から察すると、時枝は真剣な表情で柚紀に問い掛ける。……無茶をしているのは承知している柚紀は、二人から離れるが真っ直ぐ顔を上げてこう返した
『私は、…私のトリオン体には攻撃手段はありません。だけど皆さんのお荷物になるだけなのは、嫌です!……今までだって"高いトリオン能力を持つ隊員"が防衛任務に就いていた際に、"時折"亜種は出ていた。でも、……私が三門市に来てから頻度が確実に上がっている。それも"見た目だけじゃ亜種とは分からない種"も出てきた。A級並の実力や対応力が無ければ、対処出来なくなってきた。でも、…それじゃあ駄目!!A級の皆さんが、…貴方達が倒れてしまう。……だから決めたんです!私が原因なら私が"足りない部分を補う"って、トリオン量は誰よりも多いし、攻撃力や素早さが足りないなら"歌姫"を使ってサポート出来る筈です。誰がなんと言おうと、…これは譲れません!?上層部だって、言実さんだってその必要性を認めてくれたのだから!!?』