14.親交の曲・A‐3隊編
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ある程度柚紀が落ち着いたのを見計らってから移動を再開し、やっとラウンジに辿り着いた一行。風間が何処に居るか分かる歌川・菊地原が先に行き、宇佐美と柚紀はその後に続く。時折此方を見る視線やら何やらひそひそ話する声が聞こえ柚紀は思わず俯いてしまう。そうして歩いていると、前方の多人数スペースに一人座っている風間が見えてきた
「やっと来たか、流石に待ちくたびれたぞ?」
「遅くなってすみませんでした、風間さん」
「文句を言うなら鶴ヶ峰に言ってくださいよ?彼女が余計なことを話そうと…「おい、菊地原!」だって本当の事でしょ?」
「んー、柚紀ちゃんが私達と仲良くなろうと思って自分の事を話そうとして、ちょっと失敗しちゃったんです。だから叱らないで下さいね風間さん」
『……ごめんなさい風間さん、折角お時間取ってくれたのに……お待たせさせてしまって…』
遠目からでも分かる程の柚紀の落ち込み具合を見て、立ち上がった風間はそのまま女子二人の元へ。男子二人とすれ違い様に目配りをし、意図を汲んだ歌川が動きだし、菊地原も渋々後を追う。動いたのを確認後、柚紀の前に立ち慣れた手付きで頭を撫でる
「(ナデ)どうして自分の事を初対面の相手に話そうとした?何がお前にそうさせた?」
『風間さんや、……昨日会った人には……話せたから………宇佐美先輩達は良い人だって…思ったから、だから…話すべきだと…』
「(コン)昨日の連中は知らないが、俺の場合は所謂"吊り橋効果"的な心理が働いているからだ。初対面の相手に、いきなり自分の事を話す事は難しい。……焦る必要はない、ゆっくり親睦を深めれば良い(ポンポン)」
『……うん』
今までの環境からか柚紀は些か無理をして背伸びをしようとするのを、風間は軽く拳骨を頭に落として諌め、そして諭させる。そんな二人のやり取りをニヤニヤしながら見守る宇佐美
「ん~、こう言うのを見ると風間さんがちゃんとお兄ちゃんしている感じがしますねー。柚紀ちゃんも、最初風間さんの事を間違えたでしょ?」
『間違える???風間さんは最初から私にとって年上のお兄さんですよ?』
「へぁ?!」
「宇佐美、色々言いたい事があるがとりあえず座るぞ」
昼間に諏訪と同じ様なやり取りをした気がする柚紀だが、とりあえず首を傾げて不思議そうな表情を浮かべつつ宇佐美にマジレスを返して、立ったままだと些か視線を集めるのに風間が気付き多人数スペースに戻ることに
「やっと来たか、流石に待ちくたびれたぞ?」
「遅くなってすみませんでした、風間さん」
「文句を言うなら鶴ヶ峰に言ってくださいよ?彼女が余計なことを話そうと…「おい、菊地原!」だって本当の事でしょ?」
「んー、柚紀ちゃんが私達と仲良くなろうと思って自分の事を話そうとして、ちょっと失敗しちゃったんです。だから叱らないで下さいね風間さん」
『……ごめんなさい風間さん、折角お時間取ってくれたのに……お待たせさせてしまって…』
遠目からでも分かる程の柚紀の落ち込み具合を見て、立ち上がった風間はそのまま女子二人の元へ。男子二人とすれ違い様に目配りをし、意図を汲んだ歌川が動きだし、菊地原も渋々後を追う。動いたのを確認後、柚紀の前に立ち慣れた手付きで頭を撫でる
「(ナデ)どうして自分の事を初対面の相手に話そうとした?何がお前にそうさせた?」
『風間さんや、……昨日会った人には……話せたから………宇佐美先輩達は良い人だって…思ったから、だから…話すべきだと…』
「(コン)昨日の連中は知らないが、俺の場合は所謂"吊り橋効果"的な心理が働いているからだ。初対面の相手に、いきなり自分の事を話す事は難しい。……焦る必要はない、ゆっくり親睦を深めれば良い(ポンポン)」
『……うん』
今までの環境からか柚紀は些か無理をして背伸びをしようとするのを、風間は軽く拳骨を頭に落として諌め、そして諭させる。そんな二人のやり取りをニヤニヤしながら見守る宇佐美
「ん~、こう言うのを見ると風間さんがちゃんとお兄ちゃんしている感じがしますねー。柚紀ちゃんも、最初風間さんの事を間違えたでしょ?」
『間違える???風間さんは最初から私にとって年上のお兄さんですよ?』
「へぁ?!」
「宇佐美、色々言いたい事があるがとりあえず座るぞ」
昼間に諏訪と同じ様なやり取りをした気がする柚紀だが、とりあえず首を傾げて不思議そうな表情を浮かべつつ宇佐美にマジレスを返して、立ったままだと些か視線を集めるのに風間が気付き多人数スペースに戻ることに