15.剣銃の曲~どちらが強いか~(80.
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そんな劇的な試合を終えてブースから出てきたフブキに近づこうとした柚紀だったが、他の隊員達に取り囲まれているのを見て足がすくんでしまう。……友達の側に行きたいがあの男子達を掻き分けて進める気がしないからだ。うっすら顔色も悪くなっている気がしてどうするか迷っている荒船・犬飼だったが、そこに現れたのは
「(コツコツ)荒船に犬飼?珍しい……訳でもないか、二人は同じ高校だからな!だが、………彼女が居るとなると話が変わる。(コツコツ)荒船は兎も角として犬飼、…君は何時彼女と知り合ったんだ?……(スッ、ナデナデ)…大丈夫?」
『ぁ、あら、しやまさ、んっ?(…ギュッ)』
「(あらら、セコムの一角が来ちゃったよ。……此処は大人しく退散しますか)お疲れ様です嵐山さん、姪っ子ちゃんとは初対面ではないですよ?当真経由でそれなりに事情を知っていますが、…貴方ほどではないですね。なので俺はコレで失礼します。……彼女は俺を他の顔見知りに比べて未だに警戒してしまっているのは事実、ですからね。………またね、姪っ子ちゃん(ヒラヒラ)」
「(犬飼に習う訳じゃないが、今の鶴ヶ峰の様子からしても嵐山さんに託すべきだな)犬飼はあんな事を言ってましたが、……"嫌な思い出が甦ってしまった"彼女を救ったのは彼奴です。だからあまり危険視しないでやってください。…俺は何も出来ませんでしたから。……すみませんが嵐山さん、鶴ヶ峰をお願いしても大丈夫でしょうか?これ以上俺と一緒に居るのも下手したら負担になりそうな気がするので(ペコッ)」
新人指導の為にロビーに居た嵐山が近づいてきたのだった。最初は何時もの人当たりのよい笑みを浮かべていたが、…柚紀が明らかに様子が変なのを確信すると"一番原因の可能性がある"犬飼に警戒心を向ける。勿論それと平行して柚紀のケアーも怠らないのは流石と言えるだろう。そして柚紀もやはり二人より嵐山を信頼しているだけあり、無意識にジャケットの裾を掴んでいた。そんな【柚紀にとって自分以上に信用信頼している者】が現れたのをきっかけに、理由は違うが二人して柚紀の元を去っていく。…少しすればフブキ若しくは"彼の部下"が来ると予想して
少し人目は気になるが立ちっぱなしよりはマシかと思い、近くの椅子に座らせて様子を窺う嵐山にポツリポツリとだが、柚紀は自分の現状を口に出す。【荒船達は怖くないが異性が関係する嫌な記憶を思い出したせいで少し一緒に居づらかった点】・【昨日等の原因で一人にはなりたくない点】更に【あの集団の中心にいる自分の友達に会いたい】等を話した後に『我が儘で、ごめんなさい』と謝るのであった。それを聞いてどうするかを考えている、二人に気づいた時枝も合流してきたのであった
「嵐山さんお疲れ様です。それと、……鶴ヶ峰さん?…(スッ)(大丈夫、な訳がないね。トリオン体でこれだけ顔色が悪くなっているんだから。少なくともおれ達が側に居るから傍目からの視線はそこまで気にならない筈、だとしたら原因は……)…野々村は?一緒じゃないの??」
『(スッ)ぁ、あの集団の中心に、居るよ。さっきの試合で"本気"出しちゃったから、皆さんに囲まれちゃってる。流石にあの中には、入れないよ。それと……連日で本部に来ているせいか…少し、気が滅入っちゃったみたい。………か、帰りたいよっ!?』
上司に挨拶もそこそこに、柚紀の側に行き膝をついて顔色を窺う時枝は原因を考える。…此処(ロビー)に居たくないなら居座る理由がない彼女が居る理由……【今日ボーダー本部に来た目的】を思い出し訊ねれば、柚紀が友人の居る方を指差しして居場所を答えた後、本音を漏らしたのであった。そんな辛そうにしている柚紀を見て思わず……"昨日と同じこと"をしかけた時枝はこの場所が何処かと、改めてせめて頭を撫でようと手を伸ばす……が、何故か嵐山に掴まれて止められてしまう。その理由を問いただそうとした時
〔こちら冬島だ、嵐山隊のお二人さん。……悪いが柚紀ちゃんの"シンデレラタイム"は終了だ。今すぐ換装を解除させてくれ、…今日だけで三回トリオン数値に変動が出ていやがる。それに今居るのはC級ランク戦ロビーだろ?………漏れだしたトリオンがそこのシステムに悪影響を及ぼす可能性がある。生身でなら問題ないが、そのままじゃ危険だ。…これは言実ちゃんが危惧していた事でもある、そう言えば本人だって納得する。あ!それとお前さん達も無闇に不安定なお姫様に触れるなよ?…ちょっとした手違いで【野郎関係のトラウマが軽く再発中だ】……誰かを護衛に付けて帰宅させるべきだと俺は思うが、判断はソッチに任せる。が、対処が無理そうならコッチが手配する……大丈夫そうか?〕
「わざわざ連絡有り難う御座います冬島さん、……(チラッ)新人指導もあらかた済んでいますので此方で対処します。………(スッ)つまり、そう言う事だ充。…俺はあの集団の山から黒服の子を連れてくるから、柚紀ちゃんを頼む」
「っ!……了解、しました(だから、彼女はおれを見てくれないのか?おれは…【君を傷付けた奴じゃないのに】……我が儘だって身勝手だって分かっているが、おれは君に…)……(スウゥ……サワッ)」
『!!(ビクッ)……?…ぁ、あの……と、時枝くん?……どう、したの?』
引き続き柚紀の数値変動をモニタリングしていた冬島からの通信が入り、トリオン体で居る事の危険性や注意点、柚紀を解除を促す方法とこの後の指示を的確に出す。それを聞いて先に嵐山が言動を起こす。…俯いたままな柚紀を見て【今は一人じゃない】と、…"自分を見て欲しくて"よく佐鳥がやっている"相手の顔に指先で触れる"行為をすれば、此方を向いてくれたが、戸惑いを隠せない表情を柚紀は浮かべており、ナニかを言おうとして口を開く時枝だったが
「柚紀ちゃんっ!大丈夫?!!東さんに様子を見に行ってこいって言われた…(‐ ピュッ ‐)!!ぬおぁっ?!?(ザザッ)ち、ちょっと風音ちゃんっ!!いきなりナニするのさっ!?」
「お前が馬鹿デカイ声出すからだろが!?場所やユズの事を考えやがれ!!?(にしても死角からの蹴り避けやがって。……こんな馬鹿だが腐っても現場で戦うボーダー隊員って訳が)」
「(コツコツ)荒船に犬飼?珍しい……訳でもないか、二人は同じ高校だからな!だが、………彼女が居るとなると話が変わる。(コツコツ)荒船は兎も角として犬飼、…君は何時彼女と知り合ったんだ?……(スッ、ナデナデ)…大丈夫?」
『ぁ、あら、しやまさ、んっ?(…ギュッ)』
「(あらら、セコムの一角が来ちゃったよ。……此処は大人しく退散しますか)お疲れ様です嵐山さん、姪っ子ちゃんとは初対面ではないですよ?当真経由でそれなりに事情を知っていますが、…貴方ほどではないですね。なので俺はコレで失礼します。……彼女は俺を他の顔見知りに比べて未だに警戒してしまっているのは事実、ですからね。………またね、姪っ子ちゃん(ヒラヒラ)」
「(犬飼に習う訳じゃないが、今の鶴ヶ峰の様子からしても嵐山さんに託すべきだな)犬飼はあんな事を言ってましたが、……"嫌な思い出が甦ってしまった"彼女を救ったのは彼奴です。だからあまり危険視しないでやってください。…俺は何も出来ませんでしたから。……すみませんが嵐山さん、鶴ヶ峰をお願いしても大丈夫でしょうか?これ以上俺と一緒に居るのも下手したら負担になりそうな気がするので(ペコッ)」
新人指導の為にロビーに居た嵐山が近づいてきたのだった。最初は何時もの人当たりのよい笑みを浮かべていたが、…柚紀が明らかに様子が変なのを確信すると"一番原因の可能性がある"犬飼に警戒心を向ける。勿論それと平行して柚紀のケアーも怠らないのは流石と言えるだろう。そして柚紀もやはり二人より嵐山を信頼しているだけあり、無意識にジャケットの裾を掴んでいた。そんな【柚紀にとって自分以上に信用信頼している者】が現れたのをきっかけに、理由は違うが二人して柚紀の元を去っていく。…少しすればフブキ若しくは"彼の部下"が来ると予想して
少し人目は気になるが立ちっぱなしよりはマシかと思い、近くの椅子に座らせて様子を窺う嵐山にポツリポツリとだが、柚紀は自分の現状を口に出す。【荒船達は怖くないが異性が関係する嫌な記憶を思い出したせいで少し一緒に居づらかった点】・【昨日等の原因で一人にはなりたくない点】更に【あの集団の中心にいる自分の友達に会いたい】等を話した後に『我が儘で、ごめんなさい』と謝るのであった。それを聞いてどうするかを考えている、二人に気づいた時枝も合流してきたのであった
「嵐山さんお疲れ様です。それと、……鶴ヶ峰さん?…(スッ)(大丈夫、な訳がないね。トリオン体でこれだけ顔色が悪くなっているんだから。少なくともおれ達が側に居るから傍目からの視線はそこまで気にならない筈、だとしたら原因は……)…野々村は?一緒じゃないの??」
『(スッ)ぁ、あの集団の中心に、居るよ。さっきの試合で"本気"出しちゃったから、皆さんに囲まれちゃってる。流石にあの中には、入れないよ。それと……連日で本部に来ているせいか…少し、気が滅入っちゃったみたい。………か、帰りたいよっ!?』
上司に挨拶もそこそこに、柚紀の側に行き膝をついて顔色を窺う時枝は原因を考える。…此処(ロビー)に居たくないなら居座る理由がない彼女が居る理由……【今日ボーダー本部に来た目的】を思い出し訊ねれば、柚紀が友人の居る方を指差しして居場所を答えた後、本音を漏らしたのであった。そんな辛そうにしている柚紀を見て思わず……"昨日と同じこと"をしかけた時枝はこの場所が何処かと、改めてせめて頭を撫でようと手を伸ばす……が、何故か嵐山に掴まれて止められてしまう。その理由を問いただそうとした時
〔こちら冬島だ、嵐山隊のお二人さん。……悪いが柚紀ちゃんの"シンデレラタイム"は終了だ。今すぐ換装を解除させてくれ、…今日だけで三回トリオン数値に変動が出ていやがる。それに今居るのはC級ランク戦ロビーだろ?………漏れだしたトリオンがそこのシステムに悪影響を及ぼす可能性がある。生身でなら問題ないが、そのままじゃ危険だ。…これは言実ちゃんが危惧していた事でもある、そう言えば本人だって納得する。あ!それとお前さん達も無闇に不安定なお姫様に触れるなよ?…ちょっとした手違いで【野郎関係のトラウマが軽く再発中だ】……誰かを護衛に付けて帰宅させるべきだと俺は思うが、判断はソッチに任せる。が、対処が無理そうならコッチが手配する……大丈夫そうか?〕
「わざわざ連絡有り難う御座います冬島さん、……(チラッ)新人指導もあらかた済んでいますので此方で対処します。………(スッ)つまり、そう言う事だ充。…俺はあの集団の山から黒服の子を連れてくるから、柚紀ちゃんを頼む」
「っ!……了解、しました(だから、彼女はおれを見てくれないのか?おれは…【君を傷付けた奴じゃないのに】……我が儘だって身勝手だって分かっているが、おれは君に…)……(スウゥ……サワッ)」
『!!(ビクッ)……?…ぁ、あの……と、時枝くん?……どう、したの?』
引き続き柚紀の数値変動をモニタリングしていた冬島からの通信が入り、トリオン体で居る事の危険性や注意点、柚紀を解除を促す方法とこの後の指示を的確に出す。それを聞いて先に嵐山が言動を起こす。…俯いたままな柚紀を見て【今は一人じゃない】と、…"自分を見て欲しくて"よく佐鳥がやっている"相手の顔に指先で触れる"行為をすれば、此方を向いてくれたが、戸惑いを隠せない表情を柚紀は浮かべており、ナニかを言おうとして口を開く時枝だったが
「柚紀ちゃんっ!大丈夫?!!東さんに様子を見に行ってこいって言われた…(‐ ピュッ ‐)!!ぬおぁっ?!?(ザザッ)ち、ちょっと風音ちゃんっ!!いきなりナニするのさっ!?」
「お前が馬鹿デカイ声出すからだろが!?場所やユズの事を考えやがれ!!?(にしても死角からの蹴り避けやがって。……こんな馬鹿だが腐っても現場で戦うボーダー隊員って訳が)」