62.お色直しの曲~洋風?和風?~
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二階に上がる前に店長を含めた五人の店員に出迎えられ、店長と諏訪が話している間に柚紀にお酒をぶち撒けてしまった学生店員が改めて謝罪をし、お世話になりっぱなしの女性店員からは事の次第は既に言実達に説明済みであるのを話す。残り二人の女子大学生店員は中々話しかけれずに居るのを見て、柚紀は不思議そうにしていた。…あの時は寒くて些か意識が危うい状態だったので二人の事を覚えていないのであった。それを察した女性店員が曖昧に良いところ"のみ"説明すれば『色々お気遣い有り難う御座います!』と、笑顔で挨拶した所で諏訪に呼ばれて二階へと上がっていったのであった
因みに柚紀の笑顔を見た店員三人は暫く呆然としていた事を、一応記載しておこう
『あ、そうだ。……ねぇ諏訪さん。…一回だけ頭を撫でて貰えませんか?』
「ん?イイゼ別に。ホレ(ナデナデ)……鶴ヶ峰から強請るのは珍しいな?…どうかしたか?」
『えっと……違いの確認、ですかね?…頭撫でられると誰が相手でも今までずっと同じ感覚でした。"落ち着く"とか"安心する"とか。でも………ある人達に撫でられた時に違う感覚を感じたんです。……それが、気になって』
「(人達って事はつまり)……佐鳥と時枝か?」
『!!えっ?!な、何で分かったんですか?今日なら荒船先輩や穂刈先輩って選択肢だって…………つまりは諏訪さんは"違いの理由"(スッ)知ってますよね?教えてくれませんか?』
階段を上がりきった柚紀は、ふと諏訪と二人っきりの内に確認したい事があってお願い事をする。それを叶え尚且つ柚紀の変化の理由を勘付く諏訪は、思わず墓穴を掘ってしまいそれに目敏く気づいた柚紀が珍しく有無を言わせぬ雰囲気を醸し出して、質問に対して質問を返すと言った何時もとは違う行動をしたのを見て"しまった"と焦りの色を見せる諏訪
「(ミスった!……こりゃアレだな"ゴールまで後一歩"だが、その一歩が難しい奴だな。そこは当人たちで何とかしてもらいうとしてだ…)あ~、……頭撫でるのって餓鬼の頃に親に褒められたり慰められる時にされる行為だろ?だから安心するのは当たり前だ。…それが該当しないって事はだ、………他の奴とはナニかが違うって事だろうな。…多分」
『違う?…他の人と(確かに色々あるけど、何で違うのかな?…少くとも二人は他の人には言ってない秘密を知ってるよね。それこそ、…)……言実さんと同じ位、…特別な人?』
「(オイオイ!既に"つる姐と同レベル"とか早すぎるだろ?!普通対象はこの場合、迅が先に来ないか??!…あ、サイドエフェクトの件があるから比較対象外か?)あ~、まぁ何だ?(ガシガシ)……一口に特別と言っても種類は沢山だろ?年齢や性別、立場や経験とか色々関係してさ。……その違いを理解するのも、"名を付ける"のも直ぐである必要はない。…とりあえず今は(ナデナデ)…その服装を見た時の皆の反応でも考えるこったな(ナデナデ…ポン)」
諏訪の言い分に些か不満な点があるが、納得も出来るのでとりあえず保留扱いとし、軽く今着ている服を一瞥し小さく溜め息をつく柚紀。…変に派手ではないく女の子らしい服でもあるが、……三門市に来てからは"この手"の服は無意識に避けていたので少しだけ皆の反応に不安はあった。そんな様子を諏訪が気づかない訳もなく柚紀の頭を撫でれば「呼ぶから少し待ってろ」と一声掛けてから先に個室へ入っていった。…呼ばれるまで気持ちを落ち着かせる為に深呼吸を繰り返す柚紀であった
~~~
諏訪達が戻る少し前、佐鳥達が先に到着して柚紀の様子に関して質問攻めを受け、それが一段落ついた辺りで日浦がソワソワし始めた
「…落ち着きなよ茜、諏訪さんが一緒なら柚紀の心配する必要ないわよ。なにせセコムトリオの一角なんだから」
「う~、くま先輩~。でも私は心配ですよ~、……柚紀先輩って我満強い方なんですよ?先生程じゃありませんが見分けづらいですし、隠されるのだって上手ですよ?…私未だに気づけない事ばかりです(シュン)」
「柚紀ちゃんの性格上、年下の子には特にバレたくないのかもね。……特に日浦ちゃんみたいな子が落ち込んだ姿を見たら彼女は勿論、周囲も何だか気分が下がっちゃうし」
熊谷と加賀美が落ち込む日浦を慰める一方で、同じく柚紀が心配なのがこの人
「ハァー……お前もいい加減にしろよ笹森、…自分の上司が信じられない訳でもないだろ?それと…(チラリ)……現段階の"実力の差"を今は甘んじて受け入れろ」
「だが、まだイケる、…ない訳じゃない、可能性が、努力次第だ、……笹森の」
「……有り難う御座います。荒船先輩、穂刈先輩。………諦めません、…引導を渡されるまでは。……俺だって、気持ちなら二人には負けない、から」
笹森は荒船と穂刈からエールを受けて、何とか気分を浮上させた。…自分が落ち込んでいたら優しい柚紀が逆に気を使わせてしまうからだ
因みに他は嵐山隊、諏訪隊の二人、言実含めた残り二人が其々固まって話をしていた。………そんな中
「おーい戻ったぞー。お前等気持ちの切り換えは済んだか~?沈んでる奴が居たら何とかしろ~。で、それが出来たら……お待ちかねの歌姫様に会わせてやるよ(ニヤリ)」
因みに柚紀の笑顔を見た店員三人は暫く呆然としていた事を、一応記載しておこう
『あ、そうだ。……ねぇ諏訪さん。…一回だけ頭を撫でて貰えませんか?』
「ん?イイゼ別に。ホレ(ナデナデ)……鶴ヶ峰から強請るのは珍しいな?…どうかしたか?」
『えっと……違いの確認、ですかね?…頭撫でられると誰が相手でも今までずっと同じ感覚でした。"落ち着く"とか"安心する"とか。でも………ある人達に撫でられた時に違う感覚を感じたんです。……それが、気になって』
「(人達って事はつまり)……佐鳥と時枝か?」
『!!えっ?!な、何で分かったんですか?今日なら荒船先輩や穂刈先輩って選択肢だって…………つまりは諏訪さんは"違いの理由"(スッ)知ってますよね?教えてくれませんか?』
階段を上がりきった柚紀は、ふと諏訪と二人っきりの内に確認したい事があってお願い事をする。それを叶え尚且つ柚紀の変化の理由を勘付く諏訪は、思わず墓穴を掘ってしまいそれに目敏く気づいた柚紀が珍しく有無を言わせぬ雰囲気を醸し出して、質問に対して質問を返すと言った何時もとは違う行動をしたのを見て"しまった"と焦りの色を見せる諏訪
「(ミスった!……こりゃアレだな"ゴールまで後一歩"だが、その一歩が難しい奴だな。そこは当人たちで何とかしてもらいうとしてだ…)あ~、……頭撫でるのって餓鬼の頃に親に褒められたり慰められる時にされる行為だろ?だから安心するのは当たり前だ。…それが該当しないって事はだ、………他の奴とはナニかが違うって事だろうな。…多分」
『違う?…他の人と(確かに色々あるけど、何で違うのかな?…少くとも二人は他の人には言ってない秘密を知ってるよね。それこそ、…)……言実さんと同じ位、…特別な人?』
「(オイオイ!既に"つる姐と同レベル"とか早すぎるだろ?!普通対象はこの場合、迅が先に来ないか??!…あ、サイドエフェクトの件があるから比較対象外か?)あ~、まぁ何だ?(ガシガシ)……一口に特別と言っても種類は沢山だろ?年齢や性別、立場や経験とか色々関係してさ。……その違いを理解するのも、"名を付ける"のも直ぐである必要はない。…とりあえず今は(ナデナデ)…その服装を見た時の皆の反応でも考えるこったな(ナデナデ…ポン)」
諏訪の言い分に些か不満な点があるが、納得も出来るのでとりあえず保留扱いとし、軽く今着ている服を一瞥し小さく溜め息をつく柚紀。…変に派手ではないく女の子らしい服でもあるが、……三門市に来てからは"この手"の服は無意識に避けていたので少しだけ皆の反応に不安はあった。そんな様子を諏訪が気づかない訳もなく柚紀の頭を撫でれば「呼ぶから少し待ってろ」と一声掛けてから先に個室へ入っていった。…呼ばれるまで気持ちを落ち着かせる為に深呼吸を繰り返す柚紀であった
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諏訪達が戻る少し前、佐鳥達が先に到着して柚紀の様子に関して質問攻めを受け、それが一段落ついた辺りで日浦がソワソワし始めた
「…落ち着きなよ茜、諏訪さんが一緒なら柚紀の心配する必要ないわよ。なにせセコムトリオの一角なんだから」
「う~、くま先輩~。でも私は心配ですよ~、……柚紀先輩って我満強い方なんですよ?先生程じゃありませんが見分けづらいですし、隠されるのだって上手ですよ?…私未だに気づけない事ばかりです(シュン)」
「柚紀ちゃんの性格上、年下の子には特にバレたくないのかもね。……特に日浦ちゃんみたいな子が落ち込んだ姿を見たら彼女は勿論、周囲も何だか気分が下がっちゃうし」
熊谷と加賀美が落ち込む日浦を慰める一方で、同じく柚紀が心配なのがこの人
「ハァー……お前もいい加減にしろよ笹森、…自分の上司が信じられない訳でもないだろ?それと…(チラリ)……現段階の"実力の差"を今は甘んじて受け入れろ」
「だが、まだイケる、…ない訳じゃない、可能性が、努力次第だ、……笹森の」
「……有り難う御座います。荒船先輩、穂刈先輩。………諦めません、…引導を渡されるまでは。……俺だって、気持ちなら二人には負けない、から」
笹森は荒船と穂刈からエールを受けて、何とか気分を浮上させた。…自分が落ち込んでいたら優しい柚紀が逆に気を使わせてしまうからだ
因みに他は嵐山隊、諏訪隊の二人、言実含めた残り二人が其々固まって話をしていた。………そんな中
「おーい戻ったぞー。お前等気持ちの切り換えは済んだか~?沈んでる奴が居たら何とかしろ~。で、それが出来たら……お待ちかねの歌姫様に会わせてやるよ(ニヤリ)」