8.問答の曲
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「……あー、やっぱり気になるか?」
「仕方ないですよ、屋根の上からコンニチハして驚きのあまりに鶴ヶ峰さん、迅さんからもらって食べていたぽんち揚げを喉に詰まらせて大変な状態を経験をすれば、嫌でも忘れられません」
『い、言わなくて良いですよ時枝くん』
「そんな事になっていたの?!佐鳥は遠くで待機していたから見れなかった~」
「…とりあえず嵐山さん、お答えお願いします」
なんとも言えない雰囲気から一変、和やかなものになったのは良かったが恥ずかしい一面を振り返られて顔を赤くする柚紀。そんな現状を微笑ましく思うが話が進まなそうなので綾辻が嵐山に話を振る。そこで切り換えの為に軽く咳払いをして嵐山が話始める
「生身の人がネイバーと戦うのはとても危険で、最悪の場合命を落とすことも、ある。そうならない為にボーダーで開発・使用されているのが、トリガーでありトリオン体だ」
「トリガーってのがネイバーと戦うための武器、トリオン体が戦うために換装した姿で身体機能が向上されていて、ん~……(ポン)漫画やアニメの主人公が悪と戦うために変身するのと同じ感覚っスね!?因みに柚紀ちゃん以外は此処に居る皆、トリオン体。見分け付かないでしょ?」
『(コクコク)全然見分けが付きません。…でも怪我とかしても大丈夫…なの?』
「トリオン体は戦闘用の"義体"だから生身が傷つくことはないよ。怪我をしても血は出ない替わりに、傷口からトリオンが漏れるけどね」
「次にトリオンについてね。人にはトリオン器官と言う目に見えない臓器があって、そこで生成されている生命エネルギーがトリオンなの」
「因みにトリオン器官は個人差があって鍛えれば向上はする。但し、どんなに頑張っても20代に入るとトリオン器官の成長が止まり、それ以上強くなるのは難しくなる。だから戦闘員は学生が殆んどなのはこれが理由。……さて柚紀ちゃん、これらの情報から色々理解できそう?」
代わる代わるトリオンについて説明してもらい、質問した内容もだが今日一日で一番気になっていた事に対する答えが自分なりに纏まり、迅に答え合わせのつもりで訊ねる
『大体理解出来ました。…なら、迅さんや嵐山さん達に私の歌が聞こえていたのはトリオン体だからって事になります、よね?』
「トリオン体による機能向上があっても、あの距離から聞こえるのは普通ならあり得ない。が、そもそもトリオン体は"トリオンを意識して使用する"状態だからトリオンを含んだ柚紀ちゃんの歌声が俺達に響いて聞こえたってところかな?……答え合わせは此処までで、次は柚紀ちゃんが持つサイドエフェクトの話をしようか」
聴覚強化者でなければ本来聞くのは無理な事を含めても柚紀の持つ性質上おそらく可能と一度結論付け、最後に残した会議室でも重要事項であったサイドエフェクトの話に移項
「二人の会話からして、柚紀ちゃんの歌声を媒体にトリオンが放出されたのが俺達が会ったきっかけなのは確定みたいだな。だが、そこからどんな現象が発生するんだ?ただ放出するだけじゃ流石にないだろ?」
「嵐山の疑問は最もだが、それはこれから調べることではあるが………そこで柚紀ちゃんにお願いだ」
『…話の流れで嫌な予感がしますが、一応聞きます。私に何をさせるつもりですか迅さん』
「使い方は違うが、所謂"百聞は一見に如かず"って訳で此処で一曲歌ってくれないかな?」
「仕方ないですよ、屋根の上からコンニチハして驚きのあまりに鶴ヶ峰さん、迅さんからもらって食べていたぽんち揚げを喉に詰まらせて大変な状態を経験をすれば、嫌でも忘れられません」
『い、言わなくて良いですよ時枝くん』
「そんな事になっていたの?!佐鳥は遠くで待機していたから見れなかった~」
「…とりあえず嵐山さん、お答えお願いします」
なんとも言えない雰囲気から一変、和やかなものになったのは良かったが恥ずかしい一面を振り返られて顔を赤くする柚紀。そんな現状を微笑ましく思うが話が進まなそうなので綾辻が嵐山に話を振る。そこで切り換えの為に軽く咳払いをして嵐山が話始める
「生身の人がネイバーと戦うのはとても危険で、最悪の場合命を落とすことも、ある。そうならない為にボーダーで開発・使用されているのが、トリガーでありトリオン体だ」
「トリガーってのがネイバーと戦うための武器、トリオン体が戦うために換装した姿で身体機能が向上されていて、ん~……(ポン)漫画やアニメの主人公が悪と戦うために変身するのと同じ感覚っスね!?因みに柚紀ちゃん以外は此処に居る皆、トリオン体。見分け付かないでしょ?」
『(コクコク)全然見分けが付きません。…でも怪我とかしても大丈夫…なの?』
「トリオン体は戦闘用の"義体"だから生身が傷つくことはないよ。怪我をしても血は出ない替わりに、傷口からトリオンが漏れるけどね」
「次にトリオンについてね。人にはトリオン器官と言う目に見えない臓器があって、そこで生成されている生命エネルギーがトリオンなの」
「因みにトリオン器官は個人差があって鍛えれば向上はする。但し、どんなに頑張っても20代に入るとトリオン器官の成長が止まり、それ以上強くなるのは難しくなる。だから戦闘員は学生が殆んどなのはこれが理由。……さて柚紀ちゃん、これらの情報から色々理解できそう?」
代わる代わるトリオンについて説明してもらい、質問した内容もだが今日一日で一番気になっていた事に対する答えが自分なりに纏まり、迅に答え合わせのつもりで訊ねる
『大体理解出来ました。…なら、迅さんや嵐山さん達に私の歌が聞こえていたのはトリオン体だからって事になります、よね?』
「トリオン体による機能向上があっても、あの距離から聞こえるのは普通ならあり得ない。が、そもそもトリオン体は"トリオンを意識して使用する"状態だからトリオンを含んだ柚紀ちゃんの歌声が俺達に響いて聞こえたってところかな?……答え合わせは此処までで、次は柚紀ちゃんが持つサイドエフェクトの話をしようか」
聴覚強化者でなければ本来聞くのは無理な事を含めても柚紀の持つ性質上おそらく可能と一度結論付け、最後に残した会議室でも重要事項であったサイドエフェクトの話に移項
「二人の会話からして、柚紀ちゃんの歌声を媒体にトリオンが放出されたのが俺達が会ったきっかけなのは確定みたいだな。だが、そこからどんな現象が発生するんだ?ただ放出するだけじゃ流石にないだろ?」
「嵐山の疑問は最もだが、それはこれから調べることではあるが………そこで柚紀ちゃんにお願いだ」
『…話の流れで嫌な予感がしますが、一応聞きます。私に何をさせるつもりですか迅さん』
「使い方は違うが、所謂"百聞は一見に如かず"って訳で此処で一曲歌ってくれないかな?」