7.自己紹介の曲
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「こんにちは柚紀ちゃん、ようこそ嵐山隊へ。緊張せずにゆっくりして行ってね。そうそう、甘いものって好きかな?美味しいお菓子貰ったから良かったら食べて」
『こ、こんにちわ。こちらこそお邪魔します。甘いものは…はい、好きです。有り難く頂きます』
隊室に通され、それぞれ座った際に柚紀を配慮して迅の逆隣に同性の綾辻を配置し他愛のない会話と一緒にお茶菓子を勧める。それに対して、柚紀と綾辻は初対面でもやはり嵐山達よりかなり話がしやすい様子。そんなやり取りを見守っていた迅だが、不意に何かが視えたらしくニヤリと企み笑い
「綾辻ちゃん、綾辻ちゃん。柚紀ちゃんは確かに甘いもの好きだけど、特に季節限定のお菓子だったらもっと喜ぶよ?」
「季節限定の……あ、そう言えば以前広報の仕事先で貰った限定のお菓子がまだあった筈です。持ってくるから待ってて!!」
『え?あの、そんな私なんかお構い無くっ?!……迅さん、視えるのは仕方ないですが、カミングアウトするのは…ズルいです』
「拗ねないでよ柚紀ちゃん。さっき俺を引き止めた"あれ"(裾を掴んだ行為)無意識過ぎて読めなかったから、ちょっとした意趣返しさ」
迅の助言による意気揚々と行動を始めた綾辻を柚紀は止めれず、横目で迅を睨みつつムッとした表情を露にする。そんな柚紀を見てイタズラ成功を喜ぶ子どもの様な態度を見せる迅、二人のやり取りを見て驚く三人
「迅がそんな垢抜けた感じで誰かに接するのは珍しいな。柚紀ちゃんの事が気に入ったか?」
「まぁね、正直言ってこんな妹が居たらって真面目に考えた位には」
「でも、どうやったらそんなに仲良くなれますか?……彼女の性格上、短時間でそんなに仲良くなるのは至難の技かと」
「羨ましいっス。何か秘策があるなら教えてくださいよ迅さーん」
一番仲の良い嵐山の台詞を皮切りに、時枝・佐鳥も直感的に疑問に感じた事を迅に訊ねる。そんな男性陣の話を邪魔しないように、綾辻が静かに戻ってくると柚紀の前に限定のお菓子を置き、"どうぞ"と目で訴える。断るのも相手に悪いと思い、感謝の気持ちを込めて軽くお辞儀をしてお菓子に手をつける。
お菓子を食べて柚紀の機嫌が良くなったのを一瞥した迅は、嵐山達の質問に答える
「ん~、"共通の話題"があれば話が盛り上がって仲良くなる。…よくあるパターンだと思うぞ?……ま、俺の事はさておき柚紀ちゃん。お菓子食べて上機嫌なのは良いけど、目的忘れてない?」
『あ、そ、そうでした。…………改めてになりますが、鶴ヶ峰柚紀と言います。先程はその、時間も気持ちの余裕が無くてちゃんと挨拶も出来なくてすみません。それであの、…お世話になった人達の名前と顔を、ちゃんと覚えないのは失礼かと思いまして、だからその………』
「つまり柚紀ちゃんは、嵐山達の名前をちゃんと覚えたいから教えて欲しいって訳だ。手始めに嵐山から軽く一言付きの自己紹介、ヨロシク」
迅に言われて此処に着た目的を思い出した柚紀は、公園でやってしまったミスをまたしないように手に持っていたお菓子を食べてから、自分の名前をちゃんと言ってから訪ねた理由を頑張って話す。しかし、肝心の結論部分が言えず口ごもってしまう柚紀に、迅が助け船を出し話を進める
『こ、こんにちわ。こちらこそお邪魔します。甘いものは…はい、好きです。有り難く頂きます』
隊室に通され、それぞれ座った際に柚紀を配慮して迅の逆隣に同性の綾辻を配置し他愛のない会話と一緒にお茶菓子を勧める。それに対して、柚紀と綾辻は初対面でもやはり嵐山達よりかなり話がしやすい様子。そんなやり取りを見守っていた迅だが、不意に何かが視えたらしくニヤリと企み笑い
「綾辻ちゃん、綾辻ちゃん。柚紀ちゃんは確かに甘いもの好きだけど、特に季節限定のお菓子だったらもっと喜ぶよ?」
「季節限定の……あ、そう言えば以前広報の仕事先で貰った限定のお菓子がまだあった筈です。持ってくるから待ってて!!」
『え?あの、そんな私なんかお構い無くっ?!……迅さん、視えるのは仕方ないですが、カミングアウトするのは…ズルいです』
「拗ねないでよ柚紀ちゃん。さっき俺を引き止めた"あれ"(裾を掴んだ行為)無意識過ぎて読めなかったから、ちょっとした意趣返しさ」
迅の助言による意気揚々と行動を始めた綾辻を柚紀は止めれず、横目で迅を睨みつつムッとした表情を露にする。そんな柚紀を見てイタズラ成功を喜ぶ子どもの様な態度を見せる迅、二人のやり取りを見て驚く三人
「迅がそんな垢抜けた感じで誰かに接するのは珍しいな。柚紀ちゃんの事が気に入ったか?」
「まぁね、正直言ってこんな妹が居たらって真面目に考えた位には」
「でも、どうやったらそんなに仲良くなれますか?……彼女の性格上、短時間でそんなに仲良くなるのは至難の技かと」
「羨ましいっス。何か秘策があるなら教えてくださいよ迅さーん」
一番仲の良い嵐山の台詞を皮切りに、時枝・佐鳥も直感的に疑問に感じた事を迅に訊ねる。そんな男性陣の話を邪魔しないように、綾辻が静かに戻ってくると柚紀の前に限定のお菓子を置き、"どうぞ"と目で訴える。断るのも相手に悪いと思い、感謝の気持ちを込めて軽くお辞儀をしてお菓子に手をつける。
お菓子を食べて柚紀の機嫌が良くなったのを一瞥した迅は、嵐山達の質問に答える
「ん~、"共通の話題"があれば話が盛り上がって仲良くなる。…よくあるパターンだと思うぞ?……ま、俺の事はさておき柚紀ちゃん。お菓子食べて上機嫌なのは良いけど、目的忘れてない?」
『あ、そ、そうでした。…………改めてになりますが、鶴ヶ峰柚紀と言います。先程はその、時間も気持ちの余裕が無くてちゃんと挨拶も出来なくてすみません。それであの、…お世話になった人達の名前と顔を、ちゃんと覚えないのは失礼かと思いまして、だからその………』
「つまり柚紀ちゃんは、嵐山達の名前をちゃんと覚えたいから教えて欲しいって訳だ。手始めに嵐山から軽く一言付きの自己紹介、ヨロシク」
迅に言われて此処に着た目的を思い出した柚紀は、公園でやってしまったミスをまたしないように手に持っていたお菓子を食べてから、自分の名前をちゃんと言ってから訪ねた理由を頑張って話す。しかし、肝心の結論部分が言えず口ごもってしまう柚紀に、迅が助け船を出し話を進める