13.親交の曲・A‐3メンバー編
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宇佐美と共に他愛のない話をしつつ廊下を歩いていた柚紀だが、目敏く前方に背の高く図体も自分より遥かに大きな少年が壁に背を預け腕を組んで待ち構えているのを見つけてしまう。勿論柚紀は知らない相手なので
『………(ススススッ)』
「ありゃ?どうかしたの柚紀ちゃん、私の背中に隠れるみたいにして……あれ?うってぃー、どうしたの?先にラウンジに行ってた筈だよね?」
相手から見えないように宇佐美の背中に隠れる柚紀を不思議そうに見つめた後、視線を辿れば同じ隊員の少年・歌川遼を見つけ声を掛ける。先輩の声を聞いた歌川は閉じていた目を開いて背中を壁から離して二人と対峙
「風間さんから宇佐美先輩が言実さんから"預かりもの"をしてから来ると聞きまして、荷物なら男手が必要かと思ったのですが……えっと、その後ろに居るのは?」
「ん~、この子が言実さんからの"お預かりした者"だよ。ただ、見ての通りだからあまり刺激を与えちゃ駄目だよー?柚紀ちゃーん大丈夫だよ~、うってぃーはちょっと私達より背が高いけど優しい子だから出ておいで~」
『(ヒョッコリ)…こ、こんにちは……です』
「ど、どうも」
流石に宇佐美と体格に差はあまりないので、直ぐに柚紀の存在に気付いた歌川が訊ねてくる。宇佐美は警戒している柚紀を気遣いあまり近付かないように配慮しつつ同僚の人柄を説明しようとする。ちょっと気になったのか顔だけ横から出してとりあえず挨拶する柚紀に、つられる形で挨拶を返してくれた歌川をジーッと観察する柚紀。この状況をどうするか互いに目配りして考えていた二人。……だから、気付けなかった
「ねぇ、何時まで風間さんを待たせるつもり?」
「「きくっちー!?/菊地原?!」」
『!!?』
前方からもう一人の少年が此方に近付いて来ることに。肩程の長さの髪に猫っぽい目が印象の少年は宇佐美達の知り合いなのは間違いないが、やはり初対面の相手なので警戒する。…歌川程ではないが
「あらら、きくっちーまで来ちゃった。風間さんの所で待っててくれて良かったのに。…さてはあれか?一人先に行くのが寂しかったのかな~?」
「なんでそうなるのさ?待ちくたびれたから、わざわざ僕が迎えに来てあげたのに。……で、その子誰?」
「おい、菊地原。相手は初対面の子なんだからもう少し言い方をだな……」
何やら自分が原因で雰囲気がチグハグな状態になり、何とかしようと考えた柚紀は勇気を持って宇佐美の背中から出てきて二人の前に立つ
『あ、あの、初めま…して。……鶴ヶ峰柚紀と、い、言います。…え…えっと………言実さん…の姪……です(ペコッ)』
「あ、ご丁寧にどうも。俺は歌川遼、それでコッチは……」
「……どうも、菊地原士郎です。…ほら、行くよ。風間さんは君を待っているんだから」
『あ、はい』
「「??!」」
頑張って名乗った柚紀に対して、几帳面な歌川も名乗るが自分の同僚・菊地原士郎の性格的に、見知らぬ相手に自ら名乗らないだろうと思い代弁しようとしたが、すんなり言い放つ。更に何時もなら初対面の相手にも平気で毒舌を放つ菊地原が、二人が驚くほど柚紀に対する態度が軟化していた。先行く菊地原が「何してるの?置いてくよ?」と再度未だ止まっている二人を促し、移動が再会された
『………(ススススッ)』
「ありゃ?どうかしたの柚紀ちゃん、私の背中に隠れるみたいにして……あれ?うってぃー、どうしたの?先にラウンジに行ってた筈だよね?」
相手から見えないように宇佐美の背中に隠れる柚紀を不思議そうに見つめた後、視線を辿れば同じ隊員の少年・歌川遼を見つけ声を掛ける。先輩の声を聞いた歌川は閉じていた目を開いて背中を壁から離して二人と対峙
「風間さんから宇佐美先輩が言実さんから"預かりもの"をしてから来ると聞きまして、荷物なら男手が必要かと思ったのですが……えっと、その後ろに居るのは?」
「ん~、この子が言実さんからの"お預かりした者"だよ。ただ、見ての通りだからあまり刺激を与えちゃ駄目だよー?柚紀ちゃーん大丈夫だよ~、うってぃーはちょっと私達より背が高いけど優しい子だから出ておいで~」
『(ヒョッコリ)…こ、こんにちは……です』
「ど、どうも」
流石に宇佐美と体格に差はあまりないので、直ぐに柚紀の存在に気付いた歌川が訊ねてくる。宇佐美は警戒している柚紀を気遣いあまり近付かないように配慮しつつ同僚の人柄を説明しようとする。ちょっと気になったのか顔だけ横から出してとりあえず挨拶する柚紀に、つられる形で挨拶を返してくれた歌川をジーッと観察する柚紀。この状況をどうするか互いに目配りして考えていた二人。……だから、気付けなかった
「ねぇ、何時まで風間さんを待たせるつもり?」
「「きくっちー!?/菊地原?!」」
『!!?』
前方からもう一人の少年が此方に近付いて来ることに。肩程の長さの髪に猫っぽい目が印象の少年は宇佐美達の知り合いなのは間違いないが、やはり初対面の相手なので警戒する。…歌川程ではないが
「あらら、きくっちーまで来ちゃった。風間さんの所で待っててくれて良かったのに。…さてはあれか?一人先に行くのが寂しかったのかな~?」
「なんでそうなるのさ?待ちくたびれたから、わざわざ僕が迎えに来てあげたのに。……で、その子誰?」
「おい、菊地原。相手は初対面の子なんだからもう少し言い方をだな……」
何やら自分が原因で雰囲気がチグハグな状態になり、何とかしようと考えた柚紀は勇気を持って宇佐美の背中から出てきて二人の前に立つ
『あ、あの、初めま…して。……鶴ヶ峰柚紀と、い、言います。…え…えっと………言実さん…の姪……です(ペコッ)』
「あ、ご丁寧にどうも。俺は歌川遼、それでコッチは……」
「……どうも、菊地原士郎です。…ほら、行くよ。風間さんは君を待っているんだから」
『あ、はい』
「「??!」」
頑張って名乗った柚紀に対して、几帳面な歌川も名乗るが自分の同僚・菊地原士郎の性格的に、見知らぬ相手に自ら名乗らないだろうと思い代弁しようとしたが、すんなり言い放つ。更に何時もなら初対面の相手にも平気で毒舌を放つ菊地原が、二人が驚くほど柚紀に対する態度が軟化していた。先行く菊地原が「何してるの?置いてくよ?」と再度未だ止まっている二人を促し、移動が再会された