14.親交の曲~マスタークラスな二人編~(79.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『…お二人なら触られるのは大丈夫ですが、さっき犬飼先輩したみたいにハグされたりは……不意打ちや理由もなしでは無理です。普段でも平気なのは女子を抜かせば、…迅さんと諏訪さんと…出水先輩?後は、戯れ的な感じで当真先輩と一応太刀川さんかな?風間さんも多分大丈夫ですが、私が男性が駄目なのを知っているから頭を撫でる位しか………あ!えっと後、……あ、嵐山隊の三人は大丈夫、かな?うん(よ、よく考えればあのその、だ、抱き締められた事はな、何度もあるけど……私からは無いな~。って!あ、当たり前じゃんか!!だってあの三人……二人は、私にとって…)(ポツリ)どう、思われているんだろ?迷惑じゃ、ないよね?』
「ふ~ん、……因みに姪っ子ちゃん"から"触れる子と言うか人は?居たりする?(……あの笹森くんの名前はなしか。今の質問で名が出ればワンチャンありかな?)」
最初は比較的普通に話していたが嵐山隊……二人の話題となると"うっすら顔を赤くさせる"柚紀。だがその後に表情が曇ってしまうのを見て"何やら不安な事がある"と察して、少しだけ思考路線を変えようと犬飼が捻くれた…答えづらそうな問いをする。これに対して…
『……ん?…うーんと……………………先程上げた人を覗けば………………………………………菊地原くんと…米屋先輩、かな?他の人も優しい人とか親切な人だって分かりはしますが、……あまり迷惑を掛けたくない、から』
「(……やっぱり笹森の受難は相当だな。…話題を変えるか)そうか、……所で鶴ヶ峰。…当真から【今日なら確実に基地に居る】って犬飼が聞いたらしいが……ナニか理由があったのか?」
『えっ?……あっ、お二人は知らない、ですよね?…学校で友達になった子が居まして、その子が今日ボーダーに入隊してきたんです。因みに弧月使いで期待の星……黒服着用していまして……………………………あっ!?(パン)居た!!先生にピッタリな人が!?荒船先輩っ!!!将来有望な私より年上で先輩と同級生な黒服アタッカー君にご自分が築いてきた戦術や理論を叩き込むのにご興味はありませんかっ!!!!』
「………へっ?!」
「……………とりあえず鶴ヶ峰、一から説明してくれ。お前が基地に居る理由が何で俺が誰かに師事する話になるんだ?…それも相手はお前の友達じゃないだろ?……赤の他人にどうして肩入れをする??」
話題を変えた事に違和感を持たれはしなかったが、まさかのカウンターを食らった様な突拍子もない問い掛けが出てきた事により、犬飼ですら呆ける始末であり、荒船は思わず頭を抱えてしまう。そんな二人を見て"説明不足"と判断すれば謝罪後にきちんと説明をし始める
『と、友達は元から剣道?…剣術??を小さい頃からやっていたので基礎は大丈夫で、後は経験さえ詰めば問題ないんですが………今日会いに行った時に同期で同じ黒服にトリガーを使うその人に会いまして、色々話す時間があったんです。それで、…聞いた話だと彼は"見稽古"の才能が凄くて昨日習った事は次にはほぼ100%出来るようになっているみたいで………別に悪いことではないですよ?でもそれじゃあ…"強くなれない"。そんな気がして』
「(100%ね~、それってやっぱり)……姪っ子ちゃんは黒服だからその人を気にするの?それとも……"その人自体"が気になるの?」
『ん~……(スゥッ)両方、ですかね?…諏訪さんに聞いた話に寄りますとあの黒服は"幹部クラスの人"が判断していて、その審査員には言実さんも含まれている。実践訓練の様子を拝見しましたが、他の黒服の人に比べてもタイムは良くなかった。なら彼は何故黒服を着る人物に相応しいと判断されたか?…スカウト組=黒服ではないらしいので、別の理由がある。………もし、彼を推薦したのが言実さんなら理由が十中八九…』
「!?……"サイドエフェクト持ち"の可能性がある。だから敢えて厳しい環境に身を置かせて鍛えようとして黒服を与えたのか。…だが、逆に鶴ヶ峰の友達がそいつに教えるべきじゃないのか?腕が良いなら教えるのだって……」
最初は移動の際に聞いた話を元に、後半は自らの推測を語る柚紀。そして話の最中に言実の名が出てきた事により荒船も興味を抱くが自分がわざわざ教えるべきか?と疑問を持ってもいた。これに対して自分の髪の毛を軽く触った後に柚紀は話を続ける
『本人が言ったんです【自分は他人に教えるのは無理だ、"剣を振るう理由が違う"から。後は年下の女子に習うのってカッコ悪くないか?】と。……それにもし…サイドエフェクト持ちなら"支え導く人"が必要です。自分のスタイルを確立させるまで……自分の能力の使い道に自分が納得出来るまで。それが上司なのか友になるかは、彼次第ですがね。でも、……筋は悪くないあの人をみすみす天狗にさせてしまうのも見棄てるのも私は惜しく感じました。だから……………あっ!も、勿論先輩がその人を腕前や人柄を見て"いいな"っとお、思ったらで大丈夫ですよ?ただ、弧月使いで誰かに教えれそうな人が荒船先輩位しか思い付かなくて、えっとその……』
「…………ま、実際に会ってみないと話にならねぇし(ガシガシ)…行ってみるかランク戦ロビーに。まだ居るかも知れねぇしな。(スクッ)……鶴ヶ峰がそこまで言うなら、(フッ)一度くらい見てみるか(スタスタスタ)」
『!!あ、有り難う御座いますっ!?って荒船先輩っ、待ってください!わ、私まだ飲み切っていないです。……あ~、もう!お一人で行かないで下さい!!(スクッ、タタタタタ)』
柚紀の言い分を聞いて"身近に居るサイドエフェクト持ちの同級生"を思い返した荒船は【色々世話になっている言実の負担を少しでも減らせるなら…】と結論付け、自分や犬飼との間に"妙な隙間"が生じて居る辺りから"今日は"これ以上柚紀と一緒に居ると彼女の負担になる。そう察した荒船は早々に移動を開始する。そう思われているのを知らない柚紀が慌てて追い掛ける姿を見て犬飼は
「(ん~……"親鳥を懸命に追い掛けるカルガモの子"かな?………人として見るべきだろうけど、敢えて姪っ子ちゃんを"動物"や"赤ちゃん"に例えれば良い。口には出さないがきちんと"感情や状況のサイン"は発しているんだ。…今はそうやって汲み取って上げれば良い)姐さんや二宮さんより全然分かりやすいからね」
そんな持論を展開した後に、行き先は分かっているが自分が居ないと不安がりそうな少女の姿が見えなくなる前に自分も移動を開始する犬飼であった
「ふ~ん、……因みに姪っ子ちゃん"から"触れる子と言うか人は?居たりする?(……あの笹森くんの名前はなしか。今の質問で名が出ればワンチャンありかな?)」
最初は比較的普通に話していたが嵐山隊……二人の話題となると"うっすら顔を赤くさせる"柚紀。だがその後に表情が曇ってしまうのを見て"何やら不安な事がある"と察して、少しだけ思考路線を変えようと犬飼が捻くれた…答えづらそうな問いをする。これに対して…
『……ん?…うーんと……………………先程上げた人を覗けば………………………………………菊地原くんと…米屋先輩、かな?他の人も優しい人とか親切な人だって分かりはしますが、……あまり迷惑を掛けたくない、から』
「(……やっぱり笹森の受難は相当だな。…話題を変えるか)そうか、……所で鶴ヶ峰。…当真から【今日なら確実に基地に居る】って犬飼が聞いたらしいが……ナニか理由があったのか?」
『えっ?……あっ、お二人は知らない、ですよね?…学校で友達になった子が居まして、その子が今日ボーダーに入隊してきたんです。因みに弧月使いで期待の星……黒服着用していまして……………………………あっ!?(パン)居た!!先生にピッタリな人が!?荒船先輩っ!!!将来有望な私より年上で先輩と同級生な黒服アタッカー君にご自分が築いてきた戦術や理論を叩き込むのにご興味はありませんかっ!!!!』
「………へっ?!」
「……………とりあえず鶴ヶ峰、一から説明してくれ。お前が基地に居る理由が何で俺が誰かに師事する話になるんだ?…それも相手はお前の友達じゃないだろ?……赤の他人にどうして肩入れをする??」
話題を変えた事に違和感を持たれはしなかったが、まさかのカウンターを食らった様な突拍子もない問い掛けが出てきた事により、犬飼ですら呆ける始末であり、荒船は思わず頭を抱えてしまう。そんな二人を見て"説明不足"と判断すれば謝罪後にきちんと説明をし始める
『と、友達は元から剣道?…剣術??を小さい頃からやっていたので基礎は大丈夫で、後は経験さえ詰めば問題ないんですが………今日会いに行った時に同期で同じ黒服にトリガーを使うその人に会いまして、色々話す時間があったんです。それで、…聞いた話だと彼は"見稽古"の才能が凄くて昨日習った事は次にはほぼ100%出来るようになっているみたいで………別に悪いことではないですよ?でもそれじゃあ…"強くなれない"。そんな気がして』
「(100%ね~、それってやっぱり)……姪っ子ちゃんは黒服だからその人を気にするの?それとも……"その人自体"が気になるの?」
『ん~……(スゥッ)両方、ですかね?…諏訪さんに聞いた話に寄りますとあの黒服は"幹部クラスの人"が判断していて、その審査員には言実さんも含まれている。実践訓練の様子を拝見しましたが、他の黒服の人に比べてもタイムは良くなかった。なら彼は何故黒服を着る人物に相応しいと判断されたか?…スカウト組=黒服ではないらしいので、別の理由がある。………もし、彼を推薦したのが言実さんなら理由が十中八九…』
「!?……"サイドエフェクト持ち"の可能性がある。だから敢えて厳しい環境に身を置かせて鍛えようとして黒服を与えたのか。…だが、逆に鶴ヶ峰の友達がそいつに教えるべきじゃないのか?腕が良いなら教えるのだって……」
最初は移動の際に聞いた話を元に、後半は自らの推測を語る柚紀。そして話の最中に言実の名が出てきた事により荒船も興味を抱くが自分がわざわざ教えるべきか?と疑問を持ってもいた。これに対して自分の髪の毛を軽く触った後に柚紀は話を続ける
『本人が言ったんです【自分は他人に教えるのは無理だ、"剣を振るう理由が違う"から。後は年下の女子に習うのってカッコ悪くないか?】と。……それにもし…サイドエフェクト持ちなら"支え導く人"が必要です。自分のスタイルを確立させるまで……自分の能力の使い道に自分が納得出来るまで。それが上司なのか友になるかは、彼次第ですがね。でも、……筋は悪くないあの人をみすみす天狗にさせてしまうのも見棄てるのも私は惜しく感じました。だから……………あっ!も、勿論先輩がその人を腕前や人柄を見て"いいな"っとお、思ったらで大丈夫ですよ?ただ、弧月使いで誰かに教えれそうな人が荒船先輩位しか思い付かなくて、えっとその……』
「…………ま、実際に会ってみないと話にならねぇし(ガシガシ)…行ってみるかランク戦ロビーに。まだ居るかも知れねぇしな。(スクッ)……鶴ヶ峰がそこまで言うなら、(フッ)一度くらい見てみるか(スタスタスタ)」
『!!あ、有り難う御座いますっ!?って荒船先輩っ、待ってください!わ、私まだ飲み切っていないです。……あ~、もう!お一人で行かないで下さい!!(スクッ、タタタタタ)』
柚紀の言い分を聞いて"身近に居るサイドエフェクト持ちの同級生"を思い返した荒船は【色々世話になっている言実の負担を少しでも減らせるなら…】と結論付け、自分や犬飼との間に"妙な隙間"が生じて居る辺りから"今日は"これ以上柚紀と一緒に居ると彼女の負担になる。そう察した荒船は早々に移動を開始する。そう思われているのを知らない柚紀が慌てて追い掛ける姿を見て犬飼は
「(ん~……"親鳥を懸命に追い掛けるカルガモの子"かな?………人として見るべきだろうけど、敢えて姪っ子ちゃんを"動物"や"赤ちゃん"に例えれば良い。口には出さないがきちんと"感情や状況のサイン"は発しているんだ。…今はそうやって汲み取って上げれば良い)姐さんや二宮さんより全然分かりやすいからね」
そんな持論を展開した後に、行き先は分かっているが自分が居ないと不安がりそうな少女の姿が見えなくなる前に自分も移動を開始する犬飼であった