10.お出掛けの曲・一番
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
人目が集まっていた事に気付き移動した先は、柚紀が利用した御手洗い近くにある階段横の死角となっている一角にあったベンチ。男二人は立ったままで残り二人が座り、状況を説明。因みに諏訪は柚紀に気を使い少しだけ距離を置いている。大分落ち着いた柚紀も時折捕捉説明を付け加え、内容を把握した言実は大きな溜め息を漏らし流石に頭を抱えた
『……たかが数分、そう思って離れたが柚紀の性格や今の現状をもっと考慮すればこれはかなりの悪手だったな。…すまなかった、待たせずに共に行動すればあんな目に遭わせずに済んだものを……こんな事になるなら誰か柚紀に引き合わせた後に連れて来るべきだった』
『あ、謝らないで言実さんっ!?……元はと言えば私が待たずに動いたのが原因だから、………自業自得だよ』
「過ぎた事を悔やんでも仕方ない。同じ失敗を繰り返さなければ、それで良いことだと俺は思いますが?」
「ま、風間の言い分が最もだな。……で、いい加減その子についての説明してくれないかつる姐」
女性二人が自分の行動が悪いとお互いに言い合っているのを風間が一刀両断し、諏訪が纏めた後に別の話題を降る。言実は素早く頭を切り換えれば、未だ自分の行動に落ち込んでいる柚紀の頭を撫で
『この子は姪の柚紀だ、色々訳あって今後ボーダーに関わる事になるだろうから面倒を見てくれると助かる。……柚紀、こっちの小柄な方が風間で、あっちの煙草の奴が諏訪。これでも各々隊を指揮する隊長達だ、困った事があれば頼れ』
『はい、言実さん。えっと………鶴ヶ峰柚紀です。先程は、困っている所を…た、助けてくれまして……有り難う…御座いました。諏訪さんに……風間…………さん』
「諏訪洸太郎だ、あの程度どうて事ねぇよ。……………ん?」
「風間蒼也だ、市民を守る事もボーダー隊員の務めの一つ、気にする必要はない。ところで言実さん、この後はどうするつもりですか?」
『ん?そうだな、丁度良いからお前達にたの……「ちょっと待て、ストップストップ!!」……何だ諏訪?いきなり』
慣れた感じで柚紀の紹介等を終わらせて話題を変えようとする言実に待ったを掛ける諏訪。風間と言実は怪訝そうな表情をし、柚紀は訳が分からず頭に?マークを浮かべている
「二人は、って言うか風間も自分の事なのに気付いてないのか?この子お前の事を初見で"さん付"だぞ?!普通は有り得ないだろ?!お前、見た目=年齢じゃないだろ??!」
『???…言実さん、私何か間違えた事を言いましたか?』
『いや、柚紀の言い分が合っている。が、風間は見た目がこの通りな故に、初見で正確な年齢を推測出来る奴が殆ど居ない。だから諏訪が驚いている訳だ』
「間違えられる事を一々気にするつもりもないが、こうやって最初から年齢相応の反応をされるのも中々新鮮な体験だな」
『そう言うもの……ですか?ちゃんと見ていれば分かりますよ?…諏訪さんだって、最初はその……恐く感じましたが今は私に気遣って距離を置いてくれている優しい人って理解出来ます』
「………言実さん、この子一体何者?」
『"私の姪"だ。それで察しろ諏訪』
誰もが最初は間違える風間の年齢を看破したり、怖がっていた自分にも今では比較的普通に話せる柚紀に唖然とする諏訪は言実の呼び方が変わっているのに気付かない程の中、上機嫌な風間と言実(表情があまり変わってないのでほぼ無表情)、そして未だに?マークを浮かべる柚紀だった
『……たかが数分、そう思って離れたが柚紀の性格や今の現状をもっと考慮すればこれはかなりの悪手だったな。…すまなかった、待たせずに共に行動すればあんな目に遭わせずに済んだものを……こんな事になるなら誰か柚紀に引き合わせた後に連れて来るべきだった』
『あ、謝らないで言実さんっ!?……元はと言えば私が待たずに動いたのが原因だから、………自業自得だよ』
「過ぎた事を悔やんでも仕方ない。同じ失敗を繰り返さなければ、それで良いことだと俺は思いますが?」
「ま、風間の言い分が最もだな。……で、いい加減その子についての説明してくれないかつる姐」
女性二人が自分の行動が悪いとお互いに言い合っているのを風間が一刀両断し、諏訪が纏めた後に別の話題を降る。言実は素早く頭を切り換えれば、未だ自分の行動に落ち込んでいる柚紀の頭を撫で
『この子は姪の柚紀だ、色々訳あって今後ボーダーに関わる事になるだろうから面倒を見てくれると助かる。……柚紀、こっちの小柄な方が風間で、あっちの煙草の奴が諏訪。これでも各々隊を指揮する隊長達だ、困った事があれば頼れ』
『はい、言実さん。えっと………鶴ヶ峰柚紀です。先程は、困っている所を…た、助けてくれまして……有り難う…御座いました。諏訪さんに……風間…………さん』
「諏訪洸太郎だ、あの程度どうて事ねぇよ。……………ん?」
「風間蒼也だ、市民を守る事もボーダー隊員の務めの一つ、気にする必要はない。ところで言実さん、この後はどうするつもりですか?」
『ん?そうだな、丁度良いからお前達にたの……「ちょっと待て、ストップストップ!!」……何だ諏訪?いきなり』
慣れた感じで柚紀の紹介等を終わらせて話題を変えようとする言実に待ったを掛ける諏訪。風間と言実は怪訝そうな表情をし、柚紀は訳が分からず頭に?マークを浮かべている
「二人は、って言うか風間も自分の事なのに気付いてないのか?この子お前の事を初見で"さん付"だぞ?!普通は有り得ないだろ?!お前、見た目=年齢じゃないだろ??!」
『???…言実さん、私何か間違えた事を言いましたか?』
『いや、柚紀の言い分が合っている。が、風間は見た目がこの通りな故に、初見で正確な年齢を推測出来る奴が殆ど居ない。だから諏訪が驚いている訳だ』
「間違えられる事を一々気にするつもりもないが、こうやって最初から年齢相応の反応をされるのも中々新鮮な体験だな」
『そう言うもの……ですか?ちゃんと見ていれば分かりますよ?…諏訪さんだって、最初はその……恐く感じましたが今は私に気遣って距離を置いてくれている優しい人って理解出来ます』
「………言実さん、この子一体何者?」
『"私の姪"だ。それで察しろ諏訪』
誰もが最初は間違える風間の年齢を看破したり、怖がっていた自分にも今では比較的普通に話せる柚紀に唖然とする諏訪は言実の呼び方が変わっているのに気付かない程の中、上機嫌な風間と言実(表情があまり変わってないのでほぼ無表情)、そして未だに?マークを浮かべる柚紀だった