15.剣銃の曲~どちらが強いか~(80.
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『二人ともお帰りなさい、でも歌川くんはどうして……(…飲み物が"全部で六つ"?)…(キョロキョロ、キョロキョロ)……風間さん、いらっしゃいます、よね?』
‐ ……シュンッ!…ナデ ‐
「……トリオン体実験の時に何度もカメレオン奇襲したせいで、生身でもすっかり俺を見つけられるようになったみたいだな(シュウゥゥ)……負担になってないか?何故俺一人だと思った?」
『ん?ん~~、……"今回は"特別な事してませんよ?だって飲み物の数が"一つだけ"多いから。…さっきの会話とかタイミングからしてもフブキちゃんがランク戦受けるのに気づいたのは"飲み物を買った後"っぽいから、少なくとも一人は居るかなって!菊地原くんもとは、考えましたが……歌川くんと一緒じゃないですし、今日無理してロビーに居る理由もないかな~って。それで歌川くんはフブキちゃんにナニがご用事だった?(コテン)二人と話していたのは分かったけど内容が聞こえなくて』
「えっ?えっと……か、風間さんが野々村に興味を持たれたからそれで、だよ?冬島さんが鶴ヶ峰が心配で風間さんに"念のため"様子をって感じに連絡があってさ、……多分君が居る理由が【嵐山隊が居るじゃなくて野々村が居るから】かなって」
飲み物の数から、誰か居ると推測した柚紀は"五月蝿いのが駄目であろう"菊地原より可能性が高い風間の名を恐る恐る呼べば、案の定カメレオンで潜伏していた風間が姿を現したのであった。ついでに換装を解いたのを見て"任務途中ではない"と察したが、ならば何故……と疑問を抱いたので歌川に対して【"三人一緒じゃないから"自分宛の用事ではない】、なら用事はフブキではと考えた柚紀である
が、……"この二人"は違うらしい
「はい柚紀ちゃん。…リクエストとか暑い寒いを聞き忘れちゃったから、とりあえずミルクティー両方買ってきたから好きな方を飲んでよ!!((あれ?……ねぇ、もしかして居たりする?))」
「野々村もあまり好き嫌いないから君が選ばなかった方で平気そうだったからね。"お金の無駄"とか言いそうだし、……だけど無理して両方飲まなくて大丈夫だからね?((多分"名前"を言わないと居ても出てこないと思うよ?…彼奴は素直じゃないし、野々村とは相性悪いみたいだからね))」
「風間さんどうぞ、……そろそろ始まりそうだけど、鶴ヶ峰はどっちが勝つと思う?((まぁ否定は出来ないかな?市河はやっぱり同胞的な感じだから気をかけているのは俺から見ても明らか、だし。……無駄意地張ってないで、出てきたらどうだ?))」
『えっ?!ん~……どうだろう、難しいな~。私あの子のランク戦ちゃんと見てないから、判断つかないや(本音はフブキちゃんかなとは思うけど、あの木虎ちゃんも多分強そうだよな~)』
とりあえず気分は"温かい飲み物"だったので、それを佐鳥から貰って飲みながらモニターを見つめ始まらないかとウキウキしていたが、歌川に訊ねられて勝敗について一人考察する。佐鳥の分の飲み物を渡しながら時枝が然り気無く周囲を見渡して見る。そして風間に飲み物を渡した歌川も、内部通信では"曖昧な反応"を示した。私服姿だが、どうやら歌川はトリオン体"のまま"らしい。そして……
‐ ………ベシッ!…トンッ………ドカッ!!… ‐
「「(あ、やっぱり居た)」」
「(痛てて、……本当に素直じゃないよな~)」
"見えないナニか"から三者三様の攻撃を受けたのであった。因みに笹森の可能性も無くはなかったが諏訪隊は任務中である。…そうなると必然的に犯人は"彼一択"なワケだ。本人が姿を現さないので、三人…四人とも考えは違うかも知れないが柚紀に言うつもりはない様子だった
そんなこんなで、いよいよ木虎VSフブキのランク戦が始まったので全員モニターを見つめていた。序盤は互いに様子見と言った感じであった
「……流石黒服に選ばれるだけあって他のC級とは動きが違うな、…ガンナーもアタッカーも無闇に動こうとはしていないが、あの距離感ではガンナー有利だが……鶴ヶ峰はどう思う」
『そうですね~、……フブキちゃん、つまりはアタッカーが下手に突っ込まなければ勝ちそう、だとは思います。………多分彼女相手なら冷静さを失わなければ、…負けませんよ。だって"今までのガンナーと明らかに違いますから"』
「明らかに違うって……ナニが違うの柚紀ちゃん」
当然の如く勝敗予想を柚紀に訊ねる風間と、それに対して疑問も抱かずすんなり予想を口にする柚紀。佐鳥も同じ女子同士なら知り合いであるフブキ贔屓にするが、それ以上に断言した内容が気になり柚紀に訊ねる。すると、一度時枝を見ながら理由を話始める
『私が知る限り【銃を扱う人は大体突撃銃 一択】何ですよね。あ、諏訪隊の二人は二丁銃ですから例外です。……で、今日の新入隊した子も同じ銃を使っている子も居ましたが、彼女のような拳銃 も居ます。扱いやすさなら断然後者かとは思いますが、【明らかに火力不足…連射性はありません】。だから、アレではフブキちゃんは倒せない、彼女はライフル使う相手にすら勝ってますからね(でも黒服……そしてハンドガンを彼女が選んだ理由って"もしかしたら")』
「……一理あるな、B級に上がれば諏訪さん達みたいに二丁持ちが出来るがCだと基本武器は一つ。…"目が慣れれば"トリオン体の身体強化もあって弾を避けれれは野々村は負けはしない。だが、それは"彼女も同じ"だ。旋空を使えない以上、倒すには弧月が届く範囲まで近づかなければ無理だ。……どうするつもりだ?」
柚紀の説明に誰も反論しなかったが、歌川の言葉にも異を唱えなかった。実際の所、力量が同じなら"別のナニか"で勝敗を決するしかないのだ。が、"今日入ったばかりの二人にそれは可能なのか?"……ジリ貧・泥試合になると思いながら観戦を続けている中で、時枝は"何かを"思い出そうとしていた。…【もしフブキがランク戦をしたら……】と、柚紀でない誰かと話していた気がしたのだ。つまりは…
「……普通に考えたら、持久戦だとトリオン量や集中力次第だけど…野々村は早く帰りたがりそうだからそれは避ける筈。なら、……本人は不本意かも知れないが試しそうかなアレを。…戦闘に関するアドバイスは何も鶴ヶ峰さんだけができる訳じゃない。現実味はない部類だけど、………市河さんにも可能だ」
‐ ……シュンッ!…ナデ ‐
「……トリオン体実験の時に何度もカメレオン奇襲したせいで、生身でもすっかり俺を見つけられるようになったみたいだな(シュウゥゥ)……負担になってないか?何故俺一人だと思った?」
『ん?ん~~、……"今回は"特別な事してませんよ?だって飲み物の数が"一つだけ"多いから。…さっきの会話とかタイミングからしてもフブキちゃんがランク戦受けるのに気づいたのは"飲み物を買った後"っぽいから、少なくとも一人は居るかなって!菊地原くんもとは、考えましたが……歌川くんと一緒じゃないですし、今日無理してロビーに居る理由もないかな~って。それで歌川くんはフブキちゃんにナニがご用事だった?(コテン)二人と話していたのは分かったけど内容が聞こえなくて』
「えっ?えっと……か、風間さんが野々村に興味を持たれたからそれで、だよ?冬島さんが鶴ヶ峰が心配で風間さんに"念のため"様子をって感じに連絡があってさ、……多分君が居る理由が【嵐山隊が居るじゃなくて野々村が居るから】かなって」
飲み物の数から、誰か居ると推測した柚紀は"五月蝿いのが駄目であろう"菊地原より可能性が高い風間の名を恐る恐る呼べば、案の定カメレオンで潜伏していた風間が姿を現したのであった。ついでに換装を解いたのを見て"任務途中ではない"と察したが、ならば何故……と疑問を抱いたので歌川に対して【"三人一緒じゃないから"自分宛の用事ではない】、なら用事はフブキではと考えた柚紀である
が、……"この二人"は違うらしい
「はい柚紀ちゃん。…リクエストとか暑い寒いを聞き忘れちゃったから、とりあえずミルクティー両方買ってきたから好きな方を飲んでよ!!((あれ?……ねぇ、もしかして居たりする?))」
「野々村もあまり好き嫌いないから君が選ばなかった方で平気そうだったからね。"お金の無駄"とか言いそうだし、……だけど無理して両方飲まなくて大丈夫だからね?((多分"名前"を言わないと居ても出てこないと思うよ?…彼奴は素直じゃないし、野々村とは相性悪いみたいだからね))」
「風間さんどうぞ、……そろそろ始まりそうだけど、鶴ヶ峰はどっちが勝つと思う?((まぁ否定は出来ないかな?市河はやっぱり同胞的な感じだから気をかけているのは俺から見ても明らか、だし。……無駄意地張ってないで、出てきたらどうだ?))」
『えっ?!ん~……どうだろう、難しいな~。私あの子のランク戦ちゃんと見てないから、判断つかないや(本音はフブキちゃんかなとは思うけど、あの木虎ちゃんも多分強そうだよな~)』
とりあえず気分は"温かい飲み物"だったので、それを佐鳥から貰って飲みながらモニターを見つめ始まらないかとウキウキしていたが、歌川に訊ねられて勝敗について一人考察する。佐鳥の分の飲み物を渡しながら時枝が然り気無く周囲を見渡して見る。そして風間に飲み物を渡した歌川も、内部通信では"曖昧な反応"を示した。私服姿だが、どうやら歌川はトリオン体"のまま"らしい。そして……
‐ ………ベシッ!…トンッ………ドカッ!!… ‐
「「(あ、やっぱり居た)」」
「(痛てて、……本当に素直じゃないよな~)」
"見えないナニか"から三者三様の攻撃を受けたのであった。因みに笹森の可能性も無くはなかったが諏訪隊は任務中である。…そうなると必然的に犯人は"彼一択"なワケだ。本人が姿を現さないので、三人…四人とも考えは違うかも知れないが柚紀に言うつもりはない様子だった
そんなこんなで、いよいよ木虎VSフブキのランク戦が始まったので全員モニターを見つめていた。序盤は互いに様子見と言った感じであった
「……流石黒服に選ばれるだけあって他のC級とは動きが違うな、…ガンナーもアタッカーも無闇に動こうとはしていないが、あの距離感ではガンナー有利だが……鶴ヶ峰はどう思う」
『そうですね~、……フブキちゃん、つまりはアタッカーが下手に突っ込まなければ勝ちそう、だとは思います。………多分彼女相手なら冷静さを失わなければ、…負けませんよ。だって"今までのガンナーと明らかに違いますから"』
「明らかに違うって……ナニが違うの柚紀ちゃん」
当然の如く勝敗予想を柚紀に訊ねる風間と、それに対して疑問も抱かずすんなり予想を口にする柚紀。佐鳥も同じ女子同士なら知り合いであるフブキ贔屓にするが、それ以上に断言した内容が気になり柚紀に訊ねる。すると、一度時枝を見ながら理由を話始める
『私が知る限り【銃を扱う人は大体
「……一理あるな、B級に上がれば諏訪さん達みたいに二丁持ちが出来るがCだと基本武器は一つ。…"目が慣れれば"トリオン体の身体強化もあって弾を避けれれは野々村は負けはしない。だが、それは"彼女も同じ"だ。旋空を使えない以上、倒すには弧月が届く範囲まで近づかなければ無理だ。……どうするつもりだ?」
柚紀の説明に誰も反論しなかったが、歌川の言葉にも異を唱えなかった。実際の所、力量が同じなら"別のナニか"で勝敗を決するしかないのだ。が、"今日入ったばかりの二人にそれは可能なのか?"……ジリ貧・泥試合になると思いながら観戦を続けている中で、時枝は"何かを"思い出そうとしていた。…【もしフブキがランク戦をしたら……】と、柚紀でない誰かと話していた気がしたのだ。つまりは…
「……普通に考えたら、持久戦だとトリオン量や集中力次第だけど…野々村は早く帰りたがりそうだからそれは避ける筈。なら、……本人は不本意かも知れないが試しそうかなアレを。…戦闘に関するアドバイスは何も鶴ヶ峰さんだけができる訳じゃない。現実味はない部類だけど、………市河さんにも可能だ」