13.親交の曲・A‐3メンバー編
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「エエエエェーーー!!?あの歌声の正体が柚紀ちゃん!?だって普通に話している時とあの声は違いすぎるよ?いや、きくっちーの事を疑う訳じゃないけどさ~」
「本当の事だからね?僕は嘘つきじゃないよ宇佐美先輩。気になるなら本人に答えてもらえば?…………………先に行っておくけど、この周辺に人いないから盗み聞きなんて無駄な心配しないでよね?」
「………風間さんに一言連絡いれておく」
宇佐美も体験したらしいが、昼間の諏訪と同じ反応を示す。ムッと不機嫌そうな表情を浮かべた菊地原が柚紀に解答を促し、歌川は話が長くなりそうなのでラウンジに居る風間に一報を入れる。既に"他の人に聞かれるから"と尤もな理由を封じられてしまった以上、仕方ないと腹を括る柚紀
『……歌っている私は自覚ないのですが、……恐らく歌うときの呼吸法や発声方法、…普段の会話では発声しない音程の大きな差、高音や低音……それらの影響で歌声が=で繋がらないのかと。………あの、菊地原くん…一つ確認させて下さい』
「質問じゃなくて確認なのが気に入らないけど……何?」
『菊地原くんは………聴覚の、サイドエフェクト持ち、で合ってます……よね?』
「「えっ!!?」」
「………そうだけど、…何で知っているのさ?…違うか、"何故その答え(サイドエフェクト)に辿り着けたか"…か正解かな?」
歌川と宇佐美は"あの歌声=柚紀"である事と、"菊地原のサイドエフェクト持ち"に気付いた事の二重で驚きを露にする。そんな二人を他所に柚紀と菊地原の攻防戦が繰り広げられている。とは言っても柚紀には既に菊地原に対して警戒心は抱いていない。迅との一件もあり、サイドエフェクト持ちの人に関しては無意識に信用・信頼している様子なので……
『言実さんが言ってたの。"あの歌声の主を声だけで見つけ出すのは難しい"、"それが出来るとしたらその手の専門家だけ"って。つまりサイドエフェクト持ちって事になるよね?……私の歌も一応"それ"らしいです。えっとみなさん、大丈夫ですか?』
「あ~……うん、ごめんね柚紀ちゃん。やっと理解出来たわ。……確かにこれは特殊案件だね。風間さんが動く理由としては十分過ぎる」
「あの歌声騒動の後、上層部は情報公開をしていないのは…まだ詳細が分からないからなのか?」
『うん、これから調べて貰う事になってます。それと個人的理由なのですが、過去の体験が原因で……対人関係でのトラウマがあって…ですね、だから……怖く…なります。…ダメな人は……本当にムリ…で』
「ちょっ?!ストップストップ!!それ以上無理しなくて良いから!?心拍音が凄く乱れているし、呼吸も滅茶苦茶。…とりあえず"対人関係に難有り"は十分に伝わったから」
「うん、頑張って話そうとしてくれて有難うね柚紀ちゃん(ギュッ…ナデナデ)」
柚紀がかなり特殊なサイドエフェクト持ちと判断し風間が気にする理由も納得する宇佐美と歌川。ただ、風間がそこまで助けてくれるのは鶴ヶ峰柚紀の為でなく"特殊サイドエフェクトの持ち主が"精神的脆さを抱えている事を危惧してだと柚紀は考えてしまい、…迅や言実の様な絶対的な味方が居ない状態で改めて口にするとドンドン息苦しく、歯切れも悪くなり危険な音が聞こえ始めたので慌てて菊地原が止めに入る。その後顔色や呼吸音が落ち着くまで宇佐美が柚紀を優しく抱き締めて頭を撫で続けたのであった
「本当の事だからね?僕は嘘つきじゃないよ宇佐美先輩。気になるなら本人に答えてもらえば?…………………先に行っておくけど、この周辺に人いないから盗み聞きなんて無駄な心配しないでよね?」
「………風間さんに一言連絡いれておく」
宇佐美も体験したらしいが、昼間の諏訪と同じ反応を示す。ムッと不機嫌そうな表情を浮かべた菊地原が柚紀に解答を促し、歌川は話が長くなりそうなのでラウンジに居る風間に一報を入れる。既に"他の人に聞かれるから"と尤もな理由を封じられてしまった以上、仕方ないと腹を括る柚紀
『……歌っている私は自覚ないのですが、……恐らく歌うときの呼吸法や発声方法、…普段の会話では発声しない音程の大きな差、高音や低音……それらの影響で歌声が=で繋がらないのかと。………あの、菊地原くん…一つ確認させて下さい』
「質問じゃなくて確認なのが気に入らないけど……何?」
『菊地原くんは………聴覚の、サイドエフェクト持ち、で合ってます……よね?』
「「えっ!!?」」
「………そうだけど、…何で知っているのさ?…違うか、"何故その答え(サイドエフェクト)に辿り着けたか"…か正解かな?」
歌川と宇佐美は"あの歌声=柚紀"である事と、"菊地原のサイドエフェクト持ち"に気付いた事の二重で驚きを露にする。そんな二人を他所に柚紀と菊地原の攻防戦が繰り広げられている。とは言っても柚紀には既に菊地原に対して警戒心は抱いていない。迅との一件もあり、サイドエフェクト持ちの人に関しては無意識に信用・信頼している様子なので……
『言実さんが言ってたの。"あの歌声の主を声だけで見つけ出すのは難しい"、"それが出来るとしたらその手の専門家だけ"って。つまりサイドエフェクト持ちって事になるよね?……私の歌も一応"それ"らしいです。えっとみなさん、大丈夫ですか?』
「あ~……うん、ごめんね柚紀ちゃん。やっと理解出来たわ。……確かにこれは特殊案件だね。風間さんが動く理由としては十分過ぎる」
「あの歌声騒動の後、上層部は情報公開をしていないのは…まだ詳細が分からないからなのか?」
『うん、これから調べて貰う事になってます。それと個人的理由なのですが、過去の体験が原因で……対人関係でのトラウマがあって…ですね、だから……怖く…なります。…ダメな人は……本当にムリ…で』
「ちょっ?!ストップストップ!!それ以上無理しなくて良いから!?心拍音が凄く乱れているし、呼吸も滅茶苦茶。…とりあえず"対人関係に難有り"は十分に伝わったから」
「うん、頑張って話そうとしてくれて有難うね柚紀ちゃん(ギュッ…ナデナデ)」
柚紀がかなり特殊なサイドエフェクト持ちと判断し風間が気にする理由も納得する宇佐美と歌川。ただ、風間がそこまで助けてくれるのは鶴ヶ峰柚紀の為でなく"特殊サイドエフェクトの持ち主が"精神的脆さを抱えている事を危惧してだと柚紀は考えてしまい、…迅や言実の様な絶対的な味方が居ない状態で改めて口にするとドンドン息苦しく、歯切れも悪くなり危険な音が聞こえ始めたので慌てて菊地原が止めに入る。その後顔色や呼吸音が落ち着くまで宇佐美が柚紀を優しく抱き締めて頭を撫で続けたのであった