10.お出掛けの曲・一番
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『……さて、雑談はこれ位にして本題に入ろうか。二人共、この後暇か?』
「ん?まぁ、俺は非番だから時間なら幾らでもあるけど…」
「俺は夕方から防衛任務が入ってますが、それまでなら大丈夫です」
『そうか、ならば単刀直入で頼みたい。すまんが私達の買い物に付き合ってはくれんか?…柚紀の事を考えれば早々に此処から去るべきだが、まだ必要な物を買ってないのでな。……頼む』
「「………」」
二人に急ぎの用事かないことを確認した言実はまた先程のような輩に絡まれる可能性を考慮して頭を下げて買い物の同伴を頼む。自分一人なら切り抜けるのは容易だが、柚紀が居ると話が変わる。やはり男手があったほうが断然安心なのだ。頭を下げる言実を驚きの表情で見つめる二人は互いに視線を交わす。柚紀はどうしようも出来ずただ成り行きを見守っている
「あ~、えっとだなつる姐。そんな頭下げる必要ないから。とりあえず頭を上げてくれ頼むから。……流石にあんな場面に遭遇しておいて解決したから"はいサヨナラ"って、出来るほど薄情な性格してねぇから俺達」
「俺も諏訪と同意見です。それに買い物が終わった後の行き先は本部ですよね?」
『あぁ、柚紀も私のラボで寝泊まりする事になっている』
「俺の場合行き先が同じですから此所で別れる理由もないです。ただ、……鶴ヶ峰は俺達が一緒でも平気なのか?」
言実の頼みを了承する二人。ただ、先程の騒動から柚紀が男性が苦手と推測した風間が確認の為に訊ねる。その訊ねられた柚紀は風間が言った鶴ヶ峰が自分を指しているのに気付くのに間が空いてしまう
『…………え?あ、…私への質問でしたか。す、すみません。一応言実さんも苗字鶴ヶ峰だからてっきり………ボーダーの皆さんは言実さんの事をあだ名か下の名前で呼ばれているのですか?』
「そう言われてみれば…俺の周りも"つる姐"か"姐さん"、若しくは風間みたいな呼び方の奴しかいないな」
『同僚やあまり関わりのない隊員からは苗字呼びだ。…っと、話を戻すがお前達ならもう大丈夫だろう。柚紀は最初は今までの嫌な出来事より生じてしまった恐怖心や警戒心が先行するが、時間と共にきちんと相手の人柄を見極めれば自然と話せる。所謂慣れれば問題はない。…"自分に危害や威圧を加える相手"や"本能的に受け付けない相手"……これらで無ければな。そうだろ柚紀?』
『そう、なりますね。だから、……お二人さえ大丈夫なら一緒に居て下さると…私も安心なのですが…』
「鶴ヶ峰さえ大丈夫なら俺は問題はない」
「俺も暇だから別に構わねぇぜ」
話が脱線仕掛けたが直ぐに軌道修正し、柚紀の男性に対する反応理由を説明したのち柚紀自身も二人に同行をお願いする。本人が大丈夫ならと改めて了承を返せば、言実は柚紀に移動を促す為に立たせる
『そうと決まれば、買い物を再開するとしようか』
「ん?まぁ、俺は非番だから時間なら幾らでもあるけど…」
「俺は夕方から防衛任務が入ってますが、それまでなら大丈夫です」
『そうか、ならば単刀直入で頼みたい。すまんが私達の買い物に付き合ってはくれんか?…柚紀の事を考えれば早々に此処から去るべきだが、まだ必要な物を買ってないのでな。……頼む』
「「………」」
二人に急ぎの用事かないことを確認した言実はまた先程のような輩に絡まれる可能性を考慮して頭を下げて買い物の同伴を頼む。自分一人なら切り抜けるのは容易だが、柚紀が居ると話が変わる。やはり男手があったほうが断然安心なのだ。頭を下げる言実を驚きの表情で見つめる二人は互いに視線を交わす。柚紀はどうしようも出来ずただ成り行きを見守っている
「あ~、えっとだなつる姐。そんな頭下げる必要ないから。とりあえず頭を上げてくれ頼むから。……流石にあんな場面に遭遇しておいて解決したから"はいサヨナラ"って、出来るほど薄情な性格してねぇから俺達」
「俺も諏訪と同意見です。それに買い物が終わった後の行き先は本部ですよね?」
『あぁ、柚紀も私のラボで寝泊まりする事になっている』
「俺の場合行き先が同じですから此所で別れる理由もないです。ただ、……鶴ヶ峰は俺達が一緒でも平気なのか?」
言実の頼みを了承する二人。ただ、先程の騒動から柚紀が男性が苦手と推測した風間が確認の為に訊ねる。その訊ねられた柚紀は風間が言った鶴ヶ峰が自分を指しているのに気付くのに間が空いてしまう
『…………え?あ、…私への質問でしたか。す、すみません。一応言実さんも苗字鶴ヶ峰だからてっきり………ボーダーの皆さんは言実さんの事をあだ名か下の名前で呼ばれているのですか?』
「そう言われてみれば…俺の周りも"つる姐"か"姐さん"、若しくは風間みたいな呼び方の奴しかいないな」
『同僚やあまり関わりのない隊員からは苗字呼びだ。…っと、話を戻すがお前達ならもう大丈夫だろう。柚紀は最初は今までの嫌な出来事より生じてしまった恐怖心や警戒心が先行するが、時間と共にきちんと相手の人柄を見極めれば自然と話せる。所謂慣れれば問題はない。…"自分に危害や威圧を加える相手"や"本能的に受け付けない相手"……これらで無ければな。そうだろ柚紀?』
『そう、なりますね。だから、……お二人さえ大丈夫なら一緒に居て下さると…私も安心なのですが…』
「鶴ヶ峰さえ大丈夫なら俺は問題はない」
「俺も暇だから別に構わねぇぜ」
話が脱線仕掛けたが直ぐに軌道修正し、柚紀の男性に対する反応理由を説明したのち柚紀自身も二人に同行をお願いする。本人が大丈夫ならと改めて了承を返せば、言実は柚紀に移動を促す為に立たせる
『そうと決まれば、買い物を再開するとしようか』