8.問答の曲
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「……正直に言って凄いしか言葉が出てこないが、こうなるって分かっていたのか迅?」
「いや、俺も此処までとは思ってなかった。他人を思いやれる柚紀ちゃんだからこその威力だな(だからこその不安がある…)」
間奏に入り、音楽だけ流れたのを見計らい、静かに迅の側に移動する嵐山。それを横目で一瞥し、直ぐに柚紀へと視線を戻す迅。
彼女が一度歌い出した瞬間、彼女の雰囲気が一変した。歌を歌っている時は自分が主人公で、主導権は自分にあるこの場の支配者は自分だと、自信に満ちておりその歌声は人々を魅了する。実際に時枝・佐鳥・綾辻は柚紀から目が離せずに居て、歌に耳を傾けている。たが重苦しい空気は感じず、寧ろ清浄で心が休まる感じに見回れる
「柚紀ちゃんのサイドエフェクトは、俺みたいな自動発動じゃない分、その時の状況で性能に反映される。……そのせいで俺でも正確に視れない現状だ」
「!!つまり、柚紀ちゃんを起点に未来が変わる可能性があるわけか?」
「大体は良い方に流れて行くっぽいが、いくつかある分岐で間違いなければ何とでもなるし、その辺は俺の役目だからサイアクは避けるさ。…それより、嵐山は下手すると俺以上に苦労するかも」
「ん?お前がそう言うなら、そうなんだろうな。何、俺は自分が出来る事を全力でこなすだけさ、心配するな迅」
迅の肩を軽く叩いて席に戻る嵐山を見送り、小さく溜め息を漏らす迅。…自分が視えた"柚紀じゃない人経由で見てしまった柚紀の未来"はかなりの苦難に満ちており、中には心身ともに傷付く場合も
「(ま、出来るだけ手を貸すけどね。……あの子の一番が出来るまでは)」
~ ユルレリ ユラリ ~
『……ふぅ、………ご静聴頂き有り難う御座いました』
最後まで歌い終えた柚紀は目を開き、感謝の言葉と共にお辞儀をし、頭を上げると達成感に満ちたとても綺麗な笑みを浮かべていた
「いや、俺も此処までとは思ってなかった。他人を思いやれる柚紀ちゃんだからこその威力だな(だからこその不安がある…)」
間奏に入り、音楽だけ流れたのを見計らい、静かに迅の側に移動する嵐山。それを横目で一瞥し、直ぐに柚紀へと視線を戻す迅。
彼女が一度歌い出した瞬間、彼女の雰囲気が一変した。歌を歌っている時は自分が主人公で、主導権は自分にあるこの場の支配者は自分だと、自信に満ちておりその歌声は人々を魅了する。実際に時枝・佐鳥・綾辻は柚紀から目が離せずに居て、歌に耳を傾けている。たが重苦しい空気は感じず、寧ろ清浄で心が休まる感じに見回れる
「柚紀ちゃんのサイドエフェクトは、俺みたいな自動発動じゃない分、その時の状況で性能に反映される。……そのせいで俺でも正確に視れない現状だ」
「!!つまり、柚紀ちゃんを起点に未来が変わる可能性があるわけか?」
「大体は良い方に流れて行くっぽいが、いくつかある分岐で間違いなければ何とでもなるし、その辺は俺の役目だからサイアクは避けるさ。…それより、嵐山は下手すると俺以上に苦労するかも」
「ん?お前がそう言うなら、そうなんだろうな。何、俺は自分が出来る事を全力でこなすだけさ、心配するな迅」
迅の肩を軽く叩いて席に戻る嵐山を見送り、小さく溜め息を漏らす迅。…自分が視えた"柚紀じゃない人経由で見てしまった柚紀の未来"はかなりの苦難に満ちており、中には心身ともに傷付く場合も
「(ま、出来るだけ手を貸すけどね。……あの子の一番が出来るまでは)」
~ ユルレリ ユラリ ~
『……ふぅ、………ご静聴頂き有り難う御座いました』
最後まで歌い終えた柚紀は目を開き、感謝の言葉と共にお辞儀をし、頭を上げると達成感に満ちたとても綺麗な笑みを浮かべていた