64.捜索の曲~☆★は追い求める~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
嵐山隊の二人を見つめていた柚紀だったが、風間隊の三人を見て不意に"よく分からない感覚"に襲われ"無意識"に側にいた迅に助けを求めるかの様にジャケットを控えめに掴み、泣きそうな表情で見つめた。その動作や表情を見て、更に五人を見て柚紀に起きている状況を把握した迅はおもむろに携帯を取り出し、それを柚紀に差し出す
「柚紀ちゃん、悪いけどアッチの人達に連絡してもらえないかな?"私は大丈夫です"的な感じで。……俺でも良いんだけど、多分君本人からの方が向こうも安心するだろうから。…頼めるかな?」
『あ、…そう、ですね。ちゃんと"報連相"しないといけませんね。因みに迅さん、……"相手"や"話す内容"は私が勝手に決めて大丈夫ですか?』
「ん?……問題ないよ(君なら誰かが"不利になる事を"話したりはしない筈だからね)」
『……なら連絡してきます。その、…誰かの側で電話するのに些か抵抗があるから、少しだけ離れますね。だ、大丈夫です!皆さんが見える範囲に居ますから(タタタタタ…)』
マナー的な理由からか、携帯を受け取った柚紀は少しだけ六人から離れると何やら操作を始めた。それを確認した迅は、改めて五人を見据えると真剣な表情で話始める
「さて、柚紀ちゃんが戻って来る前コッチも報連相済ませるとしますか。……ちょっと彼女本人が居ると話しづらい内容なんでね」
「成る程な、……だから在り来たりな頼み事を言って俺達との距離を置かせたのか。それで、…俺達に話したい内容は何だ?迅」
「え?そんな事する必要……あ~、そっか。…おつるちゃんがオレにあのメッセージをくれたって事は、少なくとも【誰かは柚紀ちゃんの無事を知っていて、誰かと一緒な事も把握済み】な訳だから、あーやってコッチから連絡する必要ないんだよ"本来なら"…多分だけど」
迅の意図を察した風間と、疑問に思った佐鳥だったが自己解決させたのを"意外だ"と感じた歌川と菊地原は些か驚いているのを見て、話が進まなくなりそうだと感じた時枝が迅に話し掛ける
「それで迅さん、おれ達に話しておきたい内容は何ですか?…彼女に聞かれたくない事なら、恐らく……サイドエフェクト関連、ですね?」
「正解だ。……察しはついているとは思うが、柚紀ちゃんは未だに能力の制御が完全ではない。強力であるのと同時に汎用性が高過ぎるから、仕方ないとは言えるが…放置するには危険すぎる。ゲートの一件もあるからな。……多少リスクがあったとしても実践を積み使用法や制御する術を彼女自身が見つけ出さなければならない」
「!!…所謂"習うより慣れろ"ですね。前例がない以上、誰かが教えるのはほぼ不可能でそれを身に付けるには……自ら行動を取るしかない。でも鶴ヶ峰は…」
「そう、柚紀ちゃんはサイドエフェクト以外にも色んな事情を抱えている。サポートなしで全てを網羅するのは無理に等しいのは全員承知済みだろ?……で、言実さんと相談した上で簡単にだが"役割分担"をしようかと思う」
歌川が納得した上で更に問い掛けた事に更に必要性を強調する迅を見て疑問を抱くメンバー。……迅が此処まで個人に肩入れするのを今まで見たことがないが、…納得も出来てしまう。風間隊は"予知が不安定"な事、対する二人は"屋上の一件"をそれぞれ実際に見聞きし、または自身が体験体感しているからだ。柚紀のサイドエフェクトに"秘められた可能性"を。…軽く柚紀を一瞥した菊地原は更に先を促す
「それで役割分担の件ですが、……今までと同じじゃ駄目なんですか?下手に変えると確実に鶴ヶ峰に勘付かれますよ?理論的にも感覚的にも、……両方の観点から彼女は物事を考える見たいですからね。それに…少しでも違和感を感じさせ、此方がなにも言わなければ多分…………精神的に揺らぎますよ?ま、環境の変化が起きて慣れるまでなら問題なさそうですが」
「そう、環境に適応してきた頃が一番危険になる。が、とりあえず学校内の事は……嵐山隊の二人に任せるよ。彼女のサポートはお手の物だろ?…風間隊にはボーダー内での影ながらのサポートを重視で頼みます。……俺は立ち位置は変えれないけど、本当にマズイ時は必ず動くから安心してくれ。因みに、…学校方面のサポートは京介に頼む予定だ」
「……分かりました(京介??……つまり言実さんが鶴ヶ峰さんをおれ達の学校に通わせる意図には、その理由も含まれている訳か。確かに直接は無理でも"間接的"になら迅さんの干渉があっても問題ない筈だ、…今までは嵐山さんがその役目を担っていたし)」
「…此方も了解した(確かにコレなら引き続き鶴ヶ峰の側に時折いても問題なさそうだな。……言実さんに疑われても、迅の名を出せば良い。それに、…嵐山隊は新人隊員の対応に追われたる時期になる。同時に…………エンブレムの件同様"初期"と"慣れてきた頃"の接し方や注意点が変化するのを気に止めておく必要もありそうだ)」
明確でもなく変化もないが改めて役割的な事を話す迅の言葉を聞いて、時枝と風間が内心で色々考察もしたがとりあえず納得したのを見て各自疑問に思うこともなかった。……これで終わらせるのでも良かった迅だが、先程の柚紀に現れた変化を見て…先を視て言わなければならない事が出来たので、然り気無く腰にある風刃を触れながら口を開く
「それとだ、……分かっているとは思うけど本来なら"この五人"が一ヶ所に集まるのは良くない事だ。…派閥的な問題でね。表立って若しくは…いや、柚紀ちゃんが居る時は確実に避けるべきだ。………城戸さんに勘付かれたら厄介な事になるからね。今回みたいに俺や性格的な理由から嵐山が居るなら平気で、五人の内誰かが居なければそれはそれで大丈夫だろう。…彼女を護るためにもこれは必ず守って欲しい、……頼む("赤と蒼"…本来なら交わるべきモノじゃないのが合わされば、どうなるか予想が出来ない。例え柚紀ちゃんがソレを望んでも、…駄目なんだ。"特別"の違いに気付けていない今、……子どもである彼女は同じ位の"大切な物事や、事態"が複数"いきなり"発生したり現れたら)」
‐ 対処が間に合わず困惑し苦しみ、サイアクの場合………精神が、崩壊する ‐
「柚紀ちゃん、悪いけどアッチの人達に連絡してもらえないかな?"私は大丈夫です"的な感じで。……俺でも良いんだけど、多分君本人からの方が向こうも安心するだろうから。…頼めるかな?」
『あ、…そう、ですね。ちゃんと"報連相"しないといけませんね。因みに迅さん、……"相手"や"話す内容"は私が勝手に決めて大丈夫ですか?』
「ん?……問題ないよ(君なら誰かが"不利になる事を"話したりはしない筈だからね)」
『……なら連絡してきます。その、…誰かの側で電話するのに些か抵抗があるから、少しだけ離れますね。だ、大丈夫です!皆さんが見える範囲に居ますから(タタタタタ…)』
マナー的な理由からか、携帯を受け取った柚紀は少しだけ六人から離れると何やら操作を始めた。それを確認した迅は、改めて五人を見据えると真剣な表情で話始める
「さて、柚紀ちゃんが戻って来る前コッチも報連相済ませるとしますか。……ちょっと彼女本人が居ると話しづらい内容なんでね」
「成る程な、……だから在り来たりな頼み事を言って俺達との距離を置かせたのか。それで、…俺達に話したい内容は何だ?迅」
「え?そんな事する必要……あ~、そっか。…おつるちゃんがオレにあのメッセージをくれたって事は、少なくとも【誰かは柚紀ちゃんの無事を知っていて、誰かと一緒な事も把握済み】な訳だから、あーやってコッチから連絡する必要ないんだよ"本来なら"…多分だけど」
迅の意図を察した風間と、疑問に思った佐鳥だったが自己解決させたのを"意外だ"と感じた歌川と菊地原は些か驚いているのを見て、話が進まなくなりそうだと感じた時枝が迅に話し掛ける
「それで迅さん、おれ達に話しておきたい内容は何ですか?…彼女に聞かれたくない事なら、恐らく……サイドエフェクト関連、ですね?」
「正解だ。……察しはついているとは思うが、柚紀ちゃんは未だに能力の制御が完全ではない。強力であるのと同時に汎用性が高過ぎるから、仕方ないとは言えるが…放置するには危険すぎる。ゲートの一件もあるからな。……多少リスクがあったとしても実践を積み使用法や制御する術を彼女自身が見つけ出さなければならない」
「!!…所謂"習うより慣れろ"ですね。前例がない以上、誰かが教えるのはほぼ不可能でそれを身に付けるには……自ら行動を取るしかない。でも鶴ヶ峰は…」
「そう、柚紀ちゃんはサイドエフェクト以外にも色んな事情を抱えている。サポートなしで全てを網羅するのは無理に等しいのは全員承知済みだろ?……で、言実さんと相談した上で簡単にだが"役割分担"をしようかと思う」
歌川が納得した上で更に問い掛けた事に更に必要性を強調する迅を見て疑問を抱くメンバー。……迅が此処まで個人に肩入れするのを今まで見たことがないが、…納得も出来てしまう。風間隊は"予知が不安定"な事、対する二人は"屋上の一件"をそれぞれ実際に見聞きし、または自身が体験体感しているからだ。柚紀のサイドエフェクトに"秘められた可能性"を。…軽く柚紀を一瞥した菊地原は更に先を促す
「それで役割分担の件ですが、……今までと同じじゃ駄目なんですか?下手に変えると確実に鶴ヶ峰に勘付かれますよ?理論的にも感覚的にも、……両方の観点から彼女は物事を考える見たいですからね。それに…少しでも違和感を感じさせ、此方がなにも言わなければ多分…………精神的に揺らぎますよ?ま、環境の変化が起きて慣れるまでなら問題なさそうですが」
「そう、環境に適応してきた頃が一番危険になる。が、とりあえず学校内の事は……嵐山隊の二人に任せるよ。彼女のサポートはお手の物だろ?…風間隊にはボーダー内での影ながらのサポートを重視で頼みます。……俺は立ち位置は変えれないけど、本当にマズイ時は必ず動くから安心してくれ。因みに、…学校方面のサポートは京介に頼む予定だ」
「……分かりました(京介??……つまり言実さんが鶴ヶ峰さんをおれ達の学校に通わせる意図には、その理由も含まれている訳か。確かに直接は無理でも"間接的"になら迅さんの干渉があっても問題ない筈だ、…今までは嵐山さんがその役目を担っていたし)」
「…此方も了解した(確かにコレなら引き続き鶴ヶ峰の側に時折いても問題なさそうだな。……言実さんに疑われても、迅の名を出せば良い。それに、…嵐山隊は新人隊員の対応に追われたる時期になる。同時に…………エンブレムの件同様"初期"と"慣れてきた頃"の接し方や注意点が変化するのを気に止めておく必要もありそうだ)」
明確でもなく変化もないが改めて役割的な事を話す迅の言葉を聞いて、時枝と風間が内心で色々考察もしたがとりあえず納得したのを見て各自疑問に思うこともなかった。……これで終わらせるのでも良かった迅だが、先程の柚紀に現れた変化を見て…先を視て言わなければならない事が出来たので、然り気無く腰にある風刃を触れながら口を開く
「それとだ、……分かっているとは思うけど本来なら"この五人"が一ヶ所に集まるのは良くない事だ。…派閥的な問題でね。表立って若しくは…いや、柚紀ちゃんが居る時は確実に避けるべきだ。………城戸さんに勘付かれたら厄介な事になるからね。今回みたいに俺や性格的な理由から嵐山が居るなら平気で、五人の内誰かが居なければそれはそれで大丈夫だろう。…彼女を護るためにもこれは必ず守って欲しい、……頼む("赤と蒼"…本来なら交わるべきモノじゃないのが合わされば、どうなるか予想が出来ない。例え柚紀ちゃんがソレを望んでも、…駄目なんだ。"特別"の違いに気付けていない今、……子どもである彼女は同じ位の"大切な物事や、事態"が複数"いきなり"発生したり現れたら)」
‐ 対処が間に合わず困惑し苦しみ、サイアクの場合………精神が、崩壊する ‐