10.お出掛けの曲・一番
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「あ~全くだ。流石に生身のままで負ける勝負する程馬鹿じゃないんだ、俺達は」
「「!!」」
『ヒィッ?!……や…ゃやや……ヤンキーな…ひ、人っ!』
少年の言葉に同意しながら二人組の後ろに現れたのは金髪にくわえ煙草をした如何にもガラの悪い男性。二人組と柚紀は驚きを隠せず、特に柚紀はトラウマが再発している状況で見た目的な意味で反射的に怯えてしまう。男性の登場で二人組の意識がそちらに行ったのと、Tシャツの掴む力が強まったのを感じた少年がそのままの体制で柚紀に対して口を開く
「怖がるな、は少し無理かも知れないが安心しろ。アイツは見た目こそアレだが、中身は世話焼きの良い奴だ。…お前に危害を加えたりはしない」
『!……た、確かに……見た目は…ちょっと怖いけど…………あの人達みたいな…嫌な感じは…しない……かな?』
少年の説得力のある言葉に口元を隠していた手を離し、少しだけでも余裕が出来た柚紀は男性と二人組を交互に見て直感的に感じた事を告げる。一方で二人組が矛先を男性に向け何か言っているが、男性はそれを受け流しつつ少年の隣まで移動し、両手をズボンのポケットに入れ軽く睨みを利かせる(柚紀は顔見えてません)
「ま、そう言う訳だから大人しく引きなガキンチョ共。……ボーダーを敵に回したいなら別に良いけどよ?」
「!?チッ、おい行くぞ!!」
「え?あ、おい待てよ!?」
男性の脅し文句が効いたのか退散していく二人組。ボーダーの件は前の奴にしか聞こえなかったらしく、後ろの男は訳が分からず慌てた感じで付いて行った。そんな二人組が視界から消えると、緊張感から開放されストンと柚紀はその場に座り込み安心感が込み上げ瞳に涙が溜まる
『…た、…たすか…ったの?……っ!?ぅ………ぅううぅぅ~~…こわ、怖かったよ~~っ』
「ぉお、おい大丈夫…じゃないよな。……風間その子頼む、多分俺だと怖がるだろ?あんな野郎共に絡まれた後だし」
「あぁ。…(ポン)もう大丈夫だ、安心しろ(ナデ)」
我慢できず泣き始める柚紀を見て、くわえ煙草の男性・諏訪洸太郎は自分の容姿を自覚しているので、慰めるのを黒髪の少年・風間蒼也に任せる。任された風間は柚紀と視線を同じにするために屈んでから少しぎこちないが頭を撫でつつ声を掛けて落ち着かせようとする。そんな中
『見つけた!柚紀っ!!?』
「「!!」」
言実が慌てた様子で三人の元に足早にやって来る。見知った声に男二人はそちらを見るが、柚紀はまだ泣き止まず叔母の声も聞こえていない様子
『待ち合わせ場所に居なくて流石に焦ったぞ、どうしてこんな所でなにを……風間に、…諏訪?お前達何故柚紀と一緒に?それに…………おい諏訪、その子に何をした?』
「ま、待ってくれつる姐!!そう推測するのは分かるが違うから!?今回は俺助けた側だから誤解しないでくれ!!風間ぁ、お前からも言ってくれよ~」
かなり焦っていたらしく柚紀の姿しか最初見えてなかったが、程なくして姪の側に二人が居ることを気付き更に姪が泣いているこの状況で、原因であろう諏訪に怒気を含んだ声音で問い掛ける。付き合いが長いだけあり表情はそのままだが声音で言実が怒っているのに気付いた諏訪は慌てて無実を訴え、風間にも援護を求める。その風間はと言うと、まだ愚図っている柚紀を立ち上がらせ周囲に目を配り
「説明はします。が、その前に移動が先です言実さん。……流石にこの状況で話し込むのは得策ではないかと」
「「!!」」
『ヒィッ?!……や…ゃやや……ヤンキーな…ひ、人っ!』
少年の言葉に同意しながら二人組の後ろに現れたのは金髪にくわえ煙草をした如何にもガラの悪い男性。二人組と柚紀は驚きを隠せず、特に柚紀はトラウマが再発している状況で見た目的な意味で反射的に怯えてしまう。男性の登場で二人組の意識がそちらに行ったのと、Tシャツの掴む力が強まったのを感じた少年がそのままの体制で柚紀に対して口を開く
「怖がるな、は少し無理かも知れないが安心しろ。アイツは見た目こそアレだが、中身は世話焼きの良い奴だ。…お前に危害を加えたりはしない」
『!……た、確かに……見た目は…ちょっと怖いけど…………あの人達みたいな…嫌な感じは…しない……かな?』
少年の説得力のある言葉に口元を隠していた手を離し、少しだけでも余裕が出来た柚紀は男性と二人組を交互に見て直感的に感じた事を告げる。一方で二人組が矛先を男性に向け何か言っているが、男性はそれを受け流しつつ少年の隣まで移動し、両手をズボンのポケットに入れ軽く睨みを利かせる(柚紀は顔見えてません)
「ま、そう言う訳だから大人しく引きなガキンチョ共。……ボーダーを敵に回したいなら別に良いけどよ?」
「!?チッ、おい行くぞ!!」
「え?あ、おい待てよ!?」
男性の脅し文句が効いたのか退散していく二人組。ボーダーの件は前の奴にしか聞こえなかったらしく、後ろの男は訳が分からず慌てた感じで付いて行った。そんな二人組が視界から消えると、緊張感から開放されストンと柚紀はその場に座り込み安心感が込み上げ瞳に涙が溜まる
『…た、…たすか…ったの?……っ!?ぅ………ぅううぅぅ~~…こわ、怖かったよ~~っ』
「ぉお、おい大丈夫…じゃないよな。……風間その子頼む、多分俺だと怖がるだろ?あんな野郎共に絡まれた後だし」
「あぁ。…(ポン)もう大丈夫だ、安心しろ(ナデ)」
我慢できず泣き始める柚紀を見て、くわえ煙草の男性・諏訪洸太郎は自分の容姿を自覚しているので、慰めるのを黒髪の少年・風間蒼也に任せる。任された風間は柚紀と視線を同じにするために屈んでから少しぎこちないが頭を撫でつつ声を掛けて落ち着かせようとする。そんな中
『見つけた!柚紀っ!!?』
「「!!」」
言実が慌てた様子で三人の元に足早にやって来る。見知った声に男二人はそちらを見るが、柚紀はまだ泣き止まず叔母の声も聞こえていない様子
『待ち合わせ場所に居なくて流石に焦ったぞ、どうしてこんな所でなにを……風間に、…諏訪?お前達何故柚紀と一緒に?それに…………おい諏訪、その子に何をした?』
「ま、待ってくれつる姐!!そう推測するのは分かるが違うから!?今回は俺助けた側だから誤解しないでくれ!!風間ぁ、お前からも言ってくれよ~」
かなり焦っていたらしく柚紀の姿しか最初見えてなかったが、程なくして姪の側に二人が居ることを気付き更に姪が泣いているこの状況で、原因であろう諏訪に怒気を含んだ声音で問い掛ける。付き合いが長いだけあり表情はそのままだが声音で言実が怒っているのに気付いた諏訪は慌てて無実を訴え、風間にも援護を求める。その風間はと言うと、まだ愚図っている柚紀を立ち上がらせ周囲に目を配り
「説明はします。が、その前に移動が先です言実さん。……流石にこの状況で話し込むのは得策ではないかと」