1.始まりの曲
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「嵐山さん、そろそろです」
「あぁ。……?充、何か聞こえてこないか?」
「……確かに、何か聞こえますね。何かの声音と言うより…メロディー?」
「一体何処から…っと、現場に着いたが……あれは…」
「……女の子?」
現場に後少しの所で何かの音らしいものが耳に入る二人。それを気にしつつ座標値に辿り着いたそこには、ベンチに座って何かお菓子を食べている一人の女の子の姿が
++++++++++
何も知らない柚紀は、迅に言われた通りにのんびりと鼻歌を歌いながらぽんち揚げを食べていた。その時
「……女の子?」
『~♪~(声?でも此処の出入口はあそこだけだよね?何処から…)!!?ウグッ!?ん"ん"ん"ん"ん"っ!?ゲホゲホっ』
「えっ?!ちょっと君大丈夫かい?!しっかりしてっ!!」
本来聴こえないであろう方角から声がして、そちらに視線を向けて硬直する柚紀。視線の先には、赤い服を着た黒髪のイケメンの分類に入るであろう自分より年上の青年と、同じ服を着た茶髪で同年代の少年が【屋根の上を跳んできたのだ】驚きのあまりに口に入っていたぽんち揚げが気管に入ってしまい噎せて苦しみ出す柚紀。それを見て慌てた青年が柚紀に近付き背中を擦る
『お"、お"ぢゃ"を…ぐだざ…い"っ』
「お茶ってこれだよね?ハイ、どうぞ」
『(ゴクゴグゴク)…っはぁー!ハァ…ハァ…死ぬかと思った…』
ペットボトルを置いてある方とは逆に手を伸ばす柚紀に見て、少年が態々取って上げて手渡す。その中身を一気に半分ほど飲んで落ち着かせようと努める柚紀。青年と少年はそんな彼女が落ち着くのを静かに待っていたのだった
「あぁ。……?充、何か聞こえてこないか?」
「……確かに、何か聞こえますね。何かの声音と言うより…メロディー?」
「一体何処から…っと、現場に着いたが……あれは…」
「……女の子?」
現場に後少しの所で何かの音らしいものが耳に入る二人。それを気にしつつ座標値に辿り着いたそこには、ベンチに座って何かお菓子を食べている一人の女の子の姿が
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何も知らない柚紀は、迅に言われた通りにのんびりと鼻歌を歌いながらぽんち揚げを食べていた。その時
「……女の子?」
『~♪~(声?でも此処の出入口はあそこだけだよね?何処から…)!!?ウグッ!?ん"ん"ん"ん"ん"っ!?ゲホゲホっ』
「えっ?!ちょっと君大丈夫かい?!しっかりしてっ!!」
本来聴こえないであろう方角から声がして、そちらに視線を向けて硬直する柚紀。視線の先には、赤い服を着た黒髪のイケメンの分類に入るであろう自分より年上の青年と、同じ服を着た茶髪で同年代の少年が【屋根の上を跳んできたのだ】驚きのあまりに口に入っていたぽんち揚げが気管に入ってしまい噎せて苦しみ出す柚紀。それを見て慌てた青年が柚紀に近付き背中を擦る
『お"、お"ぢゃ"を…ぐだざ…い"っ』
「お茶ってこれだよね?ハイ、どうぞ」
『(ゴクゴグゴク)…っはぁー!ハァ…ハァ…死ぬかと思った…』
ペットボトルを置いてある方とは逆に手を伸ばす柚紀に見て、少年が態々取って上げて手渡す。その中身を一気に半分ほど飲んで落ち着かせようと努める柚紀。青年と少年はそんな彼女が落ち着くのを静かに待っていたのだった