15.剣銃の曲~どちらが強いか~(80.
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犬飼の実力は分からないが実際A級なのだから期待は"裏切らないだろう"と結論付けて、控え目にお願いしてみれば「俺は構わないよ?荒船とは最近全然戦っていないからね」「……手本になるとは思わないがそれで良いなら」と二人も了承。そんな先輩達にお礼を言う女子二人、更に柚紀はその先輩二人に"ナニかを"耳打ちする。各々反応を見せた後にフブキを見て一つ頷きブースに移動していく
それを見送りモニター前に二人も移動すれば程なくして荒船VS犬飼の戦闘が始まる。それを眺めていてたフブキは早々に違和感に気づき、隣に居る友人に訊ねる
「ユズお前さ、…余計なお願いしただろ?【緑の不透明な壁なし】とかそんな感じのを。……C級じゃない他の隊員は武器のバリエーションも豊富だが、それ以外にも防御壁やら色んな補助技的なのを駆使して戦っていた。あの二人だってそうだろ?」
『ありゃ、流石に気づいちゃった?うん正解だよ。……訓練生であるC級はトリガーは一個しか使えない、でもB級になればメイン・サブ各四つの計八つまで自由に組み合わせが可能。…自分のスタイルに合わせてカスタマイズができるって訳です!!じゃあ一つしかないトリガーで相性が悪い相手とどう立ち回るべきかは………荒船先輩の動きを見て対策を練ってみてよ(フブキちゃんの鍛練していた環境と個人ランク戦は違う、…ならそれに見合った戦い方を見つければ良い筈)』
柚紀もランク戦観戦をしていた際に【同じような疑問を抱いた事がある】つまりは、アタッカーがガンナーやシューターに勝つ方法はないかと。大半の隊員がやはり射程の違いが勝敗の影響を受けているが、勿論全員がそうでもない。太刀川を例に上げれば"旋空"で一撃KOや"グラスホッパー"で間合いを詰めると言った感じに【常に自分の間合いやペース】で戦っているお陰で勝てていると柚紀は考えていた。……ならフブキも身に付ければ良いのだ。【どうすれば自分が有利な間合い等に出来るかを】
そんな事を考え見守っている柚紀を尻目に真剣に先輩二人の戦闘を眺めているフブキ。そして試合が終われば「……一戦してくる」と言い残してブースに入っていく。それと入れ換えに荒船達が柚紀の元へ。因みに勝負は犬飼の勝ちであった
「……やっぱり純粋な実力勝負だと犬飼に負けるか。だが、久しぶりに良い経験をした実感を感じることは出来た(フッ…ナデナデ)サンキューな鶴ヶ峰」
「小細工なしってのも中々面白いね。俺は射撃精度には自信あるし、間合いも把握している。それを如何にして相手が攻略してくるか……普通ならシールド使って強行突破か多いね、特に連射性の高い武器を使う相手なら特に顕著だ。で、所謂"ゴリ押し戦法"が使えないC級である彼女が取りそうな方法は………」
と、何時もとは違う戦い方を柚紀がお願いしたにも関わらず二人とも何やら満足そうな表情をしていた。負けた荒船ですら、"新たな課題・目標を見つけた"的な表情をしていた。そんな二人を見て安堵していると、今度はフブキの試合が始まった。相手はガンナー、そして始まって早々に彼女が取った行動はと言うと
「……"後ろに下がる"か。確かに普通なら間合いを詰めたくてアタッカーなら前に出るのが殆どだが、それでは射程に入る前に蜂の巣にされかねない。なら今みたいに相手の射程外に逃げれば………」
「勿論、"自分の射程内に相手が居るように"と反射的に追い掛けてしまう。だけど、ランク戦のmapは開けたら所ばかりでない。…基本の市街地Aですら"適度に建物が立っている"。ボーダー隊員の最重要任務である防衛任務は危険区地域内で行うが、…そこは更地もあれは放置された建物だってある。実際に週に二回ある訓練内容にもそれを考慮したものがちゃんと組み込まれているからね。ってか姪っ子ちゃんはソレ知っていたの?」
『あ、えっと……ぐ、具体的には知りませんでした。ただ、スナイパーは独自の訓練施設や特訓がありますから、【他のポジションの人も同様かな】とは、思いました。で、スナイパーはあまり重要視されないが他には必要になりそうな要素で、訓練すべき事……【地形を利用した戦法】かなっと思いました。フブキちゃんの"通常の戦闘ステージ"である道場じゃコレは身に付けれませんから』
と、三人が語っている内に一本フブキが先取したのだった。物陰に隠れて相手の視界から外れて探している隙を見つけて一撃で仕留めてと言った具合に。それから何戦が続けて試合をしているが、ほぼフブキのペースで試合が運ばれて連勝が続く。だが、………"相手も学習するし"、誰しもがぶち当たる課題でもあるのだ
「(っと!……まぁ、この程度なら先に入隊しているC級隊員の先輩なら熟知済みな奴だって出てくるよな)さて、条件が同じなら実力が勝敗の差に繋がる。……あの新人はかて『勝ちますよフブキちゃんは』………鶴ヶ峰が友達思いなのは分かるが、その根拠は何だ?現実と理想は違うぞ?」
『それは重々承知してますよ?……もし、理想が全て現実になるなら私は、…"あんな辛い思い"をしなくて済む筈ですからね。彼女が勝つ、そう私が信じている理由はシロちゃん……彼女の幼馴染みにして私の友達から【どれだけの鍛練・努力をしてきたか】を聞いたのも一つですが、………"同じ"だから言実さんと』
「ん?つる姐と??でも姐さんのポジションは………」
相手は白服だが同じ弧月使いで、動きも"C級としては"悪くない。そんな相手と対戦しているフブキは黒服だが今日入隊した新人。……数試合見ていたが、その殆どの対戦相手がガンナーやシューター、若しくは"動きが悪いアタッカー勢"であった。にも関わらず"勝つ"と断言する柚紀は理由にボーダー内誰もが認める実力者である言実の名を出す。その理由を語ろうとした柚紀に二人の視線が集まったその時、周囲が騒然となりモニターには対戦相手の首を飛ばしたフブキが居た。……二人が目を離したほぼ一瞬のうちに【いつの間にか移動しており弧月を納刀しようとしていたのだ】
『フブキちゃんは相手が"自分と対等若しくは上の実力者"であると認識すれば、本気を出します。理屈でなく本能でそれを察する、……そこは言実さんとは違いますがね。彼女は強いですよ?初めて見掛けた時、私がちょっと気になって見つめていた、その視線にも気づいんですよ?…そんな何気無い視線にも目敏く気付くことが出来た女性を、私は言実さんしか知りませんから』
それを見送りモニター前に二人も移動すれば程なくして荒船VS犬飼の戦闘が始まる。それを眺めていてたフブキは早々に違和感に気づき、隣に居る友人に訊ねる
「ユズお前さ、…余計なお願いしただろ?【緑の不透明な壁なし】とかそんな感じのを。……C級じゃない他の隊員は武器のバリエーションも豊富だが、それ以外にも防御壁やら色んな補助技的なのを駆使して戦っていた。あの二人だってそうだろ?」
『ありゃ、流石に気づいちゃった?うん正解だよ。……訓練生であるC級はトリガーは一個しか使えない、でもB級になればメイン・サブ各四つの計八つまで自由に組み合わせが可能。…自分のスタイルに合わせてカスタマイズができるって訳です!!じゃあ一つしかないトリガーで相性が悪い相手とどう立ち回るべきかは………荒船先輩の動きを見て対策を練ってみてよ(フブキちゃんの鍛練していた環境と個人ランク戦は違う、…ならそれに見合った戦い方を見つければ良い筈)』
柚紀もランク戦観戦をしていた際に【同じような疑問を抱いた事がある】つまりは、アタッカーがガンナーやシューターに勝つ方法はないかと。大半の隊員がやはり射程の違いが勝敗の影響を受けているが、勿論全員がそうでもない。太刀川を例に上げれば"旋空"で一撃KOや"グラスホッパー"で間合いを詰めると言った感じに【常に自分の間合いやペース】で戦っているお陰で勝てていると柚紀は考えていた。……ならフブキも身に付ければ良いのだ。【どうすれば自分が有利な間合い等に出来るかを】
そんな事を考え見守っている柚紀を尻目に真剣に先輩二人の戦闘を眺めているフブキ。そして試合が終われば「……一戦してくる」と言い残してブースに入っていく。それと入れ換えに荒船達が柚紀の元へ。因みに勝負は犬飼の勝ちであった
「……やっぱり純粋な実力勝負だと犬飼に負けるか。だが、久しぶりに良い経験をした実感を感じることは出来た(フッ…ナデナデ)サンキューな鶴ヶ峰」
「小細工なしってのも中々面白いね。俺は射撃精度には自信あるし、間合いも把握している。それを如何にして相手が攻略してくるか……普通ならシールド使って強行突破か多いね、特に連射性の高い武器を使う相手なら特に顕著だ。で、所謂"ゴリ押し戦法"が使えないC級である彼女が取りそうな方法は………」
と、何時もとは違う戦い方を柚紀がお願いしたにも関わらず二人とも何やら満足そうな表情をしていた。負けた荒船ですら、"新たな課題・目標を見つけた"的な表情をしていた。そんな二人を見て安堵していると、今度はフブキの試合が始まった。相手はガンナー、そして始まって早々に彼女が取った行動はと言うと
「……"後ろに下がる"か。確かに普通なら間合いを詰めたくてアタッカーなら前に出るのが殆どだが、それでは射程に入る前に蜂の巣にされかねない。なら今みたいに相手の射程外に逃げれば………」
「勿論、"自分の射程内に相手が居るように"と反射的に追い掛けてしまう。だけど、ランク戦のmapは開けたら所ばかりでない。…基本の市街地Aですら"適度に建物が立っている"。ボーダー隊員の最重要任務である防衛任務は危険区地域内で行うが、…そこは更地もあれは放置された建物だってある。実際に週に二回ある訓練内容にもそれを考慮したものがちゃんと組み込まれているからね。ってか姪っ子ちゃんはソレ知っていたの?」
『あ、えっと……ぐ、具体的には知りませんでした。ただ、スナイパーは独自の訓練施設や特訓がありますから、【他のポジションの人も同様かな】とは、思いました。で、スナイパーはあまり重要視されないが他には必要になりそうな要素で、訓練すべき事……【地形を利用した戦法】かなっと思いました。フブキちゃんの"通常の戦闘ステージ"である道場じゃコレは身に付けれませんから』
と、三人が語っている内に一本フブキが先取したのだった。物陰に隠れて相手の視界から外れて探している隙を見つけて一撃で仕留めてと言った具合に。それから何戦が続けて試合をしているが、ほぼフブキのペースで試合が運ばれて連勝が続く。だが、………"相手も学習するし"、誰しもがぶち当たる課題でもあるのだ
「(っと!……まぁ、この程度なら先に入隊しているC級隊員の先輩なら熟知済みな奴だって出てくるよな)さて、条件が同じなら実力が勝敗の差に繋がる。……あの新人はかて『勝ちますよフブキちゃんは』………鶴ヶ峰が友達思いなのは分かるが、その根拠は何だ?現実と理想は違うぞ?」
『それは重々承知してますよ?……もし、理想が全て現実になるなら私は、…"あんな辛い思い"をしなくて済む筈ですからね。彼女が勝つ、そう私が信じている理由はシロちゃん……彼女の幼馴染みにして私の友達から【どれだけの鍛練・努力をしてきたか】を聞いたのも一つですが、………"同じ"だから言実さんと』
「ん?つる姐と??でも姐さんのポジションは………」
相手は白服だが同じ弧月使いで、動きも"C級としては"悪くない。そんな相手と対戦しているフブキは黒服だが今日入隊した新人。……数試合見ていたが、その殆どの対戦相手がガンナーやシューター、若しくは"動きが悪いアタッカー勢"であった。にも関わらず"勝つ"と断言する柚紀は理由にボーダー内誰もが認める実力者である言実の名を出す。その理由を語ろうとした柚紀に二人の視線が集まったその時、周囲が騒然となりモニターには対戦相手の首を飛ばしたフブキが居た。……二人が目を離したほぼ一瞬のうちに【いつの間にか移動しており弧月を納刀しようとしていたのだ】
『フブキちゃんは相手が"自分と対等若しくは上の実力者"であると認識すれば、本気を出します。理屈でなく本能でそれを察する、……そこは言実さんとは違いますがね。彼女は強いですよ?初めて見掛けた時、私がちょっと気になって見つめていた、その視線にも気づいんですよ?…そんな何気無い視線にも目敏く気付くことが出来た女性を、私は言実さんしか知りませんから』