16.初実践の曲(81.
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そして次の授業が体育のタイミングで早退となり、四人に玄関まで送ってもらった柚紀は校門に"予想通りの人物"を見つけて駆け寄る。言実は"迎えを出す"とメッセージをくれたが誰とは書いてなかった。だが、"予想外な人も居て"途中で駆け寄るのを止めて、ゆっくり近づく。さてそこに居たのは
『毎回わざわざすみません……迅さん。所で、…烏丸くんはどうして一緒に居るの?(コテン)』
「平気平気、学校サボるのは日常茶飯事だし。今回とかは"言実さんからの頼まれた"って免罪符あるからね(ナデナデ)……柚紀ちゃんが気にする必要ないよ?因みに学校にもそれなりに行ってるよ?じゃないと嵐山が五月蠅いからね。で、京介が居る理由は……」
「……任務が終わって登校途中で迅さんにあって、(スッ)ジャージを忘れているのを指摘されて取りに自宅に戻ったついでに目的地が一緒だったから、か?更に……(ススッ)…理由は知らないが迅さんがコレを鶴ヶ峰にって」
『???……これって、…迅さんや烏丸くんがトリオン体の時に着ているジャケット?何で??』
お馴染みトリオン体の迅と、学生服姿の烏丸が一緒に居たのであった。そして共に居た理由等を聞いて渡された青のジャケット(男物にしてはサイズが小さめ)を烏丸から受け取り不思議そうにしている柚紀を見て、苦笑いしながら迅が質問に答える
「前にさ"制服姿のままの"柚紀ちゃんと歩いてたら職質されかけたじゃん?…あの時は言実さんのお陰で事なきを得たけど、……今回も為らないとは言えないだろ?ってか対策しないと確実になる。で、対策がコレ。……【ボーダーのロゴ入りの服】を着てれば問題なくなる訳、それ京介のお下がりになるけど良ければ使ってよ?誰も着れない奴だからさ」
『…………………………コレを着れば迅さんに迷惑にならないなら、…(スッ)有り難く使わせて頂きます。烏丸くんも"わざわざ取りに戻ってくれて"有り難うね。……(クスッ)私じゃないんだから【ジャージを忘れる】のはないんじゃないかな?』
「で、今日"も"鶴ヶ峰"は"忘れたんだな。……いっその事、保健室で預かって貰ったらどうだ?俺は持ってきた所を一度も見てないぞ?【借りたジャージを持ってきては居るが、自分用を忘れてしまう】だろ?……流石にジャージを買う金がない訳じゃないだろうし」
『アハハハ、……うん。保険医の先生にも同じこと言われたから、そうしよっかな(そうすればシロちゃんも"不要の事故"を防げるし)……(イソイソ)…よしっと!じゃあ行きましょうか迅さん。…烏丸くんも体育、頑張ってね(フリフリ)』
実際に遇った事なので否定が出来ない柚紀は素直に受け取りそのまま着用する。小柄な少女にしては些か大きいが、カーディガンの上から更に着ているので問題ない様子だ。そして烏丸ともちょっとした話と挨拶をして迅と一緒に基地に向かい、烏丸は二人が見えなくなってから学校へと足を進めたのであった
‐ ‐ ‐
‐ ‐
‐
~~~~
ボーダー本部
お昼が過ぎ予定通り防衛任務の為に早退してきた佐鳥と時枝は、真っ直ぐ隊室に向かっていた。……少しばかり時間に余裕があるので、任務前に基地内に居るであろう柚紀に会いに行くために。そして隊室には既に嵐山と綾辻もおり、ソファーに座り何かを見ながら話をしていた
「お!二人も来たか!?この後の防衛任務だが、……少し大変になりそうだからいつも以上にしっかりと警戒する必要があるらしいから頑張ろうな!!」
「(シュンッ!)防衛任務何ですから、佐鳥だって手は抜きませんよ嵐山さん。でも改めてそんな事を言うなんて……ナニかあるんですか?」
「(シュンッ!)一番あり得そうなのが最近出始めた"亜種のトリオン兵"…ですかね?(もしかして、彼女を迎えに着たのは……)…迅さんからの予知、ですか?それと綾辻先輩と一体ナニを相談されていたんですか?」
隊室に到着して換装を終えた二人にいつも通り元気に声を掛ける嵐山だが、その言葉に違和感を感じた佐鳥が問い掛け、憶測ながら理由を考えた時枝がそれを口にする。それに対して嵐山は頷いて"是"と答え、綾辻と共にテーブルに広げているモノを二人にも見るように促す。そこにはボーダー本部を中心とした警戒区域・放置区域が載っている地図であった。それに対して綾辻が説明をしようとしたら
〔こちら巽。嵐山隊皆揃ってたりする~?〕
「!こちら嵐山。今隊室ですが、全員居ます。…どうかされましたか?……まだ任務交代まで少し時間あるかと思いますが…」
〔お~、流石優等生ばかりの嵐山隊だね~。感心感心!っと、こんな事している場合じゃないね。……悪いけど直ぐに現場に出てくれない?迅から【亜種予告】受けていると思うけど、"予想より早く"出ちゃってさ~。…中継ぎで担当しているB級隊員じゃ手に終えなくなりそうなんだよ。既に"迅含めた数人"が対応しているが、相手が"今までのデータがない亜種"……腕の立つ隊員は何人でも欲しい状況だ。頼めるかい?〕
「了解しました。嵐山隊直ぐに現場に急行します!」
〔ヨロシク~。一番近くで対応している隊員の居場所を送ったから、合流して亜種について聞いて頂戴な~。後、嵐山隊って"亜種の性質"とかも詳しく知らないよね?それも聞いた上で行動をオススメするよ、でないと……"かなり面倒"だからね〕
本部所属の巽からの任務時間前倒し要求を受け、説明を後回しにして三人は隊室を後にし、綾辻も仕事の準備に取り掛かったのであった
『毎回わざわざすみません……迅さん。所で、…烏丸くんはどうして一緒に居るの?(コテン)』
「平気平気、学校サボるのは日常茶飯事だし。今回とかは"言実さんからの頼まれた"って免罪符あるからね(ナデナデ)……柚紀ちゃんが気にする必要ないよ?因みに学校にもそれなりに行ってるよ?じゃないと嵐山が五月蠅いからね。で、京介が居る理由は……」
「……任務が終わって登校途中で迅さんにあって、(スッ)ジャージを忘れているのを指摘されて取りに自宅に戻ったついでに目的地が一緒だったから、か?更に……(ススッ)…理由は知らないが迅さんがコレを鶴ヶ峰にって」
『???……これって、…迅さんや烏丸くんがトリオン体の時に着ているジャケット?何で??』
お馴染みトリオン体の迅と、学生服姿の烏丸が一緒に居たのであった。そして共に居た理由等を聞いて渡された青のジャケット(男物にしてはサイズが小さめ)を烏丸から受け取り不思議そうにしている柚紀を見て、苦笑いしながら迅が質問に答える
「前にさ"制服姿のままの"柚紀ちゃんと歩いてたら職質されかけたじゃん?…あの時は言実さんのお陰で事なきを得たけど、……今回も為らないとは言えないだろ?ってか対策しないと確実になる。で、対策がコレ。……【ボーダーのロゴ入りの服】を着てれば問題なくなる訳、それ京介のお下がりになるけど良ければ使ってよ?誰も着れない奴だからさ」
『…………………………コレを着れば迅さんに迷惑にならないなら、…(スッ)有り難く使わせて頂きます。烏丸くんも"わざわざ取りに戻ってくれて"有り難うね。……(クスッ)私じゃないんだから【ジャージを忘れる】のはないんじゃないかな?』
「で、今日"も"鶴ヶ峰"は"忘れたんだな。……いっその事、保健室で預かって貰ったらどうだ?俺は持ってきた所を一度も見てないぞ?【借りたジャージを持ってきては居るが、自分用を忘れてしまう】だろ?……流石にジャージを買う金がない訳じゃないだろうし」
『アハハハ、……うん。保険医の先生にも同じこと言われたから、そうしよっかな(そうすればシロちゃんも"不要の事故"を防げるし)……(イソイソ)…よしっと!じゃあ行きましょうか迅さん。…烏丸くんも体育、頑張ってね(フリフリ)』
実際に遇った事なので否定が出来ない柚紀は素直に受け取りそのまま着用する。小柄な少女にしては些か大きいが、カーディガンの上から更に着ているので問題ない様子だ。そして烏丸ともちょっとした話と挨拶をして迅と一緒に基地に向かい、烏丸は二人が見えなくなってから学校へと足を進めたのであった
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ボーダー本部
お昼が過ぎ予定通り防衛任務の為に早退してきた佐鳥と時枝は、真っ直ぐ隊室に向かっていた。……少しばかり時間に余裕があるので、任務前に基地内に居るであろう柚紀に会いに行くために。そして隊室には既に嵐山と綾辻もおり、ソファーに座り何かを見ながら話をしていた
「お!二人も来たか!?この後の防衛任務だが、……少し大変になりそうだからいつも以上にしっかりと警戒する必要があるらしいから頑張ろうな!!」
「(シュンッ!)防衛任務何ですから、佐鳥だって手は抜きませんよ嵐山さん。でも改めてそんな事を言うなんて……ナニかあるんですか?」
「(シュンッ!)一番あり得そうなのが最近出始めた"亜種のトリオン兵"…ですかね?(もしかして、彼女を迎えに着たのは……)…迅さんからの予知、ですか?それと綾辻先輩と一体ナニを相談されていたんですか?」
隊室に到着して換装を終えた二人にいつも通り元気に声を掛ける嵐山だが、その言葉に違和感を感じた佐鳥が問い掛け、憶測ながら理由を考えた時枝がそれを口にする。それに対して嵐山は頷いて"是"と答え、綾辻と共にテーブルに広げているモノを二人にも見るように促す。そこにはボーダー本部を中心とした警戒区域・放置区域が載っている地図であった。それに対して綾辻が説明をしようとしたら
〔こちら巽。嵐山隊皆揃ってたりする~?〕
「!こちら嵐山。今隊室ですが、全員居ます。…どうかされましたか?……まだ任務交代まで少し時間あるかと思いますが…」
〔お~、流石優等生ばかりの嵐山隊だね~。感心感心!っと、こんな事している場合じゃないね。……悪いけど直ぐに現場に出てくれない?迅から【亜種予告】受けていると思うけど、"予想より早く"出ちゃってさ~。…中継ぎで担当しているB級隊員じゃ手に終えなくなりそうなんだよ。既に"迅含めた数人"が対応しているが、相手が"今までのデータがない亜種"……腕の立つ隊員は何人でも欲しい状況だ。頼めるかい?〕
「了解しました。嵐山隊直ぐに現場に急行します!」
〔ヨロシク~。一番近くで対応している隊員の居場所を送ったから、合流して亜種について聞いて頂戴な~。後、嵐山隊って"亜種の性質"とかも詳しく知らないよね?それも聞いた上で行動をオススメするよ、でないと……"かなり面倒"だからね〕
本部所属の巽からの任務時間前倒し要求を受け、説明を後回しにして三人は隊室を後にし、綾辻も仕事の準備に取り掛かったのであった