62.お色直しの曲~洋風?和風?~
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「……女子ってさ、不思議な生きものだよな~、あーやって"共通のナニか"があれば直ぐに仲良く…とは行かないが協力関係を簡単に築けたりする辺りが」
『……そうか?別に男だって同じだろ?…(カチッ…フー)……ま、女には女独自のルールと言うのか?…暗黙の領域みたいなのがあったりもする故に……(フー)…異性であるお前には理解出来ぬだけだ、太刀川…当真』
「俺もかよ姐さん?!…何だろ?……柚紀のせいか?時折太刀川さんと同じ括りに扱われる気がしてならねぇんだが…」
「………似ているだろ?実際、…今更な気がするが、 鶴ヶ峰への対応が、顕著さを、物語る」
太刀川の言葉を皮切りに、諏訪が居ない間に切らしてしまった煙草を吸いながら言実は、そんな感じの独自見解を語っていると今度は学生バイトの少年…ではなく、先輩らしい大学生の男性店員がやって来ると「失礼します、……店長からのサービスです。良ければお召し上がりください」と言いながら、言実の前に何やら青くて何やら洒落たカクテルが置かれた。……流石に諏訪も"見覚えがある"のと"ない"のが同時に来て戸惑いを隠せない様子だ
「ん?……見覚えのねぇ酒だがつる姐は知ってるのか?で、………何でテメェが此処に居る?!バイトしてるとか聞いてねぇぞ俺はっ!!?」
「そう怒るなよ諏訪、別に隠して訳じゃねぇぜ?俺が居酒屋でバイトしているのは知ってただろ?因みに……そのカクテル名は"ブルーラグーン"。…店長曰く【敏いお客様ならコレをお出しした意図を理解されるだろう】だってさ。ま、俺は知らねぇけどな。……お前等楽しむのは良いがちゃんと"仕事"しろよ?」
「「は~い」」
どうやら諏訪と店員は顔見知りだったらしく、その後二・三言葉を交わした後「それではごゆっくりどうぞ」と下がっていった。それを見送ってから言実は出されたカクテルを一口飲み、何やら上機嫌になる。それに気づいた嵐山が気になって話し掛ける
「言実さん、先程の店員が言っていた理由とは一体どういう意味ですか?それと、何やら貴女が嬉しそうに俺には見えますが……」
『ん?そうだな、……このお店は上の者も下の者もよい逸材が揃っていると思ってな。…このカクテルを含めて今出されたモノ全て"メニューにはない"。が、…………あの子に迷惑を掛けたからせめてものお詫びの品、と言った感じか?下の者が意見を出し、上の者がそれを了承した。…普通ならこの手の店は客に対して贔屓したりはしない、……評判に関わる故にな』
「じゃあ何であの人達はそれを?…後さ、女性だけってのは何かな~。……佐鳥は良いですよ?おつるちゃんや、柚紀ちゃん達が嬉しそうな姿、見れるだけでコッチまで幸せな気分になりますから……皆さんも、ですよね?」
佐鳥の言葉を聞いて男性陣は同意する意味を込めて頷いた。…特に髪の毛を乾かして貰いながら何やら楽しそうに店員と談笑している柚紀の姿を見れたから尚更、かも知れない。そんな姪を見て、こちらも更に上機嫌となりうっすらと笑みを浮かべた言実は、更なる推測を語る
『恐らくだが、…このお店の利用者の比率は男の方が高いだろう。……電話をする際に一階に降り外に出ようとした時にだが、あの女性店員が然り気無い気配りを私にした。…酔っ払いに絡まれることを危惧したのであろう。つまり、それだけ店員目線でも"女性客が少ない"と感じたのだろう。…(フー)……お前たちは何か感じなかったか?』
「……!!…確かに鶴ヶ峰さんの元に行った際、興味本意で此方を見ていた客の殆どが男性ばかりで、…女性客はほぼ居なかった気がします。お陰で諏訪さんが"彼女は男が苦手"と言わざる負えない状況、…でしたね」
「あー、…佐鳥も気分転換に外から戻ってきた時に店員の人に柚紀ちゃんの事知らされたな~。……既に諏訪さんやとっきーが居たのにも関わらず、…あの状況なら知らされても納得ではあったけどさ~。……あ、…佐鳥達の存在バレたけど、大丈夫…かな?」
言実と時枝、そして佐鳥は個室を一度出たからこそそれに、気づけた。別に他のメンバーだってお手洗い目的で個室を出たりはしているが同階にある為に下の様子が分からないのだ。そして、柚紀の為にとは言え一部事情漏洩が発生したことを危惧する二人に対して言実は顔色を変えず
『それを知らせる為の(ピーン)"コレ"だ。…モノには色んな意味が込められている、食べ物関係で有名なのは【お茶漬けを出されたら"お帰りください"の合図】だな。……カクテルにも花言葉の様に意味が込められている。ブルーラグーンの"カクテル言葉"は【出来ない相談】【奇跡の予感】だ。…さて、これが意味するのは何だ?』
「ん~、…言実さんの言い分ですと、そのまま解釈しない感じですよね。最初の言葉を"今出された料理等"を含めて読み解くと……【ご希望があればご相談に乗ります】とも取れますね。……つまりは【ボーダーの事、及び個人のプライバシーは秘密にします】って感じですかね?」
「ま、そんな感じだろうな。因みにさっきの奴は俺は勿論だが、風間とも知り合いだからボーダーについては……(フー)…一般人よりは事情を知ってるって感じだ。で、後半の言葉は【鶴ヶ峰の一件を俺達は言わねぇ事に対しての感謝の気持ち】だろうな。……あ~、成る程。…つる姐、【渾名】と【エンブレム付きの服】が繋がった理由、理解したぜ」
『……そうか?別に男だって同じだろ?…(カチッ…フー)……ま、女には女独自のルールと言うのか?…暗黙の領域みたいなのがあったりもする故に……(フー)…異性であるお前には理解出来ぬだけだ、太刀川…当真』
「俺もかよ姐さん?!…何だろ?……柚紀のせいか?時折太刀川さんと同じ括りに扱われる気がしてならねぇんだが…」
「………似ているだろ?実際、…今更な気がするが、 鶴ヶ峰への対応が、顕著さを、物語る」
太刀川の言葉を皮切りに、諏訪が居ない間に切らしてしまった煙草を吸いながら言実は、そんな感じの独自見解を語っていると今度は学生バイトの少年…ではなく、先輩らしい大学生の男性店員がやって来ると「失礼します、……店長からのサービスです。良ければお召し上がりください」と言いながら、言実の前に何やら青くて何やら洒落たカクテルが置かれた。……流石に諏訪も"見覚えがある"のと"ない"のが同時に来て戸惑いを隠せない様子だ
「ん?……見覚えのねぇ酒だがつる姐は知ってるのか?で、………何でテメェが此処に居る?!バイトしてるとか聞いてねぇぞ俺はっ!!?」
「そう怒るなよ諏訪、別に隠して訳じゃねぇぜ?俺が居酒屋でバイトしているのは知ってただろ?因みに……そのカクテル名は"ブルーラグーン"。…店長曰く【敏いお客様ならコレをお出しした意図を理解されるだろう】だってさ。ま、俺は知らねぇけどな。……お前等楽しむのは良いがちゃんと"仕事"しろよ?」
「「は~い」」
どうやら諏訪と店員は顔見知りだったらしく、その後二・三言葉を交わした後「それではごゆっくりどうぞ」と下がっていった。それを見送ってから言実は出されたカクテルを一口飲み、何やら上機嫌になる。それに気づいた嵐山が気になって話し掛ける
「言実さん、先程の店員が言っていた理由とは一体どういう意味ですか?それと、何やら貴女が嬉しそうに俺には見えますが……」
『ん?そうだな、……このお店は上の者も下の者もよい逸材が揃っていると思ってな。…このカクテルを含めて今出されたモノ全て"メニューにはない"。が、…………あの子に迷惑を掛けたからせめてものお詫びの品、と言った感じか?下の者が意見を出し、上の者がそれを了承した。…普通ならこの手の店は客に対して贔屓したりはしない、……評判に関わる故にな』
「じゃあ何であの人達はそれを?…後さ、女性だけってのは何かな~。……佐鳥は良いですよ?おつるちゃんや、柚紀ちゃん達が嬉しそうな姿、見れるだけでコッチまで幸せな気分になりますから……皆さんも、ですよね?」
佐鳥の言葉を聞いて男性陣は同意する意味を込めて頷いた。…特に髪の毛を乾かして貰いながら何やら楽しそうに店員と談笑している柚紀の姿を見れたから尚更、かも知れない。そんな姪を見て、こちらも更に上機嫌となりうっすらと笑みを浮かべた言実は、更なる推測を語る
『恐らくだが、…このお店の利用者の比率は男の方が高いだろう。……電話をする際に一階に降り外に出ようとした時にだが、あの女性店員が然り気無い気配りを私にした。…酔っ払いに絡まれることを危惧したのであろう。つまり、それだけ店員目線でも"女性客が少ない"と感じたのだろう。…(フー)……お前たちは何か感じなかったか?』
「……!!…確かに鶴ヶ峰さんの元に行った際、興味本意で此方を見ていた客の殆どが男性ばかりで、…女性客はほぼ居なかった気がします。お陰で諏訪さんが"彼女は男が苦手"と言わざる負えない状況、…でしたね」
「あー、…佐鳥も気分転換に外から戻ってきた時に店員の人に柚紀ちゃんの事知らされたな~。……既に諏訪さんやとっきーが居たのにも関わらず、…あの状況なら知らされても納得ではあったけどさ~。……あ、…佐鳥達の存在バレたけど、大丈夫…かな?」
言実と時枝、そして佐鳥は個室を一度出たからこそそれに、気づけた。別に他のメンバーだってお手洗い目的で個室を出たりはしているが同階にある為に下の様子が分からないのだ。そして、柚紀の為にとは言え一部事情漏洩が発生したことを危惧する二人に対して言実は顔色を変えず
『それを知らせる為の(ピーン)"コレ"だ。…モノには色んな意味が込められている、食べ物関係で有名なのは【お茶漬けを出されたら"お帰りください"の合図】だな。……カクテルにも花言葉の様に意味が込められている。ブルーラグーンの"カクテル言葉"は【出来ない相談】【奇跡の予感】だ。…さて、これが意味するのは何だ?』
「ん~、…言実さんの言い分ですと、そのまま解釈しない感じですよね。最初の言葉を"今出された料理等"を含めて読み解くと……【ご希望があればご相談に乗ります】とも取れますね。……つまりは【ボーダーの事、及び個人のプライバシーは秘密にします】って感じですかね?」
「ま、そんな感じだろうな。因みにさっきの奴は俺は勿論だが、風間とも知り合いだからボーダーについては……(フー)…一般人よりは事情を知ってるって感じだ。で、後半の言葉は【鶴ヶ峰の一件を俺達は言わねぇ事に対しての感謝の気持ち】だろうな。……あ~、成る程。…つる姐、【渾名】と【エンブレム付きの服】が繋がった理由、理解したぜ」