14.親交の曲・A‐3隊編
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程無くして、二人が各々の両手に飲み物を持って戻ってきた。因みに風間の分は既にあったので買って来なかった。席順は風間を挟んで男子と女子に別れ隣は柚紀と菊地原が座っている。飲み物を飲み一呼吸置いた後、風間が話を切り出す
「色々あるが、とりあえず一番の目的から済ませるか。……鶴ヶ峰、持ってきたか?」
『あ、はい。…(スッ)こんなお願いを風間さんに頼むのは大変申し訳ないのですが、私じゃ無理なので(ヒョイッ)あ、菊地原くん?!』
「用事って手紙の配達?それもわざわざ宛名を裏にして渡すなんて一体誰あ…(ペラッ)…………何で鶴ヶ峰はこの人に手紙書いたのさ?」
持ってきた鞄から白のシンプルな封筒を取り出し、風間の前に置く。それを横から菊地原が強奪し、宛名が気になり確認すると予想外な名前で驚きを隠せない。そんな菊地原から手紙を奪い返した風間が経緯を説明
「昨日どうやら鶴ヶ峰が、この手紙の送り主に対して嫌な思いをさせてしまったと思ったらしい。たが、昨日の今日でそれも鶴ヶ峰の性格上、会って直接謝罪するのは困難で困っていたのを俺が手助けする所だ」
「へぇ~、柚紀ちゃんは偉いね。ちゃんと自分の非を素直に認めるのって難しいからね~……きくっちーも少しは見習ったら?」
「余計なお世話です(ズズズ)」
『でも、直接は謝罪を言えてないから宇佐美先輩が誉めるほどでもないかと…』
「だが、どんな形でさえ誠意示すことは悪くないと俺も思うぞ?」
「歌川の癖に生意気(ズズズ)」
何やら不機嫌丸出しの菊地原は話をしている時もずっと飲み物を飲んでいる。流石に正面に座る柚紀に対して不躾な態度かと考える風間は、ふと昼間の一連を思いだしそして菊地原に問う
「菊地原、鶴ヶ峰の何が気に入らない?」
「別にそんな事思っても考えてもいませんよ僕は。……ただ、ズルいって感じただけです」
「ほぅ……鶴ヶ峰、解るか」
『え?えっと…ですね』
風間が暗に"菊地原の気持ちを汲み取れるか"と、問われ菊地原を軽く観察しつつ"ズルい"の意味を模索する柚紀。彼が見ているのは自分と…風間で、そこからズルいの連想と、菊地原に関する会話を思いだしていると、一つの可能性が浮上すり
『風間さんは年上だから頼りになるのは当たり前だと思いますよ?でも、能力に関してはやっぱり保有者独特な悩みもありますから、その点は頼りにしてますよ?菊地原くんを……能力者としては先輩だから菊地原先輩かな?』
「!?別に僕はそんなこと思ってないけど、……どうしてもって鶴ヶ峰が言うなら、…更に暇だったら悩みくらい能力持ちの先輩として聞いてあげるよ」
「(パチパチパチ)お~、きくっちーがデレた。凄いね柚紀ちゃんは。風間さんの事も分かっていたみたいだし、……これできくっちーやうってぃー達と同級生ってのも驚きだよね~、これも一種のギャップ萌え?」
「「え?/は?同学年なの?!鶴ヶ峰と?!!」」
『あはは、………風間さん、私は子どもっぽいですかね?』
「……多分、奴等は逆の印象だったと思うぞ?」
柚紀の的確な指摘を受け、うっすら頬を赤くし照れ隠しなのかプイッとそっぽを向きながら毒舌するがイマイチ鋭さに欠ける。そんなレア菊地原を見て嬉しそうな宇佐美が、うっかり爆弾発言を投下。
どうやら柚紀を自分達より年上と勘違いしていた二人が驚き、本人は逆の考えかと推測し風間は"自分程ではないが柚紀も年齢相当に見えない"と内心思ったのであった
「色々あるが、とりあえず一番の目的から済ませるか。……鶴ヶ峰、持ってきたか?」
『あ、はい。…(スッ)こんなお願いを風間さんに頼むのは大変申し訳ないのですが、私じゃ無理なので(ヒョイッ)あ、菊地原くん?!』
「用事って手紙の配達?それもわざわざ宛名を裏にして渡すなんて一体誰あ…(ペラッ)…………何で鶴ヶ峰はこの人に手紙書いたのさ?」
持ってきた鞄から白のシンプルな封筒を取り出し、風間の前に置く。それを横から菊地原が強奪し、宛名が気になり確認すると予想外な名前で驚きを隠せない。そんな菊地原から手紙を奪い返した風間が経緯を説明
「昨日どうやら鶴ヶ峰が、この手紙の送り主に対して嫌な思いをさせてしまったと思ったらしい。たが、昨日の今日でそれも鶴ヶ峰の性格上、会って直接謝罪するのは困難で困っていたのを俺が手助けする所だ」
「へぇ~、柚紀ちゃんは偉いね。ちゃんと自分の非を素直に認めるのって難しいからね~……きくっちーも少しは見習ったら?」
「余計なお世話です(ズズズ)」
『でも、直接は謝罪を言えてないから宇佐美先輩が誉めるほどでもないかと…』
「だが、どんな形でさえ誠意示すことは悪くないと俺も思うぞ?」
「歌川の癖に生意気(ズズズ)」
何やら不機嫌丸出しの菊地原は話をしている時もずっと飲み物を飲んでいる。流石に正面に座る柚紀に対して不躾な態度かと考える風間は、ふと昼間の一連を思いだしそして菊地原に問う
「菊地原、鶴ヶ峰の何が気に入らない?」
「別にそんな事思っても考えてもいませんよ僕は。……ただ、ズルいって感じただけです」
「ほぅ……鶴ヶ峰、解るか」
『え?えっと…ですね』
風間が暗に"菊地原の気持ちを汲み取れるか"と、問われ菊地原を軽く観察しつつ"ズルい"の意味を模索する柚紀。彼が見ているのは自分と…風間で、そこからズルいの連想と、菊地原に関する会話を思いだしていると、一つの可能性が浮上すり
『風間さんは年上だから頼りになるのは当たり前だと思いますよ?でも、能力に関してはやっぱり保有者独特な悩みもありますから、その点は頼りにしてますよ?菊地原くんを……能力者としては先輩だから菊地原先輩かな?』
「!?別に僕はそんなこと思ってないけど、……どうしてもって鶴ヶ峰が言うなら、…更に暇だったら悩みくらい能力持ちの先輩として聞いてあげるよ」
「(パチパチパチ)お~、きくっちーがデレた。凄いね柚紀ちゃんは。風間さんの事も分かっていたみたいだし、……これできくっちーやうってぃー達と同級生ってのも驚きだよね~、これも一種のギャップ萌え?」
「「え?/は?同学年なの?!鶴ヶ峰と?!!」」
『あはは、………風間さん、私は子どもっぽいですかね?』
「……多分、奴等は逆の印象だったと思うぞ?」
柚紀の的確な指摘を受け、うっすら頬を赤くし照れ隠しなのかプイッとそっぽを向きながら毒舌するがイマイチ鋭さに欠ける。そんなレア菊地原を見て嬉しそうな宇佐美が、うっかり爆弾発言を投下。
どうやら柚紀を自分達より年上と勘違いしていた二人が驚き、本人は逆の考えかと推測し風間は"自分程ではないが柚紀も年齢相当に見えない"と内心思ったのであった