16.親交の曲・諏訪隊編
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「あ~、……今ボーダーで話題になってやがる内容に"つる姐が見知らぬ女子を連れていた"ってのがあるだろ?それがこいつ。………俺はちょっとしたきっかけがあって知り合えたが、…初対面の奴には見ての通りな反応だ。………ま、俺でも大丈夫ならお前なら楽勝だろ、堤」
「まぁ、見た目が怖い諏訪さんに懐いているみたいですし、何とかなりますね。……俺も言実さんを敵に回したくないです」
「お前なー、事実だかもう少し隊長に気を使え。…いや、気を使うのはこいつに対してで構わねぇか」
今ボーダーで行き交う噂関係は全て柚紀関連だが、その中でバレてもリスクが少なく尚且"柚紀に下手な事をすればどうなるか"…が分かるカードを切る諏訪。細目の青年・堤大地も諏訪が言いたいことを察し、ある程度の距離まで近付くとしゃがみこみ柚紀との身長差を少なくする。二人の会話や堤の声音から人柄を掴むがまだ怖いので、顔を半分くらい諏訪の後ろから恐る恐る出して相手を観察する。こちらを見ているのに気付いた堤は、柚紀をあまり刺激しないように話しかける
「初めましてお嬢さん、俺は堤大地と言います。良ければお名前を聞いてもよろしいですか?」
『あ、……は、初めまして。……鶴ヶ峰柚紀…と、…言います』
「鶴ヶ峰って事は言実さんの…「姪っ子だ」成る程、確かに何処と無く似てますね。ウチの隊長がお世話になっているみたいだけど、もし良ければ俺とも仲良くしてくれると嬉しいです(スッ)」
『…………』
差し出された手と堤の顔、そして諏訪とまだ不安そうな表情の柚紀が順番に見つめる。そんな状況を一歩前進させる為に諏訪が軽く柚紀の背中を叩いて促せば、ゆっくりと動き出し、少し震えてはいるが自分から手を伸ばして堤の手を握る
『……こ、…こ…こちらこそっ…多分、たくさ…ん迷惑を…お掛けしますが…ょ…宜しくぉ…お願いしや…す。あ、後お世話になっているのは…私の方ですからっ!諏訪さんはとても…頼りになります。……はい』
「!!君のような子が、諏訪さんの事をちゃんと理解してくれて嬉しいよ」
諏訪は容姿が原因で誤解されやすいので、柚紀の言葉に素直に嬉しさを伝えつつ握り返す手は力を込め過ぎず優しくする堤。そのちょっとした気遣いが嬉しくて緊張が和らぎ笑みを浮かべた柚紀を見て一安心した諏訪は、「そう言えば」と堤に話を切り出す
「お前何でラウンジに来たんだ?」
「おサノに飲み物を頼まれたので、それを買いに。丁度、日佐人も個人ランク戦終えて戻って来たので労いを込めてついでにその分も」
「おっ、二人も隊室に居るなら連絡する手間が省けたな。今からこいつを隊室に連れて行く所だ。……あいつらなら問題ないだろうが、いざって時のサポート頼むぞ堤」
「了解です諏訪さん。えっと……柚紀ちゃんで大丈夫か?それとも鶴ヶ峰?」
『つ、つ堤さんの…お好きな方で』
「おーい、お前ら飲み物を買って戻るぞー」
立ち上がった堤が柚紀の呼び方をどうするか迷っているのを他所に、移動を始める諏訪。それを慌てた様子で付いて行く柚紀と、そんな光景を微笑ましく堤は見守りながらゆっくりと二人の後を追った
「まぁ、見た目が怖い諏訪さんに懐いているみたいですし、何とかなりますね。……俺も言実さんを敵に回したくないです」
「お前なー、事実だかもう少し隊長に気を使え。…いや、気を使うのはこいつに対してで構わねぇか」
今ボーダーで行き交う噂関係は全て柚紀関連だが、その中でバレてもリスクが少なく尚且"柚紀に下手な事をすればどうなるか"…が分かるカードを切る諏訪。細目の青年・堤大地も諏訪が言いたいことを察し、ある程度の距離まで近付くとしゃがみこみ柚紀との身長差を少なくする。二人の会話や堤の声音から人柄を掴むがまだ怖いので、顔を半分くらい諏訪の後ろから恐る恐る出して相手を観察する。こちらを見ているのに気付いた堤は、柚紀をあまり刺激しないように話しかける
「初めましてお嬢さん、俺は堤大地と言います。良ければお名前を聞いてもよろしいですか?」
『あ、……は、初めまして。……鶴ヶ峰柚紀…と、…言います』
「鶴ヶ峰って事は言実さんの…「姪っ子だ」成る程、確かに何処と無く似てますね。ウチの隊長がお世話になっているみたいだけど、もし良ければ俺とも仲良くしてくれると嬉しいです(スッ)」
『…………』
差し出された手と堤の顔、そして諏訪とまだ不安そうな表情の柚紀が順番に見つめる。そんな状況を一歩前進させる為に諏訪が軽く柚紀の背中を叩いて促せば、ゆっくりと動き出し、少し震えてはいるが自分から手を伸ばして堤の手を握る
『……こ、…こ…こちらこそっ…多分、たくさ…ん迷惑を…お掛けしますが…ょ…宜しくぉ…お願いしや…す。あ、後お世話になっているのは…私の方ですからっ!諏訪さんはとても…頼りになります。……はい』
「!!君のような子が、諏訪さんの事をちゃんと理解してくれて嬉しいよ」
諏訪は容姿が原因で誤解されやすいので、柚紀の言葉に素直に嬉しさを伝えつつ握り返す手は力を込め過ぎず優しくする堤。そのちょっとした気遣いが嬉しくて緊張が和らぎ笑みを浮かべた柚紀を見て一安心した諏訪は、「そう言えば」と堤に話を切り出す
「お前何でラウンジに来たんだ?」
「おサノに飲み物を頼まれたので、それを買いに。丁度、日佐人も個人ランク戦終えて戻って来たので労いを込めてついでにその分も」
「おっ、二人も隊室に居るなら連絡する手間が省けたな。今からこいつを隊室に連れて行く所だ。……あいつらなら問題ないだろうが、いざって時のサポート頼むぞ堤」
「了解です諏訪さん。えっと……柚紀ちゃんで大丈夫か?それとも鶴ヶ峰?」
『つ、つ堤さんの…お好きな方で』
「おーい、お前ら飲み物を買って戻るぞー」
立ち上がった堤が柚紀の呼び方をどうするか迷っているのを他所に、移動を始める諏訪。それを慌てた様子で付いて行く柚紀と、そんな光景を微笑ましく堤は見守りながらゆっくりと二人の後を追った