14.親交の曲~マスタークラスな二人編~(79.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
柚紀は焦っていた。今自分が取り乱している事を知っているからだ。なので【あれは過ぎた事】【先輩方は大丈夫】【……今の自分には悩みを打ち上げられる友達が、…頼りに出来る人がちゃんと居る】等の自己暗示を意識的にしようとし、何とか落ち着かせようと必死で、呼吸が疎かになり頭が回らず悪循環になりかけており、………自分に近寄ってくる犬飼に気づいていなかった。ふと自分に影か掛り気がついて今は涙目で相手が上手く見れない状態で見上げる
『…ぃ…いぬ、…かい……せ、せんぱ、い?』
「……………(トン…スッ)(フワッ)」
髪色等で相手を認識して名を呼ぶ柚紀。それに対して犬飼は応えなかった。ただ無言で側に行き、身長差を少なくする為に膝を付き頭に手を置いて優しく微笑み掛ける。そして次の瞬間
‐ ………………………チュッ… ‐
『………………………………っ!!!?(ポンッ)はぅあうあぅあ~~~!!!(スッ)い、ぃ、い、いきにゃり、にゃりしりゅんでしゅかぁ~~~!!?(ガクン!)ふぎゃぁっ!?』
「(ガシッ!)っと!?お~、…ある意味思惑通り、……いや、予想以上の反応だね~。(ナデナデ)……いきなりあんな事してゴメンね?でも、さっきの君には俺達の声が届かない気がしてさ、……(ナデナデ)荒療治、所謂"ショック療法"かな?こっちの方がまだ有効かなって。…君は俺を警戒はしているけど本当には嫌っては居ないだろ?かなり博打的な方法だったけど、(ナデナデ)…他人とのスキンシップに未だ慣れていない姪っ子ちゃんには、効果は絶大だったみたいだね」
『ぁ、あ、あ、あた、当たり前ですよっ!?わ、私ずっと田舎暮らしでその、"キス"とかの"洋風文化"には自慢じゃないですが疎いですからっ!!?…カタカナ語だって勉強中だし、英語もあまり得意じゃないです。………他にも色々言いたいことありますが、とりあえず…迷惑かけてごめんなさい、助けてくれて…有り難う、御座いました』
「……(ニコッ)どういたしまして。一々お礼を言うなんて律儀な子だよね~。…言ったでしょ?君より俺は年上何だから、もっと頼ってくれて良いよってさ!!あ、でも荒船にはきちんと謝りなよ~?君を助けようとしたし、心配だってさせたんだからね?」
角度が悪くて犬飼が柚紀の"どの箇所"にキスしたかはちゃんと見えなかったが、【本人が手でその箇所らしい場所を隠した】のを見てとりあえず安堵する荒船。……場所によっては密告する必要があると思ったのだ"セコム含めて色んな人に"。そしてそんな仕打ちを受けて顔を真っ赤にさせた柚紀は、正気に戻ったのは良いがやはり心と体が対応に追い付かず、その場に座り込んでしまいそうになったのを犬飼がすかさずキャッチする。…少女の顔を見ないように……見せないようにしながらあんな行動をした理由を素直に懺悔する。色々文句とか沢山言いたいが、迷惑を掛けたし助けてもらったのは事実なのできちんと謝罪とお礼を小声でだが告げる柚紀。耳まで赤くしているのが見てとれて"恥ずかしがっている"のが分かっているので下手な茶々は入れない犬飼は、代わりに存在を忘れられている荒船の事を指摘する
そこでやっとこちらを見ている荒船に気づき『い、犬飼先輩っ!!放してくだしゃいっ!?』と頑張って腕の中で抵抗するが「俺生身、君トリオン体。……なら力づくで抜け出せるはずだよ?ホラホラ頑張れ~」と今度は完全に遊びモードになった犬飼に弄られていれ柚紀。…助けようとしたタイミングで荒船の携帯に着信が入り相手を確認すれば「出てくる、…泣かすなよ?」と一言告げてから二人から離れて通話ボタンを押す。さて電話の相手は
「はい荒船です、どうかしましたか?……冬島さん」
〔お?声からして柚紀ちゃんを落ち着かせる事に成功したみたいだな。だが、……誰の手柄だ?当真は今日本部に来てねぇだろうし、お前さんじゃ多分"明白な原因"が分からなきゃ対処は無理だろ?違うか?………荒船〕
「……………理由なら分かっています。【鶴ヶ峰の地雷を踏み抜いたから】です。……"異性が苦手"、"被写体になるのは嫌"…これは理解してましたが、まさか"接触する際の人数"まで気にしているとは……思いませんでした」
〔アチャ~、…それか~。………そう、柚紀ちゃんは"異性と二人っきり"になるが駄目なんだよ。それを他人に見られるのもアウトだ。……それが原因で逆恨みや嫌な気持ちを何度も経験したらしいぜ?で、一番ヤバかった案件があの子の優しさを勘違いした馬鹿が"一方的に惚れ込んで"暴走…終いには"ストーカー行為"にまで発展したのだ。……写真が駄目な理由を言実ちゃんが問いただしたら白状したってよ。…本人は"過ぎた事"だって言っているが果たしてどうだかな〕
相手は冬島だった。普通なら言実な気がするが、今日は完全オフと決めているので【柚紀が基地内に居るときは宜しく頼む】とあらかじめお願いしていたのだ。因みに当真からも【今日はつる姐はオフだからヤバくなったらウチの隊長か、諏訪さん…後居るかは微妙だが風間さんを頼れよ】とアドバイスを受けていた。……自分では頼りないのかと、内心思っていた荒船は冬島の言葉を聞いて改めて【自分は二人の鶴ヶ峰について知らないことばかりだ】と感じてしまうのであった。そして電話先の荒船がナニも言ってこないのを不審に思った冬島が名を呼べば………思わず本音を漏らしたのであった
『…ぃ…いぬ、…かい……せ、せんぱ、い?』
「……………(トン…スッ)(フワッ)」
髪色等で相手を認識して名を呼ぶ柚紀。それに対して犬飼は応えなかった。ただ無言で側に行き、身長差を少なくする為に膝を付き頭に手を置いて優しく微笑み掛ける。そして次の瞬間
‐ ………………………チュッ… ‐
『………………………………っ!!!?(ポンッ)はぅあうあぅあ~~~!!!(スッ)い、ぃ、い、いきにゃり、にゃりしりゅんでしゅかぁ~~~!!?(ガクン!)ふぎゃぁっ!?』
「(ガシッ!)っと!?お~、…ある意味思惑通り、……いや、予想以上の反応だね~。(ナデナデ)……いきなりあんな事してゴメンね?でも、さっきの君には俺達の声が届かない気がしてさ、……(ナデナデ)荒療治、所謂"ショック療法"かな?こっちの方がまだ有効かなって。…君は俺を警戒はしているけど本当には嫌っては居ないだろ?かなり博打的な方法だったけど、(ナデナデ)…他人とのスキンシップに未だ慣れていない姪っ子ちゃんには、効果は絶大だったみたいだね」
『ぁ、あ、あ、あた、当たり前ですよっ!?わ、私ずっと田舎暮らしでその、"キス"とかの"洋風文化"には自慢じゃないですが疎いですからっ!!?…カタカナ語だって勉強中だし、英語もあまり得意じゃないです。………他にも色々言いたいことありますが、とりあえず…迷惑かけてごめんなさい、助けてくれて…有り難う、御座いました』
「……(ニコッ)どういたしまして。一々お礼を言うなんて律儀な子だよね~。…言ったでしょ?君より俺は年上何だから、もっと頼ってくれて良いよってさ!!あ、でも荒船にはきちんと謝りなよ~?君を助けようとしたし、心配だってさせたんだからね?」
角度が悪くて犬飼が柚紀の"どの箇所"にキスしたかはちゃんと見えなかったが、【本人が手でその箇所らしい場所を隠した】のを見てとりあえず安堵する荒船。……場所によっては密告する必要があると思ったのだ"セコム含めて色んな人に"。そしてそんな仕打ちを受けて顔を真っ赤にさせた柚紀は、正気に戻ったのは良いがやはり心と体が対応に追い付かず、その場に座り込んでしまいそうになったのを犬飼がすかさずキャッチする。…少女の顔を見ないように……見せないようにしながらあんな行動をした理由を素直に懺悔する。色々文句とか沢山言いたいが、迷惑を掛けたし助けてもらったのは事実なのできちんと謝罪とお礼を小声でだが告げる柚紀。耳まで赤くしているのが見てとれて"恥ずかしがっている"のが分かっているので下手な茶々は入れない犬飼は、代わりに存在を忘れられている荒船の事を指摘する
そこでやっとこちらを見ている荒船に気づき『い、犬飼先輩っ!!放してくだしゃいっ!?』と頑張って腕の中で抵抗するが「俺生身、君トリオン体。……なら力づくで抜け出せるはずだよ?ホラホラ頑張れ~」と今度は完全に遊びモードになった犬飼に弄られていれ柚紀。…助けようとしたタイミングで荒船の携帯に着信が入り相手を確認すれば「出てくる、…泣かすなよ?」と一言告げてから二人から離れて通話ボタンを押す。さて電話の相手は
「はい荒船です、どうかしましたか?……冬島さん」
〔お?声からして柚紀ちゃんを落ち着かせる事に成功したみたいだな。だが、……誰の手柄だ?当真は今日本部に来てねぇだろうし、お前さんじゃ多分"明白な原因"が分からなきゃ対処は無理だろ?違うか?………荒船〕
「……………理由なら分かっています。【鶴ヶ峰の地雷を踏み抜いたから】です。……"異性が苦手"、"被写体になるのは嫌"…これは理解してましたが、まさか"接触する際の人数"まで気にしているとは……思いませんでした」
〔アチャ~、…それか~。………そう、柚紀ちゃんは"異性と二人っきり"になるが駄目なんだよ。それを他人に見られるのもアウトだ。……それが原因で逆恨みや嫌な気持ちを何度も経験したらしいぜ?で、一番ヤバかった案件があの子の優しさを勘違いした馬鹿が"一方的に惚れ込んで"暴走…終いには"ストーカー行為"にまで発展したのだ。……写真が駄目な理由を言実ちゃんが問いただしたら白状したってよ。…本人は"過ぎた事"だって言っているが果たしてどうだかな〕
相手は冬島だった。普通なら言実な気がするが、今日は完全オフと決めているので【柚紀が基地内に居るときは宜しく頼む】とあらかじめお願いしていたのだ。因みに当真からも【今日はつる姐はオフだからヤバくなったらウチの隊長か、諏訪さん…後居るかは微妙だが風間さんを頼れよ】とアドバイスを受けていた。……自分では頼りないのかと、内心思っていた荒船は冬島の言葉を聞いて改めて【自分は二人の鶴ヶ峰について知らないことばかりだ】と感じてしまうのであった。そして電話先の荒船がナニも言ってこないのを不審に思った冬島が名を呼べば………思わず本音を漏らしたのであった