13.親交の曲・A‐3メンバー編
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「(コンコン)言実さぁ~~ん、宇佐美です。開けて下さ~い」
『ん?宇佐美か?……あぁ、今開ける』
「し~つれいしま~す!」
暫くするとラボに一人の女子が訪ねてきた。勿論言実は知っている相手だが、姪に会わせるべきかと一瞬迷うが先程風間と柚紀がやり取りをしていたのを思い出し入室を許可。ドアが開くと黒髪に眼鏡をした少女が元気よく入ってきた
「お久しぶりです言実さん、元気でしたか…ってメガネ姿じゃないですか!?激レア~、写メ良いですか?ってか撮ります!?(カシャッ)」
『……(ハァ~)その写真悪用するなよ?それとお前が用のあるのは私じゃなくて…………柚紀、何故隠れている?』
『えっと………条件反射…的な?』
言実の生身姿を見た瞬間にテンションが急上昇した少女は素早く携帯を取り出し、写真撮影を開始。相手を信頼しているので、強くは止めず一応忠告だけする言実は、本来彼女の目的だろう姪の姿を探すと、いつの間にかソファーの影に隠れていて些か呆れ気味。そんな柚紀は苦笑いを浮かべつつ影から出てくると二人の側へ
「ん?わぁ~、見た事のない可愛い子が居る~。風間さんが"行けば分かる"って言っていたけど、もしかしてこの子の事かな?」
『あぁ、……この子は私の姪で、今後ボーダーに関わる事になったから宜しく頼む。因みにお前の一つ下だ』
『あの…鶴ヶ峰柚紀です。よ、宜しくお願い…致します(ペコッ)』
「ご丁寧にどうも。私は宇佐美栞、宜しくね柚紀ちゃん。ではでは言実さん、この子お預かりしますね」
『頼む宇佐美。…注意点を一つ、その子は人見知りが強い。特に初対面の"年上"・"長身"・"異性"には十分に気を配ってやってくれ』
「了解しましたー言実さん。それでは失礼します」
『い、行ってきます言実さん』
直ぐに柚紀の存在に気付いた少女・宇佐美栞はフレンドリーな笑みを浮かべ、直感的に風間の指示を汲み取る。柚紀も宇佐美の人柄を感じてあまり緊張していない様子で、言実も差ほど心配はしていない。たが、風間の元に辿り着くまでの事を考慮して姪の心配点を宇佐美に伝える。きちんと理解した宇佐美は自然な流れで柚紀の手を取り移動開始、少し慌てて携帯等が入ったバックを持って宇佐美と共に部屋を後にする。それを見送った言実は思わず独り言を漏らす
『"隠密部隊"の風間隊……面子に問題はないが…………城戸さんがあの子に対する密命でも出さなければ良いがな』